令和４年蔵王町議会定例会９月会議

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

令和４年９月１５日（木曜日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　出席議員（１５名）

　　　　　１番　　松　�ｱ　良　一　　君　　　　　　　２番　　加　川　　　敦　　君

　　　　　３番　　大　沼　昌　昭　　君　　　　　　　５番　　平　間　徹　也　　君

　　　　　６番　　佐　藤　敏　文　　君　　　　　　　７番　　齋　藤　英　之　　君

　　　　　８番　　平　間　武　美　　君　　　　　　　９番　　佐　藤　長　成　　君

　　　　１０番　　三　沢　　　茂　　君　　　　　　１１番　　遠　藤　裕　一　　君

　　　　１２番　　外　門　　　清　　君　　　　　　１３番　　村　上　一　郎　　君

　　　　１４番　　葛　西　　　清　　君　　　　　　１５番　　馬　場　勝　彦　　君

　　　　１６番　　村　山　一　夫　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　欠席議員（なし）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　説明のため出席した者

町長		村　上　英　人　　君
副町長		平　間　喜久夫　　君
会計管理者 会計課長		佐　藤　浩　明　　君
総務課長		宍　戸　光　晴　　君
まちづくり推進課長		佐　藤　長　也　　君
町民税務課長		大　槻　充　夫　　君
保健福祉課長		鈴　木　智　子　　君
子育て支援課長		佐　藤　敏　彦　　君
環境政策課長		宮　澤　一　弘　　君
農林観光課長		加　藤　勝　彦　　君
建設課長		森　　　良　光　　君
病院事務長		山　家　信　行　　君
上下水道課長		平　間　勝　文　　君
教育長		文　谷　政　義　　君
教育総務課長		福　地　実　幸　　君
生涯学習課長		我　妻　　　敏　　君
スポーツ振興課長		佐　藤　孝　志　　君
農業委員会事務局長		砂　金　　　毅　　君
選管委員長		大　沼　芳　国　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　事務局職員出席者

事務局長		鈴　木　　　賢　　君
事務局長補佐		相　原　宏　美　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　議事日程　第４号

 

　　令和４年９月１５日（木曜日）　　午前１０時００分　開議

 

　　日程第　１　会議録署名議員の指名

 

　　日程第　２　諸般の報告

 

　　日程第　３　一般質問　

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　本日の会議に付した事件

　　議事日程のとおり

　　　　　午前１０時００分　開議

○議長（村山一夫君）　皆さんおはようございます。今日は、一般質問５名の登壇するということでございます。一般質問、質問ですから、自分の思いを執行者側に伝え、その伝えたものが実りのあるような成果が上がればと思いますので、今日一日、一般質問の方々よろしくお願いいたします。

　　会議開会に先立ち、本日は、新型コロナウイルス感染予防のため、議場内でのマスク着用を認めます。また、本日の傍聴につきましては、新型コロナウイルス感染症予防のため制限させていただきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

　　これより本日の会議を開きます。

　　ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

　　本日の議事日程はお手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

　　なお、クールビズ実施中ですので、上着の着用は、各自の判断でお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第１　会議録署名議員の指名

○議長（村山一夫君）　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。

　　本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、12番外門　清君、13番村上一郎君を指名いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第２　諸般の報告

○議長（村山一夫君）　日程第２、諸般の報告をいたします。

　　本定例会９月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書としてお手元に配付のとおりであります。

　　次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

　　以上で諸般の報告を終わります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第３　一般質問

○議長（村山一夫君）　日程第３、一般質問を行います。

　　本日は、５名の一般質問を行います。質問者並びに質問の件名については、一般質問通告書としてお手元に印刷配付のとおりであります。

　　質問される議員にあらかじめお知らせいたしますが、質問時間は30分以内ですので、５分前になりましたら、ベルによりお知らせいたします。その後は時間内で質問を終了できるよう時計表示にご注意くださるようお願いいたします。

　　なお、町長等に対して、論点を明らかにするため、議長の許可を得て議員に対し質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。

　　最初に、５番平間徹也君の質問を許します。５番平間徹也君、登壇願います。

　　　　　〔５番　平間徹也君　登壇〕

○５番（平間徹也君）　ただいま議長から一般質問のお許しを得たので、一般質問通告書にのっとって質問させていただきます。

　　１、認定こども園の計画と幼稚園の現状について。

　　来年度から、宮幼稚園と宮保育園が合併し、蔵王町認定こども園としてスタートする予定となっている。一方、永野幼稚園と遠刈田幼稚園は施設改修の問題があり、こども園としてスタートするのは２年後の７年度となるようだ。この２年のずれが、保育、幼児教育の現場に混乱と矛盾を生む可能性があると考える。このことを踏まえ何点か伺う。

　　１先日行われたこども園の住民説明会にて、突然、永野保育所と遠刈田幼稚園を結ぶ幼稚園バスの廃止を発表した。その場で多くの保護者から不満の声があり、教育長は再度検討するといった旨の発言をしている。来年度以降の幼稚園バスの運用方針はどうなったのか。

　　２来年度から蔵王町認定こども園は自園給食、遠刈田と永野幼稚園は今と同じ仙台の業者のお弁当となる。これにより、蔵王町認定こども園と永野、遠刈田幼稚園の給食の質とコストに大きな差が出ると思われるが、どのように考えているのか。

　　３2019年に、10月から幼児教育、保育の無償化制度が始まり、２号認定の子供の給食に伴う食材料費の取扱い方針が変更され、副食費を実費徴収するということになった。内閣府がまとめた資料によれば、副食費の金額は質の担保された給食を提供する上で一定の費用を要するものであり、月額4,500円を目安とすると明記しているが、蔵王町の幼稚園給食は副食費4,500円を担保したものとなっているのか。

　　４蔵王町の幼稚園では給食費のほかにおやつ代として、現金で毎月1,000円徴収しているが、おやつ代は副食費の中に含むと内閣府の説明資料に明記されている。副食費中におやつ代が含まれるのに別途徴収するのは、運用上問題があると思われる。見直しが必要ではないか。

　　２、蔵王町のギガスクール構想と教育予算について。

　　全国で2020年度から本格実施が始まったギガスクール構想により、基盤整備がなされたが、蔵王町の教育現場において、その基盤を活用し切れているか疑問である。蔵王町の教育予算を見て感じるのは、国費が入るような多額の設備投資には非常に積極的だが、町独自の財源を使わなければならない事業に関しては、非常に消極的な印象を受ける。少額・多額、国費負担である・ないにかかわらず、その事業が蔵王町の子供にとって必要か不必要かを強く意識して予算組みをすべきである。このことを踏まえ、何点か伺う。

　　１蔵王町の学校における配られた情報端末の授業及びふだんの生活での使用頻度はどのようになっているのか。まだ端末の持ち帰りをしていないようだが、近隣自治体でもふだんから子供たちに持ち帰りをさせているところが増えている。端末の持ち帰り運用は本来のギガスクール構想のあるべき姿ではないのか。その認識を教育委員会、学校、家庭と共有して学校全体で体系的・継続的な家庭学習の在り方を検討すべきであると考えるが、その検討はできているのか。

　　２年に一度、学校側から教育委員会に対して予算要求があると思うが、学校側からの要求に何割ぐらい応えられた予算額となっているのか。

　　３町は学校の遊具について、定期的に業者に点検委託して、安全性に疑いがあるものを随時撤去しているようだが、撤去した後の設置は考えていないのか。

○議長（村山一夫君）　町長。

　　　　　〔町長　村上英人君　登壇〕

○町長（村上英人君）　皆さん、おはようございます。

　　今日、５人の方の一般質問であります。最初に、平間徹也議員の一般質問にお答えをさせていただきます。

　　初めに、第１点目の「認定こども園の計画と幼稚園の現状について」お答えをいたします。７月12日の夜でありますが、ございんホールを会場に、認定こども園設置に係る町民説明会を開催し、宮地区では令和５年度から、永野地区では施設を整備する必要があるため令和７年度から運営していくとの説明をしたところ、出席された一部の方からご意見を頂戴したところであります。

　　まず第１番目の、来年度以降の幼稚園バスの運用方針についてお答えいたします。このことについては、さきの説明会を受けて、現在の送迎タクシー利用者の内訳や新型コロナ等の感染症の流行状況などを勘案し、教育委員会内で再度検討しておりますので、その内容について、この後、教育長に答弁をさせます。

　　次の第２番目から第４番目までのご質問についても、町立幼稚園で実施しているお弁当給食の内容等に関するものでありますので、詳細につきましては後ほど教育長に答弁をさせます。

　　町民説明会でも説明いたしましたが、宮地区の認定こども園については、宮保育所の既存調理施設で自園調理が可能なため、次年度からスタートできるものであります。一方、永野幼稚園を活用する永野地区の認定こども園では、新たに調理施設や、ゼロ歳から２歳までの乳幼児保育室等を増築しなければならないため、宮地区から２年のタイムラグが発生するものであります。このことについては、小中学校や幼稚園、保育所の保護者などを中心に構成された認定こども園設置検討委員会での意見を踏まえたものであり、各幼稚園、保育所の保護者説明会や住民説明会においても、ご理解を得たものと考えております。

　　平間徹也議員は、スタート時期のずれが、保育、幼児教育の現場に混乱と矛盾を生む可能性があると考えているようでありますが、私はできるところから速やかにサービスを提供することが、住民サービスの向上につながるものと考えております。

　　次に、第２点目の「町のギガスクール構想と教育予算について」お答えをいたします。議員は、町の教育予算について町独自の財源を使わなければならない事業に関しては、非常に消極的と指摘されておりますが、私としてはその指摘は当たらないものと思っております。これまでも、統合中学校関連や幼稚園などの教育予算には多額の一般財源を投じており、本年度の当初予算では、教育費総額11億2,494万円に対しまして、その78％の８億8,182万円が一般財源であります。また、統合中学校の用地購入や基本設計には、義務教育施設整備基金を活用しているほか、幼稚園での施設間送迎タクシーやお弁当、給食の費用についても一般財源で対応しております。そのほか、英語教育の推進や、小中学校11人と幼稚園９人の特別支援教育支援員の配置、２校で１人の学校図書支援員の配置などにより、児童・生徒の学習環境の充実を図っているところであります。

　　私は、教育に係る予算は、子供たちの育成や将来への投資であり、真に必要な予算と認識しております。事実、一般会計の予算総額に占める教育費の割合は17.1％であり、民生費、総務費に次ぐ大きな構成比となっているところであります。私は、非常に消極的とのご指摘に対し、議員がなぜそのようにお考えになるのか疑問に感じております。

　　また、第２番目のご質問は、専権事項である予算編成に干渉するものであり、一般質問でお答えできるものではありません。

　　以上、申し上げまして、私からの答弁とさせていただきます。

　　続いて、教育委員会や学校現場での取組に関するご質問については、教育長に答弁をさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　私からは、初めに第１点目の「認定こども園の計画と幼稚園の現状について」お答えいたします。

　　まず、第１番目「来年度以降の幼稚園バスの運用方針について」お答えいたします。各幼稚園では、３年保育を開始した令和２年度から、幼稚園と保育所間の送迎タクシーを運行しておりますが、本年度、幼稚園や保育所で園児等に新型コロナの感染者が生じたことから、運行を中止したことが20回ありました。永野幼稚園では、当初、送迎希望者は朝晩とも５人でしたが、感染拡大もあり、３か月間で運行したのが計55回、利用者は延べ156人で１回平均2.8人となっております。宮幼稚園では、朝の利用者が11人で夕方がゼロ、遠刈田幼稚園では現在、朝夕とも利用者はおりません。

　　タクシーによる送迎は、多額の費用を要している一方で、このように各幼稚園での利用者が年々減少している状況であることから、監査委員や議会からの指摘も踏まえ、今後の運行について検討を重ねてまいりました。また、対策を講じても、車内で新型コロナウイルスや、ノロウイルス、手足口病などの感染が広がる不安も払拭し切れない状況であります。結果、認定こども園設置により宮地区での送迎の必要がなくなる令和５年度以降は、タクシーによる送迎は行わないとの結論に至ったものであります。

　　次に、第２番目の「認定こども園と幼稚園の給食の質とコストの違いについて」お答えいたします。先ほど、町長も答弁しましたが、宮保育所を活用する宮地区の認定こども園は、施設が整っており、自園給食が可能であります。永野幼稚園を活用する永野地区の認定こども園は、新たに調理施設等を整備しなければならないために２年を要しますので、その間お待ちいただくことになります。現在、幼稚園では一部の方から、業者によるお弁当給食に対する不満のご意見がある一方で、弁当を作る手間がなくなり朝の時間を有効に活用できる、とても助かっている等の保護者からのご意見もいただいており、また子供たちからおいしいという声も聞かれるところであります。もし、保護者の皆様が、業者によるお弁当給食を希望されないのであれば、以前のようにご家庭からお弁当を持ってきていただくことも選択肢の一つでありますので、今後、保護者の皆様にアンケートを取って決定する方法もあると考えているところであります。

　　ご質問のコストでありますが、業者との契約で、幼稚園給食は１食当たり牛乳代込みで390円となっております。内訳は、主食費ご飯が100円、牛乳代を含む副食費おかずが290円であります。ご質問の質については、確かにできたての温かい手作り給食との差はあるかと思いますが、現在の幼稚園のお弁当給食は、実際に私も食べてみたところメニューも日替わりで考えられており、大きな差はないと思っております。

　　次に、第３番目の「幼稚園給食は副食費4,500円を担保しているかについて」お答えいたします。先ほど説明しましたとおり、現在の幼稚園給食は１食390円のうち副食費が290円であり、月額20日分にすると5,800円とあることから、国が目安とする副食費の月額4,500円以上の経費を要しているものであります。なお、本町では１食につき120円を補助することで、保護者の負担軽減を図っております。

　　次に、第４番目の「幼稚園のおやつ代の見直しについて」お答えいたします。現在、各幼稚園では１号認定、教育認定児は必要がないため、おやつ代は徴収しておりません。副食費におやつ代を含めてしまうと、２号認定、保育認定児との副食費に差が生じることから、午後の預かり保育を利用している保護者からのみ月額1,000円、1回50円掛ける20日のおやつ代を頂いております。参考として、公立幼稚園のある近隣市町の状況を伺いましたところ、村田町では現金徴収ではなくおやつそのものを持参してもらう方法、白石市では預かり保育を利用している保護者から、1日100円以下を実費負担として現金徴収する方法を取っているようです。

　　次に、第２点目の「町のギガスクール構想と教育予算について」お答えいたします。

　　まず、第１番目の「情報端末の持ち帰り運用と家庭学習の在り方の検討について」お答えいたします。全国でギガスクール構想が急速に進んだのは、新型コロナにより全国一斉の学校の臨時休業が行われ、家庭にいてもオンラインで授業が行えるようにできないかという考えの下、国によって推し進められたことによるものと捉えております。しかし、実際に、１人１台の端末配備を進めていくと、県下一斉の学習システムの導入や、児童生徒と教職員全員へのアカウントの配布、専門スタッフの確保など様々な問題が生じ、町内小中学校でタブレットが全員に行き渡ったのは、今年の３月であります。それ以降、タブレットをふだんの授業で多くの先生方に活用してもらうことを優先して進めてきたところであり、持ち帰りによる家庭学習での活用は、Ｗｉ−Ｆｉ環境がない家庭もあることから、通信しなくてもできる宿題を出すなどの準備が整った学校から、順次進めております。これまでは、ネットワーク環境やタブレット端末などハード面の整備を重点的に進めてきましたが、今後は、指導ができる人材の確保や、ドリル機能がある学習アプリの導入などソフト面の整備について、教育委員会と学校が連携し、情報を共有しながら進めてまいります。

　　なお、持ち帰りタブレットを家庭で自由にインターネットに接続したり、制限なくゲームや動画配信サイトを見られるようにしたりすることは考えておりません。

　　次に、第２番目の「学校側からの予算要求に応えているかについて」は、先ほど町長が答弁したとおりであります。

　　次に、第３番目の「学校遊具を撤去した後の設置について」お答えいたします。各小学校の遊具については、毎年安全点検を実施し、安全管理上問題がある場合には、即時撤去をしております。撤去後の新たな遊具設置に関しては、必要性や活用状況などを学校側とともに十分に精査した上で、補正予算や次年度の当初予算に計上するなどの対応をしております。

　　以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　まず、大前提としてお伝えしておきたいのは、宮認定こども園が早くスタートすることに対して、私は１ミリも反対しておりません。できるところから、一日でも早くスタートしたほうがいいと思っておりますし、それを踏まえた上で私は逆に、少しでも３園の差がなくなるように、指摘、質問しているので、その辺はぜひご理解していただきたいなと思います。

　　まず１番の幼稚園タクシーの件なんですけれども、多額の費用かかるとか監査委員がとかいう話、指摘がありますということですけれども、まずこれも一番最初の始まりは、問題の始まり、幼保無償化前に町が強引にゼロ歳児、２歳児、３歳児、５歳児と預かり、ゼロ歳児から２歳児は保育園、３歳児から５歳児は幼稚園としたことによって生まれたことじゃないですか、これは。

　　そのときの説明会でもありましたけれども、この対応はあくまでも認定こども園ができるまでの暫定的措置ですと、暫定措置です。タクシーを何台でも出すから、この体制に協力してほしいという話だったと私は記憶しております。それがね、まだ３年もたたないうちにその方針を転換を図ってくること自体が、もう間違っていると私は思いますし、やっぱり町民なり保護者の不信感をすごく生むものだと思います。なので、これは当たり前に、幼稚園バスは費用かかるかもしれませんけれども、今後も２年間は、せめて出していかなきゃいけないと思うんですけれども、町長いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　７月のときのこの会議でありますが、あくまでも私の考えなり教育長の考え方で、こういった方向を立てたのではないと思っております。あくまでも、私のほうの部局だと子育て支援課でありますが、それと教育委員会の幼稚園等。その中で検討委員会というものを立ち上げて、いろいろとお話をしている。そしてまた、議会の皆さん、監査の皆さんのご意見も頂戴しながら意見、いろいろ受けて、それでその方向性をお話をしたと私は思っておりますので、私その会議に出ているわけでありません。ただ、そういったお話を聞いておりまして、ですから、決して私は一存で決めただとかというものではないと思います。

