■質問
今年はコロナ被害により事業者・住民の皆様には経済的不安が重くのしかかっており、この状態がしばらく持続すると予測される。同時に、国・町の財政も縮小を余儀なくされる中、「新たな生活様式」、「新たなウィズコロナ政策」という難しい課題を乗り切る施策が必要とされ、責任のある4年の任期となる。
町民の幸せのためという目標に変わりはないが、政策・戦略の見直し、変更、廃止、あるものは追加する等、事業を選別することにより即効性と実効性のある政策展開が必要とされる。今回の所信表明は、これまでのキーワードの羅列であり、町のビジョン、その実現のための戦略、具体的な施策がなく、将来の町の姿が見えない。その点を伺う。
■町長
町民の代表である議員の皆さんと真摯に議論をしながら町政運営に当たっていく。コロナの問題については国・県の指針、隣接市町との連携を図りながら対応していく。
今後の政策について、基本的に変わらず第五次長期総合計画を推進していく。また、町のビジョンにつては、「ずっと住み続けたい快適な環境づくり」「愛にあふれるふるさとづくり」「オンリーワンなまちづくり」を重点戦略として進めていく。
■再質問
「愛にあふれた、ずっと住み続けたい町」とはどういう町か。それが見えない。令和2年3月の町長施政方針で「インバウンド誘客の推進」は通用しない時となった。コロナ災害にあたり方針も、見直し・改善する必要があるにも関わらず、今回の所信表明に言及されていないのはなぜか。
■町長
長期総合計画はあるが、事件や災害時に議員の皆さんと話し合って対応していく。
■質問
高齢者の生きがい対策のひとつとしてシルバー人材センターの設立を挙げている。それに登録しない多くの方の生きがい対策はどうするのか。
■町長
大きい項目での生きがい対策ということだが、その他の生きがい対策については担当課において計画している。

ピンピン教室(頭いきいきコース)
■質問
地域医療問題として刈田病院も中核病院も分娩取扱いを休止し、産婦人科も極端に少なくなっているが、見解を伺う。
■町長
医療の中で産婦人科はリスクの高い仕事であり、医師不足が問題となっている。地域で産婦人科が必要なことは解るが、難題である。
■質問
高齢者の足の問題は喫緊の課題であると考えているが、中学校統合後のスクールバスと並行して検討するのか。
■町長
中学校開校と併せてやっていきたいと考えているが、予算を含め、高齢者人口など総合的に考え、できるだけ早い時期に進めていく。
■質問
教育環境・子育て支援にざおうグローカル5を前面に出しているが、これまでの活動をどう評価しているのか。今後どう推進していくのか。
■町長
教育委員会からも説明を受けながら、総合教育の立場からも、ざおうグローカル5を推進するため所信表明の重点施策に入れている。
■質問
ジオパーク事業に関しては、議会からも事業の見直しを2回ほど指摘している。また、3市3町の合意がなく、蔵王町単独で推進するとのことだが、財政縮小の折から見直されるべき事業であると思うが、いくらかかるのか。
■町長
本件に関しては3市3町の議論が尽くされていない状況であるが、令和3年度の予算として700万円程度を見込んでいる。
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