一般質問


佐藤敏文議員

 

まちづくり
 
 
東北道に蔵王スマートインターの設置を
今後も調査検討を進めていく

■質問
 近年、高速自動車道の整備が進み、利用する車が増え、県内でもインターチェンジが増設されている。そのようななか、町民の方々より蔵王町にスマートインターの設置を望む声が上がっている。そこで、白石インターチェンジと村田インターチェンジの間にスマートインターを設置することにより、蔵王観光の入り口の効果、企業誘致、仙台圏への通勤など、大変期待されるものと考えるが、町長の考えは。

■町長

 町内にスマートインターが設置されれば便利になることは確かであるが、国の基準において費用対効果が認められなければ設置できない。また、アクセス道路の採択基準は、1日の出入り交通量500台以上の条件を満たさなければ国の補助を受けられない。また、蔵王パーキングへの設置を想定した場合、県道からパーキングまで縦断勾配が最急で17%あり、道路構造令で規定されている、積雪寒冷地の最急勾配8%以下を満たしていないため、大規模な改良工事と多額の工事費が必要となる。設置基準や工事費などの問題があり設置は現時点で大変難しい状況である。
 今後も調査検討を進めていく。


今後、期待されるスマートインター(水戸北IC)

 

■再質問
 蔵王パーキング接続ではなく、直接接続型スマートインターを考えている。蔵王エコーラインに行くため観光の入り口と考えるがどうか。

■町長

 観光の入り口で見た場合、仙台以北、日本海側、仙台圏からは村田インター、関東圏からは白石インターがあり、どちらも役場まで10分ぐらいである。たとえば段差がなく平坦なところでは矢附地区であるが、薮川があるため大きなジャンクションが必要になり、高速道にガードをつくるなど問題がある。
 沿岸部では、名取市・岩沼市・亘理町・山元町で東部道に多くのインターができたが、被災の関係で津波発生時に高台へ避難するための意味合いもあり、市町がお願いし、国が認めている。設置には多大な事業費が必要であり、利用度も含め慎重に検討する必要がある。


スマートインターの設置が進められている東北自動車道

■再質問
 今後想定される蔵王山の噴火など、災害時の避難・復旧の出入り口としての考えもある。アクセスの利便性だけではなく、インター周辺を整備し、企業誘致、農産物の発信、住宅団地なども考え検討すべきではないか。

■町長

 以前、いろいろと勉強してきたが、数年がたっているので、もう一回勉強し検討していく。


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