　　それと、先ほども教育長が説明していますように、遠刈田にこのタクシーを利用していない状況もあるわけですから、そういったことも踏まえて、いろんな各方面からの判断だと私は思っております。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。各方面からの判断ということですけれども、私が聞きたいのは、町長の判断が聞きたいんですよ。やっぱり政治判断です、これははっきり言って。やっぱり職員、一職員とか、課長と教育長で、皆も相談したと思うんですけれども、やっぱり一番は町長の政治判断が一番、この件に関しては大きい700万円かな、たしか700万円かかっているんですけれども、700万円の予算を出してくれますかって、やっぱり町長なり部局に問うのは、かなり教育委員会なわけですから、町長、できるか、できないかはまた、いろいろもまなきゃいけないけれども、町長としてこの問題をどう捉えているか、私聞きたいんですよ。出さなきゃいけないと思うんですよ、やっぱり２年間は。出すと言ったんだから、あのとき。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　いずれにしても、一般質問でもご質問があったわけですから、いろいろと内部でもさらに調査をさせていただきながら、はいとは言えないわけでありますし、ただ、お一人のため、二人ぐらいでのために何百万円ということは、私はいかがなものかなと思います。

　　やはりその辺は、保護者の方にも協力してもらうところは、しっかりと協力していただかなければいけないと思いますし、その辺平間徹也議員はいつもこのようにいろいろと言ってくるとか、大変あるわけですが、やはりこの町の財政ということも考えながら、そして理解をするところは理解をして、そして保護者の皆さんと話をして納得してお話ししていくのも、私は議員の大きな役目だと思っております。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　私個人の意見のように、町長言われていますけれども、これは私の周りの保護者の方と話して、やはりこういう意見が私の周りで多いからお伝えしています。私、個人の意見だけではありませんので、その辺はぜひ理解していただきたいです。

　　で、これは一応検討していただく可能性あるということで、ちょっと続き、行きますけれども、自園給食の件です、次。宮地区の認定こども園は施設が整っていて自園給食が可能で、永野地区は整っていないので時間かかると言いますけれども、これもその幼保体制前に戻れば、新しい幼保体制する前から分かり切っていたことで、私が議員になる前から永野幼稚園や遠刈田幼稚園に調理場をつければ、こども園として運用できるんじゃないかと訴えておりました。

　　そのとき、検討してもらったのか分かりませんけれども、結果なしのつぶてで、あのときからこの計画を実行に移しておけば、今、このように私が質問しているバスの問題だったり、幼稚園給食の問題も出てこなかったんじゃないかなと、私は思います。幼稚園の給食のおいしい、おいしくないに関しては、正直個人差もありますし、一概に断定はできないのは、私も理解します、はっきり言って。お弁当を出していただいて助かっている、うちも預けていますけれども、助かっています。ただ、やっぱり食の町蔵王ということを考えると、やっぱり何かもっと一つ、１段階上の対応ができるんじゃないかと思ってしまうんですね。

　　まず、残食率がどのぐらいかという調査をしているかどうかというのを、お聞きしたいなと給食センターでは毎日やっていると思うんですけれども、やっぱり残食率が結構これはポイントになるんじゃないかなと思っているんですけれども、教育長。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　学校給食に関しましては、回収した段階で全部残食調査はしているんですけれども、お弁当につきましては残ったものもそのままパックに入れて、業者が回収するという形になっておりますので、申し訳ありませんが、そこのところの調査はしておりません。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。一度してみるといいんじゃないかと思うんです。１週間ぐらい。それで学校給食の残食率と、年齢も体格も全然違いますけれども、確かに。やっぱり、一応どのぐらい余っているのかとか。やっぱり質のイメージだけで話をしても仕方ないですし、そこは一応検討していただきたいなと思います。やっぱり、質のことを考えつつ、保護者が一番納得する形というのは、給食センターで幼稚園の給食を稼働させることなのかなと、私はずっと思っているので、導入前に無理だと話はお聞きしているんですけれども、やっぱりこういうお弁当の問題が始まる前でしたから、お弁当の問題やってみて今、少し一部かもしれませんけれども、やっぱり不満の声というか、あるので、もう一度給食センターでできるか、できないかという検討ぐらいはしてもいいのかなと思うんですけれども、教育長いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　今の給食施設ですと、なかなかその今、1,000食作っているわけですが、それほど余裕あるわけでもありませんし、そのためには新たな人材を全部入れなくてならない、そしてラインも変えてということになりますと、大変な費用を要するということでございます。永野幼稚園と遠刈田幼稚園につきましては、令和７年度から確実においしい昼食、給食出せるわけですので、できればお待ちいただくことが私はよろしいのかと考えておりますが、ご理解いただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。現場のことなので、なかなか私もそれ以上突っ込めないんですけれども、やっぱりそういう思いというのと、やっぱりそういう声が実際あるのは間違いないです。保護者の方から、保護者の方も現場は分からないので、何で幼稚園給食、お弁当になっていることを話すと、何で永野のあそこの給食センターできなかったんだろうねと言われることが本当に多いので、その声はあるんだということを認識していただけると非常にうれしいですね。

　　次にコストの話になるんですけれども、教育長の答弁と私ではちょっと認識が違うので、もう一度お聞きするんですけれども、蔵王町ではお弁当代１食当たり390円払っていて、これとは別にお弁当を作っている業者に、作業委託料とか配送費などを支払っているんでしょうか、いないんでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　お答えさせていただきます。

　　配送料とか、作業代は一切払っておりません。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。そうするとちょっと教育長の答弁、ずれてくるんじゃないかなと思っちゃうんですよね。１食当たり牛乳込みで390円で、主食費は100円、そこから100円主食費分を引いて290円が副食費だよとなるんですけれども、だからすみません、その390円の中にはもう作業委託、委託業者の経費とか利益が入った金額になっているんじゃないかなと思うんですけれども。だから食材費、290円。食材費に経費が入っている金額になっていますよということを、私確認しているんですけれども、そのことはその理解でよろしいでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　お答えいたします。補足でお答えさせていただきたいと思います。一応国の基準は、副食費で4,500円を基準とするというところがございます。それを上回るものをやっぱり提供する必要あるとは考えております。先ほどお話ししたのは、390円の中の副食費が290円ですので5,800円になりますと。それで、4,500円は上回っていて、十分担保しておりますという答え方をいたしました。

　　ただ、今の議員のご指摘のことについて、私なりに試算をしていたものがございます。それについてお話をさせていただきます。副食費につきまして、私なりに人件費、運搬代について、業者とも確認しながら、積算をいたしました。それによりますと、向こうでは１万食、年200食作っていて、１食当たり52.7円、運搬費と人件費関係が当たる金額になると、そしてこれをご飯13.5円、おかずが39.2円になる。合わせて52.7円の人件費、運搬費と。そしてこれを290円から人件、運搬費用39.2円を引きますと、250.8円となります。そして、250.8円を月20回に掛けると、5,016円になります。ですので、これでも4,500円は十分上回っていると考えて、私は担保していると考えております。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。では、会社は、この業者委託者は52.7円の利益ではないんだよね、経費ですからね。そうすると、向こうは取り分、一体幾らなのかなと心配になっちゃいますけれども。そこまで、私が心配しても仕方ないのかもしれないけれども、やっぱり本来であれば、そんなかつかつでやらなくてもいいのかなと、仙台市なんかに確認したら、やっぱりその4,500円の副食費というのがなかなか大変だと。4,500円で副食費出すのも大変だから5,000円にしてほしいとか、そういう声もあったものですから、やっぱり副食費の担保、4,500円の担保とはその質を一定担保するための4,500円ですから、そこを蔵王町もしっかりと見ていただきたいなという思いで、質問させてもらいました。

　　ただ、おやつ代が、ここでおやつ代が1,000円、別に徴収したわけですから、そうすると本当は1,000円引かなきゃないですよね、そこから5,000円幾ら、副食費に入っているわけです、おやつ代は1,000円。副食費におやつ代を含まなければいけないわけですから、そうすると、5,000円幾らと今お話ししましたけれども、そこから含まれていない、別に取っているのですから、本来は1,000円取らないでその中でおやつ代をやらなきゃいけないと私は思うんですけれども、教育長いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　では、お答えさせていただきます。副食費の目安が4,500円。やっぱりこれはしっかり担保しなくてない金額なんですが、うちの給食の場合には5,060円までもおかずと牛乳で担保しています。それで、副食費の定義は、おかず、牛乳、おやつ、お茶などとなっている、それを入れて構わないとなっております。ただ、うちの給食の、こちらの場合には、もうおかずと牛乳で十分それを上回っておりますので、それ以上負担すると今度は、5,060、今度は6,000円の60円になってしまうので、そこまでは入れられないのかなということで、特に１号認定の子供についてはおやつは食べませんので、そこで副食費に差が出てしまうということもありますので、そういったことを考えると蔵王町では、別途負担していただいてもよいのかなと考えているところでございます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。それが、結局民間に委託せざるを得なかったから、そういう状況になってしまったんです。公立の保育園、幼稚園だったら、月額4,500円でどこの保育園もやって、どこのってちょっと語弊あります、私調べましたけれども、いや、教育長の答弁の中で、近隣幼稚園の例を出してきておりますけれども、これ参考になりません。だって、私が聞いているのは、通常ならば保育園児であったら２号認定のおやつ代のことなんですから、近隣幼稚園に聞いたって、１号認定です、皆さんはっきり言って。そうですよね、預かり保育は、１号認定の預かり保育所ですよね。（「２号認定」の声あり）ではいいです、すみません。

　　今、幼稚園に聞いたという話でしたけれども、なぜ保育園に聞かなかったんですか。私は、公立認定こども園を持っている大河原町と柴田町と村田町と亘理町と山元町に聞いたら、副食費月額4,500円でおやつ代込みでやっていると、川崎町は5,000幾らといったかな、すみません。認定こども園だからなのかな、ちょっと高いです。川崎町は。丸森町は公立の保育園がないという答弁だったので、だから保育園では4,500円でおやつ代込みで副食費までやっているんですけれども、この辺の受け止めは、教育長。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　今、蔵王町で頂いているのは、幼稚園で預かり保育をしている幼稚園ということで頂いております。そして、その同じ条件が、村田町が預かり保育も行って、やっぱり同じようにやっている。その中でおやつは、そちらの場合は持ってくるようにしている。別に考えているということでございました。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○議長（村山一夫君）　ありがとうございます。そうですね、建前上はそうなんですけれども、永野幼稚園に関しての２号児に関しては、永野保育園にずっと入れたのに、永野幼稚園に一時的にやっているわけですから、あれは保育園ですよ、私からすれば。でもこれは、文章上そうだと、多分言うので、なかなかこれ以上攻められないんですけれども、やっぱり保育園児であったならば4,500円で済んでいたんだということは認識していただきたいですし、超えたからといって6,000円になっちゃいますと言うんだけれども、それは町の都合で超えたわけですから、町がその1,000円も出すべきなんだと、私は思いますけれども。いかがですか、教育長、町長かな。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　私もそんな、そんなっていうことはない、その詳細的なことまであれなので、担当に、担当課長でお答えできればお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　実は、390円で給食費はあるんですが、町で120円補助しておりまして、これが月2,400円になっております。そうすると、副食費については3,800円を保護者から頂いているという形になりますので、4,500円を担保しながら頂いているお金は3,800円ですよということになりますので、十分町としての理屈は通っているのかなと、私は考えます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　すみません。主食費を負担していますから。そこで指摘されているか、どうか、考えてみたところなんですけれども、そうなんですね。ただ、やっぱりそうだな、永野の幼稚園でも、給食センターでも無理だね、やっぱりそのお弁当、どうこうというのがある中でやっぱり私がちょっと考えていただきたいのは、やっぱり無償化。大体これは、360万円以下の世帯の人は副食費無料ですし、第３子以降も無料になっているんです、国の方針で。ということは、もう公平性がなくなるんじゃないかという話がありましたけれども、もともともう預けている親で取られている親と取られていない親がいるわけですから、そこはね、予算化は積極的にしていただけると、公平性を保つ上でもいいんじゃないかなと思うんです。大体、もう預けている親の半分の子供は、調べたら半分の親は無償化というか、副食費取られてない家庭だったんです。そうすると、町としても、応援し切れない金額ではないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の検討はいかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　やっぱり、私の立場といたしましては、これはやっぱりちょっと難しいんではないかなと、やっぱりそちら不公平と取られてしまうと、ちょっと私も答弁のしようがなくなりますので、そこはご容赦いただきたいと考えます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。十分、私と私の周りの親御さんからの声は聞いていただいたので、今後、これからまだ何回もやりますけれども、ぜひ、いろいろお互いに勉強していければなと思います。

　　ギガスクールの件で移ります。コロナが一つの要因となって、ギガスクール構想が急速に進んだものではありますけれども、学校のＩＣＴ化に向けた予算措置はもう2013年の第２期教育基本計画において、もう指針が国から示されておって、2018年度に新たに第３期教育基本計画振興計画が示されてギガスクール構想が、そこで具体的に示されて、財政措置もなされていると聞きました。調べたら。

　　国は、日本の学校教育に変革をもたらす手段として、ギガスクール構想を打ち出しております。ギガスクールのＧＩＧＡという言葉は、回線速度のギガバイトではなくて、グローバルアンドイノベーションゲートウェイフォーオールで、全ての人のための国際社会と革新の手段という意味になっております。この頭文字から取っていることが、この英語の頭文字のギガスクールというのを取っていることがやっぱり、革新、やっぱり日本の教育に革新をもたらす手段として、タブレット使っていきましょうよと、個別最適化の学習を目指しますということを、国はうたっているんだろうなと、私は思っています。

　　様々な問題はもちろんあったと思うんですけれども、他県の自治体、近隣自治体の動きと比べるとやっぱり蔵王はスタートがやっぱり少し出遅れている印象を私は持っております。答弁書の中でやっぱり気になったのが、持ち帰りタブレットを家庭で自由にインターネットに接続したり、ゲームや動画配信サービスを見られるようにしたりすることは考えておりませんと。私は一言も聞いていないんです、これに関して、はっきり言って、聞いていないです、別に、運用を家庭へ持ち帰ってきて運用、家庭でよりよい運用をします。まず、触ること。そこからでしょうと思いますし。

　　結局、何でこういう答えが出るかというと、タブレットを持ち帰るようにすれば、子供たちは際限なくゲームするだろうとか、インターネットでユーチューブを見るだろうとか、そういうことしか考えられていないのかなと私は寂しく思います。やっぱり重要なのは、今のインターネットリテラシーを教えながら、なるべく自分に自由の意思で、自分の意思で回避された、自分のタブレットを通して、ネット社会に触れさせていって、どんどんどんどんネットリテラシーを上げていくことだと私は思うんですけれども、教育長いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　それでは、お答えさせていただきます。帰ってからの使用について、ちょっと先走ってしまいまして、大変失礼いたしました。今、蔵王町の小学校でどのぐらい持ち帰りをしているかということについて、調べたデータがありますので報告をしたいと思います。１年生全体なんですが、１年生が１週間に１回程度持ち帰りをしているというのが40％。そして、２年生が１週間に１回程度、20％、ちょっと下がっています。そして、３年生が20％、４年生が上がってくると今度上がっているんですが、１週間に１回程度は40％、５年生からは頻度が多くなって１週間に複数回持ち帰っているというのが20％、そして１週間に１回程度実施しているが20％で、合わせて５年生は40％持ち帰っているという報告です。そして、６年生につきましては１週間に１回程度が20％ですが複数回は、逆ですね、１週間に１回が40％で複数回が20％、合わせて60％持ち帰っていますという報告をいただいています。

　　主に１、３年は長期休業中に持ち帰ったのが多かったと。そして、写真撮影とか音読やリコーダーの録音とか国語計算ドリルなど、うちでできるものについてさせていますという内容でございました。こういったことで、やっぱり子供たちに、議員おっしゃるように、行く行くは触れる機会を多くして、それを学習に、教育機器ですので、あくまでも教育機器ですので、学習に生かすということを前提にして、これからもそういったところも考えていく必要があるのかなと思っております。よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。１週間に１回程度持ち帰るのが20％というと、果たして全体の何％なのかと、私は思ってしまいますけれども、やっぱり基本大事な自分の文具、町から貸与されているものとはいえ、自分の文具みたいなものですから、１週間に毎日持ち帰っている人が半分とかならまだ、まあと思うんですけれども、１週間に１回程度は40％というのはやっぱりちょっと少ないかなという印象があります。

　　これは、何ていうかな、私がお伝えしたいのは、例えば、このゲームが、ゲームというか、このサイトが、違うな。本当はユーチューブが一番分かりやすいです。ユーチューブ、みんな好きなので、ユーチューブ、うちの子供に、何でタブレット持って帰ってこないんだって夏休みに言ったら、ユーチューブはね、駄目なんだよ、タブレットを持って帰ってきて見ちゃ駄目なんだよって私が叱られまして、逆に私はああって言って、そんなのだって家で見ているじゃねえかって言ったんですけれどもね。ユーチューブ自身が何ていうか、あたかも悪いかのように学校で教えているのかなと、ちょっと私はそれは違うのかなと、やっぱりユーチューブも悪い面はあるかもしれませんけれども、いい面だってたくさんあるわけで、やっぱりその判断力をつけさせるのは学校だし、実際ユーチューブで、例えば私昨日ＮＨＫで見ましたけれども、鉄パイプのパイプを、たばこのパイプつくる職人さんがユーチューブだけ見てつくりましたって。今、燕三条市に移住して独立してやっているとか、ユーチューブ見ただけで、やっぱりその可能性を変に潰さないように教えてほしいなというのが、私の願いです。

　　やっぱり、これから徐々にとは言いますけれども、もう他県の進んでるところはもう１人１台の教師、児童生徒の教務でなくて文房具、鉛筆と同じようなものなんだと、私が読んだ本によりますと、児童生徒が学習の道具としてＩＣＴを使うというのは世界最下位だと、日本は。環境も貧弱だった上、学習機会の保障等公教育の最も重要な使命を果たせない状況を、コロナ禍で生んで分かったと。やっぱりこれからどんどん、端末整備はしたんですから、もうすぐにでも毎日持ち帰って使っていいよと言える教育環境にすべきなんじゃないかなと思うんですけれども、教育長どうでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　お答えさせていただきます。学校でそれぞれ工夫をして、タブレットの活用を図っています。その中で、例えばある中学校では常時動画配信をして、特別支援学級とか学校に来れない子、そういった子も見られる環境もつくったりしています。ただ、大変申し訳ないんですが、どの学校にもそういったことができる先生方がみんなそろっているわけではないというのが事実でございます。

