一般質問


松風ヌ一議員

 

教育支援
 
 
新入学児童生徒学用品費の入学前支給を
2月末に支給していきたい

■質問
 就学援助費の国の補助要綱が本年3月末日で改正され、要保護児童生徒に対しては、支給単価の倍増と新たに支給対象者に就学予定者を追加したが、割合の多い準要保護児童生徒はその対象となっていないことから、平成30年度から入学前支給ができるよう準備を進めるべきではないか。

■町長

 低所得世帯の子どもたちに制服やランドセル、カバンなどを準備するために支給する新入学用品費を入学まで間に合う時期に「準備金の入学前支給」として、県内でも2市町が平成30年度分の入学前支給を実施する予定だが、年度初めは住民の移動も多く事務手続きも煩雑になることから、入学前支給は困難であるが、今後は課題を整理して、実施に向けて前向きに取り組んでいく。

■再質問
 今の制度の中では、前倒しできないことは承知しているが、全国では前倒しする自治体が増えてきていることもあり、必要な時期に、子育て支援に厚い蔵王町として先行実施してはどうか。

■町長
 蔵王町も平成30年度から支給していきたいと思っているが、入学する子どもたちを考えた場合、1カ月前には入学用品を買いに行く必要があることから、2月末ぐらいには支給できる環境を作っていきたい。


元気に育つ子どもたち


 

 

水  道
 
 
安全で美味しい水の安定供給を
アセットマネジメントにより計画的に実施していく

■質問
 水道事業は、人口減少と節水機能や生活様式の変化等から水の使用量は減少傾向にあり、施設・設備の老朽化により投資需要が恒常的に増えていくことから、蔵王町の水道事業の現状と将来の見通しはどうなっているのか。

■町長

 水道管敷設から40年以上も経過し、震災の影響もあって、漏水事故が続けて発生している状況にある。
 平成28年度にアセットマネジメントの策定業務として現地調査を行い正確な台帳整備を実施し、施設の更新計画や経営戦略を策定して更新の総事業費を算出した。
 今年度から施設の延命化等の検討をしながら、事業費の圧縮や平準化調整を図り、国庫補助事業や起債を利用した更新事業を計画的に実施していく予定である。
 また、窓口業務や水道料金徴収等については、柴田町で民間委託をしているが、共同委託等を含めた広域連携を検討している。


計画的に進む水道管更新事業

メ モ
アセットマネジメントとは、長期的な視点に立って資産を効率よく管理・運営することを組織的に実践する活動。

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