町では現在、平成12年度から平成19年度までの8年間の、第3次長期総合計画を策定し「いきいき優タウン・ざおう〜人に優しい自然に優しいみんなの住むまちづくり〜」を基本理念として、まちづくりを進めてきました。
その間、時代状況は大きく変化しました。地方分権一括法が施行されたことによる地方への権限委譲や、地方財政自立改革である三位一体改革により、財源の削減が強力に推し進められています。
従来のような行政主導、行政まかせのまちづくりから、町民参加、協働などの施策によって自治力を培う必要があります。町民が愛着と誇りを持って住み続けられるまちづくりをめざす必要があります。
次期の第4次長期総合計画(平成20年度〜)の策定には、計画策定の段階から積極的に町民の皆さんに参画してもらい、町民と行政の協働で進めたいと考えています。
また、町民と行政の意見の調整集約を、まちづくりアドバイザーにお願いすることにしています。
今後は、地区懇談会やまちづくり町民会議での意見や提言を計画に反映させるとともに、計画策定の検討状況も順次公表して、意見をいただくことにしています。
これから随時、計画策定に関する記事を広報に掲載する予定です。
※ご意見、ご提言がありましたら、まちづくり推進課へお願いします。
TE0224−33−2212

まちづくりアドバイザー紹介
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濱 野 寿美男さん
蔵王町に住んで、間もなく4年が経ちます。蔵王にはどんなに疲れていても、どんなに深夜でも、帰宅します。蔵王が好きだからです。癒されるからです。四季折々、朝夕の見事な景色と澄んだ空気や水。人々の笑顔と挨拶。優しさ。他の地から来た者にとって、こんな贅沢はありません。
国際線で出張する時機内で、刻々と現在の飛行機の位置が分かる地図(ナビモニター)には“FUJI”と“ZAO”が記されます。私はとてもうれしくなります。国際的にも有名な“ZAO”なのです。この誇りを忘れたくありません。
蔵王には日本の原風景があります。つまり、日本人の心の源、原点を見つけられそうな自然があるのです。海外から帰れば尚のこと、この思いは強くなります。
「迷ったら、原点に戻る。」とよく言いますね。今の時代は、社会そのものが迷いの時代を通っていると思います。“迷ったら原点に‥”。町づくりも迷ったら原点を見ましょう。今の蔵王町は原点そのものであり`宝aであると思っています。普通のリゾート的な町になってほしくありません。
私は、“心”に重点を置いた町づくりや、町民の皆様の“意識”が、この町をもっと愛する心になり、一人一人が協力して、“素”をもっと表に出して、蔵王町の奥の奥まで素晴らしいところがあることを示すことが、潤いと恵みをもたらすものだと思います。
このような考えで、このたび、町づくりのアドバイザーを引き受けさせていただくことになりました。
皆様と一緒に、一人の町民としてお手伝いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
濱野寿美男さんのプロフィール
新潟県生まれ。遠刈田温泉上の原在住。1級建築士事務所、顧問建築家事務所を経営。宮城県都市計画審議委員
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