　　それで、実は今、教育委員会で対応しようとしておりますのが、令和５年度から情報教育指導員、専門の情報教育指導員を町で入れようと考えております。その方は、各学校に１日いたり、授業なんかの全て指導もできる方で小中学校を回れる方ということで今、学校に希望を取りながら、どういったことができるか。そんなところを探っているというのが一つでございます。

　　もう一つは、やっぱりＩＣＴを活用して、この授業の活性化、そして子供たちにとって魅力ある授業、そして確実に子供が向上できるような授業をＩＣＴを使ってやるというのが基本で、授業に取り組むということが、まず先生方に一番取り組んでいただく狙いとしております。

　　ただ、その中で授業を振り返って自分で勉強して、ここの問題ができなかったら小学校６年生なら３年生に返ってやるとかという、実はそういった教育アプリがございます。それを今、先進的なところで入れ始まっていますので、蔵王町もできれば、来年度からそのアプリを導入して、一人一人が個人的にやってできなかったところ何年生まで返ってやるとかという形で、ＡＩアプリなんてのもあるんですけれども、それはちょっと高いのであれですので、そういったあまり経費のかからないほうで、そういったものから取り組んで、来年度からできれば導入していきたいと考えていますので、ご相談を申し上げます。よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。そうですね、個別最適化の学びということですね。やっぱり、今の日本は一斉型授業の限界が来ているものと、私も考えておりますし、子供の多様性に即した学びを保障するものが、やっぱりこのタブレットでできると思いますよ。私も、私自身も、今大人になっていますけれども、タブレットを使って英語のアプリとかやっていますけれども、やっぱりすごく覚えやすいというか、なじみやすいというか。本当にそういうものを、子供にだけやれと言うんじゃなくて大人も一緒にやると、さらに蔵王町内に広まっていくと思うので、ぜひＩＣＴに向けてどんどん、ギガスクール構想に向けてどんどん、加速度上げて頑張っていただきたいなと思います。

　　次なんですけれども、答弁書２番にあったその学校の教育予算、予算要求どのぐらいの割合、どのぐらい応えていますかという質問に対して、残念な答弁、専権事項だからということですけれども、こういう法律があるんですか。ふだん、税金のことなので、基本全部予算、これからの予算のことだったらちょっと問題かなと思いますけれども、私過去のことも含めて聞いているので、大体学校の予算、こういうここを直してくれとか、こういう用具が必要だということで、毎年予算要求しているわけじゃないですか。それに対して町がどのぐらい応えているかということが、専権事項として問題になるとはちょっと私は考えていなかったので、どの法律がそれに当てはまるのか教えていただければ。

○議長（村山一夫君）　副町長。

○副町長（平間喜久夫君）　お答えさせていただきます。法律云々じゃなくて、予算というのは地方自治法上、教育委員会であってもあるいは選挙管理委員会であっても、議会の部分も含めてですが、これはそれぞれの市町村長が調製し議会に提出し、お認めいただければそれで成立という流れでございます。その中で予算編成の中で、例えば、学校からの要求に対して何％応えているとかという内容につきましては、当然予算編成をする際に、いろんな事業をやっております。教育だけに限らず、土木もあれば産業振興もあれば、当然保健衛生、民生、そういった様々なものの中の優先順位等を考慮し、緊急性あるか、ないかも考慮し、全てそういった中で、場合によってはもう少し待ってほしいということは、常々生じるということです。

　　ですから、ある学校の要求に対して何％という話じゃなくて、その予算要求内容を見て精査すると、それは当然教育委員会の中で最初にそういったことで予算を絞り込んで、さらに財政で絞り込んで、そして副町長、町長査定の中で最終決定するという流れでございます。学校から、現場から上がってきたものが何％認めるとか、何％認めないとか、そういったシーリングをしいて予算をやっているわけじゃないので、仮にそれがそういった予算要求の内訳について、議員各位に示すということはやっぱり不適当だろうと我々は考えておりますので、先ほどの町長の答弁ということになっておりますので、そこは議員も踏み込まないでいただきたいと。

　　これについてはやっぱり町長が、そういった責任を持って、全てのものを全ての事業の中で責任を持って予算を編成しておりますので、そこはご理解いただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　いや、別に、それも予算、法律で決められていないんだったら、情報公開条例使って取れるものなのか、取れれば取ってみますけれども、今度。何かその立てつけはなんか予算編成に関わったからといって、予算要求も含めて、別にこのぐらいしか出しませんでした。このぐらいしか出せませんでしたということも含めての議会じゃないですか、だって。

　　私は、やっぱり教育費って大事だなと思っているし、町長と一緒で、町長、答弁すばらしいところありました。そういえば。子供たちの育成や将来への投資であり、真に必要な予算と認識しておるわけですから、学校からどのぐらい予算要求があって、それにどれぐらい応えられたかというのを、町長と私、今日子育て世代の私なり町民も含めて一緒に見ていくことが、この町にとってすばらしいことになるんじゃないかなと思うんですけれども、町長、いかがですかね。別に法律ないんだから、町長が出してもいいよと、過去のやつだったら、予算要求このぐらいあったの出してもいいよ、見せてもいいよと言っていただければ、非常に心強いんですけれども、町長、いかがですか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　平間徹也議員が言うのも分からないこともないんだけれども、ただ平間徹也議員の場合は、その学校に行って県職員の事務屋さんの話をしながら、直接やっている。そこにちょっと大きな問題があると思うんですね。私たち、私の場合は、あくまでも政策的なもの、学校教育、そしてそこの小学校が５校あったり中学校が３校あったり、そしてそこのいろんな政策的なことでの議論というのは、教育委員会との議論はさせてもらっています。特に、教育委員会というのは、教育委員さんがいたり、そしてその中で直接対応しているのは教育長でありまして、そこで、教育委員会の総務課長がいたり、またあとほかもお見えでありますが、そういった面で教育委員会の総務課長がそれぞれの校長先生だとか学校のいろんな、ですから事務屋さんの考えがイコール平間徹也議員の要求につながらないと思うんですね。それは町でもいろんな予算のつくり方がたくさんあるわけですから、考え方も。ですから、必ずしも事務屋さんはいろんな先生方の要望にもあるでしょうけれども、その辺のあれが、一々ただそこに政策的なことを決めるのは私の仕事でありますし、いろいろとこの教育委員会と議論したり。ですから、今の質問に当たって、町長、どう思いますか、言われても、それはなかなか私が答えるには大変難しい。あくまでも、教育委員会の中で、教育委員の皆さん、あとは校長会というのがその中であるわけですから、その中で私は初めてその辺が、今言われていることが大きな問題になっているのかどうかということも、全く分からないところであります。

　　ただ、教育の、子供たちの教育に当たって支障のない予算の計上をされて、毎年やっているんだろうと思っております。今、平間徹也議員から、春先もこの質問あったわけでありますが、ただ平間徹也議員の場合は、県からそれぞれの学校に行っている事務職員と直接話しして、多分そういったことが出ているわけですから、そこをこの議場に持ってくることがいかがなものかということは、私一言言いたいわけであります。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。いや、私は町民の代表として、特に子育て世代の代表として、やっぱり小学校とか中学校に行く機会も多いですし、別に予算出せと言ったわけじゃないですよ、別に。お話しして、当時、ちょっと時間がないからあれだよな、当時、宮中学校の屋根が直っていないのを見て、あれ、これ全然直っていないですねという話から、ちょっとそういう話のやりとりになっただけで、それを何で直さないんだって言ったわけじゃなくて、どのぐらい予算要求があるのかなという話に、ただなっただけで、それをちょっと質問で公の質問として通告したら、当時駄目だったので、今回、どのぐらいの割合だったらとなったら、過去のだしいいかなというので質問出させてもらっただけで、何かあたかも私が中学校に行って議員の権力を振るって聞いたかのように言われるのは、やめていただきたいなと思いますし、やっぱり一公人でもありますから、皆さんの意見を聴いてもっと教育費、やっぱり足りないんじゃないかなと、私は思ったものですから、こうやって質問していますし、前回も質問しようとしたんですね。そこはちょっと理解していただきたいなと。

　　最後になりますけれども、やっぱりそういう感じる原因というか、遊具の問題も非常に危惧しております。やっぱり私も当時、永野小学校に行ってましたけれども、30年たちますけれども、あのときより永野小、永野小学校の遊具って大分減ったなあと感じます。新しいの、何ができたかなと、ここ30年でやっぱり小学校の遊具の危険性の問題で撤去した後、新しく設置した遊具って何かあるのかなと思って、その辺を教えていただければ。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　議員おっしゃるとおり、危険性のあるものは撤去するという形を取って、各学校対応しております。それで、学校と話合いを行いまして、遊具、実は高いものですから、すぐに入れなくていけないものかどうか、今あるものでまだもう少し大丈夫かとか、その辺のところもよく学校と相談をしながら進めているところですが、鉄棒なんかを取り払ったところは、更新して入れたりもしております。それで、今後、学校、子供たちの様子、子供たちの声なども聴きながら、必要なものは考えていかなくてないかなと思っているところでございます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。教育長、一緒に見に行きましたよね。小学校５校、やっぱり老朽化進んでいるやつをやっぱり撤去しなきゃないということはもちろん、間違いないけれども、更新に関してはなかなか難しいという話も聞いておりますけれども、やっぱり真に必要な予算ですから、やっぱりギガスクール構想も進めなきゃいけないんですけれども、外遊びというのも、逆にギガスクール構想を進める上で外遊びも重要になってくるわけじゃないですか。皆さん、やっぱり子供を外遊びさせたいという声もよく聞きますし、そのためにやっぱり遊具って必要だと思うんですね。今後、やっぱり新設していく予定とかはまだ決まっていないということでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　今のところ、新しい遊具を入れるとかというものは決まっておりません。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ぜひ、私の質問、私の周りの子育て世代の意見を参考にしていただいて、真に必要な予算をつけていただくことを願って質問を終わります。

　　以上です。ありがとうございました。

○議長（村山一夫君）　平間徹也君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。

　　　　　午前１１時１１分　休憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　午前１１時２１分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　休憩前に引き続き一般質問を行います。13番村上一郎君の質問を許します。村上一郎君、登壇願います。

　　　　　〔13番　村上一郎君　登壇〕

○13番（村上一郎君）　それでは、議長のお許しをいただきましたので、本日２番目の一般質問をさせていただきます。今回は１件でございます。５期目の町政運営について、何点かをご質問いたします。

　　町長は、２年前の令和２年９月27日、蔵王町の町長選挙で５回目の当選を果たされました。昭和30年４月に、円田村、宮村の２村合併で現在の蔵王町になり、町制施行後首長として初の５期目の町政執行を担われることになりました。人口減少と超高齢社会を迎えている今日、課題が山積する地方行政のかじ取りをスタートして、任期の前半を終えることから、行政運営にＰＤＣＡサイクル機能を十分に活用する観点から質問をいたします。

　　�@平成30年度からスタートした第五次長期総合計画に基づきながら、５期目に掲げた３つの重点政策と、５つの基本政策を目標に町政を運営されてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響をもろに受けた２年間だったと思います。感染対策を講じながらの事業実施でしたが、町民の生活の安定と福祉の向上に関して、成果が上がった点と反省すべき点は何か。この２年間をどう総括しておられるか伺います。

　　�A次に今後の後半２年間については、コロナ感染症が収束していない状況で推移すると思われますが、各種施策を推進し町民が期待する幸福度が高まる町政執行が望まれます。本町の基本政策である農業と観光の振興では、大きな転換期を迎えている水田農業の問題、生産資材の価格高騰問題等と、コロナ感染の影響をまともに受けている観光業の回復に向けた対策をどう取るか、また、超高齢社会を迎えている中で、町民が必要としている地域医療体制の構築について、また、英語教育をはじめとした児童生徒の学力の底上げと、統合中学校建設の着実な前進、また、今年度が前期基本計画の最終年度となる第五次総合計画の後期基本計画の策定等々をどう進めていくのか、子供たちから高齢者の方々まで、生きがいと生活に満足を感じられる活力ある町を創るための施策、各事業をどう展開していくのか伺います。

　　�B次に政治姿勢について伺います。これまで町長は、未来を見据えて絆を強く育むことを強調し、町民に開かれた町政を基本とするのが政治信条であると訴え町政を運営されてきました。５期目は、町民が主役地域が主体のまちづくりから、ずっと愛にあふれるオンリーワンのまち・ざおうにスローガンを変えました。やはりここは、地方自治の主人公である住民が心身ともに豊かに安心して暮らせるまちづくりに向け、町民と正面から向き合い信頼関係を築きながら町政を運営していく必要があると考えます。

　　ベテラン首長によくある慢心となりがちな点を指摘する声もあり、ここは胸襟を開いて、耳の痛い話も素直に聴く姿勢が求められます。初心を忘れずの精神が大切であると思いますが、所見をお聞きします。

　　�C次に本町の平沢地区の振興策について伺います。今年の３月末で、県道岩沼蔵王線沿いにあったＪＡの平沢ガソリンスタンドが閉鎖されました。平沢地区には、一時期、各商店はもちろんコンビニや歯科医院、クリーニング店など生活に直結する営業が営まれておりました。しかしながら、近年の社会情勢の変化とともに、おのおのの商店は店じまいし、現在は唯一の店が、農家が運営に参画している直売所のみになっています。地元の話として、スタンドがなくなり何もない地区になり廃れる一方だねの会話が生まれます。この現状を町長はどう捉えておられるか。町内で地域格差が生じないよう平沢地区の振興策を講じていくべきと考えますが見解を伺います。

　　�D次に女性の登用について伺います。女性の活躍の度合いが今後の地域社会の進展の鍵を握っていると言っても過言ではありません。女性活躍推進法が平成26年に施行されて８年が経過しますが、本町では女性の社会参画が一定程度進んでいると思われます。ですが、女性の社会参加の目標を立て、今後も登用を推し進め、女性の視点で活躍していただき、地域づくりに貢献してもらう環境を整えていくべきと考えますが見解を伺います。

　　６、次に若者の人材確保と支援策について伺います。本町が活気に満ちた快適なまちづくりを進める上で、必要となる人材は若者であります。人口減少が続く中で、少なくなっている若い世代ですが、少ないながらも、本町で社会参加している若年世代の活動の場を、側面から支援していく必要があります。若者に、若い発想で想像力を生かし、若い視点でまちづくりに参画してもらう機会を多く設けるべきと考えます。若い世代の人材確保策について町長の考えをお聞きします。

　　以上よろしくお願いします。

○議長（村山一夫君）　町長。

　　　　　〔町長　村上英人君　登壇〕

○町長（村上英人君）　村上一郎議員の一般質問「５期目の町政運営について」、お答えをさせていただきます。

　　まず、第１番目のご質問にお答えをさせていただきます。平成30年度からスタートした第五次長期総合計画でありますが、計画策定時には想定し得なかった新型コロナウイルス感染症が、令和２年以降に猛威を振るい、いまだ収束が見えない状況であります。このような中で、私は令和２年10月に、第５期目の町政運営を担う町長に就任をさせていただいたところであります。

　　この２年間では、新型コロナウイルス感染症の影響により、インバウンドをはじめとする旅行者が激減し、観光業や飲食業を中心に経済的なダメージが大きかったところであり、国の地方創生臨時交付金を活用して、感染症対策と地域経済の回復にしっかりと対処してまいりました。このことにより、おおむね町民生活の安定化を図ることができたものと考えているところであります。また、第五次長期総合計画前期基本計画の令和３年度の達成度合いは、感染症の影響により着手できなかった事業があったものの、90項目のうち３分の２の項目において、目標値をおおむね達成しております。加えて、強い要望活動により、県の松川流路工整備事業が着々と進行しているほか、国直轄の蔵王山頂までの電源ケーブル、通信ケーブルの整備及び火山活動監視カメラの設置を実現させ、町民の安全安心の確保につなげることができたところであります。

　　次に、第２番目のご質問についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症、またウクライナ危機や円高の進行による生活用品、生産資材の高騰は、町内の産業はもとより、私たちの生活に大きな影響を与えているところであります。このことは、本町のみならず、日本全体の課題でもありますので、国県の動向を注視しながら、町民生活の安定のための各種施策の推進に取り組んできたところであります。

　　転換期を迎えている水田農業の問題では、新たに園芸作物振興のためのビニールパイプハウス設置事業や、収入保険への加入促進事業を今年度に創設したほか、生産資材高騰対策としての畜産緊急支援対策事業も、昨日の補正予算でお認めをいただいたところであります。観光業の経営回復に向けては、これまで、国県が行う支援事業や補償事業とともに、臨時交付金に一般財源をつぎ足ししながら、町独自の各種支援事業を展開してきたことはご承知いただいているものと思っております。

　　地域医療体制の構築については、蔵王病院に２人の常勤医を招聘することができ、近隣の急性期病院との連携強化により、経営も徐々に回復しております。

　　児童生徒の学力向上に関しては、広報ざおう９月号で学力テストについて詳細に報告しましたように、英語特区による英語教育の成果が顕著に表れた結果でありました。全国平均に届いていない教科については、課題となっている分野を分析しながら、各学校で特色ある学力向上の取組を行っております。また、統合中学校建設の着実な前進とのことでありますが、現時点では、計画どおり順調に進んでいるところであります。

　　最後に、後期基本計画の策定をどう進めていくかについて申し上げます。まず、役場内の組織として課長職以上で構成する策定委員会、課長補佐から主事までの幅広い層の職員で構成する検討部会を設置しております。また、計画策定には町民の声を聴くことが不可欠であり、昨夜から５地区を巡回してのまちづくり懇談会を開催しているほか、町民代表として若い世代を中心としたまちづくり町民会議を開催することにしております。策定の流れについては、検討部会、策定委員会の順で素案を作成、町民会議で意見を聴きながら最終案を議員の皆様に説明申し上げ、議決をいただきたいと考えております。

　　後半２年間についても、これまで私が申し上げてきましたとおり、長期総合計画を核に据えて町政を執行してまいりますので、引き続きご協力をお願いを申し上げます。

　　次に、第３番目のご質問についてお答えをさせていただきます。初めに申し上げますが、町政を担っていく上でのスローガンが変わったからといって、政治姿勢を方針転換させたわけでは、決してありません。町民が主役、地域が主体のまちづくりのため、絆を育みながら、町民に開かれた町政を進めることは、私の政治信条としているところであり、５期目の現在も、実るほど頭を垂れる稲穂かなの精神で、町政のかじ取り役を全うすべく日々全力で取り組んでいるところであります。

