令和5年蔵王町議会定例会12月会議
令和5年12月8日(金曜日)
出席議員(14名)
1番 松 ア 良 一 君 2番 加 川 敦 君
3番 大 沼 昌 昭 君 5番 平 間 徹 也 君
6番 佐 藤 敏 文 君 7番 齋 藤 英 之 君
8番 平 間 武 美 君 9番 佐 藤 長 成 君
10番 三 沢 茂 君 11番 遠 藤 裕 一 君
12番 外 門 清 君 13番 村 上 一 郎 君
15番 馬 場 勝 彦 君 16番 村 山 一 夫 君
欠席議員(1名)
14番 葛 西 清 君
説明のため出席した者
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町長 |
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村 上 英 人 君 |
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副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
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会計管理者 会計課長 |
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佐 藤 長 也 君 |
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総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
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防災専門監 |
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佐 藤 洋 一 君 |
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まちづくり推進課長 |
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高 橋 幸 治 君 |
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町民税務課長 |
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鈴 木 智 子 君 |
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保健福祉課長 |
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大 槻 充 夫 君 |
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子育て支援課長 |
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鹿 島 亜 希 君 |
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環境政策課長 |
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宮 澤 一 弘 君 |
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農林観光課長 |
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佐 藤 敏 彦 君 |
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建設課長 |
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大 槻 健 一 君 |
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上下水道課長 |
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平 間 勝 文 君 |
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病院事務長 |
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山 家 信 行 君 |
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教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
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教育総務課長 |
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我 妻 敏 君 |
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統合中学校 準備室長 |
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日 下 光 義 君 |
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生涯学習課長 |
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佐 藤 孝 志 君 |
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スポーツ振興課長 |
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佐 藤 武 憲 君 |
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農業委員会長 |
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山 家 一 彦 君 |
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農業委員会事務局長 |
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砂 金 毅 君 |
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選管委員長 |
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勅使瓦 幸 一 君 |
事務局職員出席者
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事務局長 |
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鈴 木 賢 君 |
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事務局長補佐 |
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相 原 宏 美 君 |
令和5年12月8日(金曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 一般質問
日程第 4 陳情第 4号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制
度の確立を求める意見書の提出を求めることについて
日程第 5 議発案第10号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制
度の確立を求める意見書案の提出について
日程第 6 議案第103号 令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)
日程第 7 議案第104号 令和5年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2
号)
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(村山一夫君) 皆さんおはようございます。連日大変ご苦労さまでございます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。14番葛西 清君は、欠席の届出があります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、10番三沢 茂君、11番遠藤裕一君を指名いたします。
○議長(村山一夫君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
本定例会12月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書として一昨日、6日に配付のとおりであります。
次に、去る11月30日に総務経済常任委員会に付託された陳情第4号の審査結果報告については、お手元に配付のとおり総務経済常任委員長から報告があります。
次に、本定例会12月会議に町長から追加議案として議案第103号から議案第104号の2件が提出され、これを受理しておりますので報告いたします。
次に、本定例会12月会議に外門 清君から議発案第10号の1件が提出され、これを受理し、議案としてお手元に配付のとおりであります。
次に、お手元に配付の陳情書一覧表のとおり、意見書の提出等を求める1件の陳情書が提出され、陳情第5号として受理しておりますが、陳情第5号については議会運営(先例)基準第130項の規定により、陳情書の写しの配付をもって報告とし、お手元に配付のとおりであります。
次に、広報広聴常任委員長から連合審査会による所管事務調査の申出がありますので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本日の会議に、説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
以上で諸般の報告を終わります。
○議長(村山一夫君) 日程第3、一般質問を行います。
本日は、3名の一般質問を行います。
質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書としてお手元に印刷配付のとおりであります。
質問される議員にあらかじめお知らせいたしますが、質問時間は30分以内ですので、5分前になりましたら、ベルによりお知らせいたします。その後は、時間内で質問を終了できるよう時計表示にご注意いただくようお願いいたします。
なお、町長等に対して、論点を明らかにするために、議長の許可を得て、議員に対して質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。
最初に、3番大沼昌昭君の質問を許します。大沼昌昭君、登壇願います。
○3番(大沼昌昭君) それでは、皆さんおはようございます。トップバッターということで緊張しておりますのでよろしくお願い申し上げます。
今回、議会の議長の許しを得ましたので、通告書どおり一般質問を行いたいと思います。
1番目、移住定住についてということで、これ追跡質問ですので、これに関して再掲ということで読み上げたいと思います。
移住定住対策として移住相談室に委託しているが、町の人口が減少していくことは町の衰退に係る重要案件と思われます。今後、相談室との綿密な連携と移住者からの要望に対応し、各課にまたがる調整など多岐にわたる業務になることから専門部署の配置が必要と考えますが、町長の見解を伺います。これは、1番目の質問です。
2番目です。農業振興と地域おこし協力隊の活用について。
蔵王町は県内でも一番多種多様な農産物の生産の町と認識をしております。しかしながら、最近特に果樹の木の伐採が多く見受けられます。原因として、生産者の高齢化と後継者問題があると思われます。果樹の場合、苗木を植栽してから安定的に販売するには5年以上かかります。果樹畑の面積が減っていくことは町の活力も失われることになる。そこで、生産者と果樹栽培をしたい農家、農業希望者にうまく継承できないものなのか。移住定住の一つのツールとして、また地域おこし協力隊の今後の課題として下記の点を伺う。
1、過去の5年間の果樹畑の面積はどれだけ減じたのか。果樹の種類も分かれば、項目別に伺いたいと思います。
2、農業委員と農地利用最適化推進委員の農地紹介の実績について及び農家の情報収集について。
3、新規就農者の現状は。
4、これからの移住定住の施策として、就農希望者をどのように取り込もうと考えているのか。
5、地域おこし協力隊の今後の活用の計画と、新規募集は考えているのか。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
今日で3日目で、最後の3人の方々の一般質問であります。
最初に、大沼昌昭議員の追跡質問について、お答えをさせていただきます。
移住定住の専門部署の設置の必要性についてお答えいたします。
現在、まちづくり推進課内に移住定住を担当する2名の兼任職員を配置しながら相談業務などを行っておりますが、移住相談室との連携や空き家の有効活用など年々業務範囲が拡大しているところであります。
専門部署の設置の必要性は、移住定住を推進するために有効な手段であると捉えております。しかしながら、限られた職員数により行政運営をしておりますので、現時点では専門部署の設置は難しい状況でありますが、職員体制の充実を図ってまいりたいと考えておりますのでご理解賜りたいと思います。
以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。
次に、2点目の農業振興と地域おこし協力隊の活用についてお答えいたします。
県内有数の生産を誇る果樹園の減少を私も痛切に感じております。果樹園減少の理由の一つは、議員ご指摘のとおり、今日まで果樹園を守り続けてきた生産者が、高齢により農業を続けられなくなり、病害虫の発生や景観の観点から、果樹の木を伐採する余力があるうちに農業をやめ、伐採を行っているということであります。高齢化と後継者問題は、本町のみならず、全国的な問題であると重く受け止めております。
初めに、1番目のご質問についてお答えいたします。まず、過去5年間で果樹畑が減少した面積は、289アールであります。また、減少した果樹の種別は、梨が249アール、リンゴ40アールであります。
次に、2番目の農業委員の活動に関するご質問については、後ほど農業委員会の会長に答弁をさせます。
次に、3番目の新規就農者の現状について、お答えいたします。
本町の新規就農者は、現在25名であり、そのうち、親元での就農者は17名であります。農業の種類別としては、水稲・野菜農業者が13名、果樹・花き農業者が8名、畜産農業者4名であります。
次に、4番目の移住定住の施策として、就農希望者をどのように取り込むのかについて、お答えいたします。
冒頭でも述べたとおり、高齢化と後継者問題は、本町のみならず、全国的な問題であります。
本町では、農業の担い手として、新たに就農する方や農業後継者に対し、農業経営の継承及び就業意欲の向上と育成を目的に、幅広く支援を行っております。
また、本町農業の発展を目的に組織する蔵王町認定農業者連絡協議会では、農業経営や技術習得のほか、後継者問題についても議論がされているところであります。
