一般質問


平間徹也議員

 

施設管理
 
 
老朽化公共施設の改修計画は
今後の財政状況を考慮し、検討する

■質問
 蔵王病院と町内小学校の施設長寿命化計画と今後について伺う。
@常勤の医師を確保するのは大変だが、赴任したくなる蔵王病院になるには何が必要と考えているか。

■町長
 一般論として給与などの条件、近代的な施設・医療機器の整備と考えている。

■質問
A蔵王病院は老朽化が進んでおり、建て替えも必要ではないか。

■町長

 老朽化が進み何らかの対応が必要だが、喫緊の課題である医師招聘を実現した上で今後の財政状況を考慮しながら検討していく。

■質問
Bこのまま医師を招聘できなければ来年度蔵王病院は診療所はおろか廃院になる可能性もある。今現在、決まっている来年度の蔵王病院の経営形態は。

■町長

 現時点では県保健福祉部を通じて1名の医師を確保できる状態になった。現在の療養体制を維持するにはさらにもう一人の医師を確保する必要がある。東北大学病院の外科医局からは派遣は困難という回答があったが、内科医局からは「12月中旬頃まで待ってほしい」という回答を得ている。

■再質問
 平成29年から幾度となく東北大学に医師の派遣をお願いしてきたと言うことだが、その結果は今のところでていない。時間がないのに危機感が感じられない。職員からも来年度からどうなるか不安だという声も聞いているが、どのように受け止めているか。

■町長

 その辺については院長と色々話をしている状況なので、静かに見守ってほしい。

■質問
C小学校の長寿命化計画によると、全ての小学校は補修改修で耐用年数を80年まで引き上げる計画になっているが、現時点で、小学校の統廃合は考えていないということでよいか。

■町長

 第五次長期総合計画期間中の令和9年度までに計画を策定していく。


築46年が経過した蔵王病院

 


 

再生可能エネルギー
 
 
再生可能エネルギーへの転換で脱原発へ
現状は原発へ消極的賛成

■質問
 町民の総意を県に伝える役割をもつ町長は女川原発再稼働についてどのような総意を県に伝えたのか。河北新報のアンケートによると町長は再稼働に対しては賛成と答えている。これを町民の総意として伝えたのか。蔵王はジオの恵みで、できていると発言している町長が原発再稼働の意思をもつのは矛盾しているのではないか。

■町長

 アンケートの趣旨は県内各自治体の首長の意見を伺うものであり、町民の総意を求められたものではない。再稼働に対しては、発電に伴う二酸化炭素が削減され地球温暖化対策につながるという理由から現状でのベターな選択肢として消極的賛成の立場をとったものであり、将来的には再生可能エネルギーへの転換を進めていくことが理想である。

■再質問
 蔵王町は自然エネルギーに恵まれている町であり、将来的にではなく、今の段階から検討・勉強していく姿勢が必要でないか。その姿勢が私たちの子・孫に受け継がれていく土台となる。その土台を作っていくのが政治家の仕事ではないか。

■町長

 蔵王町には国定公園があり、国有地であることから、簡単に発電設備の設置や水力による通年安定供給ができないことなど難しい点もあるが、今後、いろんな知恵をいただきたい。


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