　　町民の声を聴くことに関しても、これまでの一般質問の答弁で、各種団体の会合に参加することで見聞きした町民の声を町政に反映させている、また、町民懇談会等は必要なときに開催していくと答弁してきたとおりであります。コロナ禍によって、会合等が激減し意見、提言を伺う機会が少なくなってまいりましたが、昨夜から第五次長期総合計画後期基本計画の策定に向けたまちづくり懇談会を開催しておりますので、しっかり町民の声に耳を傾けていく所存であります。これからも初心を忘れることなく、務めを果たしてまいります。

　　次に、第４番目の質問についてお答えいたします。平沢地区のガソリンスタンドや商業店舗などの撤退、閉鎖は経営者の営業方針によるものであり、行政がそれを引き止めることは大変難しいものであります。平沢地区は農業振興地区であることから農振農用地が多く、また埋蔵文化財も多いことから、産業用地としての開発が難しい地域特性があります。しかしながら、地域の特性を生かして農産物の直売所や６次産業化を成功させた企業もあり、仙台方面からの買物、お客も訪れるなどにぎわいを見せる一面もあります。

　　本町では、今後もこうした事業者や新たなビジネスに取り組もうとする事業者の支援を継続してまいります。一方、平沢地区においても、少子高齢化が進んでおります。地域住民の買物や医療機関への通院などに不便を来さないよう、デマンド型乗合タクシーの導入等、地域公共交通の見直しを今後速やかに行うなど、持続可能な地域の振興に努めてまいります。

　　第５番目のご質問についてお答えいたします。私も議員と同様に、女性の登用には各種施策を進める上でも非常に大切なことだと認識をしております。本町の女性登用の状況は、令和４年４月１日現在、地方自治法に基づく委員会等では、36人中４人が女性、審議会等においては183人中31人が女性となっております。

　　本町においても、各種委員会や審議会等への委員就任依頼をする際は、条例上関係機関の代表者が委員となることが規定されている場合などを除いては、女性委員の登用について配慮しているところであります。しかしながら、委員就任について打診をしても断られてしまうことがあるのも実情であります。今後の各種委員の改選時期には、さらに女性登用を進め社会参画を促し、地域の発展や活性化を支えていけるよう、引き続き努めてまいります。

　　次に、第６番目のご質問についてお答えをいたします。今年度策定する第五次長期総合計画後期基本計画においては、まちづくり町民会議を開催することとしております。委員の年齢構成は30歳代が４人、40歳代が５人、50歳代が４人、男女構成は男性８人、女性５人であり、幅広い層からご意見がいただけるものと考えているところであります。また令和２年度のまち・ひと・しごと創生総合戦略に関するアンケート調査では、18歳以上の町民1,000人に対する調査を行ったところ、全体の52.9％の回答があり、そのうち20歳代、30歳代までの若い世代からの回答が32.3％を占めております。これらの結果を基に、第２期まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定したところであります。若い世代の活動の支援については、令和２年度に創設したまちづくり交付金や令和３年度に創設した商店街にぎわい創出事業補助金を活動の一助としてご活用いただくことで、引き続き若い世代の社会参加を促してまいります。

　　以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　各項目についてご答弁をいただきました。ありがとうございます。それでは、もう少し中身についてのご答弁をいただければという点がありますので、再質問をさせていただきます。

　　まず、第１点目のこれまでの２年間の総括でありますけれども、おおむね良好という自分なりの町長の受け止め方なのかなと思っています。町民生活の安定化を図れた、90項目のうち３分の２は目標値を達成している状況だと、それから安心安全の確保につなげることができたといういいところはご答弁いただいたんですが、反省すべき点というのはどんなところを、自分なりに自己評価、自己分析したのか。それをお答えいただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　反省すべきというのは、なかなかこの２年間難しかったんですね、反省というのは。なぜかといったら、先ほどもちょっと申し上げましたように、コロナウイルス感染、いかに。ですから、全体本部会議を何回も招集しているんですよ、週末にかけてもそうでありますが、ですから、子供たちの小中学校の問題、幼稚園、保育所、その辺が。そして、最初の頃は（「対策本部会議」の声あり）対策本部会議、対策本部会議ね。ですから、それを、やっていくのに。ですから、もう子供たちがかかったらどうなっちゃうんだろうっていう、それがまだまだ、今、だから子供たちは結構強いなということを感じてきたわけでありますが、そういった最初の頃から物すごい、町内でどうしたらいいかということで、もう徹底的に感染防止に当たってきたということもあります。

　　そんなことでコロナウイルスに当たって、ずっとそれに対応してきたというのが本音でありまして、反省だとか云々ということ考える暇がなかったなと、今もそうでありますが。反省だとかなんとかというのは、どちらかというと、心に余裕があったときというのが、意外と自分で、反省も、私は今までの人生の中ではそう思っております。

　　それと先ほど、一郎議員が言われた、町長、自分の90項目のうちの３分の２が自己満足みたいな言い方でありますが、これはあくまでも私の評価ではないんです。この項目を、何でしたっけ、企画審議会、企画審議会の中でのこの90項目、それを全体を評価して、そして３分の２がおおむね良好ということでの評価でありますから、またこれを詳細するとまだあれなんですけれども、ここで大枠の中でお話をさせてもらっているわけであります。そういったことで、目標値がおおむね達成しているということでありますので、ご理解いただければと思っております。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　分かりました。反省すべきところがなかなかないくらい余裕のない２年間だったという答弁でありますけれども、確かに新型コロナウイルス、全然どういうものなのか分からないことでのおととしがスタートして、とにかくいろいろ振り回された１年間だったと思います。２年目あたりからワクチン接種も始まりましたし、大体の感染対策の状況が見えてくるようになりましたから、その辺で２年目あたりは少しずつやれる事業は展開するようになったのかなと思っています。

　　なお、常にやはり政治の首長として町政を預かるわけですから、常にこのことで町民が幸せを感じているのかどうか、やっぱりその辺は反省すべき、常に反省していきながら、いい点も考えれば反省ですから、その辺は常に考えていくべきなのかなと思っています。

　　それと２番目の質問でありますけれども、これが重要なんですね。今後の２年間ですから。まず、農業と観光の町の本町でありますから、基幹産業であるこの２つの問題、もう少しある程度の町長のお考えで、今後の２年間を述べていただければと思うんでありますけれども、こういうご答弁、最初にいただいたのは、現時点の事業を少し並べたのかなと思っています。ですから、もう少し農業の問題なり、観光の問題、今後２年間でコロナ対策をやりながら、このようにして町政を執行したいという、そんな思いの丈をもう少し述べていただければと思いますので、お願いいたします。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　先ほどの１番目の関係だったんですけれども、余裕がなかった中にも、実は国、国交省本省に、あとは東北整備局だとか新庄河川事務所、さっき言った蔵王山頂のケーブル引っ張ったり、これ直轄でやってもらっているんですが、この松川の問題も含めて、ですから停滞してはいけないんですよ。停滞することなく、要請、要望はしっかりとしながら、そして、議長にも足を運んでもらったり、上京して。そうやっていろんな関係に、そういったことも当然、コロナ対策ではなくて事業をしっかりしながら、そして予算をちゃんと勝ち取ってやっているということをひとつ、ご理解していただきたいと思っています。

　　この�A番の問題。一郎議員さんのこの�A番の中には、ここに、ずっと我々も大変困っちゃったんですけれども、ここに８つの項目あるんですよ。聞いている。�A番だけですよ、�A番だけで。１つは、この水田農業の問題なんです。基本政策としての農業と観光の振興について。それで水田農業の問題。２つ目として資材高騰の問題。３番目として、観光業の回復に向けた対策をどう取るか。あとは、超高齢社会を迎えている中で、町民が必要としている地域医療体制の構築についてが４番。そして５番として英語教育をはじめとする児童生徒の学力の底上げ。６番として統合中学校建設の着実な前進をどうしているんだということなんです。だから、７項目が、第五次長期総合計画、８つ目には高齢者の方々まで生きがいと生活を満足でき、感じられる活力ある町をつくるために、どういった施策を事業展開しようとしていくのかと、この２年間の中でということなんですね。

　　ですから、ここの２番の中で、観光と農業問題だけじゃなくて、一郎議員さんが８つの項目、箇条書で書いてきているんですよ。それを全く無視していいのかどうかという、内部でうんともんだんです、実は。だけれども、それはいかないよと、ここに８つの項目を１行１行ぐらい、半行ぐらいでも上げてきているんだから、そこは丁寧に答えなくてないということで、先ほど答弁したとおりであります。

　　まずそこは、大きく一郎議員さんは。ですから今回は、私たちが６項目聞いてきているんですよ、�Eまで、大きく分けて。そのほかに、さらに８項目入るんですよ。ですから、この�A番だけで一般質問が、本当にこれだけで時間のない中で一般質問、なるんでないかなと私は思っているわけですが、逆に、これを反問権使うことはできないですから、私はそのように、その辺の�A番の考え方が、ちょっとどうお答えをすればいいのか。我々としては�Aの項目の中で８項目が、一郎議員さんがそうやって聞いているわけですね。それを、やはりさらっとでも答えていかなくちゃいけないというのは、それで今、常にやっていることでないかというような言い方されて、ちょっとがくんとしたんですが、しっかりとそれ、考えてお答えしたつもりでありますが、それにちょっと逆に、逆に反問権になっちゃうので、その辺食い違いがあるのかどうか。その辺ちょっとお聞きしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　今の正式な反問権の行使ではないようでありますけれども、今後２年間の事業展開が、ですから重要だなと思うんですよね。これまでの２年間の反省を踏まえて、足りないところはどういうところがあったのか。コロナ対策をしながら、どういうところを今後２年間で、長期総合計画に基づいた各項目を実現するか。そのことを聞いたので、そういういろんな項目を並べたんですけれども、それにご回答いただいた、答弁いただいた内容は、現状の報告、答弁だなということで先ほど申し上げたので、もう少し今後２年間に向けての事業展開をどうするかというものを、付け加えてご答弁いただければなと、今後の振興策をこうしたいと。そういうことの思いで聞いたところでありますので、その辺をお酌み取りいただいてご答弁いただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　その辺、私たちの捉え方というか、もう少し担当課長で、逆に一郎議員さんといろんな打合せさせたほうがよかったのかなと、今聞いて思っています。やっぱり、こういう公の場でありますしテレビもありますので、ですからお互いに議論がかみ合わないと、何だ、蔵王町の議会、そして町長の姿勢、どうなっているんだと、変に誤解されることないように、私も持っていきたいなと思っていますので、ですからその辺考えます。

　　この件については、第五次長期総合計画、今、お話、今、前期終わって今度後期、その中で今回り始まっているわけですから、この後期の中にこの問題を全部入れていっている。それと一番の問題は、やっぱりこの医療問題もそうでありますが、今の現時点がとてもとても目先がとても大事なんですよ、実は。蔵王病院でもそうなんです。医師２人を招聘する、医師２人を見つけるということは、とても大変なことなんです、それと、今目の前にあるのが、刈田綜合病院の問題もそうであります。こういった大きな英断をしていかなくてない。だから今取り組んでいることを、今後２年間どういったことをやっていくんだというお考えでありますが、とても今、目先のことをまず着実に、町民の健康の場管理、そしてそういったことが、刈田病院の関係が来年３月31日で、もう刈田病院と、今度市民病院になっていくわけでありますから、そしたらどのような町民の医療というものを、どのように見ていかなければいけないかということも、私たち内部ではいろんなことを考えているわけですが、ある先生方とお会いさせていただきながら。だけれども今の現段階の中で、このような方向でやっていきますということは、なかなか相手もありますでしょうし、いろんな考えもありますので、なかなか言いにくい。

　　そんなことで、とても今現時点の、この�Aに当たっては現時点の問題が相当あるだろうと。やはり、今後２年というのは、このコロナ禍等見て、ウクライナ問題、ウクライナにロシアが侵攻したことによって大半のものが、何千品目というものが値上げを全部してきた。これがどこまでいくのかという問題も含めて、ですからなかなか、今いろんな問題を、ガソリンでもそうでありますでしょうし、配合飼料の問題でもそうです。国が基金の中で、配合飼料であれば、国が基金を積んできていましたので、その中で配合飼料を基金からやっていて、根元に。例えば、組合という大きな会社だとか、ガソリン関係だと根元の石油卸業者に補助金を出しながら、そして１リッター当たり150円前後で抑えてもらっているというのが、今の現状なんですよ。それと同じような形が、配合飼料もそうなんです。だけれども、今、それでも３割ぐらい上がっているかな。約３割ぐらい上がっていますけれども、それ以上上げないように、今抑えてきているというのが今の国の施策なんです。

　　ですから、なかなかその一郎議員さんと議論したいんだけれども、なかなかこの�A番なんか特にそうなんです。議論するになかなか難しい問題があろうかと思っております。そういった現状をどのように、今の現状をいかに国に要望、県に要望、いろんな対応を精いっぱいしながら、やはり農業の分野の皆さんであれば、どうにか頑張って維持していってもらうことが一番だろうということで、それぞれの団体の皆さんを県庁に足を運ばせて、知事から直接お話をしてもらう。県の考え方も含めて。そのことを、７月、８月にもいろいろ対応してきた、してきているところであります。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　なかなかこの部門は、一旦この部門だけでの一般質問で終わるかぐらいのボリュームになるんですけれども、ただ水田農業は大きく転換していますので、この蔵王町の水田農業をどう、主食用米から転換するのをどう進めていくかというのは、大変これからの重要な課題なんです。ですからその辺、きちんと今後の取組として、町長はどう見据えた形で農業政策を展開するのかということで、お聞きしたかったんですけれども、これを進めていくとまだこの辺の分野だけで終わってしまうので、また別の機会に改めて質問をしたいと思います。

　　地域医療体制の構築なんですが、刈田病院のほうは確かに相手方もあることですからそうなんですが、蔵王病院、常勤の２名の先生に来ていただいて、今取り組んでいただいているので、確かに回復基調にはなっていくのかなと思いますけれども、地震の関係もありまして蔵王病院の老朽化もありますから、雨漏りとかも随分とこの前のお盆以降の雨が続いた段階でかなり雨漏りがあるということで、通院されている高齢者の方々も、こんな雨漏りのある病院で大丈夫なのという声も、いろいろ会話になっていたという、建て替えしないと駄目なんでないのかなという、そんな声もあったということでありますけれども、その辺の今後の見通しなんかも含めて、この地域医療体制。蔵王病院は救急病院の指定にもなっていますし、この優位性を高めるべきだと思うんですね。

　　あと、療養型の取組も蔵王病院はしていますので、この辺の利便性、利用性を高めるというのも必要なのかなと思いますけれども、修繕費の予算の優先順位も決めて、これから進めていかないと駄目なのかなと思いますけれども、その辺についての町長のご答弁をお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　災害復旧の関係でありますが、まず一つは３・11、11年前の。あそこは、どちらかというと、常にあの辺の一帯が、長町、円田、白石までのちょうど刈田病院の下あたりも通っているんですが、プレートになっているんです。そのプレートになっているので円田中学校もその中の一つなんですが、そんなことで真下を通っているような感じなので、しかも、11年前、そして１年前、そして今年あったと。そんなことで、そのたびやってきているんですが、今回は議員の皆さんにも見ていただいたとおり、厚生棟がもう使えない状態、あの鉄筋がああいう形になってしまったということであります。これに当たって、厚労省の出先機関が、東北の厚生局があるんですが、厚生局といろいろと話合いをさせていただいています。今回、国の補助を受けながらやっていくわけですが、本来だと国が直接来て、見て、それからゴーサイン出るんですね。ただ、もうあまりにも、国の東北厚生局が忙し過ぎちゃって、やっと最近返事来たのが、写真だとかいろんなの。そして県が出向いてきて、設計をしながら、この補修に、修理に当たっていいですよという返事が来たばかりなんです。

　　本来は、災害を受けたらそのままにしておいて、直接査定というのがあるんですね。その査定を受けないと、この工事また見積り含めてなかなかやっていくことができない。今そういったことでやっとそういう状況になったということです。

　　そんなことで、大分今回、床下も屋根も、そんなことで専門の設計の人たちに見てもらったわけでありますが、お金かかりますけれども、十二分に雨だとか風含めて、そういったことを補修、十二分にできるということでありますので、あれを建て直すとなるととんでもない金、25億円なり30億円かかりますので、本当にこの蔵王病院として本当に今現在必要なのかということから考えていかなければいけないなと。それとも診療所として考えていくほうがいいのかとか、そんなことで、今ある建物をもう少し有効に国の補助を頂きながら、有効に活用していきたいというのが今の現状であります。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　分かりました。ありがとうございます。蔵王病院はやっぱり地域医療の核でありますので、なかなか建て替えというと、今町長おっしゃったようにかなりの莫大な規模が、財政の規模がかかるもんですから、補修して現状維持を図っていくという、病院内の環境整備はやっぱり常に整えていく必要があるのかなと思っています。

　　次に行きますが、３番目の政治姿勢なんですけれども、そのようにとらわれてしまったのか、政治姿勢を変えたねというふうに、町長が受け取ったようでありますけれども、政治姿勢、今の地域が主体のスローガンからさらに一歩、それも含めて今度はオンリーワンの蔵王だと変えたんだなと、私は受け止めてはいるんですが、答弁だと変えたのではないということで、やっぱり質問の文章の仕方が、やはりもう少し自分の思いが伝わるような文章にするべきかなとこの辺は、私なりに反省しているんですが、やはり５期目でありますから、どうしても傲慢には、町長の性格ですから傲慢になることはないんですが、慢心になりがちというのはやっぱりそういう声はあるんですね。ですから、長期政権の一般的な指摘されるのは、多選の弊害として政治が独善的になりやすいんだと、どうしても陥りやすいんだと。そして、組織として庁舎内の組織、そういうものがマンネリ化もしますし、人事の硬直化も進むよという、そんなご指摘がいろんなところから、専門的なものもあるんですけれども、その辺を含めてもう少し原点に返った形で、初心を忘れることなくどうなのという質問をさせていただいたところでありますので、多選の弊害ということを絶対町民には迷惑かけない、そんな姿勢も必要かなと思いますので、その辺も含めてもう一度お答えいただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　おっしゃられること、よく分かりますし、自分もそういうもともとそういう性格の男でないのであれですが、ただこの長期の弊害というのもあることも確かなところもありますが、逆に言えば長期で、長期していることによって、人間関係がしっかりできたことによって国の予算をしっかり持ってきて、そしていい事例が、国交省の関係でありますが、そういったことを持ってきての私はプラス、大きなプラス思考に持ってきているなと思っています。