現在、町では、移住者を含めた3名の就農希望者から営農開始に向けた新規就農相談を受けているところであり、今後も引き続き、JAみやぎ仙南や宮城県大河原農業改良普及センターなど関係機関と連携しながら、新規就農につながるPRを積極的に行ってまいります。
次に、5番目の地域おこし協力隊の今後の活用の計画と新規募集についてお答えいたします。
本年4月1日付で着任した隊員2名は、地域イベントやボランティア活動などに積極的に関わりながら、協力隊の活動目的である蔵王町の農産物・地域産品の発信や蔵王町の観光の発信に精力的に取り組んでおります。
地域の方々とのつながりを持つことで、新たな地域資源の掘り起こしや、まちの賑わい活動に貢献するとともに、地域の状況や課題を把握し、その解決に向けて様々なアイデアを出しながら挑戦している状況であります。
具体的には、地域の小規模農業者が、販路拡大を行うためのシステム構築や、遠刈田イベント広場でおもてなし活動を行い、観光客の滞在時間を増加させ、地元商店街を活性化させるなどといった取組をしております。
なお、新規募集については、町として現任の隊員2名に対し着実な活動支援を行う観点から、現在のところ考えておりません。
以上申し上げまして、私の答弁とさせていただきます。続いて、農業委員会長に答弁をさせます。
○議長(村山一夫君) 農業委員会長。
〔農業委員会長 山家一彦君 登壇〕
○農業委員会長(山家一彦君) 私から、まず、2点目のご質問の2番目農業委員の活動に関するご質問にお答えいたします。
平成28年4月1日に施行された改正農業委員会法は、従来からの業務に加え、農地利用の最適化の推進を農業委員会の必須業務として定めたもので、蔵王町農業委員会においても、遊休農地の発生防止や違反転用の発見指導に加え、農地の利用調整に努めてきたところであります。
議員ご質問の実績につきまして、委員の活動による田や畑の利用集積面積は、昨年度で26ヘクタールであります。また、活動日数は、昨年度の委員全員の活動報告をまとめますと、2,487日となり、委員1人当たり月平均9.42日となります。
特に、法改正により新たに誕生した、13名からなる農地利用最適化推進委員は、担当地区を巡回し、農家から情報収集をしながら、荒廃しそうな農地についてあらかじめ貸し借りを勧めることで、担い手への集積を図ってきたところであります。既に荒廃してしまった耕作放棄地や条件の悪い農地の借り手探しに苦労しながらも、着実に活動の成果を積み上げてまいりました。
また、9名の農業委員においても、高齢者世帯の利用意向など地元農家などの情報収集に努めており、毎月開かれる総会後に、委員間で情報の共有をしながら地域の課題解決を図ってきたところであります。
次に、4番目のご質問について、お答えいたします。
農業委員会においても、新規就農の推進は、移住定住につながる施策の一つと捉えております。
そのため、認定農業者などの担い手へ農地の集積を進めるだけでなく、町内外の新規就農希望者に対し、積極的なPRと支援にも努めているところであります。
具体的には、新規就農希望者があった場合、農林観光課と連携し、機会を逃さないよう、農地のマッチングのほか、必要となる手続に関する相談を受けながら、本町での就農につなげる努力をしております。
そのほか、昨年度は、みやぎ農業振興公社主催のみやぎ農業見聞のつどいにおいて、参加する新規就農希望者向けのPRチラシを作成・配布し、大変好評を得たところであります。
この取組は、漠然と農業を始めたいという希望者に対して、本町で就農する魅力をアピールするものであり、その反応に手応えを感じたところでありますので、今後もこのような取組を継続し、新規就農希望者を呼び込みたいと考えております。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) それでは、町長、答弁のとき、やはり前回、必要性に応じては検討していきますよという答弁だったんですね。ですが、今の答弁を聞きますと全然前と変わらないという答弁でした。それでお伺いしますけれども、まずその2名の人をここに専任として置いておるということなんですけれども、これ専門じゃなくて兼任なんですよね、要するに、ほかの業務をしながらですよね。一番の問題は、この業務をどのように重要に捉えているかということなんですよ。私がここで言いたいことは、本当に町の人口減少を危惧しているんですかということなんですよ。前回、私の一般質問の中で申し上げたんですけれども、一番最初に私が一般質問でこの人口減少をまず危惧した中で、定住移住ということで、平成22年にこれ一般質問しております。このときの人口が1万2,882人でした。ところが現在1万1,100人に減っております。当時私が質問した中で、この10年間では平均で120人ぐらいの減少だと質問しております。ですが、この間質問したときには、何と1年間で約220名ぐらいですか、減っております。この減少率から考えると、人口ビジョンの中では2040年、17年後、このときに令和22年に9,062人という形の中で減少しますよということを試算しているんですね。しかし、この今の人口減少の中で計算していきますと、何と8年後、令和13年度に8,865人までに減少するという試算になるんですよ。人口ビジョンの中では、2060年、要するに37年後に6,450人を8,000人までに食い止めたいと言っていますよね。ところが、このままで行くと、本当にこの計画どおり人口が減少という形に推移していくというようなことに考えられるんでしょうか。その辺のところをお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) この計画に沿って人口減少の問題、それに当たって町の総合計画を立てながら、そしてあと10か年のローリング、そしてまた5年、3年の見直しをしながらやっているわけでありますが、ですからこの人口減少という一つの、国というか独立法人が定めた、蔵王町が6,000人という見方をしているわけですが、そういったそれに負けないで、8,000人ぐらいまでで抑えていこうということを今考えて、それに沿ったいろいろな施策をつくっているわけでありますので、その施策に沿って今現在もやっているわけであります。またその中で、今、お話しいただいている併任制度ということでありますけれども、専属を入れて、職員を入れてやるべきでないかというお話でありますが、まずその前に移住定住の業務についてなんですが、相談業務が令和5年で13案件ありました。移住後の相談業務も含めてでありますが。それと、2つ目には移住相談室との連携、別荘協議会との情報交換を毎月やっていると。3つ目には定住促進事業の補助金の受付、年間30件。あと、移住体験受入れ、お試し移住が令和5年で4組で6人の方。あと、移住のイベント参加、広報PRの活動、空き家バンク設置、空き家の有効活用などであります。このように、移住定住の業務についてもしっかりと対応しておりますし、専属で専門の方を入れるのも必要なんでしょうけれども、やはり複数の人間でいろいろなことを考えながら、2つの業務なり併せてやっても全然、かえって逆に、専従の人を1人置くよりもかえって今の体制のほうがよろしいかなと内部ではそういった判断をしたところであります。そして、今言ったように業務に当たってはこのような結果も出させていただいております。
以上です。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) 町長、前回、私この人口減少に対して非常に憂慮して危機感を感じましたと言いましたよね。実は移住定住ばっかりじゃないんですよ、もう既に遅いんですよ。前回の資料の中で出生数がどれだけあったんですかということを調べてもらいましたね。それで去年、令和4年度出生数が39人、その前の令和3年度が42人、令和2年度が58人、令和元年度が62人、平成30年が62人、これ町の子供の数ですよ。これが何とこのまま新設中学校に行くんですよ。新設中学校にはえらいお金を使ってやっていますよね。私は、中学校の統合に関しては全く反対はしておりません。その時点ではこんなに減ると思っていませんでした。現時点で見ると、令和9年度に入る生徒数が245人ですよ、それが39人まで減るんですよ。それ、どう考えますか。今現在では、入るという中学校1年生、令和9年度入る人数が80人、2年生になる分が84人、3年生が81人ということでこれだけの人数入るんですよ。ところが、これ見てみますと、58人、42人、39人という学校の生徒になってしまうんですよ。ですから、移住定住なんて言って2人体制でやっていますなんて悠長なことを言っていられないんですよ、私から言わせると。それで、今度は町の財政にも反映してくるんですね。この間、これ資料渡されましたよね、これ渡されたときに、私これ見てみたときに、令和8年度で一般の財政収入が76億円、ところが令和25年、45億円に減ります。これ一般財源減っていくんですよ。これ減っていくということは、当然税収がないということですよね。それでもって借金の公債費率が76億円あった令和8年では、4.8%の比率だったんだけれども、45億円のときに6.0%まで増えるんですよ、これ。借金ばかり増えて、町のいろいろな事業にお金が使えないというふうになると思いませんか。であれば、人口を減少させるということでどれだけ町の活力が失われるかということが非常に大切だと私は思うんですね。ですから、2人体制なんていう悠長なことを言っておられませんよ、私から言わせれば。
今の現状で、いろいろな施策をやっておりますということで、町長今おっしゃいました。この2人体制で、専属ではないけれども、かなり忙しくやっていると思っております。ですから、職員の健康状態とか、就業状況も踏まえて私言っているんですよ。それで、前に話したときは、ちょっと長くなりますけれども、本来であれば移住定住推進室という形の中で設置してほしいという意味合いで私言ったんですね。専門部署の専門員を設置しろというんじゃなくて。今回は、それの上を行く人口減少対策室、その辺まで持っていかなければ、この問題は難しいんじゃないかと思うんですね。根本的な問題は人口を増やすということですから、これはやっぱり副町長あたりを頭にして、ちゃんとした組織をつくっていかないと対応できません。これに関しては、例えば、なぜ我が町の人口がこれだけ減っていくのということ、根本的な部分から解決しなきゃない。それにはこの対策室、仮称ね、なりを設けて、例えばうちらほうの職員がほかのところから通勤しています、何のためにここの町から去っていったんですかという部分をアンケート取ったりして、何が不足だったのか、この町に何が足りなかったのかと。それから、若い、これから町を背負っていく職員に対してもアンケートを取るなりして、何が不足しているのか、この町にもっと住みたいんだよということを検証したりとか、それからこの間議員から出ましたけれども、例えば子育て支援のためにやるんであれば、蔵王町に住んでもらえるんであれば育英資金の減免制度とかそういうのも検討しなきゃいけないし、それから教育問題にしてもいろいろな課題が山積しています。どうやったらできるのかと。私、本当に感謝しているのは、私これ言ったときに町のホームページに移住対策のやつ載っけてもらいました。その次に、子育て支援に対してのパンフレット、手帳も作っていただきました。ですが、人口対策室としてこの町のホームページをどうやったら多くの人に見てもらえるんですかという対策とか、それを見たら、我が町は子育て支援を表に打ち出していきたいんだというんであれば、この子育て支援の手帳をどうやって皆さんに配布して、PRして利用してもらうんですかと、そういう根本的な問題を考えなきゃいけないんですよ。ですから、再度言いますけれども、2人体制ではこれ無理です。その辺のところ、よく考慮しながら、もう一度答弁お願いします。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) おっしゃられることはそのとおりだと思いますし、ただ、確かにこの少子高齢化社会の中での優先順位の問題、たくさんいろいろなことを、やらなければいけない問題たくさんあります。その中で優先順位というのを考えなければいけないんですけれども。この人口減少対策室という一つのお話でありますが、そういったことも含めてですね、ただ限られた職員の人数、それを決めないと今度職員の人件費の問題にも大きく関わってまいりますので、その辺限られた人数の中で、その辺も含めて、今度の人事問題に当たって検討して対応していきたいと思っております。もう一回見直しをしていきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) 確かに、限られた人数で、限られた予算の中で執行しているということは私も十分理解をしております。しかし、この人口減少に対しては対策室というのを設けて、これは副町長を頭にしながら各課からいろいろな人を呼んで、相談しながらそれに対応してくださいということを私言っているんですよ。ですから、専門的な部署を設けて専門的な職員をつけろという意味じゃないんですよ。私言っているのは、そのような対策をちゃんとするような形の中でいろいろな問題点が浮き上がってきますから、その辺をこの人たちでもんでくださいということなんですよ。言わせてもらえれば、課長だけでは駄目ですよ、これ。もっと若い人たちを入れるとか、いろいろなところにまたがって、その都度その都度、人の会議する内容を変えなくちゃいけないんですよ。そういう組織を設けてくださいと言っているんですよ。ですから、何も限定して、例えば人口対策課というのを設けろというんじゃないんです、私言っているのは。著しく減っている人口問題をどうするんですか、ここなんですよ。ほかの自治体でも物すごくこれ力を入れています。ほかのところは移住対策室という形で、課とかそういうので専属で持っていますよ。ですから、その辺のことを考えながら、将来のうちの町の財政問題も含めまして、絶対にこれ人口減ったら潰れますよ、うちの町は。この間も言ったとおり、伝統芸能にしても人がいなければ維持はできないし、ここに今来ているスーパーだって人がいなければ撤退するし、コンビニだって、今遠刈田にあるコンビニ1軒しか買うところないんですよ。それが、アルバイトする人いない、働く人もいない、人口減少で。なったら閉めますよ。そうしたら買物難民ですよ。そのようにならないためにも、この人口減少をきちんと考えてくださいというのが私の趣旨なんですよ。ですから、今言ったとおり、町長の中では少ない人員だからそういう部署は設けられんと言うけれども、私言っているのはそうじゃなくて、その組織を設けてこの問題を検討してくださいという意見を申し上げているんです。もう一度答弁お願いします。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほど大沼議員からもお話あったとおり、各課との、一つは令和6年度の当初予算もほぼある程度見通し、見えてまいりましたので、あとは年明けたら人事案件に入っていくわけでありますが、これに当たって副町長を中心にさせていますし、今いろいろと議論させていただいたことも副町長のほうに先頭になってさせたいと思っておりますので、副町長の答弁というのはないんだけれども、私のほうからちょっと副町長の心意気を、お話を、ちょっと一言ぐらいお話しさせていただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) 町長の命ですのでちょっとお話しさせていただきます。
