住みよい町づくりのために

・平成16年度一般会計予算
・平成16年度予算 特別会計・事業会計
・16年度予算の主な使いみち

平成16年度一般会計予算
57億7,000万円

歳入(収入) 
地方交付税減額などで、いぜん厳しい財政運営が続く

◆一般会計歳入予算の内訳

 

 平成16年度一般会計の当初予算は、地方交付税で前年度比5,000万円減、臨時財政対策債8,000万円減など、非常に厳しい財政状況を反映して、15年度に比べ5億3,000万円(8.4l)減少、57億7,000万円になりました。

 歳入の主なものを15年度当初予算と比較すると、町税が6,636万円(3.7l)、地方交付税が5,000万円(3.3l)、国庫支出金が9,352万円(25.6l)減少しました。
 一方、国の税制改革に伴う所得譲与税は2,100万円計上しました。また、町債を7億6,390万円計上したほか、ふるさと創生事業のために積み立てているふるさと創生特別事業基金から2億4,579万円などを繰り入れました。
 歳入予算は、現時点で見込まれる最大限の額を計上したものの、なお相当の財源が不足することから、財源確保などのため積み立てている財政調整基金から5億円を取り崩して充当するなど厳しい予算編成となりました。

歳出(支出)
ふるさと文化会館関連予算に約7億円計上

◆一般会計歳出予算の内訳

 歳出では、厳しい財政事情の中にあっても町民の生活向上などを図るため、従来にも増して予算の重点的配分と、町行政改革大綱に沿ったこれまでにない経費削減や事務事業の見直しなどを行い、必要最小限の予算編成となりました。
 特に、人件費や経常経費の削減に努め、職員給与費は約3,000万円(3.1l)、消耗品など需用費は、ふるさと文化会館、図書館の新規分を除くと1,651万円(6.1l)それぞれ縮減を図りました。
 歳出の項目別に15年度と比較すると、7月にオープンを控えたふるさと文化会館の工事費を計上した総務費は、本体工事完了により3億6,756万円(23.3l)、土木費では、町道立目場線の工事完了や、総合運動公園の整備が完了したことなどから2億7,494万円(28.7l)減額。
 一方、教育費は、ふるさと文化会館、図書館が7月にオープンするにあたり運営事業費を計上したことにより1億1,161万円(14.6l)増加しました。
 また、公債費においては、町債の元利償還金として、対前年度比1.8l増の7億8,861万円を計上しました。

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特別会計・事業会計


はつらつ長寿支援事業に取り組み、脳の元気度テストを受ける永野地区老人クラブ永寿会の皆さん

各種特別会計

 平成16年度の特別会計の歳入歳出予算額と事業会計の収支見込額は左の表のとおりです。
 特別会計の予算額をそれぞれ15年度当初と比較すると、国民健康保険特別会計は、医療費や介護保険への納付金が増えたことなどから800万円(0.8l)増加、老人保健特別会計は、74歳までの医療保険制度が改定されたことなどから2,100万円(2l)減少しました。介護保険特別会計は、在宅介護サービス利用者の増加が見込まれることなどから1億2,940万円(24.6l)増加しました。
 公共下水道事業特別会計は、工事費が減ったことから7,480万円(12.5l)減少しました。

病院・水道両事業会計
赤字を見込む

 蔵王病院事業会計は、入院収益で若干改善を見込むものの、外来収益や救急医療に関わる負担金の減少により15年度に比べ収入で496万円(1.2l)減少、支出は340万円増加し、6,243万円の赤字となっています。
 水道事業会計も、経営状況が若干改善されるものの6,730万円の赤字が見込まれ、いぜん厳しい経営が続いています。

平成16年度予算額
特別会計
 
会 計 名
歳入・歳出予算額
国民健康保険
10億4,200万円
老人保健
13億6,300万円
介護保険
6億5,500万円
公共下水道事業
5億2,300万円
宮財産区
310万円

事業会計
会 計 名
収益的収支の見込額
蔵王病院事業
収入
4億0,367万円
支出
4億6,610万円
水道事業
収入
4億8,286万円
支出
5億5,016万円

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16年度予算の主な使いみち

総務費では

◆ふるさと文化会館の本体工事、設備工事、駐車場工事などに 4億9,268万円
◆宮交仙南バス・宮城交通の運行、路線維持に 1,365万円
◆町税の賦課や徴収のため 1億5,122万円

民生費では

◆国民健康保険、老人保健、介護保険の各特別会計への繰出金に合計で 2億3,545万円
◆「老人憩いの家」の管理に 2,681万円
◆児童手当などに 6,269万円
◆障害者の福祉支援に 1億7,376万円
◆永野、宮保育所の運営に 1億2,738万円
◆児童館(5館)の管理・運営に 4,605万円

衛生費では

◆健康を守るための各種健康審査や検診などの委託料に 6,240万円
◆白石・七ヶ宿斉苑負担金に 499万円
◆ごみ、し尿の処理に 2億34万円
◆合併浄化槽設置補助に 1,274万円
◆蔵王病院への補助金、出資金に 5,982万円
◆公立刈田綜合病院への負担金・出資金に 5,431万円
◆水道事業への補助・出資金に 6,146万円

農林水産業費では

◆農業振興のための各種補助金や負担金に 4,585万円
◆家畜排せつ物処理施設設置補助金など畜産業振興に 1,605万円
◆生産調整(転作)対策に 965万円


活発な意見が交わされた水田営農ビジョン策定委員会(2/9)

◆ほ場整備事業の推進に 1,273万円
◆東根北部線などふるさと農道の整備事業に 6,077万円
◆森林整備地域活動支援交付金など林業振興に 1,560万円

商工費では

◆中小企業振興や地域活性化など商工振興に 4,870万円
◆観光施設の整備、観光PRやイベント開催の助成などに 3,940万円
◆みやぎ蔵王こけし館の管理に 1,109万円

土木費では

◆町道の維持補修に 6,397万円
◆町道の整備や改良に 2億682万円
◆公共下水道事業特別会計への繰出金に 2億7,280万円

消防費では

◆常備消防を維持するために(仙南地域広域行政事務組合へ) 1億3,669万円
◆消防ポンプ車や車庫など消防施設の整備に 3,820万円

教育費では

◆小・中学校・幼稚園の管理・運営に 2億4,050万円
◆ふるさと文化会館、図書館の管理運営に 2億199万円
◆学校給食を作るために 1億3,024万円

公債費では

◆町債(町の借金)の元利返済に 7億8,861万円

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