　　そういったことで、必ずしも多選というのは。ただ大きな多選をしてきたこと、そして県の、県の町村会の会長をやったり、全国の副会長やっていることによって、いろんな方々、人間関係ができたことが、逆に言えば各省庁の方々とのお付き合い、またいろんな団体とのお付き合い、そういったことによっていろいろと予算を持ってきたといったらあれなんですが、いろいろとこの私たちの地域が困っていることを理解していただけるのかなと思っているところであります。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　町長のおっしゃっていることは、私は理解はします。この答弁の中で、各種団体の会合に参加して聞いているんだというご答弁なんですけれども、それ以外の普通の通常の、日々過ごす中での町民の声というのを１人、２人とか、そういう声も大事なものですから、その辺もいろんな声を聴いて町政執行に関して参考にしていただくのが、それの政治姿勢かなと思いますので、その辺は、お酌み取りいただいて進めていただきたいと思います。

　　次に、平沢地区の関係でありますけれども、平沢地区、質問で書いたとおりでありまして、全てなくなってしまったという本当に残念な地域の今の現状でございます。スタンドや商店街が撤退、閉鎖というの店主の営業方針によるんだという、それは分かるんですけれども、平沢地区は農業振興地域だから、なかなか産業用地として開発が難しい地域だ。これもそうなんですけれども、こういう一般的な捉え方は当然なんですが、一般論ではなくて現状としてこういう地域になってしまったというものを、どう捉えていくか。やはり、なぜ現状になぜそうなるのかという分析が必要ではないのかなと思うんですよね。それによって、ではこうすべきなのかなという平沢地区の振興策を考えていく時期なのかなと思いますので、用地、平沢地区にもありますから、住宅用に土地を整備して若い人らに来てもらうとか、そういう方法もあるんだと思うんです。総務経済の所管事務調査でご指摘申し上げたところもありますし、そういうところの活用とかも必要かなと思いますので、その辺もう一度、ご答弁いただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　一郎議員さんが言っているこの商店街だとか含めて、いろんな。ただこれに当たってはなかなか行政が中に入って食い止めるということもなかなか難しいわけでありますし、ずっと私はもう地域で生まれ育ってきたわけでありますからよく、お互いに地域のことは分かるわけでありますが、なかなかこのまず一つは高齢化、高齢化によって商店をつないでいくことが難しくなったということですね。あとは、スタンドに当たっては、大分ＪＡの理事長、組合長なり、役員の皆さんとも大分話してまいりました。だけれども、やはりＪＡは、ＪＡさんはＪＡさんなりに、なかなか営業をやっていくのにはもうしんどいと。だから、統廃合しながらやっていかざるを得ないんだと。その中にはやはり村田町というスタンドを１つにして対応していくということで、それなりの団体、それなりのことがありまして、そして、一郎議員さんが言う今若者を定着させるためには、団地だとかそういった造成というものが必要でないかということでありますが、これももう本当にお金があれば造成してもいいと思いますが、宮の松ヶ丘見てもそうだと思います。やっと20年間、25年かかってやっとあそこ埋まったんじゃないでしょうか。そして、一企業のアパートの造成だとか、そういったことをしていただいてどうにか持てた。

　　だから、本当にその辺が、町がやるべきなのかということが、とても難しさがあるだろうと。私、住んでいるのが町で造成した田中の団地に住んでいるわけでありますが、それも私が来る前は、今やっとどうにか３区画ぐらい空いているだけで、４区画かな、あとはやっと埋まったというだけであって、何年だろう。40年ぐらい、40年かかってどうにか。本当に町が造成をして団地を造ることが、本当にいいのかどうかという問題だと思うんです。本当におっしゃることはよく分かるんです。だけれども、町が大きな何十億円という投資をして造成していくということは、いかがなものかということであります。

　　その辺の費用対効果含めたことを考えなければいけないだろうとは思っております。ただ、いずれにしても蔵王町には多くの方々が年間に180万人、特に仙台方面から65％の方々が来ているわけでありますので、みんな野さんも一生懸命に今駐車場を増やしながら造成していますけれども、何らかの町もそういったお手伝いをできればなとは思っているところであります。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　私も平沢地区、町長も平沢地区でありますので、その辺は現状を把握はしているんですが、さっきも申し上げたのは旧平沢児童館の跡地、あの辺をもう少しこう改良して住宅の整備を整えると、少しあそこに住み着くとかあるのかなと思いますので、その辺は検討の余地があるのかなと思っています。

　　それからあと、いろんな平沢地区の方と話をすると、店がなくなったから、当然不便にはなるんですが、コンビニがないのが一番ひどいっていうことなんですね。永野地区、宮地区、遠刈田地区はコンビニがある。平沢地区はコンビニぐらいはせめてないの、必要だということは話がすぐ出てきます。ですから、私も平沢区長さんとお話しして、区長さんは生協のＯＢでありますから、七ヶ宿町の関にできた生協とコンビニの併設の商店、店ができたんですけれども、ああいう形でもいいから呼び込めないですかなんていうお話でちょっとさせていただきました。ですから、連絡を取って話ししてみましょうなんていうことも区長さんとお話ししているんですが、やはりコンビニの誘致、これも北部地区、平沢地区に必要かなと思いますので、その辺、町長のフットワークのよさでこの辺を取り組んでもらえればなと思いますがいかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　村上一郎議員よく分かると思うんですが、なかなか七ヶ宿町さんの場合は、いろんなことやれるんです。丸森町もそうなんです。川崎町も一部そうなんです。それは、過疎債というのがあるんです。過疎債を、ただ、蔵王町は、遠刈田、過疎債でないんですよね、本当の話。ですから、学校の先生方も、あまりそこまで言うとあれなんですが、何て言ったっけ田舎手当みたいなのつくんですけれども、地域手当、蔵王町は地域手当つかないから、同じ川崎町だとか近くとの対照すると蔵王町って都会なんだねっていう感じで。それと同じで、蔵王町は過疎債だったら、全部それを使って使わせていただきながら道の駅を造ったり、いろんなこと使えます。大概国のお金を、これやっぱりアイデアも必要なんでしょうけれども、その過疎債を活用しながら七ヶ宿町さんが、あそこに集中してコンパクトシティーという名前で、今国が、やっぱりなかなか難しい。高齢化社会になって。うちは、そういった面でいろんなタクシーだとか、いろんなことを今、10月３日から遠刈田をテスターとしてやっていきますけれども、いろんなことがやっぱり考えていかなきゃなんない。そんなことで、今、七ヶ宿の話出たわけでありますが、ただいずれやはり、この小学校単位の中で、やはりお年寄りの年配の方々も歩いて、もう目の前に、私もそういうあれでありますし、やっぱり歩いてちょっと日常の買物、食べたりなんかするものは私は必要だと思っています。それをどのような形でやったらいいかということは、内部の中でもいろんなことを話しているところであります。

　　そういった面では、やはりどこかの団体と手を組めればなということも含めて、考えているところであります。ただ、ここの中でお話し申し上げる状況ではないので、ただやはりおっしゃることはよく分かります。

　　あとは、町の町有地を有効に活用してやるべきでないかということでありますが、もうそれはもう一般質問の以前から話がありましたので、総務課長に強く強く指示はしておりましたので、総務課長から答弁させたいと思います。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（宍戸光晴君）　町長の命でございますので、お答えさせていただきます。

　　平沢児童館跡地というお話いただきました。あそこの箇所には防火水槽用地もございまして、まず令和３年度中にその分筆登記を終えたところでございます。今後、ある程度縦長の土地でもございますので、どのような何棟で払下げしたほうがいいのか。その辺を早急に検討して、当然、２棟のほうがいいということであれば、また分筆も必要になってまいりますので、その辺内部で詰めていきたいと考えておるところでございます。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　ありがとうございます。旧児童館跡地の利活用ということで今、検討を始めているようなので、それに期待したいと思います。あともう一つ、平沢地区は懸案である湯口線の完了が今でも待たれるわけでありますけれども、午後からも湯口線関連の一般質問あるようですが、やはりなかなかいろんなハードル、壁があったんですが、ようやく見通しがついてあとは予算のつけ方だけだと思うんですよね。ですから、一気に予算配分を、下別当１号線も終わりましたし、集中登記して湯口線の完了、１年でも早く進めていくべきなのかなと思いますけれども、平沢地区の待望論でありますので、それについての町長の見解をお聞きします。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　全くおっしゃるとおりでありますし、地域の皆さんには新町行政区の区長さんたちも大変申し訳ないなと思っております。私が思っていた以上の、２倍ぐらいの時間になってきていると。その中にはいろんな問題もあるんです。やっぱり国が金をなかなか、この急を要するところはどうしてもちょっと我慢してくれということ。これは３・11以降、震災の関係もあれば、自然災害がたくさん多いんですね。そういったことで、自然災害にお金、国がお金を出してきている。イコール私たちのまちづくりの一環は、少しずつちょっと大分削減されてきているというのが、今の現状であります。それと、県との事業打合せの関係も含めて、そういったこともありますし、これ私からだとちょっと信用していただけるかどうか分からないので、担当課長から答弁させます。

○議長（村山一夫君）　建設課長。

○建設課長（森　良光君）　町長の命によりお答えさせていただきます。

　　湯口線につきましては、午後に齋藤議員さんからご質問いただいておりますので、詳細については、町長からなるかと思いますが、湯口線につきましては、現在問題になっておりました土地であったり、物件補償について済みましたので、粛々と事業を推進していくというような姿勢で変わりはなく、建設課を挙げて誠意努力しているところでございますので、ご理解いただければと思います。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　分かりました。平沢の振興策をどう考えるかということで、大きな問題として一般質問の通告をしたので、いろんな細部のことを確認をさせていただきました。

　　次に５番目の女性登用でありますけれども、以前にも私１回、女性登用の質問をしたことがありますが、その後、町長の積極的な考えもあったようで、少しずつ率は上がってきているところでございます。蔵王町の男女共同参画基本計画、２年３月に出来上がったものを見ますと、女性の登用率の高めるいろんな方策がいろいろ書いてあるんでありますけれども、その辺、まだまだ達成にはもう少し難しいのかなと思っています。計画の進行管理として、推進体制として４つほど設けているんですけれども、これらを含めてもう少し進めていって、これからの町の活力の源としての女性の役割、半分以上女性がいるわけですから重要だなと思っています。

　　これ、一つの資料として今年の４月に発表されたので、富谷市は全国一の市議会の女性比率全国１位だっていうことで53.1％、半分以上が女性が占めているということで、その辺の結果が出たようであります。あとは、町村別にすると、加美町が44.6％、結構やっぱり高くはなっているんです。ですから、蔵王町で掲げている20％以上の女性登用という目標値があるようでありますけれども、その辺に向けてもう少し、なかなかお願いしても断られる、これは蔵王町の一つのそういう風土といいますか、そういうところあるんだと思うんですけれども、いろんな機会を通して登用を図っていき、高めていくと、活躍していただくそんな環境を整備するべきかなと思いますけれども、もう少し含めてご答弁をいただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　この町の大事な審議会だとか農政審議会含めて、いろんな各審議会で各委員会、そうでありますが、ちょうどこの更新時期にいろいろと、そしてこれ課長等の会議の中でもずっと言ってきていることなんです。そして各課がいろいろと担当者の方、それといろいろな方々と話をしながら、だけれども最終的には私のところに来たりするんですね。町長、誰かいませんかと。いろんな方々と対応してきたんだけれども、なかなかお断りされると。そんなことでどうにかお願いをしながらやってきているというのが今の現状なんです。ですから、若い方々には、今働いている中で、やはりお断りされるということはあれでありますし、65歳過ぎた方々も必要でありますけれども、ですから蔵王病院のように、やはり民生委員さん、また65歳以上の方々だと職から離れた方もいるので、そういった方となかなか理解をしていただいて、蔵王病院運営委員会だと３人の女性の方がいるわけでありますが、そのようになかなか難しいです。

　　そんなことで精いっぱい、各課と話合いしながら、それで各課でもいろんな方々に探してもらいながら、今やっているのが現状であります。

　　町会議員の議員の問題については、これはやはり、議員の皆さんも、私、考えていくべきだろうと思います。私も、いろんな女性の人たちに声かけてもいいんですが、声かけると皆さんにいじめられそうな感じしますし、やはりそこはやはり、ここで区長会の皆様、今回来ていますし、やはり区長会の皆さんもそれぞれの地域の間でいい女性の方いたら、ぜひひとつ、やはり女性の声を町へというようなことで、今、一般質問、一郎議員さんのお答えにぜひひとつ区長会の皆様、いろいろとご配慮いただけばと思っています。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　分かりました。長期総合計画の中にも、女性登用の割合ということで目標値20％と掲げていますけれども、まだまだ高い比率も自治体もあるようでありますから、引き続きこれは進めていくべき課題かなと思います。

　　最後の人材育成、若者の人材育成なんですけれども、これも地域を担う人材というのはやっぱり若者だということで位置づけてはいるんですけれども、県も若者の人材確保の推進ということでいろんな支援策を考えて、研修会等の各支援策を考えているようでありますので、それらも含めて県への派遣を含めた研修会への何ていいますか、その辺の出席を蔵王町として進めていくべきなのかなと思いますけれども、その辺をどう考えているのか。よろしくお願いします。

○議長（村山一夫君）　町長。（「ちょっとそれについて教えて」「資料見失ってしまいまして」の声あり）13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　県で人材育成、若者を子供から若者までの対象にした、当然児童生徒から含めて30代までの若者の育成ということで、推進計画を立てて進めているようなんですけれども、そのための人材育成のために研修等を企画してそれに参加してもらうという支援策があるんですが、それらに町でどんどん職員でもいい、職員の若者の職員でもいいですし、あといろんな若い世代に声掛けして研修に参加してもらうとか、そういう育成の機会をぜひつくっていくべきなのかなと思っておりますので、その辺はいかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　分かんないの。（「生涯学習課で知らない」の声あり）分かんないかしらね。分かんないと。（「子供から若者だから生涯学習あたりなのか」の声あり）町長。

○町長（村上英人君）　すみません、なんか情報がちょっと入っていないみたいでありますね。今、県の人材育成の中の、子供から若者の育成ということで、これあと調査させていただきます。そして、うまく活用できれば、利用していきたいと思っています。

　　あと、先ほど言いましたように、蔵王町を担っていく方々に当たっては、まちづくり交付金だとか商店街にぎわい創出事業、その中でも行政区の、ある行政区ではまちづくり交付金をうまく活用していっている行政区もあります。あるわけですから、その辺いろいろと利用していただければと思っております。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　分かりました。ちょっと資料があったんですが、今ここになかったので、すぐ私、資料持っていますので、あと提供したいと思います。あと、現在の若者を直接、若い世代の助成金っていいますと、町の青年団体連絡協議会の助成金があるんですが、それだけになってしまっているようなんです。ですから、もう少しいろんな形でサークルなり、活動する支援の若い世代の団体、もう少しないのかなとこの辺の、ぜひ気になっているところでありますけれども、そういうところにももう少し、若い世代の予算確保といいますか、その辺も必要なのかなと思っています。

　　よく、子供の教育は未来への投資だと言いますけれども、やっぱり若い世代の予算の確保、これも若い世代が活動していることで活気が生まれるわけですから、その辺も未来への投資かなと思っておりますので、その辺十分検討して考えた上での今後の事業展開に結びつけていただければなと思っています。

　　平成26年９月に、地方創生会議で消滅団体ということで蔵王町も入っていまして、そのときに一般質問したときに、少子高齢化で、高齢、少子化対策として一環として、毎年毎年若い職員が何人かずつ採用して入ってくるんですが、若手主体の町職員で少子化対策プロジェクトチームを設置して、何とか若い視点で考えてもらってはどうなのかという提案をしたことがあるんですが、それは町職員でいいのかどうかはあるけれども、設置を考えてみたいという町長の答弁もありました。ですから、こういう形でいろんな発想を持っている若い世代の考えを聞いて、今後のまちづくりに生かしていくべきなのかなと思いますけれども、その辺も含めてもう少しご答弁をいただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　今、お話しされたことについては、まちづくり的な問題もありますが、特に教育委員会の中の教育委員会の分野、２課ありますけれども、その２課でもいろいろと横の連携を取りながら、課長等の会議の中でもこの件に当たって話をしながら前に進めていくような感じを整えていきたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　若い職員での少子化対策プロジェクトチームの設置とか提案したのを、その辺はその後何もない。そのままですか。もう一度お願いいたします。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　それ、少しでもちょっと入れてもらえれば、ちょっとやって、ただ私たちのこの中身、いろんな検討会というのがあって、その検討会いろんな分野にわたって若い職員のことも含めてメンバーに入れながら、そういう若い人たちの声を吸い上げられるような環境は整えていることは間違いないんです。ただ、この平成26年のときに言われたことに当たっては、今回の一般質問のような中に入れていただければ、ちょっと調査をしながら、それでこういった活用をしてきたとかとお答えできたのかなと思っています。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　分かりました。通告書の中に１項目入れると、さらにある程度の具体的な答弁が返ってくるのかなということで、その辺は今後の一般質問のやり取りで生かしていきたいと思います。

　　今回は、２年間の総括と今後の２年間の今後の政策執行についての町長の見解をただしたわけでございますけれども、町長もおっしゃっていましたが、行政の停滞は許されないわけでありますから、コロナウイルス感染症拡大でどうしてもなかなか進まないというのはありますが、やはり毎日町民は日々生活しているわけでありますので、それでありながらもやはり満足感を得られる、幸福度が高まる町政執行が必要なのかなと思っておりますので、常々そのことを考えながら、これからも町長と意見交換をして進めていきたいなと思っております。

　　本日はこれで一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

○議長（村山一夫君）　村上一郎君の一般質問を終わりましたので、１時30分から再開いたします。

　　　　　午後０時３６分　休憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　午後１時３０分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　休憩前に引き続き一般質問を行います。