大沼議員の言っている趣旨は理解させていただきました。本当に喫緊の課題だということについては村上町長も、そして私も、そういった問題は考えております。どういう形にするかということも含めて、村上町長と相談しながらしっかりと、ご提言の内容を精査しながらですね。なかなか、いろいろな人が関わってくるので、その辺もちょっと整理しながら、しっかりと対応できる部分はしていきたいと思っております。ありがとうございます。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) 先ほどの、一番最初の答弁とだんだん変わってきたわけですので、限られた人数でやっている行政というのは当然私も理解していますけれども、やっぱり危機感をしっかり持って、私はこの間も言ったけれども、この町が衰退していくのを、要するに自分たちの子供たちに残していきたくないんですよ。それを今回、ここにいる人たちがこうしますよって決めれば決まるんですよ、この事業は。ですよね。そのために皆さんいるわけでしょう、ここに。町長も選挙で出てきているし、我々も選挙で選ばれてきているし。ここの人たちがみんなこれは大変だというような意識を持てば、この施策に関しては進んでいくと思われます。町長、しっかりとこの辺のところ、私も今回改選時期なので落選してここの席に立っているかどうか分かりません。ですから、その辺も含めまして答弁のとおり、人口減少に対してしっかりとした町を、後継者の人たちに残していっていただきたいなと思います。その中で、この件に関しては町長のしっかりした考えと、副町長のしっかりした指導力をもちまして、この人口減少をなるたけ食い止めていただきたいなということを祈念しまして、1番目は終わりたいと思います。
2番目に入ります。2番目のことなんですけれども、私なぜこの質問をするかというと、実は私、町長もご存じのとおり、農業とは全くかけ離れた理容業でなりわいを立てております。農業に関しては知識はあまりございません。ですがあまりにも、私の素人の目から見てもちょっとひどい部分が出てきたので、その辺のところを素人の目から見た提言として捉えていただければなと思います。
今回、調べてみたんですけれども、さっきの答弁書で梨が249アールも減っているということですよね。今回私はこの梨について特化して質問をしたいなと思っております。これ、なぜこんなに減ったのかということなんですね。農業委員会の活動ということで、農業委員会長からも答弁がさっきございました。それで、これに関してはなぜ梨の木が減っているんだということを、やっぱり素人考えで考えるわけですよ。そうすると、結局は、さっきも言ったように後継者がいないとか、もう年取ってきたから減らすとか、人手が足りないとか、そのような形の中で減っていっているわけですよ。ですから、そういう部分をどのようにして歯止めをかけられたらいいのかなという部分が今回の趣旨です。
農業委員会のほうで、ちょっと省きますけれども推進委員と言わせてください、推進委員に関しては私の記憶によると、ここにもあるとおり、農地と農家、それからその紹介をするということが主要な仕事だと私は思っております。それであれば、梨の木を切ったりする前に、この推進委員と農業委員の方はどのような形の中で、やめたいとか減らしたいとか人手が足りないということをどのような形の中で調査しているのかという部分でこれを聞いたんですね。この中でいろいろなことで活躍しておりますということで答弁はもらっております。それでこの中で、農家から情報収集をしながら荒廃しそうな農地についてはあらかじめ貸し借りを勧めるということなので、この辺は、梨に関してですよ、どの辺のどの部分で活動していらっしゃるのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 農業委員会長。
○農業委員会長(山家一彦君) お答えします。
果樹については、先日もある会社が利用権設定をして、永野地区、永野西地区の農家のそっくり経営権というか畑と直売所全部借りる契約を結んで、これはいい事例だと思ってはいたわけなんですけれども、やっぱりいろいろなことがあって撤退するような形になったわけですけれども。やはり、なかなか難しいところがあって、果樹の場合は人手も要りますし。ただ、農業大学校、宮城県の農業大学の学生が来てインターン活動なんかしているんですけれども、やりたい子供はいるんですね。ただやっぱり、施策としては基盤がないので、経済的にも、だからどういうふうにしていくかというのがとても難しいですね。とにかく、ますます高齢化してくるので、この速度よりもはるかに速い速度でまだまだ伐採していくんじゃないかと心配しています。かといって、果樹の担い手がもう手いっぱいで面積やっているものですから、それ以上やるためにはどうやっていったらいいか、やっぱり新規に新しく入ってもらう人しかないのかと思っております。でなかったら、ある程度の集団、若い人が五、六人でこのくらいの面積をやるようなシステムをつくっていけないのかなと思っております。田んぼの利用権設定は進んでいますけれども、畑地に関しては全く、全くということはない、ある程度あるんですけれども、特に樹園地の貸し借りはあまり進んでいないのが現状です。農業委員会としても推進委員さんも本気になってやってはいるんですけれども、やめると聞いたときに隣の畑の人借りてもらえないかという働きかけなんかもしているわけですけれども、なかなかやっぱり進んでいないのが現状です。
以上です。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) 時間も限られておりますので、省略しながらやりたいと思います。
農業委員会長の言うことは、確かに農家の方も人間でありますし、働く方も人間でありますからいろいろな問題が多分あると思います。しかしながら、その辺のところはやはりある程度考慮しながら進めていかないとうまくないのかなと。農業委員会長は多分私と同じ考えだと思います。農地を減らしたくないという部分が多分一緒だと思います。であれば町で、行政側でやれることは何なのやということなんですね。農業委員会は農業委員会の中で推進委員も含めてですね、しっかりとした、あとどのぐらいで例えばやめたいとか、どのぐらい減らしたいとかという部分の情報をしっかり農業委員会でやっぱり調査して、調査した結果を町といろいろ相談しながら、例えば、後で出てきますけれども地域おこし協力隊の方に来ていただいて、その方は3年間は国から補助が出ますから、3年間の間に例えばインターンをしてもらうとか、それからあと、終われば青年就農給付金の準備型というのがありますし、それが終われば今度経営開始型というのがありますし、そういうのあると6年なり9年なりという形の中で国からの補助をもらいながら就農するということができるんですね。であれば、そこのマッチングをどうするかということなんですよ。その辺のところを、やっぱり農業委員会と町とよく相談をしながら、やっぱり調査をして、どうやって新規就農者を増やすかという部分をやっていかないと、今会長が言ったとおり今手いっぱいで皆さん回りません。ですから、これからやっぱりやるためには新規就農者を増やすしかない。その辺のところでしっかりと、この辺のところは行政側と、要するに相談しながら進めていっていただければなと思います。
次に、マッチングをしていただきたいということをさっき言いましたからこれはいいとして、5番目、地域おこし協力隊の件について申し上げます。地域おこし協力隊については、町長、これ今隊員2名、これ私の一般質問も随分こうした、責任もあるわけですから、来た限りはしっかりとした形の中で活用していただきたいというのが私の思いでございます。それで、今10か月という形の中でやっておりますけれども、この辺のところの要するに問題点とかその辺のところはどのような形の中で出てきているのか、もし分かればお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) ちょっと詳細的なことになりますので、これについては担当課長のほうからお話しさせていただきます。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤敏彦君) お答えいたします。
先ほどの答弁書にもございました。今現在隊員2名ということで、地域イベントやボランティアの参加など積極的に関わっていただいております。蔵王町の農産物、地域の産品の発信強化、また蔵王町の観光の発信に取り組んでいただいているところでございます。現在は、地域の方々と関わりながら販路拡大を行うためのシステム構築や、各種物産販売活動を積極的に行っていただいているところでございます。
今、2人の方なんですけれども、地域の方々とのつながり、大変重要に動いていただいております。寄り添っていただきながら様々な課題に、その課題をどうやったら解決できるのか見いだしている活動を行っているところでございます。大変意欲的に活動を行っておりますので、先ほど議員おっしゃった問題点、担い手不足とかそのような問題点はあるものの、地域おこし協力隊の活動につきましては問題ということは今現在はございません。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) ありがとうございます。
地域おこし協力隊、今回募集しないということで私はちょっとがっかりしたんですけれども。募集する前に行政側でやることは何なのやということなんですね。それは、どのような形での協力隊員を我が町に適用させるかということなんですね。いろいろな目的を持ってくる人が多いです。であれば、こちらのほうからその目的のメニューを示さなきゃいけないと思うんですね。どういうことかというと、例えば蔵王町有名ですから、町に来て観光に携わって何か店を持ちたいとか、それから農業に先ほど言ったように就きたいとか、それから行政職員になりたいとか、それから介護保健師とか、介護士とかいっぱいおりますけれども。そういう形の中でいろいろな人がいるわけですよ。ですから今回、前の農業委員の話もそうですけれども、新規で来る人はそれなりの目的を持って来てもらわなければ駄目だということですね。であれば、町では例えば農業なら農業だったら、町でこういうことで準備しておりますので、この件に関して新規で農業していただくような部分の中で、協力隊員として来ていただけないでしょうかというような目的を持つべきだと思うんですね。あとは、例えば行政職員になりたいというのであれば、例えばうちらほうでは今のところ、例えば幼稚園、保育士が足りないから、それに対してその辺の資格を持った人に来ていただけないかとか、幼稚園で働いてもらえないかとか、いろいろなそういう目的を持ったこちらから提案をしないと、なかなか難しいんじゃないかなと思うんですね。ですから、その辺のところの目的を持って来れるようなアイデア、考えを各課で持って、今は農林観光課だけですけれども、教育総務課もそうですし、生涯学習課だってやることいっぱいあると思うんですよ、これは。ですから、生涯学習課だったら生涯学習課でその中でこういう部分でうちらほうは協力隊員を使いたいんだということを考えてほしいんです。ですから、その部分をどのようにして町では考えているのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 県内の中でも6人ぐらい使っている、この協力隊の方を採用しているところもありますが、いずれにしても3年間は国の事業をうまく有効に活用しながらやっていくことはできるんですけれども、まずうちの場合は今何が必要なのかということで2人の方々に入ってもらっているということであります。それとあと、その3年後ですね、地域に残ってくれれば一番いいわけでありますが、その辺の3年後のことを考えたり、またあとその人材であれば採用ということもございますでしょうし、そんないろいろなことを考えちゃうと、どうしても今現在どういったことが必要なのかということを、受入れの人数、今2人でありますが、どこの課も2人ぐらいずつ欲しいのは確かなんです、どこでも。それを専門で、協力隊の力を借りたいという人たちもいますし。ただ、限られた、先ほどから言っているようにですね、どこに力を入れながらどこに蔵王町としてのポイントを絞ってやっていくかということでありますので、そのところ今現在2人でやっていますが、その辺もう少し各課との、それと町の方針も含めての考え方を検討してみたいなと思っております。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) 現在来ている方も、まだまだ10か月ということなんですけれども、3年という期間は私は短いと思っております。ですから、その3年過ぎた後どのように活躍していただけるのかということなんですね。ですから、例えば今私が言ったように目的を持ってということなんですが、来た中で、仮にですよ、今いる協力隊の方がこれは会社を起こしたい、法人化したいと。この町の中でいろいろな部分で、例えば農作物を私が会社を起こして、要するに生産者からの間を取りながら販売したいという部分だってあると思うんですね。ですから、そのような形の中でいろいろなやり方があるわけですよ。その辺のところをしっかりと捉えながら、やっぱり支援というか、そういうのをしていただかないと、今の結局その協力隊の方たちも、じゃあ何をしたらいいのというような部分になりかねない。ですから、その協力隊の人たちにもしっかりと話をしていると思うんですけれども、今後どういう形の中で自分はここに定住していきたいんだというようなことを、やっぱりある程度、目的を持ってやっていくように指導していかないと難しいのかなと私は思うんですね。その辺のところを町長どのようにお考えなのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) そのとおりでありまして、お二人の方も、ある農家の方々、そしてまたはるか作っている農家の方々ともコミュニケーションをしっかり取りながら、そしてサラリーマンだったわけだからゼロからのスタートで一生懸命に学んだり、あとまた女性の方もそうでありますが一生懸命観光に当たって力を入れて、大沼議員も自宅の目の前で見ているかと思いますが、本当に積極的に週末なんかも遠刈田の温泉の広場で一生懸命頑張って、ですからそういった面で逆にうちの職員にやる気を起こさせるようなお二人の協力隊員じゃないかなということで、2人については物すごく職員からも、またあとそれぞれの農家の方々、あと団体の方々からもお褒めをいただいているところであります。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) 町長、そのとおりだと思うんです。やはり職員の方、行政側の人たちは行政側の立場からしか見えないということなんですね。ですから、このような要するに異色の部分で入ってこられて、やっぱり刺激にしていただいて、職員のそれから町全体の気持ちを活性化させるような働き方を私は望んでいるんですよ。ですから、今後ともこの協力隊の募集に関しても、各課でやはりちゃんとした、こういう形の中で私たちは協力隊を募集したいんだと、このような形で定住させたいんだと、このような形の中で支援とか作業をしていただきたいんだということをしっかりと各課から聴取をしまして、1人でも2人でも我が町に優秀な人材の定住を促進していただきたいなと私は思うんですね。
時間もないので、再度申し上げますが、この町の活力を失うということは人口減少が一番の原因でございます。ですから、その辺のところをしっかり考えながら、何が一番最優先に考えていかなきゃない問題なのかということをしっかりと考えていただきながら、先ほども言いましたけれども、ここにいる方たちの決断で町の将来は決まるわけですから。ですから、将来に向かって、子供たちそれから子孫に対してこの町を貧乏な町にして、おらここの町に住みたくないという町にはしたくないです、私は。ですからその辺を含めて、町長にもう一回答弁をお願いしながら、私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 本当に、大沼議員に当たっては長年にわたって(不規則発言あり)皆さん、最後まで聞いてください、長年にわたって追跡ですよ、一般質問の追跡をしていただきながら、大分議論をさせていただきました。本当にこれがずっと最初から最後までお話をいただいた、これからの人口減少問題に対して町はどのように考えているんだということで、いろいろ議論をずっともう何年もさせていただきました。本当にとてもありがたく、しっかりとここにいる役職一同ですね、しっかり受け止めながら、そして来年度に向かって、再来年に向かって、しっかり頑張ってまいります。今まで長い一般質問、追跡に当たりまして敬意を表しながら、感謝の念を持って御礼にさせていただきます。ありがとうございます。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) ありがとうございました。
