蔵王の梨で事故ナシを呼びかけ
交通安全事故梨(なし)いっぷく運動
秋の交通安全運動期間中の9月22日、役場駐車場で「交通安全事故梨(なし)いっぷく運動」が行われました。
白石地区交通安全協会永野支部と円田支部が合同で毎年行っているこの運動には、両支部役員のほか交通安全母の会、蔵王ライオンズクラブの会員など約100名が参加。交通安全を祈願する神事に続き、交通安全母の会の会員などが町の特産品「ナシ」をドライバーや同乗者に手渡しながら、「おいしい蔵王のナシでひと休みしてください」、「安全運転をお願いします」などと笑顔で交通安全を呼びかけました。
この日は連休中ということもあって、蔵王エコーラインや遠刈田温泉を訪れた観光客なども多く、用意した約1、500個(500`)のナシは、約1時間ほどで配り終えていました。
敬老の日の9月15日、遠刈田地区や宮地区などで、地域の高齢者を招いて敬老会が開かれました。
遠刈田地区公民館で開かれた遠刈田、北山、小妻坂、七日原区主催の敬老会には、地域のお年寄り353名が招待。白寿(99歳)、米寿(88歳)、喜寿(77歳)を迎えたかた一人ひとりに大宮町長から記念品が手渡された後、幼稚園児や地域のかたの歌や踊りがつぎつぎと披露される和やかな祝宴を楽しみました。
少年野球チームの宮ビクトリー(古山孝夫監督・団員18名)が創立30年を迎え、8月24日、県内24チームを招いて蔵王球場などで記念大会が開かれました。
宮ビクトリーは、野球を通して子どもたちの健全育成を図ろうと昭和47年に創立。毎年のように各大会で活躍しています。古山監督は「これからも野球を通して、夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さを伝えていけたら」と話していました。
あぼはらじぞうそんひ
阿保原地蔵尊碑
虫歯は、火を使った料理を食べるようになってから出てきた病気と言われています。それだけに歯の手入れの歴史は古く、江戸時代には房楊枝という歯ブラシや歯磨き粉が使われるようになり、都会では歯医者による治療も行われていました。
しかし歯医者のいない農村では、虫歯になったら神頼みするのが精々でした。古くから虫歯を治す神様として信仰されてきたのが阿保原地蔵です。
町内では虫歯で悩む人が少なかったのか、この神様の碑はあまり残されていません。天保15年(1844年)に建てられたこの碑は、わざわざ「口中諸願成就」と刻まれているところに、造立した人の喜びが感じられます。