
全国でも珍しい雪の壁に囲まれたコースを走る自転車ロードレース「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2010」
5月16日、蔵王エコーライン・ハイラインを舞台に自転車ロードレース「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2010」が初開催されました。
好天の下、行われたレースには宮城蔵王ロイヤルホテル前の大鳥居から、エコーライン旧料金所跡地にゴールする6.5`の「ビギナークラス」と、御釜手前の県営レストハウス前にゴールする18.7`の「フルクラス」に全国から865人が出場。選手たちは、全国でも例のない雪壁の間を走り抜けるコースの完走タイムを競い合いました。
このイベントは、全国的に自転車の利用や自転車レースの開催が盛んなことから、昨年6月「環境保全の町」を宣言した町にとって、環境に優しい自転車レースを行うことで、全国から町へ訪れる交流人口を増やし、地域経済の活性化と環境保全意識の高揚を図ることを目的としています。
選手たちは、仙台市や首都圏、遠くは九州の福岡県など全国各地から参加。クラス別では、フルクラスに769人、ビギナークラスに96人。男女別は、男性が812人、女性が53人。町内からも11人の方がレースに参戦していました。
レースは、午前7時30分クラス別に分かれて、次々と蔵王エコーライン入り口の大鳥居をスタート。選手たちは、急坂に歯を食いしばり、吹き付ける強風と格闘しながら、ゴールを目指していました。
ゴール前では、たくさんの家族や観光客が詰め掛け、選手たちの力走に惜しみない拍手や「ファイト、ファイト」、「ラスト、頑張れ」などの大きな声援が送られていました。
レース終了後、宮城蔵王ロイヤルホテル駐車場内特設ステージでロードレーサーとマウンテンバイクの男女・年齢別合わせて11部門の表彰式が行われました。
各部門の優勝、2位、3位の方には、遠刈田系伝統こけし工人佐藤正廣さん(仙台市)が作製し、遠刈田伝統こけし木地玩具協同組合理事長佐藤哲郎さん(遠刈田)が絵付けした特製のトロフィーが贈られました。
左側に約5bの雪の壁を望みながら、ゴール手前の最終コーナーに向かうフルクラス出場の選手たち
(蔵王ハイライン)
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招待選手として北京パラリンピック金メダリスト
石井雅史さんが出場
(レース前の5月14日、遠刈田小での講演会)
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標高1716bの山頂を目指して、同382b大鳥居スタート。標高差1334b、距離18.7`に挑戦!!
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受付会場のございんホール前の修理・調整コーナーで、自転車の状況を再確認
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レース前日、そろいのオレンジ色ジャンパーを着用して受付をするボランティアスタッフ
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家族や友達が入賞者たちを記念撮影
(特設ステージ上の表彰式)
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右から優勝、2位、3位の方に贈呈された特製トロフィー
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初代王者が決定!!
平林 昌樹さん(32歳・神奈川県)
タイム:1時間1分19秒

標高差はあるが、コースとしては全体的に走りやすかった。コース後半は、風が強くつらかったが、雪の壁や蔵王のきれいな景色を楽しみながら走ることができ気持ちが良かった。
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