これで私の一般質問終わりたいと思います。ありがとうございます。
○議長(村山一夫君) 大沼昌昭君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。
午前11時00分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
休憩前に引き続き一般質問を行います。
次に、8番平間武美君の質問を許します。平間武美君、登壇願います。
○8番(平間武美君) 任期4年、16年間で3日間の一般質問というのは初めてであります。それも9番目、町長も大変お疲れのことと思います。私もちょっと体調が優れないので、何分やれるか分かりませんけれども、できるだけ、今まで考えていた選挙制度というものを質問させていただきたいと思います。
それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告書にのっとりまして一般質問をさせていただきます。
1、選挙と立候補者等について。
来年、2024年2月に蔵王町議会議員の選挙、改選が行われる。今年の6月会議において、定数が15人から13人に削減された。議員が削減されたということは、それだけ町民の民意が議会に反映されないということであり、議員自らの議会に対する自殺行為である。私は、体調不良により6月会議を欠席したが、その間に採決され、反対討論をできなかったことが非常に残念である。いずれにせよ多数決を遵守する立場からすれば致し方ない。そこで、来年の選挙から、次の何点かを選挙管理委員会に提言したい。
テレビや新聞等で時々話題になり、辞職を余儀なくせざるを得ない事態が発生することがある。そこで、
(1)学歴詐称を防止する意味でも、卒業証明証を提出させること。中退やほかの学校等々が明白になる。
(2)経歴詐称を防止する意味でも、履歴書を提出させること。簡単な経歴と現在の職業を明記すること。
(3)ポスター掲示板やはがきや選挙公報に掲示する写真は、撮影してから告示日まで6か月以内のものを使用すること。
以上、3点を提言したい。人格、見識、人間性等、選挙の際の有権者の判断の一助になればと考える。明日の蔵王町が夢と希望にあふれ、お年寄りや子供もみんなが豊かに幸せに暮らせるまちづくりを願いたいと考える。
以上の点について、町長、選挙管理委員長の見解についてお伺いします。
○議長(村山一夫君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 平間武美議員の一般質問、選挙と立候補等についてお答えいたします。
公職の候補者が当選を得るために学歴や経歴を偽ることは、重大な背信行為であり、また、公職選挙法に抵触する行為であることも承知しております。
今年2月には、県内においても、市議会議員が学歴詐称により辞職したという事案が発生したところであります。
夢と希望にあふれる蔵王町を築いていくため、本町ではそのようなことが起こらないでほしいと、私も願っております。
しかしながら、地方議会への多様な人材の参画が求められる昨今では、誰もが立候補しやすい環境づくりを進めるという視点も重視しなければならないものと思っております。
今回の議員の提言については、それも考え方の一つと認識しておりますが、安易に実施を決定するのではなく、様々な角度から総合的に判断する必要があるものと捉えております。
以上申し上げまして、私からの答弁とさせていただきます。
続いて、選管委員長に答弁をさせます。
○議長(村山一夫君) 選挙管理委員長。
〔選管委員長 勅使瓦幸一君 登壇〕
○選管委員長(勅使瓦幸一君) 私から、議員のご提言に対する見解をお答えいたします。
まず、1番目と2番目のご提言について、お答えいたします。
現在、本町では、議会議員や町長に立候補する際には、公職選挙法に基づく届出書と施行令に定められた添付書類の提出のみを必須としております。
届出書に記載する事項は、候補者の氏名、性別、本籍、住所、生年月日、職業などであり、施行令では、宣誓書や供託書のほか、届出書に書かれた本名などを証するものとして、戸籍の謄本(又は抄本)など最低限の証明書の添付を義務付けているものでございます。
選挙管理委員会では、届出書の必要事項の記載がされているかどうか、添付書類がそろっているかどうかを確認し、立候補届出を受理しております。
議員のご提言のような、立候補届出の際の卒業証明書や履歴書の提出義務化は、学歴詐称等を防止する一定の効果が期待できる反面、提出された卒業証明書が正規のものかどうか確認する必要が生じることなどにより、届出受理の事務を著しく渋滞させるおそれが指摘されております。
また、提出させる書類を増やすことは、立候補者の負担増につながり、先ほど町長が申し上げました、誰もが立候補しやすい環境づくりに逆行するおそれがありますので、慎重に判断すべきと思っております。
次に、ご提言の3番目、選挙運動用の写真は、撮影してから6か月以内のものを使用することについて、お答えいたします。
本町では、選挙公報に掲載する写真については、町選管の規程により最近撮影した上半身脱帽の手札型と定めております。一方、ポスター用の写真については、撮影時期に関する条件を定めていないのが現状であります。
ともに明確な定めはないものの、本町としては、候補者の現在の雰囲気を有権者に知っていただきたいという考えから、これまで、立候補予定者説明会において、おおむね3か月以内に撮影した写真を使用するよう、お願いをしてきたところであります。
全国では、選挙公報やポスターに10年以上前の古い写真を使った事案が新聞記事に取り上げられるなどしておりますが、6か月以内に撮影したものなどの条件を付けた自治体であっても、そのルールが徹底されず、対応に苦慮していると報道されております。
このことから、選挙運動用の写真の撮影時期の規制については、今後も国や県の動向を注視しながら、検討を続けていく必要があるものと思っております。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(村山一夫君) 8番平間武美君。
○8番(平間武美君) ただいま町長と選管委員長から答弁をいただきました。
まず最初に、町長の答弁なんですけれども、いろいろな広い分野、学歴とかそういうの関係なく応募してもらう、立候補してもらうという観点からは私も賛成であります。しかし、そうなると一番の問題はうそなんですよ。うそをついてまで立候補の経歴を詐称したり、学歴を詐称したりする、これが一番の問題なんですね。みんながうそをつかない、正直で真っ当だったら何の問題もないですよ。現実問題として、ニュースやテレビや新聞で辞職している人もいるじゃないですか。これは自分をよく見せようとして、この大学出ていないのにもかかわらず出たということにする。これは自分の見えだけですよ。正直さのかけらもない。私は、こういううそがまかり通る社会は、ましてそういう人間が町民の代表として議員になるなんてとてもじゃないが許せない。私はそういう意味でこの今回の質問を書いたんです。誰でもどうぞどうぞ、みんな立候補してください。学歴も関係ありませんよ。確かに昔、田中角栄という人が高等小学校出ただけで総理大臣になりました。そういう例もあります。しかし彼は、血のにじむような勉強をした、その後。保健の専門学校に行ったり、建築の専門学校に行ったり、建築士の資格を取ったり、そういう血のにじむような努力をしているから、高等小学校だけがクローズアップされるんですけれども違いますよ。もともと頭がいい上に勉強もした、努力もした。こういう人が出てくるなら問題ないんですよ。そうじゃないでしょう、蔵王町の場合は。(不規則発言あり)いやいやいや、今いる現在の議員じゃないですよ、過去の議員も全部含めてですよ。そういうことを捉えた場合に、やはり正直に学歴を発表する、いいんじゃないですか、それ。中退したらしたでしようがないでしょう。夜間出たのを昼間と書いて辞めさせられたんですからね、今回のこの市会議員は。夜間なら夜間で構わないでしょう。だから、正直に有権者である町民に知らせると、これが一番大事だと思うんですね、その姿勢があれば。選管委員長の答弁の中に煩雑だと。何を言っているんですか。4年間も責任を持ってその町のまちづくりにいそしむんですよ。そのときの煩雑さ、こんなのは理由になりません。もう一度選管委員長、答弁お願いします。このことに関してです。
○議長(村山一夫君) 選挙管理委員長。
○選管委員長(勅使瓦幸一君) 私のほうからお答え申し上げます。
私ども選挙管理委員会は、公職選挙法にのっとりまして手続その他進めておるところでございます。詳細につきましては、事務方のご意見等もありますので、選挙管理委員会の書記であらせます総務課長よりご答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(福地実幸君) 選管書記という立場でお答えさせていただきます。
ただいまの平間議員のご質問ですが、選挙管理委員会では、先ほども答弁しましたとおり届出書に必要事項が記載されているかどうか、きちんとそこに記載されているかどうかの確認はいたしますが、平間議員ご提案のような卒業証明書、履歴書などについて、その記載内容が事実であるというような実質的な審査権は持たないものという昭和36年の最高裁の判例がありますので、その判決からそのような調査権のような義務を選挙長に課すことは適切ではないというのが一般的な考え方であります。それにのっとりまして、蔵王町の選挙管理委員会も必要事項の記載がされているものは受理しているというような状況でございます。
○議長(村山一夫君) 8番平間武美君。
○8番(平間武美君) もろもろの書類を出させる、これは結構です。私、(3)も今、総務課長言ったようにあまり重視はしません。というのは、人によってはいろいろな職業をやって、書き切れない人もいます。だから(3)は簡単な履歴でいい、ただし今現在の職業はうそ偽りなく書くべきだと、このように思うんですね。問題は(2)なんですよ。卒業証明書なんて、大学あるいは高校、出た自分の学校に問合せすれば、振込料400円から500円で送ってきますよ、卒業証明書って、名前も生年月日を書いて。これのどこが煩雑なんですか。それを見ないで、うその学歴証明書で立候補を許すなんていうこと自体が私はおかしいと思いますよ。やっぱりそういうふうにして、町会議員だって厳しく扱うべきですよ。よく、問題になるのは国会議員とか県会議員、市会議員ですけれども、町会議員の場合はまだまだ緩い。何ていうかな、出たい人はどうぞ出てください、これだけの書類を書けばいいですよと。おかしいと思いませんか。地方議員だって国会議員だって住民のための議員ですよ。代表者ですよ。そういう人たちを、ある程度学歴というものを大事にしなければ。じゃあ逆に言いますよ。その人が一生懸命、親がかりかもしれません、親が金出したかもしれません、しかし一生懸命勉強してほかの人にはない知識を身につけて、4年間というものを全うして卒業したんですから。そこはどうでもいいよでは、何のための育英会があるのか分からなくなりますよ。もう一度答弁お願いします。
○議長(村山一夫君) 選挙管理委員長。
○選管委員長(勅使瓦幸一君) ただいまのご質問に対しましてお答え申し上げます。
私たち選挙管理委員会としましては、先ほど申しましたとおり、公職選挙法にのっとって手続等を済ませておるところでございます。もちろん、届出書に関しましては、本人をまずもう信じていますから、(不規則発言あり)いや、正規に正しくなっているものと認識しておりますので、それ以上のことは申し上げるものでもないのかなと思っております。(不規則発言あり)いや、私はそのように考えております。なお、また詳細につきましては事務局方のほうより詳しくご説明をしていただきたいなと思っております。書記、よろしくお願いします。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(福地実幸君) お答えいたします。
今の選挙の制度から申しまして、まず告示日に届け出します。そのときに出された書類を、それが本当かどうか、今議員おっしゃったように大学に問い合わせるとなりますと、今度それが整うまで受理ができないというような時間的な制約もございますので、今はやっていないというのが現状であります。その虚偽の、もし届出がされたら、それは有権者が判断して社会的な制裁を受けるべきだと私も考えております。
○議長(村山一夫君) 8番平間武美君。
○8番(平間武美君) 有権者が分からないから、こういう公式な証明が必要だと言っているんですよ。有権者どうやって分かるんですか。会ったこともない、話もしたこともない、そういう人たちを選挙で選べというんですよ。選ぶためにはどうしたらいいかということを考えたら、こういった公的証明書は必ず必要だと思います。例えば、蔵王町の役場職員になるにも、どこの学校出たか、どういう履歴を持っているか。学卒ですぐに入る人もいるでしょう、働いてから入る人もいるでしょう。そういうの役場職員の採用もやっているんじゃないですか。民間企業はもっと厳しいですよ。この人間を採用するかしないか。面接だけで決まるものじゃないし、ちゃんと厳しい試験も受けて、こういった公的証明書を提出して、それでその会社に採用されるんですよ。だったらね、役場職員もそうであれば、役場職員と共に行政に携わっていく町会議員は、こういった公的証明書は必ず必要だと思いますよ、私は。なあなあで来たのが駄目なんですよ、今まで。私はそう思いますよ。誰でも立ってください。これだけの書類があればいいですよ、これでは書類不備です。
それと、総務課長は先ほど言いましたけれども、その学校を本当に出たかどうかというのを確認するのに時間がかかると言いました。これは、総務課長、役場職員の選管委員としての権限として、大学なり高校に問い合わせればいいじゃないですか。そうすれば、そんな煩雑だ、日にちがいっぱいかかるなんてことはあり得ません。たった15名ぐらいの立候補者ですから、十五、六名、前回だと。今回は13名になりますけれども。それは文書書いて送るなり、そして電話で確認を取る、それでもいいんじゃないですか。できないことはないですよ。やろうとしないだけです。そのくらい民間企業も役場職員も採用は厳しいんだと。だったら、町会議員もある程度厳しくすべきじゃないですか。総務課長、もう一回お願いします。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(福地実幸君) お答えいたします。
先ほども申し上げましたが、添付された卒業証明書が本物であるかどうかという確認作業が必要になります。それが告示日にできるかどうか。電話で問合せしろということですが、それでは私は証明にならないと思います。郵便等で問い合わせる、あるいは学校から直接選管に証明書を送ってもらうというような手続も必要になってくるでしょうし、そういったことも含めますと、今現在公職選挙法や施行令に書かれた以外の届出書を添付させるというような考えは今のところ持ち合わせておりません。
○議長(村山一夫君) 8番平間武美君。