　　次に、８番平間武美君の質問を許します。登壇願います。

　　　　　〔８番　平間武美君　登壇〕

○８番（平間武美君）　ただいま、議長のお許しをいただきましたので、通告書にのっとりまして、一般質問をさせていただきます。

　　６月議会の一般質問で、コロナに対するマスクの有効性は何もないということを訴えましたので、息苦しいししゃべりづらいので、マスクを外させていただきます。ここは全て２メートル以上離れておりますので、安心であります。私自身、今朝検温をしまして、36.2度でした。ですから、コロナにはかかっておりません。恐らく、皆さんもかかってはいらっしゃらないと思いますので、マスクの必要は私は考えておりません。

　　それでは、１番、第26回参議院選挙と今後の我が町の選挙投票について。

　　去る７月10日日曜日、参議院議員通常選挙があった。私は、当日夜７時半に、ございんホールに開票立会人として、党を代表して比例代表に出席した。小選挙区は割と早く判明したが、比例は終了したのが夜中の11時40分を過ぎていた。私は、過去に何度も開票立会人を経験しているが、いつも思うことであるが、国政選挙の投票率の低さと無効投票数の多さが残念でならない。投票率は52％。大事な選挙なのに有権者の半数近くは投票所に足を運ばないわけである。無効投票の内訳は、選挙区114票、比例代表263票であった。中でも、白紙投票、白票が一番多く、比例代表では123票。単に記号、符号を記載したものが33票。単に雑事を記載したものが29票であった。

　　確かに、15もの政党が届出をしており、「分からない」「分かりません」と書く人がたくさんいるのも分からないわけではない。しかし、毎日のテレビや新聞のニュースに目を通し、主要な政党の綱領、政策、選挙公約を読むべきではないだろうかと考える。

　　それにはやはり、教育が一番大切であると考える。政治経済、社会、次に歴史も入れていただきます。政治経済、社会、歴史を学校教育でしっかり教えてまた、国語力を鍛える。これらのことは毎日の生活の中で一番大事で大切なことである。

　　以上の選挙結果について、町長、教育長はどのように考えているか。見解をお伺いします。

　　また、以前18歳の選挙権成立のとき、選挙管理委員長にも一般質問した今後の国政、県政、町政の選挙投票をどのようにしていこうと考えているか、見解をお伺いします。

○議長（村山一夫君）　町長。

　　　　　〔町長　村上英人君　登壇〕

○町長（村上英人君） 平間武美議員の一般質問「第26回参議院選挙と、今後の我が町の選挙投票について」お答えをいたします。

　　第26回参議院議員通常選挙につきましては、本町の当日有権者数は、9,905人に対し投票者数が5,153人で、選挙区比例代表とともに投票率52.02％、投票された票のうちの無効となった票数は、議員ご指摘のとおりであります。宮城県全体の投票率は、選挙区、比例代表とも48.80％でありますが、全国では選挙区が52.05％、比例代表が52.04％とのことであります。

　　この選挙結果について、どのように考えているかのご質問について、無効投票に関しては、貴重な票が無効になってしまったことを残念に思う一方で、政治に対する不満など投票者の何らかの意図を推察したところでもあります。しかしながら、現行の選挙制度の下では、投票人の意思は定められた投票方法によらなければ政治に反映されないことをよく理解した上で、大事な投票に臨んでいただきたいと願っております。

　　また、投票率に関しては、選挙によって変動が見られることから、一概に論じることは困難でありますが、いずれの選挙であっても、多くの有権者の意思が反映されることが理想だと思っております。そのため、本町の選挙管理委員会でも、投票率の向上を目指して様々な取組をしており、また、学校教育でも政治や選挙に関する授業が実施されているところもあります。

　　以上、私からの答弁とさせていただきます。

　　続いて、教育長、選管委員長の順で答弁をさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　私からは、町内小中学校における取組についてお答えいたします。この件につきましては、令和元年９月の一般質問でもお答えしたとおり、本町では学習指導要領に基づき、小学校では社会科、中学校では社会・公民の授業で、政治や選挙等に関する学習をしております。それぞれの学校によって授業時間数は異なりますが、政治や選挙、国会、地方議会の働き、参政権等について授業を行っているところであります。また、全小学校の６年生を対象に、議会の仕組み学習会を毎年開催しており、議員の役割と議会の仕組み等について議会事務局から説明を受けた後、議長、副議長、総務経済、教育民生両常任委員長が、小学生の質問に直接答えてくださるなど中身の濃い授業の提供をいただいているほか、議場内の見学や議員席からの発言などの体験もさせていただいております。

　　さきの参議院選における投票率の低さや無効投票に関しては、私も残念に感じております。真摯に投票に臨む国民を育てるには教育が大切であるという議員のご意見を受け止め、今後の学校教育においても、選挙や政治への関心を持ち、社会に参画するという姿勢や力を育てる取組を続けていきたいと思っているところであります。

　　以上、私からの答弁とさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　選挙管理委員長。

○選管委員長（大沼芳国君）　私からは、今後の国政、県政、町政の選挙投票をどのようにしていこうと考えているかについてお答えいたします。先ほど、町長が申し上げましたとおり、選挙管理委員会としても、国政、県政、町政、全ての選挙で、多くの有権者の意思が反映された選挙結果を理想と考えておりますので、投票率の向上に向けた取組を実施してまいりました。

　　啓発活動としては、まず満20歳以上とされていた選挙権年齢が、満18歳以上に拡大される際には、それに先駆けて蔵王高校での模擬選挙を実施いたしました。また、防災サイレンスピーカーを活用し、新たに有権者となった若者が投票の呼びかけをする取組も実施いたしました。直近では、若者に選挙をより身近に感じていただくため、18歳から29歳の方を対象に、投票立会人の公募をしており、さきの参議院選挙では２人の方に、期日前投票所の投票立会人を務めていただいたところであります。加えて、投票所の環境整備の面でも、期日前投票者数が増加していることから、できるだけ投票所の混雑を解消し投票しやすくなるよう、期日前不在者投票システムを導入したほか、法令で義務づけられている宣誓書を、事前に記入していただけるよう入場券の裏に印刷をするなどの改善に取り組んでまいりました。また、この宣誓書自体が煩わしいという意見があることから、内閣府の地方分権改革提案の制度を活用し、総務省に宣誓書の廃止または簡素化の要望を提出するなど、多方面から投票しやすい選挙を模索しております。

　　しかしながら、平成、令和の時代の投票率は、昭和に比べ全国的に低迷しており、種々の対策を講じても思うような成果が上がらないのが現状であります。今後は、投票率が高い他団体での取組事例を参考にしながら、投票率が低いとされる20歳代から30歳代を中心に、有効な方策を研究してまいります。

　　以上、申し上げまして答弁とさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　ただいま、町長、それから教育長、選管委員長からの答弁をいただきました。私、令和元年ですから、約３年前になりますね、ちょうど９月議会でした。ちょうどあの年に、18歳選挙権が法律で制定されたと。そういうことで、どのような教育をするのかということも質問いたしました。若干、３年前よりもちょっといろいろなことをやったんだなというのは見受けられますけれども、ほとんど変わっていない。３年もたって、投票率が逆に下がっている。これはなぜか。私もいろいろ考えてみました。

　　今回、主に質問するのは、教育長と選管委員長であり、町長ではないと思います。町長自身も選挙で選ばれる人間でありますから、その選挙のことに関して、町長に質問するのはいかがなものかという私の考えもありまして。

　　この選挙というもの。最初、大まかに大局的な意見というか、質問させていただきますけれども、今回の参議院選挙に関しましては、前回の去年、衆議院議員選挙よりも約10％投票率下がっているんですね。衆議院選は62％ぐらいでした。ですから、宮城県ですよ。なぜ、10％下がったのかと。

　　これは私の考えなんですが、裏切り者が出た。はっきり言って、公人ですから名前言います。櫻井　充氏です。彼は、６年前に、参院選出たときは民主党でした。私、日本共産党員ですから、民主党からお願いを受けまして約600枚から800枚のチラシを町内に配りました。１軒１軒歩いて。どうか、桜井さんお願いします。それで取れました。ところが、いつの間にか、自民党にくら替えをして、私から言わせれば、政治家の風上にも置けない。自分の信念、信条をまるっきり曲げて反対の党へ行った。自分のための選挙ではなかったのか。国民のためとか政党のためとか、そういうことを一切考えず、自分の投票できるほうに行ってしまった。こういう政治家がいること自体、私は政治家の劣化であると考えます。だからこそ、有権者の投票率が下がった。

　　本来なら、我々野党は、立憲民主党と共産党は連合を組むはずでした。ところが、立候補された小畑仁子さん。子供が８人いるといううわさだけが先行して、その方の考えている政策、公約、新聞読んでも見えてこない、我が党もだから乗らなかった。だからこそ、我が党なぜ立てないんだというのはこれは、うちの問題になりますから、ここでは言いませんけれども、そういった大本のことが左右して有権者を白けさせ、10％も投票率の低下につながったのではないかと考えるんですが、この点だけに関して、町長はどのように考えているでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　私ちょっと分析していなかったので、大変申し訳ございませんが、お許しいただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　分析をしていなければ答弁できないんですよね。選挙というのは、必ず最後には、分析統括、総括しなければ、今後に生かせない。それが選挙ですよ、私から言わせれば。今回のこの通告書を書くときも、教育長を上に書いて下に選管委員長だけ書くと、それは駄目だというのが、事務局の前回の通告書の書き方。町長というのは一番上に名前書かなきゃ駄目なんだという指導がありまして、あのときは町長。今回も町長を上に書いた。

　　では、次に一番大事な教育の問題の、教育長と選管委員長に質問をさせていただきます。教育長答弁によりますと、これも３年前とほとんど変わってはいないんですが、ただ、小学校６年生を対象に、議会のしくみの学習会を毎年開催している。これもやっていたことなんですよね。何も目新しいことがない。

　　私が言いたいのは、実を言うと開票立会人になって、毎回出るんですが、白票は致し方ない。反対票にも思えます。誰が書いて誰、特に比例のことを言います。政党名が分からないんですよ。最も15で、私当日初めて知った政党があります。ごぼうの党、日本第一の党、初めて目にした政党名でした。私は、せめて主要４党、５党ぐらいは書けて当たり前だとは思っていたんですが、書けないんですよ、党名を。誤字がいっぱいあるんです。ひどいのになると、ふざけていると、・・・・・・・・・・・・・・・・いるんですよ。政党名ですよ。毎回その人いるんです。顔見たことないから分からないんですが、そういうこともおかしな話だし、それから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どういう教育を受けてきたのかなと。日本の政党名を書くのが比例代表ですよ。その政党がどういうことを訴えているのか。ふだんの政策はどのようなものか。綱領ってどういうものか。ここまで、私は教育で教えるべきだと思う。そうしないと何にも分からない。挙げ句の果てに・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ですから、比例代表を決めるときの教育、例えば主要な自民党、共産党、立憲民主党、公明党、維新の会とかいろいろありますから、そういう政党まで、特に高校生あたりには教えるべきだと思うんですが、そこは教育長、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。　　　　　　　　　　　（２０４文字削除）

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　お答えさせていただきます。

　　学校教育は、学習指導要領に基づいて行われるものとなっております。それに応じて、教科書も作ってございまして、今、学校教育の中で進めているのは、政党政治の仕組み、国会の仕組み、議員の役割、そういった面について、児童生徒に教えるということになっておりますが、政党に関しての記述はございませんので、学校教育ではちょっと扱えないのかと考えているところでございます。

○議長（村山一夫君）　８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　ただいま、教育長はその政党のことまで教えない。これは文部科学省の方針なんだと思います。選挙の中身というか、仕組みはどうなんだとか、模擬投票やって投票の仕方を、それは小学生だってすぐ分かりますよ、そんなの。それじゃなくて、いざ自分が投票用紙に政党名を書くときに、その政党がどういう政党か分からないのでは、書きようがない。だから行かない、足を運ばないのは有権者の半分もいるなと、私は考えますよ。だからここを伸ばすには、だからね、18歳になったって何も変わらないんですよね。選挙人が増えたとしても、分からないから投票に行かないんですよ、若い人は。私はそう考えます。

　　ここを改善するにはどうしたらいいかというと、やはり政党の中身を教える。例えば、自分が大企業に働いていて収入が高い人は、自民党入れていいですよ。どちらかといえば、中小企業、給料はあまり高くない。そういうサラリーマンがわけ分かんなくて自民党入れちゃうんですよ。これは間違いだ。働く労働者の党である共産党であり、立憲民主党に入れるべきだ。

　　要はそこまで考えないと。適当に党名なんて書けないんですよ。私、日本共産党に入って十七、八年なりますけれども、毎日が勉強です。赤旗で。いろんなところを勉強します。だからね、勉強、教育なんですよ。全然関係ない政党に、知っている党だから書いちゃう。これがいけないですね。

　　選挙管理委員長に移りますけれども、同じですよ、３年前の答弁とほとんど変わっていない。どのようにして、選挙の投票率の向上を図るか、上げるか。18歳から20歳までの人、これまで選挙権持ってない人に対して、どのような教育をするか、選管としてどのように持っていくか。この詳しい答弁私は待っていたんです。だけれども、全然３年前と変わっていない。これではね、投票率は上がらないと思いますけれども、上げるために選管の委員長として、どうやれば投票率上がると思いますか。お答え願います。

○議長（村山一夫君）　選挙管理委員長。

○選管委員長（大沼芳国君）　すみません。書記の総務課長に答弁させてください。お願いいたします。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（宍戸光晴君）　委員長からの命でございますので、代わって書記でございます私から答弁させていただきます。

　　確かに、投票率については大分低いといいますか。選挙ごとに変わるものがございまして、今回の参議院選も、同じ前回同じ参議院選で比較しても、若干３％ぐらい落ちている状況でございます。

　　選挙管理委員会といたしましては、先ほど答弁書にもございましたように、蔵王高校での出前講座をかつて行いましたし、ごく最近では、令和２年２月の町議選におきまして、防災サイレンスピーカーを使って、答弁書に書いてありますように、18歳の高校生の女の子に投票の呼びかけをしていただいたり、令和２年９月の町長選においても、21歳の女子大学生に声がけをしていただいてもおります。さらに、若い方々に少しでも政治に関心、政治なり選挙に関心を持っていただきたいということで、これも答弁書にも書いておりますけれども、投票立会人の公募、ざおう広報にも公募しますということで掲載いたしまして、その結果令和３年10月31日執行されました衆院選、知事選、ダブル選挙になりましたけれども、その期日前投票においても、19歳の男性と21歳の女性が公募、応募していただいて、都合のいい日でございましたけれども、立会人を務めていただきました。さらに、今回７月10日、参議院選の期日前投票におきましても、22歳の女性と18歳女性に応募いただいて、立会人を務めていただいたりしております。こういった方々を通じて、少しでもその輪が広がって、政治、選挙に関心を持っていただければ大変ありがたいなということで考えておるところでございます。

○議長（村山一夫君）　８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　一応、選管委員長は課長に振りましたけれども、確かに、若い２人を公募で集めてやったというのは新しいことかなと。だけど、ほんの２人で、それで若い人たちの投票率が広がるかと思うと、私は疑問です。何ていいますかね、だからやっぱり教育なん

ですよ。学校教育で教えられないと分からないんですよ。・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それでも、投票しなきゃいけないと思って投票所行って、投票用紙に書くんですよね。白票と一緒かもしれません、・・・・・・というのは。分からせなきゃいけない。分からせるには教育しかないんですよ。家に帰ったって、父ちゃん、母ちゃんも分からない、じいちゃん、ばあちゃん分かんなかったら、本人どうやって覚えるんですか。学校でしょ、それは。そこまでしないと、政党のことなんて何一つ分からないで死んでいきますよ。自分と正反対の政党にざあっと入れて、最後に死んじゃう。こんな日本でいいのかなとずっと私は悩んでます、その考えで。

　　政治の討論会とか、選挙前のテレビ番組、若者は毛嫌って見ない。それもおかしな話ですよ。いつか教育長は、選挙に行かないと損ですよと、そういうことをここで答弁してくださいました。まさにそうなんですね。損得だけではなく、自分の生き方に関わってくる。将来の生き方に関わってくる。それが分からないまま、ただ毎日働いて給料もらって、死んでいく。この繰り返しでは、日本がよくなるわけないですよ、私はそう考えております。やはり、自分の支持する政党というのはこういうところでこうだから、これが社会をよくすることなんだと、そういう信念を持たないと、投票に行けないですよ。行けない。分からないんだから。分からせるにはやっぱり教育だと。

　　文部科学省が、例えばですよ、私考えてきたんです、今回。文部科学省がそういうのを教えないんであれば、町として、例えば生涯学習課の中で、年間のいろんな講座ありますよね。その中に、いわゆる政治講座、政党を教える、主要政党の中身を。そうすれば、じいちゃん、ばあちゃんだって生涯学習の中で今回初めて分かったって人いると思います。分からないままで行くから分からないんですよ。だから、誰かが教えていかないと駄目なんです。つくづく、私はそこに行き着いたんです、考えが。町としてどうやって教えていけばいいか、やはり生涯学習課の講座を設けるべきではないのか。いろんなあがらいんカフェとか、そういうお年寄りのありますけれども、やはりそういった社会、政治を、政治経済、社会、歴史も、歴史は教えています。歴史講座はあります。だけれども、政治講座、経済講座、そういったことまでも生涯学習の中で町民に啓発を図っていく。もちろん、興味のある人しか来ないでしょう。だけれども、そういう人たちが詳しく知るようになると思います。それに関しては、教育長。どう考えますか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　（４２文字削除）

○議長（村山一夫君）　教育長。

○教育長（文谷政義君）　お答えさせていただきます。

　　生涯学習課におきましてもやっぱり教育ですので、公教育としての扱いになりますので、政党の教育については難しいのかなと。ただ、選挙期間については、図書室で選挙コーナーを設けて、紹介する形をさせていただいております。それから、学校教育は、小中学生は選挙権はないわけなんですが、中学生については生徒会選挙がございますので、そのときに投票箱をお借りして、実際にその選挙のような形を取って生徒たちがそれぞれ投票するという形を取っております。

　　そして、今面白いのを一つご紹介申し上げたいと思うんですが、町内の中学校でオンラインでの生徒会選挙を行っております。最初に、グーグルミートを使って演説を配信いたします。それを、生徒が配信を各会場で視聴いたします。そして、このフォームを使って投票するという仕組みを今年から取り入れています。つまり、やはりそれぞれの方の主張に耳を傾け、そこから始まっていくんでないかと私は考えております。ですので、議員おっしゃる、政党のところまではちょっと意にそぐわないかもしれないんですが、子供たちとして、人の意見に耳を傾け、そしてその人の意見を聴いて自分なりの判断をする、そういったこの教育の在り方を進めていきたいと考えているとこでございます。

