一般質問


松ア良一議員

 

健 康
 
 
「健康マイレージ制度」の導入を
町民の健康づくりのために検討する

■質問
 最近、全国の自治体で健康診断の受診やスポーツ活動への参加などでポイントをためると特典を利用することができる「健康マイレージ」の取り組みが注目されている。
 狙いは住民の健診受診率を上げ、健康づくりに励むことで医療費や介護費の適正化につなげるほか、地域コミュニティや地域経済活性化などが期待できる施策である。
 そこで当町も健康づくりへの機運醸成と動機付け支援としてこの制度を導入すべきではないか。

■町長

 議会から特定健康診査や各種がん検診の受診率向上に努め、健康づくりに励むことで医療費や介護費の適正化につなげるようご意見を頂戴している。
 これを受け、住民の健診受診率を上げるために無料クーポン券の発行や検診助成、日程の延長など様々な取り組みをはじめ、生活習慣の改善、予防事業などに取り組んできた。その結果、少しずつではあるが健診受診率の向上や住民の健康づくりに関する意識の向上があらわれはじめている。
 「健康マイレージ制度」は、日ごろの健康づくりへの取り組みをポイント化し、健康づくりへの積極的な参加を誘導する仕組みであり、この制度が住民の健診受診率を上げ、健康づくりに励むことで医療費や介護費の適正化につながることであれば、今後、町民の健康づくりの機運醸成と動機付け支援の一つの方法として導入を検討したい。


がん検診の様子



 

アレルギー
 
 
「子ども安心カード」の導入を
「健康手帳」との整合を図りながら検討する

■質問
 食物アレルギーなどによる緊急時の対応として「子ども安心カード」を考案した自治体がある。
 このカードは学校・園における幼児・児童・生徒の病気やけが、アレルギー等による緊急時における救急車等による搬送の際に、学校・園と消防署が連携し、救急隊への速やかな引き渡しを行うためのカードである。
 当町の子どもたちの命を守る環境づくりのため導入すべきではないか。

■町長

 学校給食について、アレルギーを持っている児童生徒へは個別の給食は提供しておらず、保護者と学校が調理場から事前に提供される献立表でアレルギー該当食材を確認して対応している。
 「子ども安心カード」は緊急搬送時に救急隊が適切に対応できる方策の一つとして有効なものと考えられる。
 今後、教育委員会と連携し、将来を担う子どもたちの安全安心対策を講じていく。

■教育長
 食物アレルギー等による緊急時の対応については、学校に対し「学校のアレルギー疾患に対する取組ガイドライン」の活用の徹底を指示するとともに、保護者と連絡を密にして、各学校の状況に応じたマニュアルの再検討をしたいと考えている。
 「子ども安心カード」は緊急時の搬送における初期対応の判断を速やかに行える方策として有効と考えている。
 今後、現在児童一人ひとりが持っている「健康手帳」等との整合を図りながら検討したい。

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