月刊 真田の郷だより vol.1
   
「日本一の兵 真田幸村公」
NHK大河ドラマ化署名活動にご協力を

昨年11月、仙台真田氏研究者の小西幸雄さんを招き、わが町と幸村公との
関わりを語っていただいた「町ふるさとの歴史講演会」

 町は、全国各地の真田幸村公ゆかりの郷で行われている「日本一の兵、真田幸村公」NHK大河ドラマ化署名活動に取り組むことになりました。
 今後、署名活動をはじめ、イベントや情報発信を積極的に実施していくにあたり、今月号から関連記事を連載して、わが町は「真田幸村公ゆかりの郷」という機運を盛り上げていきます。

郷土に伝えられた「日本一の兵」の血脈

 真田幸村公は、江戸時代はじめに起った徳川家と豊臣家との最終決戦、大坂の陣で、豊臣方の武将として大坂城を守った人物です。合戦の最終局面では幸村公みずから徳川家康本隊に突撃し、その本陣を総崩れにするほどの大活躍をしましたが、力及ばず戦死。その見事な戦いぶりから「日本一の兵」とたたえられました。大坂の陣では、幸村公の長男幸昌も自害したため、幸村公の家系は絶えたものと伝えられてきました。
 しかし、白石城主片倉重綱が、徳川家の追及を逃れた幸村公の次男大八をかくまい、養っていたのです。仙台藩主伊達家も、大八が幸村公の次男であることを秘密にしたまま家臣とし、矢附村・曲竹村(現在の町大字矢附・曲竹の一部)に領地を与えました。以後、幸村公の子孫は代々わが郷土に根ざして血脈を伝え続けたのです。わが町は、この壮大な歴史秘話に彩られた「真田幸村公ゆかりの郷」なのです。

目標署名人数は13,200人

 平成26年(2014年)は、幸村公が大坂の陣のため大坂入城を果たしてから400年目にあたります。この記念すべき年に幸村公の生涯を描いたNHK大河ドラマ化を望む署名活動が、真田氏発祥の地である長野県上田市の「NHK大河ドラマ日本一の兵、真田幸村公放映の実現を願う会」(会長・母袋創一上田市長)を中心に進められています。
 願う会では、NHKへの積極的な働きかけを行いながら、幸村公の家紋である六文銭にちなみ、署名人数666,666人を目標に、各地の幸村公ゆかりの郷に協力を呼びかけています。
 町ではこの活動に賛同し、町の人口に等しい13,200人を目標に署名活動を推進するとともに、幸村公ゆかりの郷をテーマとしたイベントを開催するなど、積極的に取り組んでいきます。

町の魅力、全国に発信 全町型観光地へ

 真田幸村公は、幅広い年代層から親しまれる人気の高い武将です。「幸村公ゆかりの郷」というわが町の歴史は、全国的にも魅力的な地域資源なのです。署名活動への取り組みを通じて、町の魅力を町民共通の意識へと高めていくとともに、NHK大河ドラマ化が実現した際には、これを広く全国に発信し、町を訪れる交流人口の増加と地域経済活性化の起爆剤にしたいと考えています。
 また、これまでわが町の観光は、蔵王の山を中心に展開されてきました。「幸村公ゆかりの郷」というこれまでにない地域の魅力を活用することは、あらたな観光スポットの創造につながります。わが町が目指す未来の姿である「全町型観光の町」実現に向けて、大きな歩みとなることでしょう。
 今後町では、さまざまな形で署名活動を展開していきます。広報ざおうでも継続的に情報発信をしていきますので、町民の皆さまのあたたかいご理解とご協力をお願いします。

問い合わせ先/町教育委員会教育総務課 TEL0224−33−3008

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