○8番(平間武美君) 時間がかかるって言っていますけれども、じゃあ告示、書類の締切日と告示日をずらせばいいんじゃないですか。(不規則発言あり)できますよ、できますよ。(不規則発言あり)うそを言うのか、とにかくうそを言うのが私は許せない。だから、それを1日だけでできないなんて言い訳ですよ。1日だけでできないなんて、できないことはない。たった十五、六名。これは、大学側とか高校側に確認を取るだけですよ。こういう書類が本人から、卒業証明書出ていますけれども、本当にこの方は何年何月おたくの高校を卒業していますか、おたくの大学を卒業していますかと確認すればいいんじゃないですか。幾らでもやっていますよ、こんなことは。いや、選挙ではやっていないから、ほかのことでやっているって言っているんだよ。とにかく、そのくらい厳しくしないと、立候補して落ちるか受かるか瀬戸際ですよ。一生の問題になる人だって出てくる。こういったことをないがしろにすること自体が、書類をないがしろにしているのと一緒だ。私はそう考えますね。これ聞いている、インターネットを見ている人も、平間さん言うのそのとおりだと思う人が多いと思いますよ。いや本当に。自分が会社に入るときだって同じような面接だったと、書類選考あったと。私はそう思いますよ。町会議員の選挙だけが生ぬるいんじゃないかと、私はそのように考えます。これ以上聞いても駄目かな、最後にもう一回。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(福地実幸君) 選挙管理委員会としては、法令にのっとって事務を執る、それに尽きると思います。
○議長(村山一夫君) 8番平間武美君。
○8番(平間武美君) そのいい方を最後まで言えば、蔵王町の町会議員選挙の選考の仕方はうそでも構わないということになりますよ。(不規則発言あり)いやいや、分からないよ。今お年寄りが詐欺に遭っているのは全部うそですから。うそがまかり通っている世の中ですよ。だからそういうのを通させないという一つの手段として、公的証明書、卒業証明書を提出すべきであるということを言っているんです。あくまでも公職選挙法を盾に取るのであれば、じゃあ何で捕まっている人いるんですか。おかしいでしょう。選挙の書類選考の段階で。だからみんなおかしいんですよ、これ。あんまり、これ以上言ってもあれか。
あと、写真の件ですが、これ見ると3か月以内、私は6か月以内と書きましたけれども、当然ですよね。ポスター見てこの人若い、若い人に入れるかやなんてばあちゃん連中の五、六人集まって話しているの、私、耳に聞こえましたからね。結局、若いほうが何かやれるような、仕事をやれるような気がするんでしょうね。実際は違うんですけれどもね。経験が物を言うんです、議員なんていうものは。人間関係、議員、その経験が仕事をしっかりできるかどうか、私はそう考えます。この辺は、それこそ自分の顔と写真があまり違っているような人はうそはつかないでいただきたい。こういった立候補する人のモラルといいますか、道徳、そこまでしっかり選挙管理委員会も調べて、調査していかないと、この選挙の大事さが分からなくなると私は考えます。
この辺で私終わりますけれども、最後に町長、意見があれば。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 私は詐称はしておりませんし、正直に提出して今の立場におりますので、あとは選管に当たっての問題については、私は何も言うことはございません。
○議長(村山一夫君) 8番平間武美君。
○8番(平間武美君) よく有権者の方はしっかりと判断をして、議員を選んでいただきたい。最後にこれを述べまして、一般質問を終わらせていただきます。
○議長(村山一夫君) 平間武美君の一般質問が終わりましたので、ここで昼食のため休憩いたします。1時から始めます。
午前11時43分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
休憩前に引き続き一般質問を行います。
次に、10番三沢 茂君の質問を許します。三沢 茂君、登壇願います。
○10番(三沢 茂君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
2件ございまして、1件目がJR東白石駅周辺の環境整備についてであります。
JR東白石駅は通勤通学による利用者が多く、時間帯によっては歩行者や送迎の自家用車等で国道4号線の信号までの区間が大変混み合い、街路灯を設置するなどの安全対策は取られているものの大変危険な状況にあります。第五次長期総合計画でも、公共交通の確保対策の一環として、県道白石柴田線改良の事業化に向けた要請活動を行い、その後に白石市との連携による白石川歩道橋架橋計画を検討することが盛り込まれております。地元では、早期に歩道橋の架橋が望まれております。しかし、実現には相当の年月を要すると思われますことから、次善の策として、県道を挟んだ駅の東側に田んぼがあるんですが、そこを駐車場として整備すれば中型バスが回転することができ、現在のようなはみ出し駐車もなくなるとの要望が少なくありません。
本町においては、唯一利用しやすいJR東白石駅周辺の環境整備は、定住人口増大、活性化に直結する事案であることから、当面の対策として駐車場の整備事業について白石市との協議を急ぐべきと考えますが、町長の所見をお伺いいたします。
2つ目が、国保蔵王病院経営強化プランに基づく運営の方向性についてであります。
多額の赤字経営を余儀なくされております国保蔵王病院事業については、9月1日に行われた令和4年度決算審査総括質疑の際に私が質問させていただきましたけれども、今後の運営方針について伺ったところ、地域医療を考え政治的判断が必要と考える。医師の働き方改革により勤務時間が半減するため大学からの派遣が難しくなると思われるが、地震による災害復旧も進めながら経営強化プランに沿ってしっかり運営していくと答弁されました。議会としては、強化プランに基づき経営健全化を進めるよう、意見を付して決算を承認したところであります。
11月21日に、その経営強化プラン策定委員会が開催され、委員会では有床診療所への移行に踏み込む意見も出されたようで、町長のこれまでの大学病院側などとの大変な苦労を伴う医師要請活動、その結果や、策定委員会での専門的な知見により見いだされつつある方向性には十分理解できるものの、高齢者が多い地域住民の今後の医療体制への心配も高まっております。そして、町の重要課題であることから、これまでの経緯と今後の病院運営方針についてお伺いいたします。
以上です。
○議長(村山一夫君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 一般質問の最後の、三沢 茂議員の一般質問にお答えさせていただきます。
初めに、1点目のJR東白石駅周辺の環境整備についてお答えいたします。
JR東白石駅には、現在、JR東日本東北総合サービス株式会社が管理する29台の月極駐車場と、白石市と蔵王町が共同管理する自転車駐輪場が設置されているところであります。
議員ご提案の当該用地への駐車場整備は、以前に白石市と協議を行っている経緯があるものの、一帯の土地の境界が未確定(筆界未定)となっていることから、事業実施には至っておりません。
また、東白石駅の北側の旧白石衛生センターについて、現在、稼働していない施設であることから、駐車場として利活用の検討を仙南広域行政事務組合と協議しましたが、施設解体後であれば、その可能性はあるものの、現状では利用者や施設の安全面などから、利活用は困難な状況となっております。
まずは、県道白石柴田線改良事業の早期実現を目指して、白石市との協議を進めていきたいと考えております。
次に、2点目の国保蔵王病院経営強化プランに基づく運営の方向性についてお答えいたします。
初めに、これまでの経緯についてお答えをいたします。
この件につきましては、先月30日の議員説明会でご説明申し上げたとおりであります。
現在、当直医の確保に全力で取り組んでおり、できる限り早い時期に、来年度に向けた体制を整えたいと考えております。
次に、今後の病院運営方針についてお答えいたします。
この件につきましては、6日の佐藤敏文議員の一般質問に対し答弁したとおりであり、現在、経営強化プラン策定委員会において、これからの蔵王病院にとってどのような経営形態が望ましいか、様々な運営形態を想定しながら、プランの案をまとめているところであります。
行政報告でも申し上げましたが、今後、早急にこのプランの案をまとめ、蔵王病院運営委員会を経て、議会へもご説明申し上げる予定でおります。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) 極めて簡潔明瞭な答弁をいただきましてありがとうございます。
ここで終わってもちょっとあれなんで、町長、確かにおっしゃるとおりなんですけれども、ちょっと私現場に行って写真撮ってきた朝の状態、これご覧になってください。これ、事業実施には至っておりませんということなんですけれども、ずーっとですね、ここを利用している方はこういう狭隘な道路を、歩行者それから車がやっとやっと擦れ違う、これたまたま天気いい日だったんですが、雨の日なんかはとにかく水たまりもできるし大変なんだと。それからあと、ここに出ていますけれども駐輪場、自転車、これも管理されているとは思えないような状況、伺ったところパトロールはたまにやっていらっしゃるということなんですが、放置自転車、もう解体してもいいようなものがあったり、それから自転車の盗難がもう頻繁に起きているということで、まず何とかこの、県道も整備するというようなことも載っていますけれども、十何年もずーっとそのまま、利用する人から見れば放置されているということなんですよね。その盗難防止についても、やっぱり防犯カメラとかそういったものもやってほしいなと。ただ、私もそう言われたときも、土地が白石市のものだから蔵王町だけでもなかなか町長も大変だというお答えはしておりますけれども、こういった協議を急いでやってほしいと思いまして、今回取り上げた次第でございますけれども。本当にソニーの人なんかは大変だと思うんですよ。目の前に会社があって、ぐるっと回って城山橋を渡って、そしてまた戻ってくるような形で通勤するというようなことで、こうやってぞろぞろと歩くというような状態なので。この辺について、町長もう一回答弁をお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) はい、全くおっしゃられるとおりでありますし、私も本当にこの立場になる選挙公約の一つにここの橋の架け替えなんかも上げたわけでありますが、いろいろ考えたんですけれども、30億円ぐらいかかったんですね。高圧線が、東北本線、走っているので、その上を通らなくていけない。あとは、当時はハクチョウが飛来していると。今も飛来しているんですけれども。そういった鳥インフルの関係があって餌をやっていけないだとかというんだけれども、飛来をしている中でそれに橋を架けると邪魔になっちゃうということで、いろいろな角度からちょっと前に進めなくなってしまったといういきさつがあります。そんなことで、じゃあそこを整備しようということで、一つは今言われた県道でありますが、狭隘な場所でありますし、そして自然災害で岩石が落ちてきたところは、あそこの2車線はなっていないんですけれども、1車線でどうにか工事を、止めたということがあります。これも全部県のほうでやっていますが。いずれにしても、県に話をしたり、あと県議の先生方ともお話しさせてもらっているんですが、なかなか広くはならないということであります。ただ、今、県議会の中でもちょっと県に話をしているのが、白石川、今、東北本線と白石川のそこの間の河川を、しっかりと河川を止めて、そこに新たな県道を造れば、2つの踏切を通らずにいくのではないかということなんですね。そんなことで、それはいい案だということで、そっちの方向に今振り向いて、あとは県の土木部長にもそういう話だけはしているだけであって、一回それの動きを、これからやっていきましょうということで、県議の先生たちも、選挙は11月で終わったものですから、そちらのほうにぜひひとつ一緒になってやっていきましょうと。ただ、その中でやはり温度差があるんですね、行政間の中で。この行政間の中での温度差をまず一つはなくしていかなければいけないということがあります。そして、ここの周辺整備を我々一生懸命に、大先輩である松崎義明議員の時代から随分一般質問されて大分動いてきたんですが、やっぱり行政はどっちかというと隣の行政に入っちゃうものですから、なかなか、副町長を先頭に向こうとお話をさせてもらったりいろいろやりくりをしているんですけれども。あと、先ほど言ったように、分かったと、蔵王町でそこの土地を買おうと、それでそこを買ってそこを整備しようということで思って進めさせたんですけれども、さっき言ったように筆界未定地でなかなか思うように買える状況ではないと。いろいろなことがありまして。これからは県のほうで早急に、柴田町、大河原町、そして白石市を入れて、やはり踏切を渡らない方法で持っていこうかなと思って、今県議の方ともお話を。また、2市7町の土木部とのいろいろな打合せあるんですけれども、その中でもその方向で持っていこうと思っています。ご存じのとおり、北白川、あそこは駅のすぐ近くの踏切を倍ぐらいに広げたんですよ。それで渋滞の解消やりましたんですけれども、あれがすごい金かかったんですね。そのように、今のところを倍以上に広げるということ、2か所ありますから、これなかなか難しいというのがJRなんです。そして、今JRは物すごい強気でありますから、自分のところでは金、一部は出すんでしょうけれども、全部行政機関だとかそういったところにお任せをしていくというのが今のJRの、これ東日本だけではなくて、JRの考えなんですね。ですから、JRにもお願いに行ったことあるんですけれども、なかなか全然向き合ってくれないということでもあります。そういったことで、考え方を変えてやっていくしかないということで、その方向で持っていければと。そうすると、河川に当たっての橋の架け替えも、高圧線をまたぐことなく手前に横断歩道を置くことができますので、かえってそのほうがいいかなと思っています。そうすると対岸から橋も架け替えやすいということでありますので。ぜひその辺に当たって、今後一緒になって対応していきたいと思っています。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) ありがとうございました。歩道橋の架橋については後ほどちょっと、今町長に触れていただいたのでもう少しお話を伺いたいと思います。
まずは、今困っている実情をどうするかということなんですよね。それで今、町長、以前はこの場所を蔵王町で買い取ってというところまで踏み込んだ発想があったようなんですけれども、この場所、私もちょっと知っている人の関係もあったので、現地に行って、あとここの親戚の人と会ったりして。今、ここにかなり高齢の方が独り暮らしされているそうなんですけれども。その方の相続人が仙台市と、何か3軒くらいのやつで、たしか筆界未定とかなんとかというのはその絡みかなと聞いていて思ったんですが。その、全部親戚なんだそうですけれども、そのほかの2軒の相続人の方が仙台市とか、あとちょっと遠くにいるということで。きれいに刈り払っているものですから、この刈り払いだけでも大変なんだから、ここを貸して駐車場にしてもらったほうがいいんでないのという話をしたんですけれども、実は刈り払いしているのは金出さなくて、水利組合の絡みで地元の青年会がきれいに刈って、年に4回くらい刈っている。この上の小下倉から内親まで、白石川の水を小下倉で上げているんですね。そこを通しているからここに水利組合の絡みが出てくるということで。そういったことで、本当だったら蔵王町で買い取ってというのはあるんだけれども、それも白石市の土地を買い取るというのもなと思いましてね。こういった今の、利用している方々の苦労を山田市長に町長から伝えていただいて、何とか白石市のほうでというふうな、よき隣人という形で声がけをしていただけないのかなと。まさか私、山田市長に一般質問するわけにいかないので。この辺について、町長、どんなものですかね。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 全くそのとおりであります。私もちょっと今いろいろなあれがあったので、やっと病院の関係も解決したところでありますので、ゆっくり膝を交えて。やっぱり、この件については蔵王町だけの利用でないので、深谷も含めて、そしてあとたくさん白石市の方々が多く利用される場所でもありますので、お互いに環境整備、まず要らない自転車を捨てているそのものからやっぱり整理していかなくちゃならないのかなと。そういったことで、この駐輪場は1市1町で管理していますから、その辺をしっかり、まず新たな年を新たなきれいな環境でやれるように、すぐまずその自転車の放置も含めて、建設課がいいのか、そこしっかり話合いさせながら、年内中にでも取り除けるものは取り除いていきたいと思っています。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) ありがとうございます。今、町長からも北白川の駅の話ありましたけれども、ついでにあっちのほうも見ました。あっちはすごいですよね。全部有料駐車場なんですが、40台くらい止めるくらいのスペースがあります。だからそういう事例もあるので、なかなか隣の市長さんも市で造るというのはどうなのか、何とかかんとかという話にはなると思いますが、取りあえずアプローチだけはしていただきたいと思います。
