
停留所が狭い曲竹バス停
■質問
平成22年度の県立高校入学者選抜から、通学区域を撤廃し、全県一学区制になった。そこで、一学区初年度を迎え、蔵王高校の志願者(在校生)への町の受け入れ態勢と、町外の高校へ行く志願者(在校生)の交通網整備と環境整備について、次のことを伺う。
@朝の通学時、JR東白石駅の駐車場及び阿久戸踏切付近が渋滞し危険であるが、白石市・JR東日本・県などと市道拡幅、踏切拡幅や河川管理道路の増設を協議する考えはあるか。
A平成23年度県立高校入試第一回予備調査で、蔵王高校の倍率が0.28倍とかなり低かったが、町としてどう受け止めたか。
B蔵王高校前のバス停留所が狭くて危険だが、宮交バス・県と協議して移転する考えはあるか。
また、将来の小中学校統合を踏まえ、町内スクールバス設置の考えはあるか。
C蔵王高校卒業生の、地元企業へ優先的に雇用斡旋の考えはあるか。
■町長
@JR東白石駅までの通行において、渋滞の原因になっている狭隘踏切の改良や道路の拡幅等について、地元企業や周辺企業と連携し、白石市・JR東日本・県と十分協議を行い、利用者の利便性向上に努めたい。
A少子化や一学区制、男女共学が進んだことなどいろいろなことが重なった結果と理解しているが、魅力ある学校づくりの充実を図るため、蔵王高校として、単位制の特色を全面に出して、中学校・保護者・地域社会への理解に努めてほしいと思う。今後、11月25日に発足した「蔵王高校活性化委員会」と連携を図り、支援したいと考えている。
B潟~ヤコーバスと協議を重ねた結果、蔵王高校前のバス停を移動し、安全確保に努めるほか、「町民バス村田・蔵王線」を延伸して、海洋センターにも停留所を設置し、さらに登下校時刻に合わせたダイヤ改正や路線変更などを行い、生徒が利用しやすくなるよう努める。
なお、スクールバスについては、小中学校の統合ということになった場合に検討すべきである。
Cこれまでも企業訪問や蔵王町企業振興連絡協議会を通じて、機会あるたびに地元町民の雇用についてお願いしている。
今後は、企業奨励条例の一部を改正して、地元雇用に対する奨励金の交付条項を加え、企業を支援しながら雇用の促進に全力を注ぎたい。

渋滞の原因になっている東白石駅手前の踏切
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