■質問
　子どもの細菌性髄膜炎の原因菌は、インフルエンザ菌b型（略称ヒブ）や肺炎球菌で、喉や鼻にいるありふれた菌であるが、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの2種類で8〜9割が予防できることから、全国の市町村で取り組みが始まっている。町内の子育て中のお母さんから実施を望む声もあり、本町も実施してはどうか。

■町長
　国では、昨年11月の補正予算で、子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種事業として「子宮頸がん等ワクチン接種・緊急促進臨時特例交付金」を予算化し、県が各市町村から取り組み状況を確認のうえ、国に交付申請し「ワクチン接種緊急促進基金」を設置し、2分の1の額を助成することになるが、本町では、3種のワクチン接種を、全額公費負担で、今年度に実施するため予算化を検討している。

■質問
　最近は、AEDが設置されている施設が増え、AEDの存在は一般の人にも浸透している。
　本町でもいち早く取り組んだ結果、ほとんどの公共施設に設置されているが、さらに町民に関心を持ってもらい、心肺停止者に対して早期の救命手当てが行えるよう、イベント等町民が多く集まる催しに、AEDの無料貸し出しを行ってはどうか。
　また、公共施設や民間施設における平常時の設置状況がわかるマップを作成すべきではないか。

■町長
　AEDは、平成16年に一般の人にも使用が認められ、町では平成17年以降順次整備を行い、現在は全ての町施設に設置しているが、貸し出し用AEDを新たに備え、町施設以外でのイベント等に無料貸し出しを行うことは、前向きに検討する。
　また、設置状況のマップについては、公共施設以外の設置状況等を調査のうえ、広報やホームページなどでお知らせすることを検討するが、簡易なものであれば各家庭への配布も可能であり前向きに検討する。

海洋センターに設置されているAED

もどる