一般質問


松風ヌ一議員

 

骨髄バンク
 
 
ドナー登録者へ助成制度の確立を
令和3年度から行っていく

■質問
 骨髄バンクは、白血病等の血液疾患の患者を救うためドナー登録の拡大に力を注いでいるが、その課題として移植を望む患者数に対し、必要な登録数の確保が難しくなっている。要因として、登録できる年齢は18歳から54歳以下で健康な人に限られ、適合するドナーの確率が兄弟姉妹間でも4分の1、他人になると数百万から数万分の1の確率である。移植を必要とする患者がチャンスをつかむにはひとりでも多くのドナー登録が必要である。骨髄バンクがつなぐ命の重要性を鑑み、次の項目について町長の見解を伺う。
@管内ドナー登録の実態について

■町長

 仙南保健所管内のドナー数は、昨年3月末時点で約1000人の登録があり、うち町内の方は52人となっている。

■質問
 A高校生、成人式等でのドナー登録への普及啓発について

■町長

 成人式で骨髄バンクドナー登録のお願いのパンフレットや臓器移植のしおり等を配布し普及啓発を行っている。
 また、高校生については、今後、献血を通した社会貢献を呼びかける際にパンフレット等を配布し普及啓発に努めていく。

■質問
 Bドナー登録への休暇制度、助成等の整備について

■町長

 助成制度については、ドナー登録者が骨髄の採取、提供した場合、本人に対し1日2万円、7日間を限度として助成金を交付し、その半額を県が市町村に補助するものである。本町において、令和3年度から助成制度を開始したいと考えている。
 休暇制度については、今後、企業振興連絡協議会等を通じて制度普及や啓発を行い、ドナー登録の推進を図っていく。


 

子育て支援
 
 
午睡チェックセンサーの導入を
将来に向け検討していく

■質問
 午睡中に乳幼児が死亡する原因に乳幼児突然死症候群(SIDS)や窒息などによる事故が報告されている。
 無呼吸をいかに早く発見するかにかかっているが、保育士の業務は煩雑な仕事に加え、午睡チェック業務では0歳児は5分に1回、1歳児から2歳児は10分に1回のチェックが望ましいと指定されている。
 目視による確認作業軽減と業務の効率化や事故の未然防止として期待される午睡チェックセンサーを導入してはどうか。

■町長

 保育所では、0歳児から2歳児の場合、保育室で概ね2時間半程度の午睡をしているが、担任保育士等が常に子どもたちの状態を観察し、さらに10分おきにSIDSチェック表により、寝ている体勢の確認も行っている。
 また、午睡中に保育士が不在とならないように安全管理を徹底している。
 今後は、保育士の業務負担の軽減も考慮する必要があることから、導入効果等について先進事例等を調査し、将来に向け検討していく。

■質問
 保育士等の人員確保や業務の効率化に大いに活用できると考えるがどうか。

■町長

 国が子どもの生命を守っていく大きな役目だと思っているので、補助金等を含め、知事会、市長会、町村会の3団体を通じて国のほうへ要望していく。


午睡チェックセンサー

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