一般質問


松ア良一議員

 

健康長寿
 
 
ヘルスケアポイント制度の実施を
効果方法を模索し慎重に検討したい

■質問
 最近、生活習慣病の予防や健康状態の改善につながる取り組みとして、健康づくりへのインセンティブ(動機づけ)を高める方策として、ヘルスケアポイントの普及が注目されている。この「健幸ポイントプロジェクト」は、参加した住民に対し、歩いた歩数や運動教室への参加、検診データの改善などに応じてポイントを付与し、1ポイント1円で電子マネーや地域で使える商品券などにも交換できる。
 ヘルスケアポイントは楽しみながら、病気やけがの予防にもつながることから、当町でも実施すべきではないか。

■町長

 「健幸ポイントプロジェクト」は、総務省および文部科学省による社会実験として実施されているもので、健康で生きがいのある状態を健幸とし、歩くことを基本とした健康づくりで、医療費抑制の効果が見込まれるとされている。
 このヘルスケアポイント制度は、他の自治体でも取り組まれているが、健康に関心のない方の動機づけを高めるポイント数は、どの程度なのか見極める必要がある。
 さらには、住民の健康と医療費抑制の効果を高めるためには、事業がしっかりと根づいて継続させる必要があると考えている。
 住民が健康に気遣い、自らが健康づくりに励もうとする手段の1つとして、大変有効な制度と考えている。先進事例などを参考にし、本町で実施する上で、最も効果的な方法を模索し、慎重に検討したいと考えている。


介護予防事業で好評なぴんぴん教室


 

がん対策
 
 
がん対策の充実を
しっかり取り組んでいく

■質問
 日本人の2人に1人がかかるがんは、1981年以降死因の第1位を占め続ける国民病である。次の項目について町長の見解は。
@がん予防の充実(受動喫煙防止対策・ピロリ菌検査実施の拡大)

■町長
 母子手帳交付時に喫煙による胎児への影響などを冊子で配布、指導を実施しているほか、保育所などの保護者への受動喫煙についてのチラシ配布やポスターを掲示をしており、引き続き受動喫煙防止の啓発を行っていく。
 ピロリ菌検査実施の拡大は、さらなる検証が必要とされ、この動向を見ながら検討していく。

■質問
Aがん検診の受診率向上のため無料クーポン券の配布の継続

■町長
 国庫事業のため、来年度も継続されるか未定だが、町では受診率を高めるよう平成26年度から、一定年齢の方に対し、自己負担金500円で受診できる体制を整えており、成果を上げている。引き続き実施したいと考えている。

■質問
B拠点病院および地域における緩和ケアの推進

■町長
 平成27年4月1日に、県が県南中核病院を指定し、5月1日に緩和ケア病棟が開業した。身近な施設があることは、がん患者本人や家族の心のケアなどにつながるのではないかと思っている。

■質問
Cがん教育の推進

■町長
 平成25年度に、県の推進事業である「がん予防出前講座」を円田中学校の全生徒を対象に実施した。がんについて学ぶことを通して、健康に対する関心を持ち、正しく理解し、適切な態度や行動をとれることが求められている。
 年間指導計画や関係機関との連携、教職員の研修などに検討を加えながら進めていく。

■質問
D小児・若年者への医療用ウイッグの購入費助成

■町長
 抗がん剤の副作用で起きる脱毛は、がん患者にとってはまた別な大きな悩みである。治療を受けながら社会復帰する支援策であり、本町においても検討していく。


地域福祉センターでは各種健診を行なっています。

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