補正予算

 4月会議の補正予算では、一般会計と水道事業会計の2件が提案され、5月会議では一般会計が提案され、6月会議では一般会計ほか3件の補正予算が提案され、慎重な審議を行い全て原案どおり可決しました。
 一般会計予算質疑のいくつかを紹介します。

4月会議 一般会計
新型コロナウイルス対策費に990万円を計上

 

 4月会議に提案された一般会計補正予算は、新型コロナウイルス対策で、中小企業振興資金保証料補給金・利子補給金612万円、幼稚園感染症対策備品購入費140万円、窓口カウンター等ついたて設置工事費85万円を追加し、観光費やヒルクライム事業費1592万円減額して、予算の総額を57億1250万円としました。

中小企業振興資金の補正内容は?

提案内容
 保証料と利子補給金612万円を計上するものです。

■質疑(議員)
 今後どのような見通しをもって計上したのか。

■答弁(農林観光課長)
 これまでの実績から平均400万円の借用で33件を見込み452万円を計上し、利子補給についても年利1.5%の7年返済で160万円を見込み、債務負担行為で7年間で560万円を計上した。

仙台空港シャトルバス運行業務委託料の減額内容は?

提案内容
 仙台空港シャトルバス運行業務委託料220万円を減額するものです。

■質疑(議員)
 新型コロナウイルス問題でインバウンドの客が減少し、委託料を減額したが、今後の展望はどう考えているのか。

■答弁(農林観光課長)
 新年度の当初予算で440万円計上していたが、今回の新型コロナウイルスの影響により、今後は状況を見ながら運行することとし、下半期分220万円を減額して、債務負担行為で次年度分の継続事業とした。


5月会議 一般会計

新型コロナウイルス感染症緊急経済対策事業費に12億5854万円を追加
■総額69億7104万円に■

 5月会議に提案された一般会計補正予算は、歳入については、新型コロナウイルス対策国庫補助金12億2254万円、県補助金3600万円を計上し、歳出においては、町民一人当たり10万円を給付する特別定額給付金事業費11億8628万円、子育て世帯へ1万円を給付する臨時特別給付金事業費1487万円、休業・営業時間短縮要請に協力した事業者に県と協調して新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金事業費5425万円、ひとり親家庭子育て支援臨時給付金事業費167万円、宿泊事業者等負担軽減支援事業補助金150万円などを追加し、予算の総額を69億7104万円としました。


新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金の追加補正は?

提案内容
 県から3600万円、町から1800万円で5400万円の協力金を計上するものです。

■質疑(議員)
 180事業所が対象と思うが、それ以上の申請があった場合は追加補正で対応するのか。

■答弁(農林観光課長)
 180件を想定して予算計上しており、超えた場合は追加補正で対応していく。


新型コロナウイルス感染症対応の窓口カウンター

臨時特別給付金の申請と支給時期は?

提案内容
 児童手当受給者に対して1万円が上乗せされる形で1487万円を計上するものです。

■質疑(議員)
 申請と支給時期はどのようになるのか。

■答弁(子育て支援課長)
 今回は臨時特別給付金ということで児童手当支給と別の事務作業となり、システム改修等を行いながら、申請等は必要ないが、受給辞退等で2週間以上の申出期間も必要なことから、6月末支給を目指して事務を進めていく。

宿泊事業者等負担軽減支援事業補助金とは?

提案内容
 4月から6月までの水道料の基本料金を軽減するため150万円を計上するものです。

■質疑(議員)
 対象事業者はどの程度あるのか。

■答弁(農林観光課長)
 ホテル、旅館、ペンション、居酒屋、飲食店等の100事業所を見込んでいる。


6月会議 一般会計

中小企業者活動継続支援給付金3000万円を
計上
■総額69億9660万円に■

 6月会議で提案された一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ2556万円を追加し、総額を69億9660万円としました。
 歳入においては道路改良事業費国庫補助金2368万円、町債2130万円を減額し、東北観光復興対策交付金875万円、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金5779万円等を計上し、歳出においては、東北観光復興対策交付金事業費1094万円、地域商業活性化事業補助金1188万円、中小企業者活動継続支援事業費3128万円、公立学校教職員用情報機器購入費501万円を追加し、道路改良整備事業費4912万円を減額しました。


中小企業者活動継続支援給付金とは?

提案内容
 県と町で行なう新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金の対象から外れた事業者への町単独支援として10万円を交付する事業費3128万円を新たに計上するものです。

■質疑(議員)
 支給要件で、3月から5月のいずれかの1ヵ月で前年対比20%の収入減と理解していいのか。

■答弁(農林観光課長)
 新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金の対象から外れ、2月から6月のいずれか1ヵ月分の前年同月対比20%の減収があった事業者が対象で、1事業者当たり10万円を交付するものである。

地域商業活性化事業補助金とは?

提案内容
 地域の経済活性化のため3割増し商品券を発行するため1188万円を新たに計上するものです。

■質疑(議員)
 購入制限や利用店舗はどう考えているのか。

■答弁(農林観光課長)
 商工会に事業を委託するが、商工会加盟店だけでなく、取り扱っていただける店舗を募集する。
 1万円で1万3000円の商品券で、一人2セットまでとし3000セット用意する。大型店と小型店両方使えるものが半分、小型店のみのものが半分と考えている。販売は町内3ヵ所で宮、永野、遠刈田を考えている。


地域経済の活性化が期待される割増し商品券

道路改良事業費の削減の理由は?

提案内容
 国庫補助事業費の減額内示のため事業費を4912万円減額計上するものです。

■質疑(議員)
 国からの減額内示により、計画中の2路線の完成時期はどうなるのか。

■答弁(建設課長)
 下別当1号線については令和3年度の完成を予定しているが、湯口線については、3年程度必要かと考えている。



ページの先頭へ