町職員の綱紀粛正の徹底!

不 祥 事 再 発 防 止 策

事件の経緯と対応
 平成24年6月19日、本町環境政策課職員が、本年4月に実施した狂犬病予防注射代金等の公金を横領したとして警察署に自首し、その後「公金横領事件」として検察庁に書類送検されるという不祥事が発生しました。
 この職員は、このほか蔵王町役場野球部の部費を横領したとして、自首後に逮捕されており、本町では、平成24年7月9日付けでこの職員を懲戒免職処分としたほか、上司については減給処分を行いました。
 このたびの不祥事は、日々行政サービスの向上に努めている多くの職員によって、長年培ってきた町民との信頼関係を一瞬にして失わせるものであり、町民の皆様に心よりお詫び申し上げるものであります。
 本町では、事件発覚後、課長等会議において担当部署における公金取り扱いの経緯、事件が発生した組織上の問題点などを調査し、検証を行うと共に、役場全体での公金等の取り扱いの現状と問題点などを調査してまいりました。
 さらに、庁舎内に「蔵王町不祥事再発防止委員会」を設置し、これらの調査に基づいて、事件の経緯や原因、並びに再発防止策をまとめたところであります。
 職員全員が公務員としての倫理を自覚し、再発防止策を実施することで、一日も早く町民の皆さまからの信頼が回復されるよう取り組んでまいります。

不祥事再発防止策
 今後の不祥事再発防止策については、職員のモラル向上への取り組み、内部の組織体制の確立、公金等の管理マニュアルによる厳正な管理が必要であり、以下の点について取り組むものとする。

一、職員の意識改革

 不祥事の発生要因は、公金を扱う公務員としての倫理意識やモラルの欠如にあり、公金を取り扱うという意識や、町民が職員を信頼して取り扱いを委ねているという認識が欠如していたものである。
 職員一人ひとりがこのような事態に危機感をもって、意識改革を行うこととし、再発防止対策を確実に実行しなければならない。
 また、地域における団体活動等にあっても町職員としての自覚をもって行動しなければならない。
 このため、全職場に再発防止策を周知するとともに、法令遵守をはじめとした研修を実施し、服務規律の確立に努める。

二、組織体制の確立と内部チェック機能の強化
 不祥事は検証報告にもあるように、担当者のみが取り扱い手順を把握し、チェック体制や統一した取り決めが確立されていないまま、これまでの慣例的な取り扱いをしてきたことが発生の原因でもある。
 このことを改善すべく、事件発生後より各部署において、公金取り扱い方法の見直しを行っていますが、全職場において次のような再発防止策に取り組んでいくこととする。
@現金取り扱い業務の実績確認や入金処理、販売品等の出庫在庫管理、交際費等の管理、給付金等の管理に関する適正な処理方法の基準を定めて、各部署において基準にそった取り扱い手順(マニュアル等)を整備する。
A外郭団体等の現金管理についても、同様に適正な処理方法の基準を定め、その基準にそったマニュアルの整備をする。
B適正な処理方法が周知されるように、マニュアルを担当部署の職員が常に確認できる場所に保管し、全職員で常にマニュアルにそった処理方法を執ることを徹底する。
C各職場において十分なコミュニ ケーションを図り、各業務を職場全体で見直し、効率よく確実に実施する体制を整備する。

 

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