次に懸案の、町長の1期目の選挙公約であった歩道橋の絡みに移させていただきますけれども、これ平成28年度当初予算で概略設計つけてそれでやった結果、町長、3階建ての橋になるのでもう現実的でないということで断念して、これがそのままずーっと来まして、ただ長期総合計画だけに載っているというようなことで。これの前期の実施計画では、今年度は関係機関と協議すると記載されておりまして、来年度からいよいよその運動を始めるというようなことなんですけれども、先日この件で地元の県議ともお話ししたんですが、やっぱり具体的に動き出さないと、いつまでたってもこれいろいろ、さっきずっと先輩の松崎議員の一般質問という話もありましたけれども、地元で聞くとこれは松ヶ丘の区画整理始まったときからもうそういうことでやってほしいというようなことだったらしいんですよね。そうすると、もう大分時間たっているんですよね。この間、出島に橋が架かりました。あれ期成同盟をつくってから44年、その半分以上はもうたっているんですよね、この話出てから、町長。町長だってもう20年になるんだからね。やっぱり早く期成同盟とかなんとかで具体的に動き出さないと、地元県議もとにかく県の計画に載っけないうちはどうにもならないというようなことをおっしゃっておりましたし、意欲満々なようでございますので、この辺について町長、もう少しお話をいただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) まず、1市1町の関係がありますし、ちょうど白石市と蔵王町の町境あたりが橋を架けるところかなと思っています。それとあと、ある企業があるんですが、その企業のほうも駐車場としてあるので、ぜひひとつ企業としても、当時の社長でありますけれども、ぜひ協力をしたいと。そんなことで橋をぜひ架けてほしいということでありました。
ただ、うちのほうで見積もって、いろいろと設計組ませて見積りしたときには、先ほどお話あったように3階建てぐらいになるんですね、今の形でいくと。そうするとエレベーターで上がっていくような、とんでもない莫大な金がかかった。だからといって、通念の橋にさせると、あそこ特に蔵王下ろしがあるんですね。蔵王下ろしがあると、アイスバーンになって大変危険だと。私、一番最初、当初は柴田町にある駅と、対岸辺りにあるような、そういったことでちょっと考えたんですけれども、なかなか今の場所はそう簡単にもいかないみたいでありまして、フードをつけるのであればいいみたいな話も聞きましたので。ただ、いずれにしても1町だけの問題ではないですから、やはり今お話あったような何らかの組織をつくりながら、期成同盟がいいのかどうかも含めて、あと県に便乗させるようなことも含めて検討していきたいと思っています。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) ありがとうございます。
図面見ますと、今町長がおっしゃったように、衛生センターの前から真っすぐもう踏切を渡らないで、ただあんまり幅はないんですけれども、相当の工事費になると思いますが、そのままストレートで行って、この阿久戸踏切から次の踏切までもうクリアしてしまうので。今の水たまりができるとかなんとかと言っているこれも県道の話ですから、その辺をうまく打合せしていただいて、白石市もかなりの、今町長おっしゃったとおり、受益者は白石市の関係者が圧倒的だと思うんですよ、この橋が架かれば。私のほうも助かりますけれども。そして、何といっても一番最初に申し上げましたとおり、JRを使える最短距離が蔵王町にとってはここなんですから、この鉄路を生かせる場所をフルに活用しない手はないと思いますので、ひとつ隣の市長さんと、それから地元県議も含めて、具体的に話を進めて、早くやるとしてもまだ20年くらいかかると思いますので、町長あと5期やらないと出来上がらないということになりますから、ひとつ町長の決断をもう一度お聞かせいただいて、この件を終わりにしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) まず、1市1町の行政の問題ありますので、そことあとはここに今ある県道、柴田町、大河原町、白石市の県道でありますので、これに関連する行政の方々にもお話をしながら、踏切を通らないで河川沿いに沿っていくようなその計画でちょっと話をしていきたいと思っております。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) 次は、2点目の蔵王病院のことでございます。
これについては、もう新聞で報道もされておりまして、何かちょっと気の抜けたビールみたいな質問になってしまいますけれども、この問題、私は11月22日に通告書を提出しました。その後で、議会からの要請で30日にほとんど通告内容と同じような内容について議員説明会が町長からありまして、もうほとんど内容については説明を受けたわけでありまして、それも翌日新聞で報道されました。皆さん、お読みになっていると思いますから、何を再質問していいかちょっと迷うところなんですけれども。せっかくの機会ですから、少し確認の意味で再質問、私がもし誤解していれば直したいと思いますし、質問したいと思います。ただ、医師招聘に関することでございますので、大変デリケートな面もあると思いますから、支障になると思われる場合は答弁を避けてくださって結構でございます。
先ほど通告書を読み上げましたとおり、決算審査の段階であまりそういうショッキングな話があるようなことは分からなかったんですが、この間の説明を聞くともうその時点で派遣の見直しという申入れがあったわけですよね。それで大変この間驚いたわけでございます。新年度から土日の当直医が派遣できないとなれば、当然今のスタイルの運営はできなくなるわけですね。せっかく今、いろいろ経営強化プランというものを検討していただいておりましても、医師が来なくなれば練り直しということになってしまうので、とにかく町長にはこれまで以上に頑張っていただいて、本当に長い歴史がある東北大学と蔵王病院の関係ですから何とか維持できるように、今の経営形態ですね、招聘に努力していただくようにお願いするしかないんですけれども。それができれば、町長、やっぱり今のままで続けるということで考えているのかなと私理解しているんですが、それでよろしいでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) この件については、全協もさせていただきましたし、あと佐藤敏文議員にもお話をさせていただいたところであります。
まずこの週末の関係、日月の問題ですが、この日月のうちの1日は2人必要なんですが、大学からお二人来てもらっているんですが、これが全く来年の4月からは、3月いっぱいで終わりということになります。そして、1人は確保できたんです、内々なんですが。ある医療機関から、大学ではなくてですね、医療機関からお一人は。ただ、もう1人いないといけないと。だけれども2人出すということはこれは厳しいということであります。そんなことで、大学のほうでもいろいろな科がありますから、その科のほうに来週でありますけれども、大学に訪問させていただきながら、これ院長と事務長でまず足運んでもらって。外科だとか内科でなくて別の科のほうにちょっと派遣の依頼をお願いしようとしています。そして、並行しながら、ちょっといろいろな地域、病院機関なんかもちょっと年内中に足を運んだり、あと県にもちょっと足を運んでみて、何しろお話ししているように1月の中旬くらいにはある程度方向性が見えないと大変厳しい状態です。ですからまず、改革プランどころではないんですね。まず医師の確保、そして医師の改革プランにあったので、急に大学もいろいろな病院機関もどこでも医師が不足しているというのが現状であります。そんなことで、今の形態を続けていきたいんですが、まずもう1人医師をどうにか確保したいと思っています。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) ありがとうございました。
当然、医師が確保できなければ、今の有床の病院としてはやっていけなくなるし、かといってすぐに診療所に、私素人だからよく分かりませんけれども、できるものでもないと思うんですよね。ですからここは、いつかはそうなるとしても、ここは何とかもう1人、今1人オーケーというような答弁もありましたから、もう1人確保していただいて、当面今のスタイルで続けていくというしかないし、そうしてほしいなと私は思うんです。ただ、問題は、それはクリアしたとしても、先日同僚議員からもあったとおり、多額の繰入金を今入れてやっと動いているというのが実情です。2億3,600万円。これも、交付金で賄っている分がそのうち1億4,200万円ありまして、真水は9,400万円、これも大金なんですけれどもね。今までの病院会計資料頂きました。見ますと、順調だった平成30年あたりは真水が3,200万円、令和元年度が3,200万円、令和2年度から4,000万円、令和3年、令和4年、これいろいろな事情があって膨らんで令和4年度は9,400万円。ですから、今、蔵王病院、今度の先生方頑張っていらっしゃって、あとこの間もちょっと行きましたら、予算上認めているんですけれども、いろいろな機械、装置ですか、検査機器とかCTとか、すばらしい機械が入っていますよね。ああいうのを駆使して何とか頑張っていただいている。現に、私の知人でも蔵王病院でとんでもない病気を見つけてもらって、危なく死ぬところだったという、そういう立派な先生方もいらっしゃいますから。地域の信頼もだんだんだんだん出てきておりますので。なかなか元に戻るところに、数字的には行っていないようですけれども、そのもう1人先生を確保できれば今のスタイルで、苦しいながらもやっていけると思います。確かに9,000万円大金ですよ。こういう内情で繰入れするというのはね。ただ、それもだんだんだんだんそういう実績が上がってくれば少なくなっていくということで、ここはしばらくこれをやっていくしかないんじゃないかと。そうでないと、看護師さんたちもちょっと不安だと。刈田病院から移ってきてまたここも駄目になるのかと。モチベーションも下がってしまうので、やっぱりそういう方向性を、町長、ばしっと出していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) この病院問題に当たっては、独立法人であろうと一般法人であろうと、あとは小さな私たちのような公立病院であろうと、大変赤字を背負っているのはどこでも同じであります。特にそういった面で、うちの場合に限らずですね、やはり独立でずっとこれを維持していくということは、私も約20年ずっと見ていて大変厳しいなと思います。そのためには、やはり大きな総合病院と手を組みながら、今の蔵王病院を維持していくような形を考えなければいけないのかなと思っています。医師の確保というのは毎年毎年のことですから、これ。ですから、この医師確保の関係だけで毎年毎年こういったことを続けていくのでは大変なので、やはり例えば仙南エリアの大きい病院と手を組みながら、医師の確保が間違いなくやれて、そしてすぐに患者さんを送ったり、あとは入院体制がいいのかどうかというのはまた別にしまして、19床ぐらいの病院としてあったほうがいいのかというのは今後の、ですからまずこの二、三年の中で方向性も、医師の確保しながら、そしてこの仙南の医療を総合病院としっかり話合いをしながら、一つの蔵王病院としての方向性を見いだしていきたいと思っています。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) ありがとうございました。そういう意気込みで頑張っていただきたいと思いますし、私らも応援していきたいと思います。
それと玄関が、ああいうふうな状態ですよね。確かに金もないところで大変なんですが、大規模修繕もまずもうすぐにできるわけでもないので、せめて玄関ぐらいは少し金かかっても、病も気からという言葉がありますけれども、玄関がスムーズにいかない病院に入りたくない、気がめいってくるというようなことになるかと思いますが、町長これ何とかここだけでも取りあえずならないものですかね。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) こんなことを言うの大変失礼なんですが、今回のこの河北新報の、これ東北1面ですから社会面でありますので、ここにドアが、今日も事務長にちょっと大きな声出してしまったんですけれども、ドアをいつになったら直すんだと話したら、いや金がないから駄目ですとかって。いや、そういうものではないんでしょうと、つえをついた方々がドアを手で開けろといったって、開けっこないんでないのと、事務長ずっとそこに午前中立っているんだったら自動ドアになるよと、それもできるはずないんだから。そうしたら、上にある基盤があって、その基盤に雨水が落ちて、それでショートしてしまったと。それだったらその基盤を別の場所に造ったらどうだとさっき言ったら、どれぐらいかかるって言ったら、二、三十万円ですと。そんなんでできるんだったらすぐに直してやりなさいと大きい声を議場の中でちょっと、けんけんがくがくしたところであります。そういったことで、すぐに、町長の決裁だとか院長の決裁じゃなくて、まず一日も早くそれを直すことが大事だよということを言いましたので、事後決裁でも私は全然問題ないと思います。
以上です。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) ありがとうございました。
私も、新聞でちょうどいい広告材料になってしまったなと思ってね、残念だったので。屋根まで直すのは大変にしても、あの部分の屋根直して基盤云々というのは聞いていましたから、できることからやってほしいなと思って、今申し上げました。よろしくお願いします。
まず、繰り返しになりますけれども、まずは医師の招聘ですよね。招聘とは、礼を尽くして人を招き入れるとあります。随分礼を尽くしたと思いますけれども。せんだって同僚議員の答弁に町長は、議会も心の中で応援してくださいということを言われましたけれども、必要であれば議会の熱意を示すために多分議長は行くと思いますけれども、邪魔にならない限り同行もさせてもらって、本当に何とか1人確保していただきたいと思います。それをお願いして終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(村山一夫君) 三沢 茂君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。
