令和2年度決算報告

令和2年度決算報告

一般会計の決算実質収支は1億9,752万円

 歳入が81億9,258万円、歳出が79億5,873万円で、収支差引額は2億3,385万円となりました。この中には、令和3年度に繰り越すべき財源として3,633万円が含まれていますので、実質収支は、1億9,752万円となりました。このうち1億円を基金(貯金)に積み立て、残りを令和3年度に繰り越しました。

用 語 の 説 明

議 会 費

議会運営にかかる費用

総 務 費

各種基金への積立や税務、戸籍、選挙など行政運営にかかる費用

民 生 費

高齢者や児童の福祉などにかかる費用

衛 生 費

町民の健康にかかる費用やごみ処理などにかかる費用

農林水産業費

農業や林業、水産業にかかる費用

商工費・労働費

商工業の振興や観光振興にかかる費用

土 木 費

道路や公園などの整備、公営住宅の管理などにかかる費用

消 防 費

消火活動や防災対策にかかる費用

教 育 費

学校教育や生涯学習、文化、スポーツ振興にかかる費用

災害復旧費

土木や公共施設などの災害復旧にかかる費用

公 債 費

町の借入金(町債)の返済にかかる費用

諸支出金

支出の性質により、他の支出科目に含まれない経費


一般会計

歳入
 歳入の決算額は、前年度と比較して12億3,692万円の増(17.8%)となりました。繰入金や町債などが減額となったものの、国庫支出金や寄附金などが増額となったためです。
 自主財源である町税は、前年度と比較すると5,756万円の減(△3.3%)となりました。また、町税全体の徴収率は94.3%で、前年度を0.4ポイント下回り、滞納繰越額は微増となっています。

歳出
 歳出の決算額は、前年度と比較して12億5,143万円の増(18.7%)となりました。前年度より増額となった要因は、特別定額給付金や新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金などの新型コロナウイルス関連補助金により、補助費等が大幅に増額となったためです。
 また、特別会計や企業会計および刈田綜合病院の運営補助、仙南地域広域行政事務組合の負担も行っています。

財政状況
 令和2年度は財政調整基金などの基金残高増加により、将来負担比率は改善しています。また、「財政健全化判断比率」は大幅に基準を下回り、健全な状態といえます。
 しかし、少子高齢化の進展や子育て支援に対する社会保障費が増加傾向にある中、統合中学校建設事業や新型コロナウイルス感染症対策事業も継続していかなければなりません。今後も安定して行政サービスを提供していくために、行財政改革を進め、計画的な財政運営を行っていく必要があります。

特別会計

特別会計の決算

区  分

歳  入

歳  出

国民健康保険

12億8,353万円

12億4,122万円

宮財産区

239万円

195万円

介護保健

12億173万円

11億6,534万円

後期高齢者医療

1億3,461万円

1億3,446万円

合計

26億2,226万円

25億4,297万円

◆国民健康保険
 保険税の収入済額は2億1,212万円で、前年度より4,413万円の減額となりました。収入未済額は5,598万円で、前年度より1,546万円の減額となりました。

◆介護保険
 65歳以上の人が負担する介護保険料1億9,766万円と、40歳から64歳までの人が医療保険料と一緒に納付し、支払基金から交付される交付金3億333万円が歳入の主なものです。

◆後期高齢者医療
 75歳以上の人などが負担する後期高齢者医療保険料9,487万円が、歳入全体の70.5%を占めています。

企業会計

企業会計の決算(収支決算は、消費税および地方消費税を抜いた額)

◆蔵王病院

区  分

収益的収支
資本的収支

収入

2億9,545万円

358万円

支出

4億698万円

718万円

収支決算

▲1億1,153万円

▲360万円


◆水道事業

区  分

収益的収支
資本的収支

収入

4億4,915万円

4,624万円

支出

3億8,483万円

1億9,078万円

収支決算

6,432万円

▲1億4,454万円


◆下水道事業

区  分

収益的収支
資本的収支

収入

2億4,859万円

1億3,594万円

支出

2億6,869万円

2億5,467万円

収支決算

▲2,010万円

▲1億1,873万円


◆蔵王病院事業
 収益から費用を差し引いた1億1,153万円の赤字決算。前年度と比較して、外来患者数は2,279人減の8,245人となり、入院患者数では6,339人減の6,355人となりました。

◆水道事業

 収益から費用を差し引いた6,432万円の黒字。そのため、当年度未処分利益剰余金は、1億957万円となりました。

◆下水道事業
 収益から費用を差し引いた2,010万円の赤字。そのため、当年度未処理欠損金は、2,010万円となりました。


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