一般会計の決算実質収支は1億9,478万円
一般会計の歳入が76億5,899万円、歳出が74億5,370万円で、収支差引額は2億529万円となりました。この中には、令和4年度に繰り越すべき財源として1,051万円が含まれていますので、実質収支は、1億9,478万円となります。このうち1億円を基金(貯金)に積み立て、残りを令和4年度に繰り越しました。

用 語 の 説 明
議 会 費
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議会運営にかかる費用
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総 務 費
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各種基金への積立や税務、戸籍、選挙など行政運営にかかる費用
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民 生 費
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高齢者や児童の福祉などにかかる費用
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衛 生 費
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町民の健康にかかる費用やごみ処理などにかかる費用
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農林水産業費
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農業や林業、水産業にかかる費用
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商工費・労働費
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商工業の振興や観光振興にかかる費用
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土 木 費
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道路や公園などの整備、公営住宅の管理などにかかる費用
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消 防 費
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消火活動や防災対策にかかる費用
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教 育 費
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学校教育や生涯学習、文化、スポーツ振興にかかる費用
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災害復旧費
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土木や公共施設などの災害復旧にかかる費用
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公 債 費
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町の借入金(町債)の返済にかかる費用
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諸支出金
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支出の性質により、他の支出科目に含まれない経費
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歳入
歳入の決算額は、前年度と比較して5億3,359万円の減(▲6.5%)となりました。地方交付税や県支出金が増加したものの、国庫支出金や町債などが減額となったためです。
自主財源である町税は、前年度と比較すると2,880万円の減(▲1.7%)となりました。また、町税全体の徴収率は94.4%で、前年度を0.1ポイント上回り、滞納繰越額は減少しています。
歳出
歳出の決算額は、前年度と比較して5億504万円の減(▲6.3%)となりました。前年度より減額となった要因は、特別定額給付金事業や令和元年東日本台風に伴う災害復旧事業の減少により、補助費等や災害復旧事業費などが大幅に減額となったためです。
また、特別会計や企業会計および刈田綜合病院の運営補助、仙南地域広域行政事務組合の負担も行っています。
財政状況
令和3年度は財政調整基金などの基金残高増加により、将来負担比率は改善しています。また、「財政健全化判断比率」は大幅に基準を下回り、健全な状態といえます。
しかし、統合中学校建設事業や認定こども園整備事業などの大型事業が進められているほか、新型コロナウイルス感染症対策事業も継続していかなければなりません。
今後も安定して行政サービスを提供していくために、行財政改革を進め、計画的な財政運営を行っていく必要があります。
特別会計の決算
区 分
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歳 入
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歳 出
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国民健康保険
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13億1,169万円
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12億9,025万円
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宮財産区
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286万円
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259万円
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介護保健
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12億6,871万円
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12億411万円
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後期高齢者医療
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1億3,725万円
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1億3,657万円
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合計
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27億2,051万円
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26億3,352万円
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◆国民健康保険
保険税の収入済額は2億1,022万円で、前年度より190万円の減額となりました。収入未済額は5,025万円で、前年度より573万円の減額となりました。
◆介護保険
65歳以上の人が負担する介護保険料2億3,735万円と、40歳から64歳までの人が医療保険料と一緒に納付し、支払基金から交付される交付金3億1,269万円が歳入の主なものです。
◆後期高齢者医療
75歳以上の人などが負担する後期高齢者医療保険料9,753万円が、歳入全体の71%を占めています。
企業会計の決算(収支決算は、消費税および地方消費税を抜いた額)
区 分
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収益的収支
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資本的収支
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収入
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3億9,125万円
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1,699万円
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支出
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4億1,486万円
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1,925万円
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収支決算
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▲2,361万円
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▲226万円
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区 分
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収益的収支
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資本的収支
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収入
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4億4,193万円
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1億5,994万円
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支出
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3億7,294万円
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2億8,333万円
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収支決算
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6,899万円
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▲1億2,339万円
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区 分
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収益的収支
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資本的収支
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収入
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2億4,972万円
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1億2,194万円
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支出
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2億7,437万円
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2億5,420万円
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収支決算
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▲2,465万円
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▲1億3,226万円
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◆蔵王病院事業
収益から費用を差し引いた2,361万円の赤字決算。前年度と比較して、外来患者数は1,124人減の7,121人、入院患者数は464人減の5,891人となりました。
◆水道事業
収益から費用を差し引いた6,899万円の黒字決算。そのため、未処分利益余剰金は、1億5,857万円となりました。
◆下水道事業
収益から費用を差し引いた2,465万円の赤字決算。そのため、当年度未処理欠損金は4,475万円となりました。

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