一般質問


松ア良一議員

 

子育て
 
 
子育て支援強化に万全の準備を
体制の整備に努める

■質問
 国会では「子ども・子育て支援関連3法」が成立し、本格的に動き出すのは早ければ平成27年度と言われている。
 当町も円滑かつ速やかに新制度を導入できるよう万全の準備をしていくため、次の項目について具体的に伺う。
@地方版子ども子育て会議の設置
A子ども子育て支援事業計画の検討
B実施体制づくり(準備組織の設置と利用者支援)

■町長

@子育て支援の政策プロセス等に参画・関与することができる仕組みとして、平成25年度の早い時期に設置しなければならないため、当初予算に計上していく。
Aこれまで次世代を担う子どもと子育て家庭を支援する環境を整備し、あらゆる分野における施策の充実を図るため、前期・後期次世代育成支援行動計画を策定し、推進に努めている。
 今回は、これに幼稚園や地域型保育事業等が新たに加わったニーズ調査を平成25年度中に行い、平成26年9月までに新たに「子育て支援事業計画」を策定しなければならない。平成25年4月以降に示される国の指針に基づき、多くの町民の声を聞きながら、より子どもを生み、育てやすい環境をつくるため、地域における子ども・子育て支援の基盤整備の基礎を策定していきたい。
B子ども・子育て支援事業計画や条例の策定をはじめ、人員の補充等を含め、平成27年4月から円滑な実施が行えるよう体制整備に努める。


永野保育所・おゆうぎ会の様子


 

健 康
 
 
フッ化物によるブクブクうがいを
検討しながら進めたい

■質問
 県は、むし歯と歯周病の予防を8020運動(80歳で20本以上自分の歯を保つ)で達成に向けた環境整備の柱とし、その達成の鍵とも言われる第一大臼歯(だいきゅうし)を効果的に保護育成するため、幼稚園・保育所・小学校などで集団で行うフッ化物洗口(ブクブクうがい)を推奨している。
 そこで保育所、幼稚園から中学校までのフッ化物洗口事業に段階的に取り組んではどうか。

■町長

 フッ化物洗口は萌出(ほうしゅつ)直後の歯に比較的高い効果が得られる。歯は萌出後の2〜3年が最もむし歯になりやすく、特に4歳から開始し、第二大臼歯の萌出時期である12歳から2年間、つまり14歳までの時期に継続することがむし歯予防対策として最も大きな効果をもたらすことが示されている。
 町では2歳児に対し、平成21年度から「フッ化物塗布(とふ)」を行っているが、フッ化物洗口の導入には幼稚園や保育所、学校、保護者など多くの関係者の理解と協力が必要になり、その費用と効果についても検討しながら進めていきたい。

メ モ
大臼歯とは:奥歯のこと。 (前から数えて6番目が第一大臼歯、7番目が第二大臼歯)
フッ化物とは:フッ素化合物のこと。むし歯予防に有効とされ歯磨き粉の原料にも使用されている。
萌出とは:歯が生えること。

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