現代の「赤ひげ先生」

大泉記念病院 高橋 孝 名誉院長が河北文化賞を受賞

 大泉記念病院名誉院長の高橋孝さんが、1月17日、学術、芸術、医療などで各界をリードする東北地方の個人や団体に贈呈される「平成13年度河北文化賞」を受賞しました。
 高橋さんは、昭子夫人の養父である故大泉浩院長の人がらや、地域医療に取り組む献身的な姿に惹かれ、昭和34年から大泉医院に勤務。専門の内科のほかに、外科・産婦人科などの技術を習得後、同医院副院長に就任しました。
 高橋さんが着任した当時の大泉医院は、設備も不十分だったそうで、重症患者を設備の整った仙台市内の病院に早く運ぼうと、昭和40年に救急車を導入。さらに昭和56年には、振動を吸収する担架や心電図転送装置などの最新設備を搭載したドクターカーを、全国ではじめて導入するなど、救急医療体制の整備を進めてきました。
 明治14年に開業した大泉医院は、昭和52年に医療法人浄仁会大泉記念病院に組織を変更した後も、24時間患者の受け入れを行っており、約120年にわたって無休診で、患者中心の医療を展開。地域の人ばかりか、要請があれば全国各地にドクターカーを走らせ、医療、救命活動を行っています。
 高齢者福祉にも積極的に取り組んでおり、昭和58年には入浴車を導入し、ねたきりの人に無料で温泉入浴の出前サービスを実施。平成5年には、特別養護老人ホーム「楽園が丘」を開園し、地域の社会福祉に貢献しています。
 高橋さんは「まだまだやりたいことがたくさんあります。とくに、医学部の学生たちと人生などを語りながら、『医は患者のため』という医者の心を伝えていきたい」と話していました。


大泉記念病院の玄関前には、ドクターカーをはじめ、ウインチ付きの4輪駆 動車など用途に応じた5台の救急車が待機
 

昭和34年ころの大泉医院

高橋 孝さんの略歴

昭和25年
昭和30年
昭和32年
昭和37年
昭和52年
昭和53年
昭和55年
平成5年

平成13年

  東北大学医学部卒業
東北大学講師
東北大学助教授
大泉医院副院長
医療法人浄仁会大泉記念病院副院長
同病院院長
同病院理事長兼務
社会福祉法人大泉会(特別養護老人ホーム楽園が丘)理事長
同病院理事長、院長退任。名誉院長に就任

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おらいの孫自慢
No141
   永野小6年の美由貴(みゆき)ちゃんと3年の友紀恵(ゆきえ)ちゃん、永野幼稚園年長組の利伸(としのぶ)くんに囲まれ「元気で優しい孫たちと、毎日楽しく暮らしています。」と語る我妻慶吉さん、正子さん夫婦。(曲竹南)
 美由貴ちゃんは、4年生のときから八雲神社の子供神楽に入り、大だいこや踊りの練習をしています。妹や弟のめんどうをよく見る優しいお姉ちゃんです。
 友紀恵ちゃんは、手先が器用で絵を書いたりオルガンを弾くのが好きです。お姉ちゃんと一緒に、スイミングスクールに通っています。最近、50メートル泳げるようになったと笑顔で話してくれました。
 活発な利伸くんは、幼稚園ではフラフープで元気に遊んでいます。お姉ちゃんたちが大好きで、3人でいつも仲よく遊んでいます。
 3人とも、おじいちゃん、おばあちゃんの布団を敷いたり、進んでお手伝いしてくれる優しい子どもたちです。
 「あいさつのできる健康で素直な大人に育ってほしい」と、孫たちの成長を楽しみにしている慶吉さんと正子さんです。
 

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虫歯のない子集まれ No34

 2月21日の3歳6か月児健診で、虫歯がなかった子どもたちを紹介します。
これからも虫歯にならないように気をつけてね!


渡邉茉奈津ちゃんと
お母さんの美枝さん
妹の千花ちゃん(宮)

庄司龍将くんと
お母さんの裕美子さん
(七日原)

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町の名木・古木 No24

エコーラインのミズナラ

 

 蔵王エコーラインは昭和37年に開通した観光道路で、現在では毎年80万人の観光客が訪れる県内有数の観光名所になっています。この道路は豊かな自然の中を通っているため、道路沿いでも樹齢数百年という古木をはじめ、さまざまな樹木を観察することができます。
 このミズナラもこうした古木のひとつで、道路のすぐわきにあるのでよく目につきます。山頂から吹き降ろす強風や1メートルを超える積雪など、厳しい環境に耐えながら勢いよく茂るその姿に、大自然の力強さを感じます。
 樹 高 約10m
 幹 周 約2.7m
 推定樹齢 約300年
 所在地 倉石岳国有林内
 所有者 林野庁(仙台森林管理署)

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