一般質問

 

伊藤 雅代 議員

 

歯・口腔の健康
 
 
虫歯予防対策と口の中の健康は
歯科保健の普及啓発に努める

■質問
 蔵王町の3歳児一人平均の虫歯数は、令和3年度1.07本で、県の平均値は0.39本である。口の中の健康が健康寿命に関わる大切なことだということを、町民全体の課題と捉えていくことが必要である。
@これまでの乳幼児に対する虫歯予防の対策及び今後の対策は。

■町長

 虫歯予防のために乳幼児の健診等の際に、保健師による相談、歯科医師による診察と講話などを実施している。
 また、今年度からは幼児健診で歯科受診の指導があった方に対して、健診終了後に歯科医師の受診勧奨を行い、追跡調査とスムーズな受診につながるような取組を開始した。予防に加えて治療が必要なお子さんが早期に治療できる体制づくりも、仙南歯科医師会のご協力をいただき進めていく。

■質問
 A町民に対する口の中の健康について、今後の啓発方法は。

■町長

 歯科保健は、健康寿命の延伸にとても重要であり、子どもから高齢者まで全てのライフステージで町民が積極的に取り組んでいく必要がある。歯周病健診の受診勧奨、がん検診会場等で歯科保健に関する普及啓発に努めるなど、関心が高められるような環境づくりを行っていく。

 

 

 

蔵王中学校
 
 
蔵王中学校の教育課程は
12年間を見通して編成する

■質問
 令和9年度に蔵王中学校の開校が予定されている。今までの活動(学校間交流)が途切れることなく統合していくには、さらなる交流、連携が必要となる。統合された蔵王中学校に向けて、教育課程をどのように作成していくのか。

■町長

 中学校間の生徒の交流や小学生と中学生の交流など、スムーズに学校生活がスタートできるよう準備を進めており、どのような子どもたちを育成しようとしていくかは、とても重要なことである。

■教育長
 小中学校の校長会が交流について計画立案し、今年度から実施していく予定である。主体的、対話的で深い学びの実現に向けた教育課程の編成、実施に取り組んでいる。
 さらに、令和6年度から幼児・児童・生徒による遊び、生活科、総合的学習を通した一貫した探究の学びと、英語教育特区、ICT教育の3本柱により、町独自の教育「ざおう未来学園都市構想」を推進し、探究の力、コミュニケーション力、情報処理能力の育成を図り、一本筋の通った特色ある教育課程の編成につなげていきたいと考えている。

■再質問
 連携が、9年間を見通した小中一貫教育の第一歩になると思うがいかがか。

■教育長

 小中学校9年間の学びというよりは、幼稚園・こども園からの学びの12年間と考え、みんなで同じ方向に向かっていきたい。