あなたの声 わたしの提言


大沼 勇二郎さん
〔北 山〕

 

故郷に思うこと
 私は六年前故郷である蔵王町に越してきました。悠然(ゆうぜん)(そび)える蔵王を(あお)ぎ、豊かな自然の環境に感謝しつつの毎日です。
 町から離れた別荘地に住む私には、日常の買い物等の交通手段が最も切実な問題です。いつも利用している県道12号白石上山線は、道幅が狭くバイクや自転車の通行は常に危険を伴い、歩行者ですら危ない箇所がある状況です。また、遠刈田の温泉街の混雑も深刻です。特に、交番前の十字路は危険です。早期の対策が望まれます。災害時のライフラインの確保はもとより、まして全国有数の観光地蔵王では道路の整備は重要な課題です。観光シーズンの慢性的な渋滞解消と、更なる観光客誘致のため広域的な交通網の整備が急がれます。
 最近、史跡の由来板の整備が進み喜んでいますが、町内の地区名の設置や外国人観光客の対応も必要と思います。
 前に町内で、道路に除草剤が()かれた光景を見て惨憺(さんたん)たる思いをしました。かけがえのない蔵王の自然を大事にしていきましょう。


守りたい蔵王の自然
 未曽有の大震災、原発事故、猛威を振るった台風、大変な状況にあるたくさんの方々に心よりお見舞い申し上げます。平穏な日が早く訪れますように祈るばかりです。
 さて、一昨年秋、牡蠣養殖の(かたわ)ら豊かな海を守るために植林活動等「森は海の恋人」運動を続ける畠山重篤(はたけやましげあつ)先生の講演を、ございんホールで聴く機会がありました。海と山の関わり等興味深いお話でしたが、震災で甚大な被害を受けながら、牡蠣養殖復興に向かう活動の様子が新聞等で紹介され、改めて感銘を受けました。
 ここ蔵王町は直接海とは関係ありませんが、海の上流に位置する町として、山や森の自然環境を守ることで、川や海を守ることにつなげられるのではないでしょうか。
 豊かな自然それぞれが深く関わり合い、そこに人の知恵や工夫も加わることで環境全体が守られるように、町として、蔵王の自然を生かし守る活動や教育を今後も継続してほしいと思います。

 


佐藤 幸恵(さちえ)さん
〔宮 司〕

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編集後記

 十月に入り朝晩の涼しさを感じる季節となりました。千年に一度といわれる3・11の東日本大震災から、早7ヵ月が過ぎようとしています。町の復旧・復興にも補正予算審議が目白押しであり、これも『通年議会』の成せる(わざ)ではないでしょうか。
 町民の皆様に議会だより第130号が届くころは、晩秋から初冬の季節を迎えます。くれぐれもお身体をご自愛なされますよう、お祈り申し上げます。(平間)

■議会広報編集特別委員会
 発行・編集責任者  議長 村山 一夫
 委員長 平間 武美
 副委員長 外門  清
 委  員 大沼昌昭・尾関定法・高橋好夫・川村 仁