一般質問

 

村上 一郎 議員

 

財政対策
 
 
ネーミングライツの導入は
来年4月から募集する

メ モ
(ネーミングライツとは)

スポーツ施設などの名前に企業名や社名ブランドをつけることであり、公共施設の命名権を企業が買うビジネスのこと。

■質問
 近年、自治体所有の施設や、その施設利用による事業の魅力を高める目的でネーミングライツを導入している自治体が増えており、柴田町でも取り入れている。ネーミングライツの売却益は施設管理に充てられ、購入する企業側は宣伝効果を得られるため、双方にメリットがある。本町でも導入を検討すべきと考えるが町長の見解を伺う。

■町長

 ネーミングライツは公共施設等の運営資金調達に重要な手法として定着しており、企業にとっても高い宣伝効果が得られる。一方、蔵王町ふるさと文化会館は「ございんホール」、蔵王球場は「楽天イーグルス蔵王球場」として既に広く親しまれていることから、慎重に検討して行く。

■再質問
 ネーミングライツの対象は、「ございんホール」、「楽天イーグルス蔵王球場」の2施設に限らず、向山グラウンド等もある。施設の維持管理には導入するメリットが大きいので、ぜひ進めるべきと考えるがいかがか。

■町長

 ネーミングライツではないが、蔵王球場の外野フェンスに24の事業者の広告を入れて、年間79万円の広告料をいただいており、貴重な財源となっている。今、話があった向山グラウンドなどは考慮していなかったので、早速進めていきたい。

■再質問
 柴田町で取り組んでいるネーミングライツのうち1つは、蔵王町に本社がある企業が柴田球場に企業名を入れて契約している。角田市でもアリーナや体育館に建設会社が110万円で契約している。白石市もスキー場や緑地公園等、様々な施設に対して募集をしている。施設だけでなくイベント事業の名称等、柔軟に認識し、前に進めれば町の財源確保にもつながると思うがどう考えるか。

■町長

 先述のグラウンド外野フェンス広告も、財政が厳しいときに職員の考えで行った。蔵王町は他自治体より早く進めていたが、町内施設の中でもう一度検討し、来年4月から募集できるよう進めていく。

■再質問
 京都市では公共トイレにネーミングライツを導入しているので、幅広く検討するべきではないか。

■町長

 応募いただけるかは別問題であるが、企業に喜んでもらえるよう、環境を整えていきたい。


楽天イーグルス蔵王球場(曲竹北区)