■質問
平成20年と21年の会議において、次の3点を一般質問したが、成果が今ひとつ見えない。町長の考えを問う。
@町道宮・曲竹線について
国道4号線と接続する起点について、「平家川までの設計を示し、地権者の方々に集まっていただき対応したい。」と答えているが、その後は。
A神の湯駐車場について
「地域の方と駐車場管理などをお話ししたい。」
また、「条例は町民のためのもので、地域のみなさんの問題があれば、すぐにでも訂正したり、それに答えていくのが私の役目である。」と答弁しているが、無料化を含め考えているのか。
Bエスコ事業について エスコ事業導入については「町の施設について投資対効果を考え、今後勉強をし、知恵と想像、アイディアを出しながらしっかりと頑張ることを約束する。」と答弁したが、その後の経緯はどうなっているか。
■町長
エネルギー政策や幹線町道整備事業のようなものは、半年や1年で成果がでるものではないので、もう少し長い視点で見守って欲しいが、
@については、全体事業費で10数億円が見込まれるため、国の補助事業が不可欠だが、住宅団地や工業団地などの開発計画があれば採択は可能だが、単なる通過交通の利便性を高めるだけでは、補助採択ができないとのことである。第4次総合計画の中で、23年度に計画ルートを検討するとしているので、さらに背景を検討したい。
Aについては、「遠刈田温泉の駐車場問題を考える会」より、無料化を望む1,235名の署名簿と無料の是非に関する61人のアンケートを添えて要望されたが、反面、この件について、数社の新聞紙上でも紹介されたこともあり、「安易に無料化すべきではない」との意見、要望が多数寄せられており、観光客などの利便性や治安の維持を考えると、無料時間の延長が望ましいと条例改正の準備をしていた。
望ましい受益者負担のあり方や公平な行政執行を考えると、完全無料化は困難である。
Bについては、資源エネルギー庁及び東北経済産業局に問い合わせや打合せをした結果、エスコ事業よりも町単独で実施した方が得と判断し、庁舎の照明器具の経済比較を行い、環境対応型蛍光灯で、電気代で年間約60万円節約、CO2排出量で11.3t、従来より41%削減できると見込まれ、事業の実施を今回の補正予算で認めていただいた。

無料時間が延長される予定の町営神の湯駐車場
|