一般質問


村上一郎議員

 

教 育
 
 
教育行政の新制度後の進め方は
新制度のねらいを念頭に置き連携を図っていく

■質問
 従来の教育委員会制度を見直した、改正地方教育行政法が本年4月1日に施行された。改正の主な点は、教育委員長と教育長を統合した「新教育長」を教育委員会のトップにする。「総合教育会議」を設置する。教育の目標などを盛り込む「大綱」を策定するなどである。
 本年10月から、新制度による蔵王町教育委員会がスタートするので、次の項目について伺う。
@今後の蔵王町教育行政の基本方針などを協議する「総合教育会議」の設置時期は。

■町長

 できるだけ早い時期に教育委員と教育政策について話し合い、10月の設置を予定している。

■教育長
 できるだけ速やかに行われるのが望ましく、新教育長が任命される10月を考えている。

■質問
A教育の目標や施策の方針を盛り込む「大綱」の策定に向けた今後のスケジュールは。

■町長

 「大綱」は、教育施策の方向性を明確にするものであり、町の第4次長期総合計画と町教育委員会の教育基本方針や重点目標を参酌し、速やかに検討したい。

■教育長
 「大綱」は総合教育会議で協議・調整し、首長が策定することになるが、国の教育振興基本計画を参酌し、速やかに検討していきたい。

■再質問
 「大綱」の策定後に当然議会側への公表が必要と思われるが。

■教育長
 それは第1回の総合教育会議で話し合うことになると思う。

■質問
B総合教育会議は首長が主宰のため、教育の政治的中立性への懸念がある。町長の見解は。

■町長

 わたしの考えを教育政策に提案させて頂くが、教育の政治的中立性の確保および教育の自主性の尊重が当然と考えられる事項は、教育委員と協議し連携を図っていく。

■質問
C新制度での教育長の責務はかなり大きくなると認識している。教育長の見解は。

■教育長

 新制度の教育長は、教育委員会の第一義的な責任者として重責を担うことになるので、新制度のねらいを十分に念頭に置き、誠実に精一杯努力したいと決意を新たにしている。

■質問
D平成30年度に道徳の教科化が図られる予定だが、道徳教育の充実を図ることが必要ではないか。

■町長

 礼儀作法や慣習の継承、非行やいじめ防止の指導など、生きた人間関係のあり方などについて、具体的指導によって道徳感を感じてもらうことが必要である。

■教育長
 人権教育の充実や健全な成長のための長期的継続的な心のケアなどに十分意を図り、学校・家庭・地域が連携して、道徳性を育む活動を展開するよう努めて参りたいと考えている。


道徳教育の推進が図られます。(円田小学校の授業)


 

交通安全
 
 
「西原跨道橋」の架け替えを
今後も調査検討を進めていく

■質問
 蔵王町と村田町の町境に位置し、高速道路に架かる「西原跨道橋」の架け替えについて、平成25年6月会議で一般質問した。町長の答弁は、蔵王町と村田町、宮城県および県会議員等で構成する仮称「西原跨道橋建設推進協議会」を設置し、関係機関に要望していきたいとの回答であった。その後どう進展したのか。

■町長

 西原跨道橋は村田町管理の橋であり架け替えは、村田町が事業主体となり、調査や概略設計を行う必要がある。
 村田町では、第4次長期総合計画の中に西原跨道橋架け替え事業が入っておらず、町の一般財源で調査や概略設計を行うためには、長期総合計画実施計画の中に架け替え事業を取り入れて頂かないと、調査設計にも着手できないものと思われる。また、実現に向けては、接続する県道岩沼蔵王線との交差点改良が必要不可欠である。改良工事は県の事業として実施して頂くことが前提であり、西原跨道橋の改良に伴う県道の道路改良を、県に要望していかなければと考えている。
 現時点では建設推進協議会を設置する段階には至らず、今後も協議会設置を含め調査検討を進めたい。


交通量が多く、橋幅の狭い西原跨道橋

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