基本健康診査・各種がん検診(1)

・「年に一度の健康チェック」をお忘れなく
・自分の体と医療保険を守るため是非受診してください

「年に一度の健康チェック」をお忘れなく
基本健康診査・各種がん検診


 年に一度の健診はきちんと受けていますか。
 健康でいきいきとした暮らしのためには、定期的な健康チェックで問題点をみつけ、病気を予防する生活習慣を心がけたり、早めに治療を受けることがとても大切になってきます。
 町では、基本健康診査や各種がん検診を、今年度からさらにグレードアップして、町民の皆様の健康づくりのお手伝いをしています。

基本健康診査の実施状況

2,600人以上が未受診
 図1は、毎年8月下旬に各地区を巡回して実施している「基本健康診査」の受診者数の推移を示したものです。
 この健診は、がん以外の生活習慣病など、全般的な病気を発見するための健診で、職場、病院などで健診や人間ドックなどを受けている人を除き、30歳以上の町民全員が対象になっています。
 受診者数は増加傾向にありますが、対象者も高齢化の影響などで増加しています。健診を受けない人も増加傾向にあり、職場などで健診を受ける人を除く平成13年度の未受診者は、健診を受けた人より多い2,623人になっています。

図1 基本健康診査 受診者数の推移

異常なしは1割未満
 図2は、基本健康診査の結果を表しています。正常(異常なし)と判定された人は全体で8.2%、40歳未満では27.2%と4分の1以上になっているものの、40歳〜69歳の人では7.0%、70歳以上の人では4.4%にとどまっています。
 一方、何らかの異常があると診断された人は、全体で9割以上に達しています。
 この内訳は、このまま放置すると将来発病の可能性が高い「境界域・要観察」が約3割。再検査や生活習慣改善などの指導が必要とされる人が約4割。治療や精密検査が必要とされる人は2割になっています。

図2 平成13年度 基本健康診査の結果

 

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自分の体と医療保険を守るため是非受診してください

保健福祉課 看護師佐藤里美
 現在わが国の医療保険制度は、毎年増え続ける医療費に対応し、存続のため大幅な制度改正などを余儀なくされています。
 高齢化社会の到来、医療技術の進歩のほか、病気が悪化してしまってから病院に行くため、人工透析など高度な専門治療を受ける人が増えていることも医療費増加の一因となっています。
 私たちの体は、年齢を重ねるとともに、いろいろな障害が出てくるのはやむを得ないことです。ですから、病気の症状が現れる前から定期的に健康状態をチェックし、もし異常があれば生活習慣を改めるよう気をつけたり、早めに治療を受けて悪いところを治すことは、自分自身や家族にとっても、医療費の増大に悩むわが町にとっても、とても大切なことなのです。

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