ヒルクライム・エコ2016
   


日本の蔵王 ヒルクライム・エコ2016

蔵王山の安全をアピール
 宮城、山形両県を結ぶ蔵王エコーライン・ハイラインを舞台に自転車ロードレース「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2016」が5月15日(日)に2年ぶりに開会されました。
 県内外から多くの参加者が蔵王町に集結し、1,165人のエントリー中、1,013人のロードレーサーが日本屈指の難コースに挑みました。
 今大会の出場最年長者は81歳、最遠隔地の参加者は熊本県の選手でした。
 開会式には村井嘉浩宮城県知事も出席、選手を激励するとともに、チャンピオンクラスのスターターも務めるなど、大会を大いに盛り上げて頂きました。
 レースは蔵王エコーラインのシンボル、大鳥居前を朝7時30にスタートし、蔵王山頂レストハウスまで、標高差1334メートル、(全長18.7キロ)のコースを10クラスに分かれて、参加者それぞれの思いで駆け上がりました。
 大会当日は過去最高の晴天に恵まれ、山頂付近でも初夏を感じる一日となり、チャンピオンクラスのトップタイムも大会新記録となる56分11秒と選手にとっても最高のコンディションとなりました。
 地元遠刈田中学校3年生の柳澤創選手も男子Aクラス(20歳未満の部)に出場し、1時間1分32秒で見事優勝しました。全体のタイムでも10位というすばらしい成績を収め、今後に大きな期待がかかります。


男子Aクラスで優勝した柳澤創選手(左から1番目)


 大会前日の受付時に行われた、ザ・王様の宴や、大会会場で振る舞われた地元食材を使った豚汁など、2日間通じて選手の方を始め、多くの方におもてなしをすることができ、会場を訪れた多くの方の笑顔を見ることも出来ました。
 昨年の大会は蔵王山の火口周辺警報発令等で中止になり、悔しい思いでしたが、今大会を再開したことで、元気な蔵王の復活を大きくアピールすることが出来たと確信できる大会となりました。
 落車や転倒事故も一切なく無事大会を終えることが出来た事も、町内外の協賛団体、地元関係者、ボランティアスタッフなど多くの皆様のご支援、ご協力のおかげです。改めて感謝申し上げます。

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