一般質問


遠藤裕一議員

 

獣害対策
 
 
獣害対策の後継者育成と待遇改善を
助成金等を見直し改善を図っている

■質問
 昨年、遠刈田だけでもイノシシ120頭、熊26頭、町全体で約400頭のイノシシを駆除しても増え続けている。猟友会の後継者育成と待遇改善は。

■町長

 蔵王町鳥獣被害対策実施隊は、総勢44名の5隊編成で捕獲活動を行っている。有害鳥獣捕獲頭数は年々増加しており、わなの見回りなど、ほぼ毎日出動している現状である。一方で隊員の高齢化が進み、担い手育成が急務となっていることから、わな猟免許取得費用に加え、狩猟免許取得費用や猟銃購入の経費に対する助成を開始したところである。
 また、助成金の交付基準を大幅に見直し、待遇改善を行っている。さらに、くくりわな、箱わな及び捕獲に要する資材や消耗品など現物支給により支援を行っている。

■質問
 獣と人のすみ分けが必要なので、元気な高齢者を募り、草刈り隊を結成し、行政区ごとに道路脇などきれいにしてはどうか。

■町長

 現在、町道、河川敷、農道や農業用水路については、それぞれの行政区において地域の方々の協力をいただき除草作業等を行い、環境美化に取り組んでいる。
 今後もより多くの方々を巻き込みながら、町民(自助)、地域(共助)、行政(公助)が一体となって環境美化を推進できるまちづくりを目指していく。


イノシシの侵入を防ぐため柵を設置しています。(向山区)


 

奉仕活動
 
 
住民の目に見える仕事を
ボランティア活動を奨励していく

■質問
 住民の言うことに耳を傾け、同じ目線で汗を流し、町をきれいにすれば人は集まってくると思うがどうか。

■町長

 住民と同じ目線で汗を流す活動の大切さを職員に対し、常々呼びかけている。
 現在、毎朝役場や蔵王病院などそれぞれの職場の駐車場や周辺の歩道のごみ拾いをしたり、夏季には夕方一斉に除草作業を行っているほか、春と秋の交通安全運動期間には、それぞれの職場周辺の交差点や横断歩道付近に立ち、街頭指導を実施している。勤務時間外に行うこれらの活動は全てボランティアであり、町をきれいにしたり、交通事故を防止したいという思いを持つ多くの職員によって継続されてきたものである。
 職員が地域活動へ参加し、住民とともに汗を流すことは、自身がボランティア活動の尊さを学べるだけでなく、住民目線で行政運営を行うプラス効果につながるものと考えられるので、今後も引き続き奨励していきたい。


春の交通安全運動期間中、職員も街頭指導を行っています。

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