蔵王病院改革プランの評価・検証結果報告
   
総合評価はAランク(適正)


改修工事が終了した蔵王病院

 蔵王病院は、昨年末に町医談会、国保運営協議会および蔵王病院運営委員会それぞれの代表者3名を加えた11名の委員による「蔵王病院改革プラン評価・検証委員会」を開催。平成22年度蔵王病院事業に係る点検・評価を行いましたので、その結果を町民の皆さまにお知らせいたします。

評価の基準

 今年度も適正な評価を行うため、昨年度と同じように表1のとおりの「評価基準」を設けて、平成22年度における「蔵王病院改革プラン」の目標値と決算における実績値を比較すると共に、達成率を確認する方法により評価を行うことにいたしました。

病院の決算状況

 平成22年度の病院事業においては4,368万5千円の黒字決算となりました。改革プランの目標値に対する達成率と評価の内容については次のとおりです。
◆経常収支比率の目標値103.1%に対し、実績値は111.1%の結果となりました。達成率は107.8%となったことから、評価基準により「Aランク」となりました。
◆一般会計繰入金は、目標額と同額が繰り入れられました。達成率は100%となったことから、評価基準により「Aランク」 となりました。
◆病床利用率の目標値91.1% に対し、実績値は97.6%の結果となりました。達成率は107.1%となったことから、評価基準により「Aランク」となりました。

病院経営の効率化・改善策

 改革プランの内容は、病院職員の定員管理を含めた効率化・改善策を策定した中において、平成22年度を目標年次とする改善策は「給食部門の調理業務」を委託化する内容を含め7項目を総合的に評価を行いました。
◆病院職員の定員管理は、表2のとおり目標人員数と同じ職員数となりました。達成率は100%となったことから、評価基準により「Aランク」となりました。
◆改善策等の実施状況については、年次計画で@〜Fの7項目を策定しており、それぞれについて評価を行いました。
@町職員が積極的に蔵王病院を利用することにより、患者数と収益の増加を図る。
A病院職員が人間ドックを受診することにより、収益の増加を図る。
B歳出予算(委託料)の減額要請や支出抑制(消耗品費など)を継続する。
C機関紙 「広報ざおう」 に蔵王病院のコーナーを設け、患者数の増加を図ると共に、病院経営に関する理解を得る。
D患者送迎バスの運行(ボイラー管理などを含む)を業務委託化する。
E管理栄養士による「栄養ケアマネジメント加算」を実施する。
F給食部門の 「調理業務」 を委託化する。
 7項目に対する個別評価は、D〜Fが「Aランク」、@〜Cが「Bランク」、となり、改善策など全体としての評価は「Bランク」となりました。

委員会による総合評価

 当委員会では平成22年度の改革プランの実施状況は、表3のとおり総合的な評価を「Aランク(適正)」と決定しました。
 今後も高齢化が進む蔵王町の実情を考慮のうえ、町民の皆様に対する地域医療の拠点病院としての機能を維持しながら、在宅患者の支援策としての訪問診療を継続し、なお一層の医療サービス向上と効率的な病院運営に努めて参ります。

国民健康保険蔵王病院は

★蔵王病院は、宮城県より「救急告示病院」として指定を受けています。
★平日の時間外、土曜日、日曜日および祝日は、医師の当直体制により急患等の診療を行っていますので、具合が悪くなった時などは我慢をせずにおいで下さい。
★外来は外科と内科で診療を行っており、病棟は長期療養ができる「療養病床28床」と「一般病床10床」があります。
 また、在宅患者の支援策としての訪問診療も行っています。
問い合わせ先/国民健康保険蔵王病院 TEL0224−33−2260


患者さんにとって最善の医療サービスを提供いたします(ナースステーション内)

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