一般質問


三沢 茂議員

 

町政運営
 
 
長期総合計画の実績と今後の町政運営は
町政運営に全力を尽くす

■質問
 第五次長期総合計画前期基本計画の実績評価は。

■町長

 「まちづくりの基本方針」に基づき項目ごとの実績評価は、次のとおりである。
@「健やかなまちづくり」では、本年4月から幼稚園3園で3年保育・預かり保育を開始するとともに、保育所では0歳児から2歳児までの保育を実施し、保育所の待機児童ゼロを達成した。
 また、すこやか養育助成金制度では、第一子からの助成を開始し、併せて乳幼児育児用品購入助成券交付事業により、購入品目の充実を図った。
 さらに、平成31年3月に宮児童館の遊戯室増築を行い、これまで実施してきた子ども医療費助成や子育て支援センター事業における遊びや育児相談の提供など、よりきめ細かな子育て支援サービスの充実を図った。
A「学び楽しむまちづくり」では、平成29年12月に英語教育特区の指定を受け、グローバルな人材育成のため、平成30年度から外国語指導助手(ALT)を3人増員し5名に、また、国際交流員 (CIR)を1名配置した。
 さらに、パラオ共和国との交流では、ホストタウンとして、パラオ強化選手の合宿受入れや、国内オリンピアンを招聘し東京オリンピックの機運醸成を図り、昨年1月と8月には、中学生同士の派遣交流事業を実施した。
B「美しい快適なまちづくり」では、住宅取得に最大80万円を補助する定住促進事業を平成30年4月からスタートし、これまで2年間で56件の住宅取得者に交付した。
 また、国道4号向山地区の4車線化について、平成30年11月に全線開通した。
 さらに、県道岩沼蔵王線「志賀・姥ケ懐トンネル」について、昨年12月に開通し、仙台空港と蔵王を結ぶ重要なルートとして町の産業振興及び観光交流の活性化に期待している。
 そのほか、平成17年12月から運行開始されている仙台・蔵王間の高速バスは、広く町民の通勤通学に利用され、また、観光誘客に欠かせないことから、今後も引き続き継続要請をしていく。
C「活気あるまちづくり」では、農政部門として、6次産業化の取組みで農家レストランの開店やヨーグルト工房の開設を支援したほか、海外での蔵王産梨のPRなどにより販路拡大に取り組んできた。
 観光部門では、宮城インバウンドDMOや蔵王を共有する3市3町(ONE ZAO)での東南アジアプロモーションにより、さらには、桜・雪・温泉をテーマにした4月の雪の壁ウォークの開催など雄大な蔵王をPRし、国内外から多くの誘客を図った。
 企業誘致では、白石ポリテックス工業株式会社や荒井商事株式会社(蔵王湧水)を誘致したほか、株式会社ザオー電子の工場拡張などにより、地域の雇用確保に努めた。
D「共に創るまちづくり」では、本年度からまちづくり交付金制度を創設することにより地域の課題解決や地域活性化を図り、地域と行政による協働のまちづくりを推進していく。
 さらに、本年度から平日日中の初期消火体制強化のため、消防団に役場班を発足させた。

■再質問
 5期目に向けた出馬の決意は。

■町長

 次の4点に力を入れていきたい。
@新型コロナウイルス対策として、停滞した地域経済を回復させ、町に活気を取り戻す。
A防災・減災として、地域防災計画の見直しと火山防災の強化、感染症対策に配慮した避難所運営を行い、松川火山砂防事業、山頂の監視カメラの整備、県道白石上山線疣岩付近の道路改修など国県の要望活動の継続と工事の早期完成を働きかけていく。
B統合中学校の建設を予定どおり進める。
C認定子ども園の設置に当たり道筋をつくる。
これらを実現することが私に課せられた使命であり、5期目の町政運営に挑む決意である。


地域防災計画の見直しを行います

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