矢附真田の郷史跡公園を整備
真田氏400年の時をこえて


仙台真田おもてなしセミナーガイド研修の様子

 蔵王町は、真田幸村公の血脈の郷です。今年1月からのNHK大河ドラマ「真田丸」でも話題となっている真田幸村(信繁)公の子孫が矢附に根付いています。
 矢附地区には明治初期の真田家の墓碑等、真田幸村公との関係が公に刻まれた大変貴重な遺構があります。
 今年2月に「矢附真田の会」(平間栄会長ほか28名)よりこの遺構を整備したいとの申し入れを受け、町では、国の地方創生加速化交付金広域連携事業の中で採択を得て、今年11月末を目途に史跡公園として整備を進めています。
 この整備事業の主な内容は、現在ある墓碑や筆子塚を移転し、通路を舗装するとともにモニュメントや休憩ベンチ等を設置し、史跡公園として整備するものです。
 また、この場所を観光の拠点とするため、町観光物産協会が真田の歴史を探訪するツアープランを企画し、ここを訪れた観光客(バスツアー者)等に対し、「矢附真田の会」の会員を中心としたボランティアによって甘酒などを振る舞う「おもてなし」やガイドを行う予定です。
 今年、春から町と矢附真田の会は打合せを重ね、6月からは観光ツアー客を受け入れるべく「仙台真田おもてなしセミナー」(ガイド研修会等)を、7月末まで5回実施し受入態勢を整えてきました。更に、毎月第3日曜日を「おもてなしの日」として、地域一体となってイベントを実施していく予定です。
 史跡公園完成後は、この真田氏の史跡公園を中心に、町内の方々と郷土の歴史を後世に伝えていきますので、今後も皆さんに状況をお知らせしていきます。


史跡公園化される真田氏遺構

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