○議長（村山一夫君）　８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　オンラインの学習、大変結構だと思います。私もそう思います。大人の社会にもオンラインでそういう学習ができれば、最高なんですけれども、何分、蔵王町民のネット環境、非常に低い。光を通したのがこないだの決算議会で1,800件だけ。我が町は4,500件ぐらい戸数あるんですが、半分の2,200まで行っていない。私は仕事柄ネット環境がないと仕事できないものですから、今から24年前に独学で勉強しました。１冊、１冊、本買ってきましたね。できるワード、できるエクセル、できるインターネットエクスプレス、できるアウトルックエクスプレスです。それからこんな分厚いパソコン用語辞典、分からないんですよ。１日だけの研修で、デスクトップ上のアイコンをダブルクリックする。「をする」だけが日本語。パソコン用語も分からないのがどうやってパソコンするんだと思って、片っ端から辞書を買ってきて勉強して、それからさっき言ったアウトルックエクスプレスとかやったんですが、光を入れたのは、４年ぐらい前ですかね。そういう環境が、町の家庭にはそろっていない。であるならば、テレビを見るしかないんですよね。インターネット持ったって、使えないという人がたくさんいるわけだから。そこからして教育のレベルを上げていかないと、まだまだだなと、日本は、蔵王町だけじゃないですよ。日本の地方は、全部まだまだです。そういうことを考えると、教育なんだなということをつくづく考えましてね、これ以上教育、政党とかに踏み込めないんであれば、やはり興味を持つって言いますかね、そこまでの教育をしなきゃ駄目だ。

　　それから先ほど教育長言ったように、道徳ですよ。道徳。選挙に行かないと選挙権剥奪するぐらいの国あるんですから。フィリピンなんか２回選挙行かないと、おまえの選挙権剥奪だってなるんですよ。一生駄目だよ。選挙権なんか与えないよ。このくらいの国の制度が、いいか、悪いか分かりませんけれども、やっぱりなあなあになっているんですね。日本という国は、行っても行かなくてもいい。行ったって、俺行ったって変わらない、政治は変わらない、いつまでたったって変わらないですよ。いつまでたったって、自民党が政権を執って、大金持ちだけがもうかる。そんな時代、世の中で果たしていいのか。これ、町長、答弁できると思うんですが、町長、これはどうでしょうか。ちょっと選挙で、大局的な言い方。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　今、今のここの場というのは、あくまでも公の場であります。公の場で、そうして私が、政権、政党なり、各政党を、町民だとか、誘導することに大きな問題があると思うんですよ。ということはそれぞれの政党を教えるということですから、今、武美議員が言うのは、教えるということは誘導させるということですよ。それぞれに。だからそれは、武美議員は共産党って名のっているわけですから、党のことを町民の皆さんに街頭でしっかりと訴えて、やはりまず共産党のことをお話を申し上げて、多くの方々に共鳴をしてもらうことが一番だろうと思っています。

○議長（村山一夫君）　８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　なかなか町長が答弁しづらいと思います、もちろん。振った私が悪かったと思いますが、私も、今回の参院選に関しましては６月末と７月初めに、蔵王町役場に宣伝カーを回しまして、マイクを握りまして約20分間、党員と一緒に訴えました。役場の職員の方は聞いていた方もおるんですが、裏のほうだと、裏って言ったら悪いな、保健福祉課とか子育てのあの辺までは届かないんですよね。どうしてもマイクの関係、スピーカーの関係。だから、幾らかは、何回訴えても変わらないですね。何で変わらないのかなということをいろいろ考えて、国民の幸せのためにいい政党を選ぶんだよという言い方をしても、分かってもらえない。残念ながら、これはもう無力感の塊でしたね、選挙終わってからは、何も手につかなかったというか、困りました。こんなことで、こんな世の中でいいのかなと。私は考えます。

　　これ以上の、こういうことを選管としてやりたいんだというのは、何にも見えてこない。投票率を上げるために頑張りますみたいな、有効な方策を研究してまいります。あれから３年たっていますから。じゃ、最後になりますけれども、選管委員長、20代、30代を中心に、有効な方策を研究してまいります。具体的にどのような方策を研究してまいりますか。そこをお答えください。

○議長（村山一夫君）　選挙管理委員長。（「総務課長のほうにお願いします」の声あり）総務課長。

○総務課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　若い世代の投票率向上のためにということで、いろいろ、ほかの市町村選管でやられている事例を、いろいろこれから調べさせていただきたいと思うんですが、よく聞きますのは、投票済み証明書を持っていけば、クーポン的な割引が使えるということとかは聞いたりはしていますけれども、やはりそれを実現させるためには、やっぱり町内の商店、商工業者さんのご了解といいますか、理解も得られないといけませんし、すぐにそれが実現できるものではないのかなとは思いますけれども、そういったように、いろんな投票率向上に向けた取組を行っている市町村の事例を、そしてすぐ我が町でも取組が可能なものがもしあれば、そういった形で、取り組んでいきたいなと思っているところでございます。

　　あとは、やはり18歳から選挙権ということになりましたので、やはり、その家族で投票所に向かっていただくような広報といいますか、少し強化していくことが、少しでも投票率の向上につながっていくのかなと考えているところでございます。

○議長（村山一夫君）　８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　今、課長答弁していただきましたけれども、世の中何でもかんでもポイント制で、選挙に行ったらポイントあげるなんていうのは邪道だと思います。こんな、さっきから言っている教育のレベルを上げろとか、そういう以前の問題ですよ。選挙行ったらポイントをあげるからって、そんな。レベル低過ぎる。私から言わせれば。一人一人がつくっている日本、国民ですよ。国民の政治をよくしていくために、ポイントをもらうために行くなんて、とてもじゃないけれども劣化につながります。やはり、一人一人のそういう質の向上を図っていくためには、やはりそういった何かに、もので釣るとかそんな、ふるさと納税と違うんですから。私はそういうことを訴えたいですね。どうやったらいいかって、随分悩んでますよ、毎日。

　　そういうことで、３年前とほとんど変わってない答弁にはがっかりしました。もっともっとこういうことを３年間でやりましたよと。これだけ投票率伸びましたよと。こういう実績が欲しいんですよね、今後。私はそれを願いまして、そしてこれから社会をつくっていく、国民をつくっていく、町民をつくっていくのは若者ですから、若者の選挙啓発、ここに力を入れて、教育と選管の委員長、頑張っていただきたいな。もちろん、我々も個別政党として頑張りますが、やっぱり選挙に行くというのはポイントをもらうためなんかではないんだと。我々の生活、政治の向上なんだと。生活をよくするためなんだ。このことを最後に訴えまして、そして、お二人さんにもお願いをしまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。

　　ありがとうございます。

○議長（村山一夫君）　平間武美君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。

　　　　　午後２時１７分　休憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　午後２時２７分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　休憩前に引き続き、一般質問を行います。

　　本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長いたします。

　　次に、７番齋藤英之君の質問を許します。英之君登壇願います。

　　　　　〔７番　齋藤英之君　登壇〕

○７番（齋藤英之君）　それでは午後の眠い時間でございますけれども、一般質問をさせていただきます。

　　１点目は、道の駅設置の可否についてであります。道の駅設置の可否につきましては本年１月25日に、蔵王町道の駅設置検討委員会での検討結果の報告があり、３月24日の議員全員協議会においてもその内容の報告がありました。さらには７月27日の企画審議会にも報告があったところであります。昨年の町長の話によりますと、本年３月までには道の駅設置の可否については企画審議会に諮問して議会にも報告した上で、可否についての判断をしていくとありましたが、なかなか進捗が見えてこないことから今後の進め方について再度伺います。

　　１つ、今後どのように可否を判断して、この最重要課題に決着をつけようとしていくのか。

　　２点目、具現化に向けて進めようとした場合には、第五次蔵王町長期総合計画に載せて財政計画を立ててリンクして検討していくことが最重要課題と考えるが、今後検討していくことになるのか。

　　２点目であります。基幹道路の整備についてであります。

　　本町の活性化、定住促進、交流人口増加等を促進させる上で、町内の県道、町道の整備は喫緊の課題であります。町内にあるこれらの基幹道路の整備の現状については、満足を得るものではありません。これらを解消して住みやすい町を目指すために、次の点について町長の見解を伺います。

　　１つ、県道岩沼蔵王線の未整備区間、円田表から塩沢の改良整備については、どのような進捗になっているのか。

　　２つ目、町道向山矢附塩沢線の改良整備については、どのように進められているのか。

　　３つ目、町道湯口線については現在整備改良中であるが、袋小路のような状況であるため、将来的には山の入の一本杉あたりにつながると利便性のある道路となり、さらなる地域活性化も図れることから長期総合計画に載せて整備していく考えはないのか。

　　４つ目、以前にも一般質問をしたが、県道大河原蔵王線の延長で、杉ヤラから永野西集会所までの都市計画道路等として、今後町の中心市街地づくりや、イベント時の混雑回避道路として整備していくことは特に必要と考えることから、これも長期総合計画に載せて町の活性化を図っていくべきと考えるがどうか。

　　以上、質問をいたします。

○議長（村山一夫君）　町長。

　　　　　〔町長　村上英人君　登壇〕

○町長（村上英人君）　齋藤英之議員の一般質問にお答えをさせていただきます。

　　初めに、第１点目の「道の駅設置の可否について」お答えをいたします。

　　まず第１番目の、今後どのように可否を判断していくのかについてお答えいたします。道の駅設置検討委員会は、本町への道の駅設置の可否について、令和２年１月17日から本年１月12日まで、コンサル業者の支援も受けながら10回の委員会開催と２回の視察を行い、ゼロベースで検討を重ねてきたところであります。その検討結果については、本年１月25日に報告を受けたところであり、その後の３月24日には議会へ、７月27日には企画審議会へ、その検討状況と結果報告について報告をさせていただいたところであります。

　　設置検討委員会からの報告は、道の駅を設置すべきという意見が大宗を占めたが、整備時期や施設規模等については、社会経済情勢や町の財政状況等を考慮しながら綿密な検討が必要なことから、町が設置の可否や時期などを、慎重に精査されたいというものでありました。現在、町では、議員もご承知のとおり、統合中学校の建設、認定こども園の整備、学校給食共同調理場の建替え予定、地域公共交通の見直し、白石市外二町組合の解散などに加え、仙南地域広域行政事務組合では行政庁舎及び消防本部を含む４つの消防署の建替えが予定されており、今後町の負担増が見込まれているところであります。こうした最優先順位の高いものがある中で、総事業費16億円、そのうち町の負担額10億円という道の駅について、現状で財政の見通しを立てて設置を進めることは、非常に困難であると判断したところであります。

　　このことから、道の駅設置については、現時点では設置検討を先送りさせていただきますので、ご理解を賜りたいと思っております。

　　次に、第２番目の「具現化に向けて進めようとした場合について」お答えいたします。

　　第五次長期総合計画の後期基本計画、令和５年度から９年度への道の駅設置計画を載せることについては、さきに答弁した理由により、現時点ではできないものと考えているところであります。

　　平成30年５月に、齋藤議員が紹介議員となって、道の駅整備促進を求める請願書を822人の署名を添えて提出され、所管の総務経済常任委員会の審査を経て、同年12月の議会本会議でその請願が採択されてから、種々検討が行われてまいりましたが、そのほかにも町の状況は刻々と変化し、現在の状況に至っております。これから先も、地域住民の福祉の向上を目指し、行政サービスを低下させることなく維持していくためのやむを得ない判断でありますので、ご理解賜りたいと思います。

　　次に、第２点目の「基幹道路の整備について」お答えいたします。

　　まず第１番目の「県道岩沼蔵王線の未整備区間、円田表から塩沢の改良整備の状況」についてお答えいたします。

　　町内の県道、町内の整備は、本町の活性化、定住促進、交流人口増加等を促進させていく上で欠かすことのできない課題であると、私も認識をしております。このご質問については、平成28年３月会議での一般質問にお答えしたとおり、１市３町による県道岩沼蔵王線整備促進期成同盟会を通じて、宮城県知事に対し毎年要望活動を行っており、過日大河原土木事務所長から本年度の事業計画の概要について直接説明を受けたところであり、その内容は、通称大根坂狭隘部の曲線部分の拡幅改良に向け、関係地権者の協力を得て、詳細設計に着手したこと。さらに、令和５年度及び６年度で改良工事を実施する計画とのことでありましたので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

　　次に、第２番目の「町道向山矢附塩沢線の改良整備の状況」についてお答えいたします。この質問については、平成25年６月会議での平間武美議員からの一般質問にもお答えしたとおり、この町道を２車線に拡幅し歩道を設置する改良が急務であると考え、向山交差点から相ノ沢橋まで3.2キロ区間の道路概略設計業務を完了させております。その後でありますが、国庫補助の対象となった事業を優先して進めるなどの事業から、この町道の改良を推進できない状況でありましたが、町道下別当１号線改良事業の完成時期を踏まえ、向山行政区の関係者の方々との意見交換を経て、本年度予算事業の足がかりとなる予備設計の費用を計上しておりますので、ご理解賜りたいと思います。

　　次に、第３番目の「町道湯口線の改良整備の状況」についてお答えいたします。この事業に当たっては、用地交渉と物件補償の事務手続が完了し、国に対し、財源確保の要望を強化しながら、本格的拡幅改良工事が発注できるよう整備を進めております。ルート検討のご提案につきましては、限られた財源の中、優先順位が費用対効果を考慮した場合、現時点では当初予定した工事を早期に完了させることに集中すべきものと考えております。

　　次に、第４番目の「都市計画道路の整備」についてお答えいたします。平成29年３月会議での一般質問に対し、当時は早急に道路整備をして都市計画事業を進める時期にない旨をお答えしたところであります。それから４年半を経過し、現在町では、令和９年開校に向けた統合中学校の整備計画を最優先事業として進めております。さらに、周辺環境整備として昨年度の建設予定地外周道路予備設計業務に続き、本年度は詳細設計業務を進めているところであります。

　　このご質問の趣旨は、将来の蔵王町の都市整備計画や、コンパクトシティーの考え方をどのように長期総合計画に反映し、地域活性化を図っていくのかということであると理解をしておりますが、現時点において永野地区の道路整備は、教育施設の周辺道路として、安全に配慮した安心な道路環境を実現するものとして進める考えでおりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　今、答弁をいただきました。道の駅につきましては、かれこれ何回目になりますか、かなり秋ですので飽きが来たような質問なんですが、最後の締めということで質問をさせていただきたいと思います。

　　検討委員会では、約700万円ほどかけて、町内各層の方々に検討委員会になっていただいて検討されて、それぞれ視察にも行ったりして、報告書をいただいたわけですが、そのボールというのは町にあると、私は思っているんですね。最終的には、やっぱり何らかの結論を出して、方向性を町民に知らせる必要があるんではないのかなと思っておりまして、今回も再度質問をさせていただきました。

　　議員には先ほど冒頭で３月24日報告がありまして、その後の動きがありませんので、６月の企画審議会がありましてそこに諮問されるのかなと期待しておったんですけれども、そこではデマンドの関係で終わってしまって、これじゃちょっとうまくないんでないということで私、町長に出向きまして申入れをして、最終的には７月の企画審議会で諮問という形にはならなくて報告という形になって、審議会で報告ってどういうことなんだと私思うんですけれども、報告でその中で委員の方々から意見交換という形でそれで終わったわけなんですよね。それでどうするんだと、この後どうするんだということなんです。

　　町長の答弁では、設置検討を先送りという、そういった結論に至ったと。今まで、一般質問した中では、どうしていくのかというのは全然町長に何回も質問いたしましても、先が見えてないという答弁をいただいたところです。やっていくんだか、やらないんだか、やりたいという意思は、多分に町長の中にはあったと思うんです。財政問題があってそれが引っかかってなかなか踏み出せない状況だというのは分かります。

　　それをさておいて私は、そういった中であっても、これからのまちづくりを進めるためには重要なツールだと。それでもって、まちの活性化を図っていくためには大事な道の駅設置だと。また、物販だけやるという考えでいくとそんなに要らないんですけれども、町長言っていますように防災関係も入れて、町の防災の町の安定を図っていくということもあって、そういったものにどんな附帯したものをつけて道の駅を交流人口の多い、活性化になるような拠点にできるのかというのが一番のポイントなんですよね。

　　そこで、一番はやっぱり町長がそういったことでまちづくりをやっていくという強い意思がないと、今回の結果のようになるんだろうなと私は思ってるんです。実態は分かります。いろいろ、後年度に、令和９年度の統合中学校の開校も控えておりますし、それまでの財政かなり厳しいです。刈田病院の問題もありますし、病院問題もありました。いろんなことがあってなかなか踏み出せないというのは分かるんですが、それで終わりということになりますと、なかなかその町の活性化が見えてこないということになっちゃいますので、今の段階ですとそうしますと企画審議会には諮問しないということと、あと答弁の中で先送りすると言っていますがいつまでも先送りするという形になるのか、その点についてご答弁いただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　まず初めに、齋藤英之議員でありますが、蔵王町の財政を担った係長としてやった方でありますし、あと総務、以前の総務でありますが、総務の補佐として財政もお持ちになったときの補佐であります。その後、議会の局長になったわけでありますが、そういった観点から、今の蔵王町の状況というのは、よくご理解いただいているものだと思っております。

　　いや、本当は私欲しいんですよ、ずっと道の駅。だけれども、今、中学校優先、そうすると中学校優先の中で、その周辺道路、中学校の周辺道路含めて。あと齋藤議員がいつも言うように、そこに若い人たちの人口を増やすべきでないかと。そういったそこに道路含めて。ですから、いろんなものがたくさんあるんですよ。それで、刈田病院の関係もやっと来年３月末で解散していく。それを清算していかなければいけないことも、急に出てきた。あと今日午前中のお話にもちょっと出たわけで、一郎議員だったでしょうか。蔵王病院が、雨が降るともう本当に正面玄関から雨漏りがする。それをやっと、厚生局、厚労省の東北の出先機関でありますが、厚生局とやっと話合いをして、私たち大変忙しいから見にいかないけれども、県の保健部局ときちんと写真あとは設計業者も全部頼んで結構だと。そんなことで。だけれども、100％国が金出すわけでないわけですよ。ですから、当然、蔵王病院のあれも閉鎖するんだったらいいんだけれども閉院することはできないですから、やはりそれを維持していくために、これも急に出てきたところであります。そのようにさっきいろんなことを述べました。