午後1時46分 休憩
午後1時55分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
休憩前に引き続き審議を行います。
日程第4 陳情第4号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制
度の確立を求める意見書の提出を求めることについて
○議長(村山一夫君) 日程第4、陳情第4号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の確立を求める意見書の提出を求めることについてを議題といたします。
本件につきましては、去る11月30日に総務経済常任委員会に審査を付託したものでありますので、委員長より審査結果の報告を求めます。13番村上一郎君、登壇願います。
〔13番 村上一郎君 登壇〕
○13番(村上一郎君) それでは、総務経済常任委員会に付託されました陳情の報告をいたしたいと思います。
令和5年12月5日
蔵王町議会議長 村 山 一 夫 殿
総務経済常任委員会
委員長 村 上 一郎
陳情書審査報告書
本委員会に付託された陳情書は審査の結果、次のとおり決定したので会議規則第95条の規定により報告します。
記
1.審査の経過
陳情書審査のための委員会は、令和5年12月4日(月)に開催し、陳情書の内容を確認した。その後質疑を行い、討論を経て採決した。
2.審査の結果
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受理番号 |
受理年月日 |
件 名 |
審査結果 |
措 置 |
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陳情 第4号
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令和5年 10月31日 |
・最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の確立を求める意見書の提出を求めることについて |
採択すべきもの |
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◆採択の理由
新型コロナウイルス感染症と物価上昇が重なり、現在の地域別最低賃金では、フルタイムで働いても生活を安定的に維持するには厳しい額であり、最低賃金引き上げにより影響を受ける中小企業への支援を拡充しながら最低賃金を引き上げる必要があることから、採択すべきものとした。
以上、報告といたします。
○議長(村山一夫君) これより委員長報告に対する質疑を許します。
なお、質疑は、蔵王町議会運営(先例)基準第89項の規定により、教育民生常任委員会に所属する議員のみが行うことになります。
質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。
委員長報告が採択のため、最初に陳情書を採択することに反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
採決は起立により行います。
本陳情書に対する委員長の報告は採択です。したがって、原案について採決いたします。
最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の確立を求める意見書の提出を求める陳情書を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(村山一夫君) 起立全員であります。よって、最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の確立を求める意見書の提出を求める陳情書は採択されました。
日程第5 議発案第10号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃
金制度の確立を求める意見書案の提出について
○議長(村山一夫君) 日程第5、議発案第10号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の確立を求める意見書案の提出についてを議題といたします。
提出者から趣旨説明を求めます。12番外門 清君、登壇願います。
〔12番 外門 清君 登壇〕
○12番(外門 清君) それでは、議案の朗読をもって、趣旨説明とさせていただきます。
議発案第10号
最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の
確立を求める意見書案の提出について
蔵王町議会会議規則第13条の規定により、最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の確立を求める意見書案を別紙のとおり提出します。
令和5年12月8日 提出
提出者 蔵王町議会議員 外 門 清
賛成者 蔵王町議会議員 松 ア 良 一
賛成者 蔵王町議会議員 加 川 敦
最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の
確立を求める意見書
現在、日本の雇用形態は大きく変えられ、非正規労働者が全国で約2,100万人にのぼっており、年間所得200万円以下の水準で生活を余儀なくされている若者や女性が増加しています。
今年10月1日、宮城県の最低賃金が改正され40円引き上げられ923円に改正されましたが、現行の最低賃金を月額換算すると162,448円(923円×8時間×22日)であり、自立して生活できる水準にはなっていません。
一方、東京の最低賃金は1,113円で、宮城県と比較すると時間額190円もの格差が生じており、このことが首都圏への人口流失の大きな要因になっていることが指摘されていることから、人口減少を食い止めるためにも全国一律の最低賃金制度の早期の確立が必要と考えています。
最低賃金の改善を図り労働者の所得を確保し、同時に「中小企業対策」と「中小企業支援」の予算を大幅に増やすことが地域経済の発展に欠かせない施策であります。また、最低賃金の改善は、生活保護基準、年金、農民の自家労賃、下請け単価、家内工賃にも連動し、誰もが安心して暮らせる社会を実現する鍵を握っていると考えます。
以上の趣旨により、下記の項目の早期実現を求め地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
記
1.国民生活の向上のため、最低賃金の大幅な引き上げを行うこと。
2.全国一律最低賃金制度等、地域間格差を縮小させる施策を進めること。
3.中小企業支援策の拡充と中小企業の負担軽減のための直接支援として、中小企業と働く労働者の社会保険料負担の引き下げを実現すること。
令和5年12月8日
宮城県刈田郡蔵王町議会
提出先
内閣総理大臣 岸 田 文 雄 殿
厚生労働大臣 武 見 敬 三 殿
経済産業大臣 西 村 康 稔 殿
以上をもって説明とさせていただきます。
先輩・同僚議員の賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提出者の趣旨説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。
最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより、直ちに採決いたします。
採決は起立により行います。
議発案第10号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充、全国一律最低賃金制度の確立を求める意見書案の提出に賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(村山一夫君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
本意見書は、関係執行機関に送付することにいたします。
日程第6 議案第103号 令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)
○議長(村山一夫君) 日程第6、議案第103号令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) ただいま、上程されました議案第103号令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ9,240万9,000円を追加し、予算の総額を78億7,690万2,000円にしようとするものであります。
今回の補正予算の主なものは、国の要請を受けて、住民税非課税世帯に対して物価高騰対策緊急支援給付金を追加で交付する予算や、企業版ふるさと応援寄附金を活用し、宮認定こども園の遊具設置や備品購入のための予算を計上しようとするものであります。
また、それぞれの実行委員会において中止が決定した、スノーバレーボール大会及びざおう・パラオ子ども国際交流事業に関連する予算を減額しようとするものであります。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により、主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) それでは、5ページの、先ほど町長からも説明ございましたけれども、住民税非課税世帯における物価高騰対策支援給付金ということでございますけれども、これについて改めて今回追加分ということでございますが、事業内容についてご説明いただければと思います。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(大槻充夫君) ご説明いたします。
これにつきましては国の事業でありまして、内容としましては令和5年12月1日現在住民登録がある非課税世帯に対しまして7万円の給付を行うものであります。
予算としましては、1,400世帯を見込んでおります。12月末に該当世帯を抽出しまして、年明け早々に通知文書を出して支給するということで、前回春に3万円の給付を行っております、ですからその非課税の情報等分かっておりますので、今回はその世帯に通知を出して、口座の変更のある世帯等は連絡をもらい、通知のみで支給を行っていくということを考えております。支給日に関しましては、1月末くらいからの支給になると考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 国からもこうした支援、支給ということでございますけれども、日程的になかなか年内というのは難しかったのかなと思っておりますけれども。できるだけ早めにこうした対応を取っていただくことが大切なのかなと感じましたので、質疑をさせていただきました。ぜひ、その辺の手続等もしっかり踏まえて、早急に対応していただきたいなと、このように思います。終わります。
別件でよろしいでしょうか。(「はい。どうぞ」の声あり)下の民生費の認定こども園児遊具設置工事費とございます。あと、備品購入費もございますけれども。これの詳細についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(鹿島亜希君) お答えいたします。
先ほど、提案の理由で町長が説明申し上げましたが、企業版のふるさと納税を活用させていただきながら、乳児用の遊具、滑り台ですね、そちらを設置するものでございます。
それから備品購入費につきましては、乳児用の三輪車が12台、あとは外用のままごと折り畳みテーブル3脚、それから熱中症対策としてミストカートの購入を考えております。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 確認になりますけれども、認定こども園児となりましたので、これは宮だけに限られたものなのか、それとも両方を含んだ形のものなのか、その辺について再度確認をさせていただきます。
○議長(村山一夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(鹿島亜希君) お答えいたします。
こちらの予算につきましては、宮こども園のみとなっております。永野こども園の遊具等に関しましては、今回の増築改修工事の中に含まれておりましたので、今回は宮こども園のみの予算となります。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) 5ページの、企画費、負担金補助及び交付金のざおう・パラオ子ども国際交流事業実行委員会負担金の500万円の補正減なんですけれども、これについてちょっと詳しく、なぜ500万円減にしたのか。できなかったのか。それを教えてください。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) お答えいたします。
こちらですけれども、9月の補正で追加補正させていただいたものなんですけれども、パラオ政府のほうに実施できるかということでご連絡をずっとしていたところ、10月下旬にパラオ政府の教育省、学校マネジメント局のトップの方から返信がございまして、内容につきましては、現在教育大臣が病気から回復しておらずパラオ政府内での検討が進んでいない状況にあること、また教育省での費用負担が大きいことから1月の実施は難しいというご連絡を頂戴しました。その後、11月中に庁舎内の幹事会、あとは外部委員を交えた実行委員会を開催いたしまして、令和5年度の事業につきましてはその実行委員会の中で中止が承認されたものでありますことから、今回減額する予算を計上するものであります。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
教育大臣が病気でということで仕方ないのかもしれないんですけれども、これは去年も私も一般質問しましたけれども、パラオに1月に行って、町長の、どっちかというと肝入りの思い入れのある政策だったんじゃないかなと思っておりまして、議事録の中でも子供たちの相互交流事業の継続につながる大きな成果を出してきたはずだったのに、今回できなかったということはすごく残念だなと思いますし、何も向こうから呼ぶんじゃなくて、あくまで子供たちの相互交流事業ですから、こっちから行くという判断もできたんじゃないかなと私は思うんですよ。だって、それぐらいじゃなければ、あのときパラオに行った意味がないじゃないですか、370万円くらいかけて。その辺のアイデアがなかったのか、その辺はどのように考えていたのか、ちょっとその辺お聞きしたいんですけれども。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) あくまで向こうとの、急に向こうが行けなくなったから蔵王町で逆に訪問に切り替えたほうがいいんじゃないかと、そうは簡単にいかないんですね。ですから、あくまでも双方の話合い、その計画に乗ってスケジュールというのは、計画は運んでいるわけでありますので、まずそこをご理解いただきたいと。
