一般質問


高橋好夫議員

 

子育て
 
 
保育所の受け入れ体制の充実を
保育施設の床面積など制約があり難しい

■質問
 本町の子育て家庭への支援は「長期総合計画」さらに「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、町独自の医療助成を初め、経済的負担軽減を実行してきた。
 今後さらなる充実策として、産休明けで職場に復帰する場合、希望する時期に保育を受けられる保育所や保護者が病気や入院したときに、一時的に保育を受け入れられる体制の充実を図ることにより、保護者の悩み軽減に加え、若い方々の蔵王町定住にもつながる。
 保護者の職業生活と家庭生活の両立を支援することは、住民福祉の向上、本町発展に結びつくものと確信するが、町長の考えは。

■町長

 町保育所は、家族の就労などにより日中家庭での保育ができないなどの要件を満たした場合に4月1日現在で生後6カ月からの子供を受け入れることになる。
 産休明けで職場復帰する場合、保育所のゼロ歳児受け入れ人数に空きがあれば受入れるが、最近は保育を希望する保護者が増加傾向にある。
 年度途中においてゼロ歳児を受け入れることは保育施設の床面積と職員数に制約があり、困難な状況である。民間の保育所を紹介し利用を促しているところである。
 保護者が病気や入院したときの一時的に保育を受け入れる体制は、子育て支援センターの「蔵王子育てサポート事業」により対応が可能と考えている。地域の協力会員が一時的に預かり、子育ての応援をするものである。
 また、宮保育所の増築工事を進めおり、保育環境のさらなる整備を推進しているところである。

■再質問
 保護者は、町の保育所に入れたいと願っている。受入れ体制をつくる考えは。

■町長

 年度途中の受入れのために空きをつくっておくことはなかなか難しい。
 町と民間と効率よく運営していくような環境をつくっていきたいと思っている。


本年度中に増築される宮保育所


 

まちづくり
 
 
町道下永線の拡幅を
今後も調査検討を進めたい

■質問
 元JA永野支所の信号機から右折して平沢方面に向かう車があると、後続車が直線通行もできなくなる状況である。
 そこで、町道下永線を拡幅することにより、渋滞は緩和されると思われる。農繁期には大型機械が入ると、交通に不便であり、通学路のため子供たちも危険と思われる。拡幅により景色がよく、停留所も近いため、多くの定住も考えられるが町長の考えは。

■町長

 県道岩沼蔵王線までの町道下永線の沿線は、学校やバス停が近く、利便性がある土地であるが、一部の区間は道路幅員が狭いため、通行に不便が生じている。
 元JA永野支所前交差点の交通渋滞は、交差点に右折レーンがないことが主な原因であると考えている。町道下永線の拡幅計画には、県道白石上山線と接する交差点右折レーンを設置する計画はなく、町道下永線の拡幅による交通渋滞の解消は難しいものと思われる。
 平成27年10月13日に広域農道仙南地区、通称コスモスラインが開通し、近い将来、町道下別当1号線も改良拡幅される予定であり、これらの路線へある程度分散することで、永野地区の渋滞は緩和されるものと見込んでいる。今後も調査検討を進めたいと考えている。


右折レーンがなく渋滞する元JA永野支所前




 
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