一般質問

 
村上一郎 議員

 

福祉の向上
 
 
民生委員協力員制度活用は
今のところ考えていない

■質問
 3月31日現在の町の高齢化率は39.7%となっており、地域で高齢者を支え、異常に気づく見守り体制の構築が急務となることから、@対応策は。

■町長

 民生委員、健康推進員等が連携し、はつらつ長寿支援事業を実施し、軽体操等をしながら高齢者の見守りと支援をしている。平成27年12月から郵便局等と協定を締結し、支援体制を強化している。各地域の自主的な見守りとしては、住民同士が気軽に集える通いの場が設けられ、町はその活動を側面から支援している。

■質問
 A年々民生児童委員の負担が増えており、民生委員協力員制度の検討は。

■町長

 近年、民生委員の役割はますます重要となっており、本町では世帯数の多い行政区には2・3名の民生委員を委嘱しており、世帯数の少ない行政区からは要望がないことから、民生委員協力員制度は今のところ考えていない。

 

 

観光資源
 
 
アオモリトドマツの再生は
継続的に取り組んでいく

■質問
 蔵王連峰の観光資源である樹氷を形成するアオモリトドマツの立ち枯れについて、令和元年12月会議で一般質問しているが、@その後の経過と取組状況、再生に向けた実施内容は。

■町長

 東北森林管理局において、令和3・4年度調査で、宮城・山形両県のアオモリトドマツ群集分布域のうち、1,136ヘクタールで枯死木が確認された。蔵王国定公園特別保護地区であることから、専門家の助言を踏まえ進めていく。
 再生に向けた取組としては、仙台・山形両森林管理署が移植試験等を行うほか、生育状況経過観察、稚苗の生存状況等のモニタリングがなされている。本年11月には、宮城・山形両県の関係機関を招集し、今後の取組予定や方向性について検討会が行われるので、引き続き関係機関と連携し取り組んでいく。

■質問
 A今年3月山形県で樹氷復活県民会議が設立された。みやぎ蔵王のシンボルである冬のアイスモンスターを守るためにも、県に働きかけ官民一体で取り組める体制を構築し、アオモリトドマツ林の再生に向けて動き出すべきと考え、町長の所見を伺う。

■町長

 本年3月、山形県においてアオモリトドマツを再生し、ひいては県民の宝である樹氷の景観を復活させることを目的に、山形県知事が設立代表者となり樹氷復活県民会議が設置された。
 現在、東北森林管理局及び仙台・山形森林管理署において、アオモリトドマツの再生に取り組んでおり、また、宮城県と山形県で歩調を合わせて取り組んでいることから、関係機関との連携を密にし、継続的にアオモリトドマツの再生に取り組んでいく。


令和5年撮影のアオモリトドマツの状況 (仙台森林管理署提供)


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