■質問
蔵王町の人口は平成25年11月から平成28年10月までの3年間で312人も減少している。町長は、蔵王町は2市7町で3番目に減少率が低い町と答弁している。将来、消滅自治体とならないためにも、早急な対策が必要と思われるが、定住化対策について次の点を伺う。
@平成25年の一般質問後、定住化対策として具体的にどのように推進したのか。
■町長
具体的な取り組みは、子育て支援策として宮保育所の増築により入所定員を増やし、待機児童の解消を図ったほか、子ども医療費の18歳までの年齢引き上げなど子育て環境を充実させた。
■質問
A町長は定住化対策の一つとして、宮地区松ケ丘団地の活用を支援すると言っているが、具体的な支援策は。
■町長
松ケ丘団地は、平成26年には約190区画あるうち、建築戸数は約90棟であった。現在は、約150棟の住宅が建設され定住している。これも後期基本計画や総合戦略に揚げた施策を実施したことが、支援につながっていると考えている。
■質問
B移住定住に関する条件を調査し、データサンプルを取るようなことは考えているのか。
■町長
昨年、蔵王町人口ビジョン、総合戦略を策定する際に結婚・出産・子育て・転入転出・移住に関することなど町内外2774人にアンケート調査を行い男女別、年齢別に分類したデータがあることから、改めてデータサンプルを取ることは考えていない。
■質問
C移住促進を推進している先進自治体の視察に行っているのか。または予定があるのか。
■町長
みやぎ蔵王別荘協議会と連携し、近年では、山梨県の八ヶ岳ふるさと倶楽部や栃木県那須町、長野県佐久市、山梨県北杜市を視察し、民間団体や各自治体が取り組んでいる移住定住対策、空家バンク制度など協議会会員とともに職員が学んできた。庁舎内に移住定住促進チームを立ち上げながら、今回蔵王移住相談室の開設に至った。

昨年11月3日に小妻坂地区に開設した蔵王移住相談室
■再質問
移住定住に関し、子育て支援パンフレット、移住定住のホームページ開設はいつまでに行うのか。
■まちづくり推進課長
子育て支援パンフレットの作成は29年2月から3月に作成する。移住定住のホームページ開設は29年度に開設を予定している。
■再質問
松ヶ丘団地の残区画を町ホームページで案内してはどうか。例えば宅地バンクをホームページに作成し、場所、坪数、価格、JR東白石から何分、東北道白石インターチェンジから何キロなど。
■町長
町が民間の分譲に介入するのは難しい。しかし、あらゆる方法を模索し検討していく。

多くの住宅が建設され人口が増加している松ヶ丘団地
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