鉛筆を 削りゆくとき 匂い立ち 木の香のしるき 秋とはなりぬ
遠藤 正さん
真夜中に 生まれし仔牛 哺育舎へ 抱き行く空に 流れ星見ゆ
泉 行雄さん
1月13日に発表された平成13年度下半期の「河北歌壇賞」で、遠藤正さん(永野)と泉行雄さん(七日原)の短歌が入選。蔵王町民が賞を独占しました。
10代から短歌をはじめたという遠藤さんは、河北文芸欄の常連で、今まで数々の賞を受賞しているベテラン。「いい短歌を創るためには、互いに批判し合える仲間との交流が大切。現在高齢化が進んだため、休止状態になっている蔵王文芸の会の活動を再開し、若い人たちも短歌や俳句に興味を持ってもらえたら」と話していました。
北原尾地区で酪農を営む泉さんは、30年前に亡くなったお兄さんの影響で短歌に触れてはいたものの、本格的にはじめたのは4年ほど前から。「先輩の指導を受けながら、今後も土のにおいがする短歌を創っていきたい」と入選の喜びを語っていました。
写真)遠藤 正さん(写真右)と泉 行雄さん(同左)
第69回全国書画展覧会(同運営委員会主催、文部科学省など後援)で、書の部20万点を超える応募作品の中から、佐藤和樹くん(円田中1年、柴田町洛陽書道学院)の作品が「筆都大賞」に入賞し、11月24日、広島県熊野町で行われた表彰式で表彰されました。また、樋口あずささん(同中1年、同学院)の作品が金賞に入賞しました。
元町議会議員の故三沢文雄さんに勲六等瑞宝章が授与され、 12月27日浅野宮城県知事から遺族のかたに伝達されました。 三沢さんは昭和51年町議会議員に初当選以来、通算で4期12年10か月間町議会議員として、町の発展に尽力されてきました。
「ZAO」の名で活躍中の音楽家松井有弘さん(七日原)から、11月18日から19日にかけて観測された「しし座流星群」を見事にとらえた写真を投稿いただきました。
写真)オリオンを貫くしし座流星群の大火球
永野小学校6年の裕磨(ゆうま)くん、3年の大輝(だいき)くんに囲まれ「元気な孫たちと、毎日楽しく暮らしています」と語る牧野謙一さん、さき子さん夫婦。(永野)
スポーツが好きな裕磨くんは、少年野球チーム「永野ホークス」の内野手として活躍しています。ポジションはショートで、週2回、放課後の練習に励んでいます。「プロ野球選手になりたい」と、ちょっと照れ笑いを浮かべながら将来の夢を教えてくれました。
手先が器用な大輝くんは、絵を描くのが得意です。最近は「ベイグレード」というこまに夢中で、休みの日などは友だちやお兄ちゃんと仲良く遊んでいます。
2人ともとても仲がよく、進んで家のお手伝いをしてくれる優しい子どもたちです。
「健康で素直な大人に育ってほしい」と、孫たちの成長に期待を寄せる謙一さん、さき子さんです。
12月21日の3歳6か月児健診で、虫歯がなかった子どもたちを紹介します。これからも虫歯にならないように気をつけてね!
日吉神社のウラジロガシ
ウラジロガシは江戸時代に神社などに植えられた木で、わが町では平沢や円田地区の神社でよく見ることができます。
とくに山の入区の日吉神社にあるウラジロガシは今から280年ほど前の江戸時代中期に植えられたもので、町内随一の古木です。
このウラジロガシはもともと神社の参道並木として植えられたもので、今でも参道わきの杉林の中にウラジロガシの大木や古株の列が残っています。中でも、もっとも社殿に近い1本のウラジロガシは、神社のシンボルとして、風格に満ちた姿のまま大切に保護されています。
樹 高 約14m
幹 周 約2m
推定樹齢 約280年
所在地 平沢字三本槻
所有者 日吉神社