平成22年度予算可決

すこやか養育や強い農業づくり交付金

 平成22年議会定例会3月会議は、3月4日から16日まで、13日間の会期で開かれました。
 平成22年度各会計の当初予算をはじめ、21年度各会計の補正予算、地域活性化・公共投資臨時交付金基金条例や町立学校の設置に関する条例の一部改正など、29案件の議案を審議しました。
 22年度一般会計の当初予算は、子ども手当の創設や、緊急雇用対策費の計上のほか、地方交付税の増額を見込み、21年度と比較して2億3,000万円の増額となりました。
 提出された議案は、慎重な審議を経て、すべて原案どおり可決されました。
 また、一般質問では6人の議員が登壇し、当面する行政の問題点などをただしました。


農業と観光の町である蔵王町、この風景を守りたいものです

当初予算 一般会計は前年度より4.7%の増

 3月会議で9つの会計の平成22年度予算が決まりました。総額は89億5,548万円になります。  町の仕事の大部分を担う一般会計予算額は、51億4,000万円で、前年度に比べ4.7%の増となっています。
 歳入では、町税が前年度に比べ3,533万円(2.1%)減の16億8,558万円を計上し、国・県支出金が前年度に比べ2億4,014万円(48.3%)増の7億3,774万円を計上しています。
 特別会計6会計と水道、病院の事業会計を合わせると、38億1,548万円になります。


子育て支援は町の重要な仕事です


 歳入は、町税で町民税の減収が見込まれることなどから、前年度に比べ3,533万円、2.1%減の16億8,585万円、地方交付税については5,000万円増の16億5,000万円となったほか、子ども手当の創設に伴い、民生費国庫負担金が1億3,026万円、98.3%増加しました。
 歳出は、総務費では、仙南地域広域行政事務組合総務費負担金1,457万円、減債基金積立金3,629万円、企業奨励金1,485万円、光ファイバーケーブル管理委託料と電柱共架料で625万円、地デジ辺地共聴施設整備事業費補助金1,504万円、参議院議員選挙費910万円、国勢調査費474万円などが計上されました。
 民生費では、6月から支給する子ども手当に2億683万円、第3子以降の子を出生した保護者に支給するすこやか養育助成金570万円などが予算化されました。
 衛生費では、蔵王病院運営費に1億6,000万円、刈田病院運営費8,279万円などが計上されました。
 農林水産業費では、円田2期地区ほ場整備事業負担金に3,150万円、JAみやぎ仙南蔵王漬物センターを改良整備するための強い農業づくり交付金5,200万円などが予算化されました。
 商工費では、5月16日に開催される自転車ロードレース「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2010」への負担金として600万円、ふるさと雇用再生特別基金事業1,861万円などが予算化されました。
 土木費では、町道「永野・山の入・平沢線」の道路改良工事に1億665万円、緊急雇用創出事業671万円などが計上されました。
 教育費では、学校給食賄材料費(食材などの値上げ分を全額町で負担。給食費保護者負担金は据え置き)に5,870万円、「預かり保育」を実施するための、永野幼稚園午睡室設置工事費810万円などが予算化されました。
 公債費では、町債(町の借金)の元利償還金として、6億3,518万円が計上されました。


ほ場整備事業も順調に進んでいます


 


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