月刊 真田の郷だより Vol.8
   

地域に広がる「仙台真田氏」の活動


子ども会行事に「出陣」して史跡の解説をする我妻さん

◆裃姿で史跡解説
 これまで、イベント紹介や活動報告など主に町主体の取り組みを伝えてきましたが、今回は一般の方々の取り組みを紹介します。
 矢附地区の真田氏ゆかりの史跡で、背中に六文銭の旗をさした裃姿で解説役を務めるのは、同地区の我妻正美さん。「自分たちの暮らす地域に、全国に誇れる歴史があるのは素晴らしい。ぜひ広めるべきと思い、自分ができる限りの活動している」と、郷土の魅力を発信する大切さを語り、地域行事などに「出陣」しています。

◆子ども向けの映像教材を制作
 一方、永野小学校4年担任の鈴木哲也先生は、仙台真田氏の歴史を紹介した映像教材を制作。1月に行われた仙南地区自作視聴覚教材発表会で優秀賞に選ばれました。パソコンを用いたスライド形式の教材で、大阪夏の陣から仙台真田氏の誕生、地域と仙台真田氏との関係などを、多数の写真を用いてわかりやすく紹介しています。
 「学校で教える歴史は、日本全体の代表的な出来事が中心。それゆえ、子どもたちは、自分たちの暮らす地域には歴史がないと思い込んでしまいがちです。仙台真田氏の歴史を通して、地域にも歴史があり、日本全体の歴史と関わり合っていることが理解できれば、子供たちがよりいっそう歴史に親しむことができるのではないかと思い、制作しました」と語る鈴木先生。仙台真田氏の歴史を活用して、子どもたちに歴史の楽しさ、奥深さを伝えようとしています。
 作品は、県代表として8月の全国視聴覚教材コンクールに出品。「さらに煮詰めて、誰にでも分かりやすいものに仕上げたい」と語る鈴木先生。好成績を期待します。


導入したての電子黒板で、自作の映像教材を披露


◆今後も地域の魅力を全国に発信
 全国に誇る郷土の魅力「仙台真田氏」。多くの町民の皆さまに知っていただくため、これまで8回にわたり連載してきました。
 おかげさまでNHK大河ドラマ化署名活動も目標を達成し、魅力的な地域資源として活用していただけるまでになりました。たくさんの方々のご理解ご協力に感謝するとともに、今後こうした活動がよりいっそう広まっていくよう、町としても積極的な働きかけを続けることをお約束し、この連載を終了します。ご愛読ありがとうございました。

問い合わせ先/町教育委員会教育総務課 TEL0224−33−3008

 

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