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健康一口メモNo184
「子宮内膜症について」
しろがね産科婦人科クリニック 院長 佐々木隆之 先生
日々の診療を行っていて気付くことは、近年、子宮内膜症を診断する機会が増えて来たことです。
増加の原因として、食生活の欧米化、不規則な生活、晩婚傾向、環境ホルモン因子の増加などが挙げられていますが、未だはっきりとした原因は解明されていないのが現状です。
それでは子宮内膜症とはどういう病気なのでしょう?それは子宮内膜という組織を理解することから始まります。
子宮内膜とは、子宮の内側を全周性に覆っている薄い膜のことをいいます。女性ホルモンの作用により生理周期ごとに厚くなります。妊娠した場合は赤ちゃんを受け止めるベッドの役割を果たし、妊娠しなかった場合は膜全体が出血へと変化し生理となるわけです。それだけ大切な組織なのですが、子宮内膜症とは、その子宮内膜が本来存在する子宮の内側以外、お腹の中や卵巣、果ては腸の中にまで発生してしまう状態をいいます。
生理の時に子宮の内側以外でも出血を起こすようになりますから、症状として、生理痛や生理量の増加、子宮や卵巣の肥大、腸などが癒着することによる腹痛などがあります。
治療は、患者さんの状態(進行度)により、漢方などの内服薬に始まり点鼻薬、注射、手術療法とあります。
心配な場合は決して放置せず、早めにお近くの産婦人科専門医を受診し相談してみましょう。
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