もう1点が、パラオというのは小さな国でありまして、どうしても大臣の判断というのがとても強いんです。ですから、その下にはちゃんと部長級がいるんだけれども、どうしてもそういう方々の判断ではなくて大臣の判断が国の予算も決めていくというようなこともありますので、そこは何とかご理解いただければということであり、向こうが行けなくなったから簡単にじゃあこっちから、蔵王から向こうに行きましょうと、そうは簡単にはいきませんよということだけご理解いただきたいと思っています。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) それも理解、多少はできるんですけれども、やっぱり去年あんなに、4人大人が行って、大臣に会ってきて話してきたという割には、その辺の不測の事態とかもやっぱり考えていただかないと。あと、やっぱり会ってきたことによって、相互の連絡って、ZOOMなりね、今だったら、メールなりでできるじゃないですか。何で私これ言うかというと、私も実際今、国際会議に参加、本当はしなきゃいけなかったんです。昨日までね。コロンビアに来てくれと言われて。でも行けなかったんですけれども。それもZOOMでやり取りしたりとかしているんですよ。もともとはニカラグアだったのがコロンビアになったから来週コロンビアねとか言われてもみんな行くんですよ。それはもうずっと何回も何回も何回も何回も会議しているからそういう対策が取れているんです。直接行って話し合ってきたからには、そういった体制も含めてつくってこなきゃいけなかったんですよ、370万円かけたら。そのくらいの思いで、やっぱり私は行ってほしかったなと思います。
今後、この事業をどういうふうにしていくつもりなのか、もし何かお考えがあれば。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 今後のことでありますが、やはり向こうと話合いしながら、本来であれば夏がこちらから行く予定でありましたので、その辺も含めて考えていかなければいけないと。どっちにしても、双方の合意がなければ事が進まないということだけはご理解いただきたいと思っています。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) そうですね。双方の合意がないとできないので、やはり日常から連絡取れる環境につくっていってほしいなと私は思います。ちょっと余談ですけれども、この前円田中学校にお話に行ったんです、議会の説明会。そこでやっぱりパラオの交流会は次いつやりますかと、楽しみにしていたみたいなので、ぜひ子供たちの期待を裏切らないように、来年以降も予算づけしていただけたらなと、私個人的には思います。
別件で、すみません。6ページの教育費のスノーバレーボール大会実行委員会なんですけれども、これもなぜできなかったのか、具体的に教えていただけると。
○議長(村山一夫君) スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(佐藤武憲君) こちら、行政報告でも述べさせていただきましたが、企業版ふるさと納税の先となる部分からの提供が頂けなくなったということで、予算の確保ができなかったということで、今回中止並びに実行委員会の解散という運びとなったところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
これで私が危惧するのは、私これも質問していますけれども、3年間の契約で地域再生計画を国に出して、3年間やりますよということを書いて、3年後にスノーバレーボール大会の参加数は年間24人6チームにすると、ゼロからね。体験会参加数90人にするとか、いろいろ目標を立ててやっておられて、ただやっぱりこれも途中でできなくなりましたということで、国のほうに出したその計画とのそごというか、差が出ちゃうと思うんですけれども。この辺は何も問題ないのかということと、あとやっぱりその事業評価の方法も明記されてあって、PDCAサイクルで毎年度5月頃に町は企画審議会において実績と効果について検証を行う、検証結果については本町ホームページで公開すると書いてあるんですけれども、これが何かちょっと、私見当たらなかったので、この検証結果についてもちょっと教えていただけると、今年2月に実行した検証結果もちょっと教えていただけると。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) お答えいたします。
地域再生計画につきましては、事業ができなかったということをどうしたらいいかということで県にも確認をしております。どんな計画におきましても計画どおりいかないこともあるでしょうと。そういったときには実績報告にゼロで報告して結構ですというような内容でございます。また、それに伴うペナルティーにつきましてはございませんという回答をいただいております。
あと、評価の部分でございますけれども、町のまち・ひと・しごとの推進本部会議及び企画審議会のほうで、こちらのまち・ひと総合創生計画につきまして評価、毎年度しておりますので、ただホームページにつきましては、その公表につきましては至っていなかったという部分がございますので、大変申し訳ございませんでした。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) 私がなぜそこまで聞くかというと、私もどちらかというと無理があるんじゃないかなと思っていたほうなので、スノーバレーボール大会は。1,000万円減で仕方ないし、県からも別に問題ないということを言われたということはよかったなと、ほっとしています。
その検証結果等々、ここにも書いてあるぐらいだからというのもあるし、やっぱり言わなきゃいけないかと。明記しないと、町民に対してあのスノーバレーボール大会がどういう大会、どういう効果があったかというのをやっぱり見てもらわなければ、やっぱり事業結果が有益なものだったのか、無益なものだったのかという判断されないじゃないですか。そうしなければ、やっぱり町民も判断できないし……、1,000万円減額したからいいという話じゃなくて、やっぱりそれに携わった職員さんたちがいるんですよね、やっぱりね。今年ですら3回も実行委員会開いているわけで、そういったところが、無駄になってしまったというわけじゃ、もともと開く、この辺やっぱりちゃんと実績を考えてやれば、職員さんの働きも無駄にならなかったのかなとか、いろいろ考えてしまうので、その辺いろいろ考えていただきたいですね。ただ寄附金もらったからやりましたじゃなくて、それに伴って費用がかかっているんだよと、その辺はぜひ理解していただきたいなと思いますけれども、この辺についてはどのようなお考えがありますでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) このスノーバレーの関係も、9月の議会でも途中途中、6月の議会、9月の議会、もうずっと話をしているんですよ、今回もやっていきますと。ただ、訪問したときに、8月の前に訪問したんですけれども、そのときにちょっと先方からいい話ができなくなってしまったと。そして今度、日本バレーボール協会の事務局長と話合いをしながらやってきたんです。ですから、経緯は全部話しているんですよ、徹也議員にも。そして、やる方向で来ていたわけですから。それが途中で変わったと。ですから、それをどのような形になっていくか、まだはっきりしなかったのが9月の段階くらいであって。ですから、そのときそのときでお話し申し上げたり、そして実行委員会を立ち上げたり等々やって、最終的には10月にやらない方向になったということでありますので、随時それぞれそれぞれでやっていると。ただ、これが町民に向けての発信はしていないのかということになれば、そこについては検討しなければいけないかなと思っていますし、ただそれだけの問題だけであります。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ちょっと今のお話に少しだけ続けたいんですけれども。(「駄目だろう」の声あり)
じゃあ、認定こども園の工事請負費の130万円と80万円、これふるさと納税を活用できたということなんですけれども、宮認定こども園に今回は遊具設置、永野は別に予算措置しているからというんですけれども、そうすると、これはあくまでも子ども・子育てのために使ってくださいということだったと思うので、現在の永野保育所と、今の認可外保育園に対しての措置というのは考えなかったんでしょうか。(「企業版」の声あり)
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) 200万円の使い道を、宮認定こども園の遊具設置にしたのは分かったんですけれども、ほかの行っていない永野保育所と、認定こども園に対しての措置は考えなかったんですかと聞いているんです。
○議長(村山一夫君) 新しく造る段階から予算組んでいるということでございます。(不規則発言あり)遊具施設は新しく造る段階で、今回の予算でそれを措置しているということで。(不規則発言あり)永野の分は工事費の中に入っているんだそうです。あと、宮の分はさっきの予算で取っていると。(不規則発言あり)まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) お答えいたします。
寄附を頂いた企業様のご意向として、今回まち・ひと・しごと総合創生計画のほうの結婚・出産・子育ての希望をかなえる事業に充当してほしいという中で、その中でも子育て関係の遊具ですとか、そういったものにご利用、ご活用いただきたいということで寄附を受けまして、あと庁舎内のほうで検討しまして、このように予算を計上させていただきました。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) 何で私が認可外保育園にもと言っているかというと、結構漏れてしまいがちなんです、認可外保育園に対する補助というのは。すこやか育成金だって国から入っているのに、あれは認可外保育園に補助金入っていないんですよ。おかしいじゃないですか、みんなで見ていこうと言っているのに。だから私は意識していただきたいから認可外保育園に対しても、町の子育て支援なんだから使えることもあったんじゃないですかと聞いているんですよ。でも今回考えなかったと。だから、そうしたら今回は考えなかったということですよね、それでいいんですけれども、考えてほしいからこの質問をしているんです。考えていなかったんですよね。(不規則発言あり)考えていなかったということで終わりですね。
以上です。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第104号 令和5年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算(第
2号)
○議長(村山一夫君) 日程第7、議案第104号令和5年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) ただいま、上程されました議案第104号令和5年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1,385万7,000円を追加し、予算の総額を1億6,353万8,000円にしようとするものであります。
その内容は、歳入において、後期高齢者医療保険料を追加し、歳出において、後期高齢者医療広域連合納付金追加しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって、本定例会12月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
よって、本日をもって休会といたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本日をもって休会することに決しました。
30日から8日までの9日間、大変ご苦労さまでございました。全議案が可決されたということでございます。これでよろしいかなんだかは別にして(不規則発言あり)ということでございます。
そしてまた中学校の訪問授業、これに対して我が町としては初めてやったわけでございますが、行った人たちに言わせていただければよかったということでございます。やはり、もう全国で約500の学校が、議会でやっているということでございます。500というと大体宮城県の小中学校が約500校、大体そのぐらいあるんだそうでございます。ですから、全国の中で、宮城県全部の学校がやったんだというような格好でございます。そういうものに対してやはり、校長なんかとも終わってから話をしてきたんですが、こういうものを続けて、もっと進んだこともやっていただければなという話も聞いてまいりました。今後とも、やはり皆様方と共にこの中学校、小学校、そういうものの訪問授業、そういうものもこれからずっと続けていってもらえればなと思っておるところでございます。選挙も、2か月くらい、切るくらいになりました。その点からもいって、皆さん方がやはり選挙に忙しくて、そのような考えは浮かばないと言うかもしれませんが、今後ともそういうものも続けていってもらえればと思うものでございます。
今後とも、この皆様方が、またみんなと会えるということはないかもしれませんが、自分たちの中で13名ということにしたんですから、現在は15名おります。そういうものからいっても全員と会えるということはないでしょう。そういうこともこれから考えながら、議会も進んでいかなければならないのではないかなと思いますので、本当にこの4年間、大変ご苦労さまでございました。では、終わります。
次に、町長から挨拶があります。町長。
○町長(村上英人君) 閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
今月の1日に、えぼしスキー場開きをしたところでありますが、オープン翌日から石子のゲレンデの営業を開始したところであります。昨日は気温が高くて、雨が大分降りました。そういったことで今日営業を中止したそうであります。来週15日から宮城蔵王すみかわスノーパークもオープンいたしますので、来週からの寒波に期待し、開会の挨拶でも述べたとおり両スキー場とも多くのお客様でにぎわうことを期待するものであります。
さて、11月の30日の開会から本日まででありますが、蔵王町立学校の設置に関する条例の一部改正1議案、一般会計、特別会計、企業会計それぞれの補正予算のほか、本日追加議案として提出した一般会計補正予算(第7号)、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を含む全9議案に対しまして慎重にご審議を賜りまして、全議案とも可決をいただきましたこと、衷心より厚く御礼を申し上げます。
また、今会議では3日間にわたり10名の議員から一般質問をいただきました。私が町長に就任して以来、最多の数であります。それらの内容や今後の展望につきましては十分に精査をさせていただきながら、すぐに、蔵王病院であれば年明けの1月の中旬ぐらいには大きな英断をしなくてはいけないのかなと、いろいろこの1か月でしっかり対応してまいりたいと思っております。
さて、昨日7日でありますが大雪であります。大きな雪であります。そして22日には冬至を迎え、これからますます寒さが厳しくなります。議員の皆様におかれましては、お体ご自愛をいただきながら、風邪やインフルエンザなどには十分ご留意をいただきながら、ご家族おそろいで穏やかな年末を過ごされ、輝かしい新年、辰年でありますが、辰年をお迎えいただきますことをご祈念申し上げるものであります。
町といたしましても、町民各位がひとしくずっと住み続けたい、住んでよかったと思えるようなまちづくりを今後も職員一丸となって務めてまいりますので、さらなるご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、令和6年の初議会は1月の4日木曜日に招集させていただくことになっております。
今年1年間は大変お世話になり、本当にありがとうございました。来年も何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ここで念のため申し述べておきます。
明日12月9日から28日までの間は、休会となっておりますので、28日に閉会宣言をしなくとも、28日を過ぎれば議会は自然閉会となりますのでご承知おき願います。
本日は、これをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午後2時39分 散会