健康一口メモ No162
「死亡診断書と死体検案書」

宮城医院 院長
宮城 秀文 先生

 人が死亡した時、医師に死亡診断書または死体検案書を書いてもらい死亡届とともに市(町)役所に提出、火葬および埋葬許可がでて死後の処置がすむことになる。ここでは死後の処置に進む第一歩となる死亡診断書と死体検案書の違いについて解説する。
 病気になり医師の診察・加療を受けていて症状が重くなり亡くなった場合、病死といわれ、死亡を確認した主治医が死亡診断書を発行する。
 病死以外の死亡を異常死と言う。これは@亡くなるまで全く診察を受けていない方、診察を受けていても予期しない経過で急死した方、亡くなってから日が経っている方(独居の方に多い)等、A外因死といわれる交通事故等各種事故死、自他殺等の場合が相当する。異常死は警察に届出が義務づけられていて、警察官(検察官の指揮による)による検分が行われる。これが警察官による検屍であり、これに医師が立ち会い検分を行い医学的所見を調べるのを医師による検案といい、その後発行されるのが死体検案書である。
 特殊な場合には手続きをへて司法解剖になりさらに詳しく調べることになる。@の場合、最終的には検屍・検案をへて病死になることが多いが、検屍となると家族の方の気苦労も多くなるので、具合の悪い時は早く診察を受けるようにすることが大切である。

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仙南保健福祉事務所12月の専門相談

◆アルコール専門相談(予約制)
 日時/12月5日(金) 午後1時〜3時
 対象者/アルコールに関連して、さまざまな問題や悩みを持っている人や家族、関係者

◆思春期専門相談(予約制)
 日時/12月12日(金)・26日(金) 午後1時〜3時
 対象者/ひきこもり、不登校、家庭内暴力、過食、拒食などの悩みを持つおおむね16歳〜19歳の人や家族、関係者

予約・問い合わせ先/仙南保健福祉事務所 母子・障害班
 TEL0224−53−3132

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12月の休日当番医(内科・外科)

月   日
内     科
外     科
12/7(日)
八巻クリニック
TEL0224−26−3888
公立刈田綜合病院
TEL0224−25−2145
14(日)
佐藤医院
TEL0224−32−2002
公立刈田綜合病院
TEL0224−25−2145
21(日)
内方医院
TEL0224−32−2101

公立刈田綜合病院
TEL0224−25−2145

23(祝)
たかはし内科クリニック
TEL0224−22−2535
橋本整形外科医院
TEL0224−25−1616
28(日)
亘理内科胃腸科医院
TEL0224−25−8501
さたけ整形外科
TEL0224−33−4855

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健康を守る行事 12月1日〜1月5日
■問い合わせ先 町保健福祉課 TEL0224-33-2003

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冬場にも多い食中毒に注意しましょう!

 近年、冬場の食中毒が多発しています。夏の食中毒は細菌性食中毒が多いのですが、冬場の食中毒はノロウィルス(SRSV)というウィルスによって起きる事例が増えてきています。
1 特徴は?
 SRSVによる食中毒は夏期にピークを迎える通常の食中毒とは異なり、冬場(11月から3月)に多く発生します。
 また、他の食中毒菌のように食品の中で大量に増えるのではなく、人の体内で増えるという特徴があります。
 感染は、SRSVに汚染された食品からの感染が多く、他には、人から人への感染も報告されています。
2 症状は?
 主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱(38℃以下)です。
3 予防のポイントは?
@食材は中心部まで加熱処理することが大切です。
ASRSVが食材などについていてもそこで増えることはないので、十分に洗うことは効果的です。
B調理の時には手洗い、うがいをきちんと行いましょう。
 感染した人が、トイレの後の手洗いが不十分なまま調理をすると、食品や調理器具がSRSVに汚染され、その食品を食べることにより感染する恐れがあります。また、ドアノブや複数の人が使用するタオルなどから感染することも考えられます。
C調理業務に従事している人は下痢等の症状があるときには、調理にたずさわらないようし、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
 食中毒、SRSVについての情報は仙南保健所食品薬事班のホームページに掲載されています。

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健康が一番!!

・健康一口メモ「歯周病検診」 (162)
・仙南保健福祉事務所12月の専門相談
・11月の休日当番医(内科・外科)
・健康を守る行事
・11月11日は「みやぎ健康の日」