　　もう一つが、齋藤議員が２市７町の仙南広域の、村山議長と一緒に議員なんです。さっき述べたように、これから本庁舎、本庁庁舎の建て替え、４つの消防署を建て替えなきゃならない。ですから、それの負担を２市７町で負担していくんですね。あと、えずこホールもそうなんです。ただ蔵王町だけは、大分反対をしてきたんですよ、今まで。だけれども、今度はえずこホールに当たっても、多少負担をしなくちゃいけなくなったんです。ということは、うちと白石市は反対してたんですよ。なぜなら、ございんホールがあるわけですから、立派な。そのございんホールあるから、えずこには、我々は負担すべき問題でないと、えずこというのは、大河原町、村田町、柴田町、３町が国に話をしながら、県に、そしてあのえずこができたいきさつがあるわけですから、ずっと私、蔵王町と白石市はそれぞれのホールを設けていますから、負担に当たっては。ただ、そうもいかなくなっちゃったんです。補修等々。

　　そんなことで、そういったいろんなものが齋藤英之議員分かっておりながら、今回質問してきたわけですが、ただ、私言いたいのは、第五次長期総合計画は、５年スパンの前期と後期の５年。ただ、この５年の中に載せなさいって言ってきているんだけれども、載せることは難しいんです。この５年の中が完成しなくてならないんですよ、中学校。それを完成させるためには、中学校の周辺道路を整備しなくてない。それに調理場がもうがたがたになってきている。それも一緒に今、我々の計画だけでも、その予算がまだ計上していない。どうせだったら、それも一緒にすべきでないかということを思っております。

　　そのように、先ほど今度いろんな道路問題、あれもやりなさい、これもやります、これもやる。たくさんやりたいことあるんですが、そんなことを優先順位を考えながらいきたいと思っております。本当にあの道の駅、180万人の方々が蔵王町に入ってきているわけですから、多くの方々に。ただ、道の駅を造ればいいと思いますが、いろんな食堂も含めて、いろんなことを考えて、国から補助金も持ってこれると思いますが、ただ少なくたって10億円は町が負担しなければいけないということになります。ただ、全く蔵王町にないわけでないので、みんな野さんだとか、あと町内の三、四か所で販売所がありますので、そこの中でしばらく町も支援していきたいなと思っていますので、そこでカバーしていただければなと思っているとろであります。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　質問のお答えがなかったようですが、いつまで先送りするのかという話なんですけれども、想定されるに後期計画中は無理だということで、次の第六次の計画、これに財源的に余裕があればという話になるのかなと思っております。残念な結果、私から言わせれば残念な結果と言わざるを得ないところでございます。

　　昨日からまちづくり懇談会がありまして、私も皆さんからどんなことが出るのかなと。私は後期計画の策定に当たって、皆様からのご意見をということで伺ったわけなんです。その中で、まちづくり施策の５項目が挙げられたんですが、これ少ない参加者もありましたんですが、最初から５項目、これ見ると蔵王町にとって重要な項目なんですよね。それ提示して、皆様からいろいろお考えをいただいたり、長期の計画に向かってご意見いただければ、さらに実りある懇談会になったんじゃないかなと、私思っているんです。

　　午前中の答弁で、計画策定には町民の声を聴くことが不可欠、町民の声に耳を傾けていくということがあったんですが、どうもちょっと違うんじゃないかなと、私は思っているんです。そういうことを前面に押し出して、皆さんからいろんな声をいただいていけば、もっといいものになっていくんじゃないかなと思っています。

　　中に、若い人を中心としたまちづくりの町民会議というのもあったんですが、何かそっちにウエートを置いているような気がしてならないんですけれども、せっかくの、テーマのないのは懇談会を開かないという町長のことでありまして、せっかく開かれたのでありますから、そういったことに留意していただいて皆さんに集まっていただいて、そのテーマがあれば随分参加者も違ったんでないかと思っているんです。当日、ぱっと５項目で出して、そのほかにも道の駅がありました。そんなことを含めて、残念だったなと思っているんです。

　　そこで、当初に、冒頭に言いましたけれども、検討結果を精査、検討していただいて、この結果に至ったんだという結論でございますので、そうしたならばその700万円ほどかけて各層の方々にいろいろ検討していただいたので、それについての町民の方々に、今それどうなったんだという話が随分あるんですよね。町民の方々に、やっぱり知らせていくべきじゃないかなと思っているんです。そのいい機会が今回のまちづくりだったんですが、その中では、単なる議会に報告あったと同じ報告事項だけで終わってしまっているので、町の考えはこうですということをはっきりと言っていただかないと、何かどうなったんだって話、いつまでもそういう話になってしまうので、それについて町長どう考えているのか、伺いたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　昨日の段階ではなかなか言いにくかったので、昨日も私お話ししたように、今日町の一般質問がありますので、その中で一つ自分の考えを述べさせていただきますということをお話ししたわけであります。そういったことで、どうしても優先をせざるを得ない、お金がたくさんあるんだったらいいんだけれども、平間徹也議員からも８億円も基金があるんだったらもっと使い方がたくさんあるんでないかと言って、反対意見されたわけでありますが、いろんな、どうしてもその８億円の基金、その中で目に見える３月末まで精算しなきゃなんないとか、いろんなことたくさんあるんです。そういったところに使っていくために、私たちもやっていましたし、やっているわけでありますし、あとは令和５年からの当初予算からは、緊縮予算に入りながら各課少し絞らせてもらおうと思っております。そうしないと、優先順位を完成することはできないわけでありますから、そんなことで、まず町民に当たって企画審議会だとか、委員会立ち上げたわけでありますから、その委員会の結果は出たんでありますが、この５年間の中での後期計画に入れることはできない。そして、中学校が完成した段階で財政とにらめっこさせていただきながら、これからの支払い状況、そしてそれを見ながら、そこに第六期の前期頭の中に、できれば私は入れていければと思っていますので、まずこの５年間の中には、大変申し訳ございませんが、まず完成させる。それに合わせて、先ほどずっと述べたいろんな問題等を、そちらまず優先させて、優先上位をつくってやっていきたいと思いますので、ご理解いただければと思っております。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　先ほどお伺いした、町民の方々にどのようにしてそれをお知らせしていくのか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　それに当たっては今日、そういった一つのお話をさせていただきましたので、ですからさっき言ったように、一つの企画審議会だとか検討委員会で皆さんがやってくれたので、そういった方々に今の町の状況をきちんと説明しながら、そういったことで、ぜひ後期の５年間に当たっては厳しいということで、チラシでお示しすることがいいのかどうか。その辺はちょっと内部で検討させていただきながら、何らかの方法で、広報という使い方もありますでしょうけれども、ただいずれにしても、この５年間の厳しさの中で、それでこの５年間の中で優先順位の項目も入れさせていただければと思っています。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　ぜひ、その方向でお願いしたいと思います。

　　過半の蔵王の梨まつりですが、これもまず１日だけだったんですが、盛況な状況だということを大変うれしく思っております。本当に道の駅ができれば、今回梨まつり１回ですので、出初めの幸水だけなんですよね。そういうのがこの豊水、新高とか、蔵王町にいっぱいの主力品種があるわけですから、何回もイベントができるんですよね。非常にこの集客、これだけでもできるんですよ。そして、県内では農産物第一位、私の調べでは９品目ほどあって、10位以内にもかなりの品目があるんですよね。そういったのを延々とイベントをしていって、交流人口を図ると。それに付随して、観光振興にもつながるし６次化へつなげていくんだということもいろいろ展開できるので、観光振興もなると遠刈田の活性化も商店街も含めてですけれども、そういったのが図られるということ。非常にプラスの面が多いので、ぜひとも決断してほしかったんですが、町長がそれを決めたということは、これからすることにはこの道の駅については最後の一般質問になるのかなと。しばらく置くような形になるんですがそういったことを考えております。

　　いずれにしても、町の活性化を図って持続可能なまちづくりを進めていくためには、これからいろんな課題のある統合中学校建設とか、認定こども園とかいろんな刈田病院だとか、いろいろあるんですけれども、これいずれにとっても町の活性化には結びつかないですよね。支出はかなり大ですけれども、これで町が活性化していくかということにはならないんですよね。中学校建てたからって、活性化は多分しないんです。周りの動きが出てくるかというのはありますけれども、そんなことで視点をそこにだけとらわれておりますと、肝腎のまちづくりの部分で、少子化対策なり定住促進対策だとか、そういったものがおろそかになってしまうと。今の段階でやってもなかなか進まないんですから、定住の補助金事業なんかもありますけれども、さらにそれ以上の施策をしていかないと、今やっていてレベルがダウンなんですから、もっとアップする施策をしていかないと駄目だということで、直販の場合については、みんな野さんとかございんさん、大いにフォローしていただくという話でございましたので心強く思っておりますけれども、そういったことで計画されている施策を粛々と進めていただいて、なおかつ先ほど言ったようにそういったものにも力を注いでいただければいいのかなと思っております。

　　なかなか、道の駅がありますといろいろ夢が膨らんでくるんです。町長も多分、本当に欲しいという、内情では欲しいというのは分かりますけれども、財政の問題があってなかなか踏み切れないというのがあれなんでしょうけれども、そういうところでまずひとまずこの点については締めたいと思います。

　　次の、基幹道路の整備でございます。これについては何か見ますと、随分私は一般質問して、また再質問みたいな話になっておりますけれども、まず最初の県道岩沼蔵王線、これ昔から私がＰＴＡのあたりから歩道もなくて大変だと。今、塩沢の西側の人たちは広がった円田表を迂回して通学しているんですね、現実的に。大変なことだということで、先ほど大根坂のところ、県であそこだけじゃなくて、幼稚園のところのルートとかいろんな測量設計したようでございます。私も今回の一般質問に当たって、土木事務所の班長さんに伺っていろいろお伺いしてまいりました。

　　今回、あそこの大根坂の部分あそこの拡幅を予定して、先ほど答弁にもありましたように、５年度、６年度で進めていくということでございました。一番のネックはあそこの鉄塔ですよね。あの鉄塔をどうするかと、いろんな案もちょっとお話しさせていただいたんですけれども、なかなかその前から下に下りていくと上の道路に合わせるためには迂回、カーブがすごくなるということで、それはちょっとなかなか難しいんですよなんていう話もいただきました。それで現道を広げていくしかないのかなということで、一歩ずつ見えてはきたんですが、やっぱり最終的に鉄塔をどうするかということを考えていかないと駄目なのかなと。年次的に、塩沢の橋とか一応、カーブとか危ない分を先に、優先的にやっぱりやってもらう、そういった施策を町長から強力にこのプッシュしていただいて進めていただければなと。その後で何か村上議員、同僚議員が一般質問した歩道橋です、平沢のところ。あの辺も考えていくという話もしてましたので、全体的にあの道路、やっぱり観光地の道路としては非常に何か狭い、みすぼらしい道路であります。いろいろ途中からショートカットに抜ける町道がいっぱいあって、あそこ少ないということもありますけれども、そうせざるを得ない。ただ、ナビで来ると、いろいろリサイクルセンターなり小村崎のあそこに行く大型が、やっぱり通るんですよね。そうしますと、大根坂の上のカーブのところで、車止まらないと前に行けないんですよ。絶対、あそこでブレーキかけて止まっているんです。だから、最低、大型が擦れ違えるような道路でないと、県道として恥ずかしい道路なのかなということで、そういったことを進めていただければいいと思います。これについて、町長からもお話しいただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　初めに、大根坂のところの町道、これはずっと土木事務所、特に大河原土木事務所の所長は砂防に大変詳しい方で、ずっと砂防事業に当たってもずっといろいろと打合せしてきた方であります。そんなこともあって、今回ちょっと梨畑があの上見て分かるとおり、あそこちょっと今休んでいるというか大分空いたんですよ。そんなことでそこを県で買ってもらう、買収してもらうようにちょっと話をさせていただきます。ですから、あそこを一番狭隘のところを広くしていく。

　　もう一つは、さっきのＮＴＴの電波、あそこについては上野原のところなんだけれども、あれについては、最初は階段でもいいんでないかなと。ただ、自転車が通れなくなっちゃうので、幅そのままのあれだったら大丈夫なんですよ、車だけ。だからそこに少し前後、スロープであれをそのまま生かして土台を、そしてスロープしてはどうかということでＮＴＴとはその話はさせていただいていますが、ちょっと国の補助も頂きながらそれはできないのかと。あれ、全体的に移設の話も国にさせてもらったんだけれども、なかなかＮＴＴが大変難しいと、移設というのは。そんなことで、最終的に私の考えがスロープで、長いスロープで、そうすると自転車も乗り降り、通れるということでありますので、その方向で検討させていただければと。

　　あとは塩沢の橋、これも今お話をして、ちょっと方向を、方向というか優先順位だけ、まずやっていただくところだけやってもらって、さっき言ったように基幹道路の問題、たくさんあるんですが、今全国が引っ張り合いなんですよ。国土交通省のいろんな予算。その中でも、交通、そして安全安心な道づくりというのがあるんです。それに入っていくには、なかなか今、厳しい。それと優先順位になるのは、自然災害が起きたところが優先なんです。ですから、宮城県の場合は、特に３・11で沿岸部が全部、そして三陸道が全部今、つながってしまった。そういったことで、三陸自動車から沿岸に当たっては、全部新たなまちづくり、それだけ投資をして投資というかやってきた。そんなことで、全国が待ってくれているところが、今、やっとそのように動き始まったところでありますので、あまりこの宮城県として、それで私が大分、請願、要望をお願いしてきた、宮城県全体も、そういう立場でありますし、そういったことで、スポット、スポットでやっていくことが必要なのかなと思っていますので、そしてあと道路は一気につないでいくと。

　　特に、ご存じのとおりあそこは大根坂前後、土地の問題は大きな問題はないのでありますので、一番は橋の歩道の問題。あと、今言った電波の問題、あとはカーブの狭隘問題が、この３点かなと思っていますので、まず差し当たりその狭隘の部分をやっていく。あとは、最後にスロープで持っていければと考えております。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　やっと動きが見えてきたのかなと、大変うれしく思っております。裏話ではないんですが、前に町長も、町道等の管理外という話もしておったんですが、そうするためにもやっぱりある程度整備してという話も班長でも言っていたので、そういったことで、やっぱりスポット、スポットで、町長の在任期間中は形が見えるようにひとつ頑張っていただいてお願いしたいと思っております。

　　維持管理の関係で、草刈りなんかも町の、区の事業としてやっているんですが、盆道刈りというやつですね。それと県で委託している草刈りが、うち塩沢区でやっている２週間前にやっているんですよね。そんなことで無駄なことになるから、１か月前とかということを班長には申し入れてきました。そういうところで有効的に道路管理してほしいということを、付け加えたいと思います。

　　２番目の町道向山矢附塩沢線でございます。ここについてはいろいろ概略設計ありまして、予備設計の費用を計上しているということでございますので、これも危険な箇所が大分あって私も、猿田のあそこの相ノ沢というんですか、あそこの橋の手前のカーブのところで交通事故に遭ったことがありまして、代表監査委員に随分助けていただいたんですけれども、そんなことで懸念している基幹道路でございます。姥ケ懐トンネルもできまして、さらに交通量も多くなった感じです。あそこを通って仙台に行っている方が多いんですが、姥ケ懐に行きますとかなりショートカットで、時間も短くて有効な道路になって、今は朝夕、かなりあそこに交通整理に立ちますと、あそこからですと塩沢の戸ノ内の十字路に立ちますと、あそこから皆、中学校に曲がる車がほとんど、90％以上あっちに曲がっていきますので、かなりの交通量だなと思っているんです。

　　やはり、場所によってかなり危ない部分とかありまして、今回そこまでの3.2キロですが、これもここについては震災関係の補助金で進めると言ったんですけれども、なかなかそういう補助も見つからなくて、ここはどういった形で単独事業になりますか。どういう形で進められる計画でございますでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　あくまでも、何だっけな。交通安全、社総交といって社会資本整備交付金というのがあるんですね。それが、町道をやるときだと55％が国が、もし間違ったらフィフティー・フィフティーぐらいになったのかどうか。私の記憶だと55％が国、45％が町負担なんです。この国補助を使うしかないのかなと。やっていくしかないかなと思っております。

　　ですから、私もこういう立場になったときの、最初の公約でもあるんですよ。ですから、それがその前の人たちからずっと来ているもの。ですから、下別当の関係もご存じのとおり、やっとこれで１号線が改良したことによって、上のコスモスラインとやっとつながったという、そして何かあったときには、コスモスに大型バスも全部逃げていくというか、それで遠刈田への迂回にもなるということでありますので、そういう。やっぱり首長が替わっても、一貫して町の道路整備というのはやっていく必要があるだろうと思っております。やっぱり、全国を見てみると首長が替わったことによって、新たな道路が整備だとか、設計していく。そういう無駄のないことをやはり一貫して、これも議員の皆様と一緒になってやってく必要が。そういった面で、下別当１号線もやっと完成したので、やっと今言われた相ノ沢までは、しっかり対応していきたいと思っております。ただ、いずれにしても、工事を進めるときは向山の信号、そこから始まりますのでご理解いただきたいと思っています。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　路線的に長い距離でございますので、そこから始めていただいて、順次矢附の部分とか塩沢の分とか、計画的に進めていただければいいのかなと思っております。

　　そんなことで計画路線には猿田のあそこの狭隘部分の凍結道路、片方水路ですし幅員もないのでなかなか難しいのかなと、私個人的に思ったりしておるんですが、それも、概略設計、出たということでありますから、進めていただければいいのかなと思っております。期待をしております。

　　今までは、幹線道路ということで町では小村崎中央線なり宮曲竹線、あと東根線なり、山の入中央線ですか、こういった幹線道路できて、非常にこの町が活性化されまして進展されたんでなかろうかなと、私思っております。やっぱり、道路整備というのはまちづくりの根幹をなすものだと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

　　次に、３点目の湯口線でございます。これについては午前中に村上議員の中でもご答弁を一部いただきました。完成までには国庫補助採択見通しもあるんですけれども、あと５年ぐらいかかるんだという話は受けております。担当課長から受けております。

　　私、役場職員になってあの道路のずっと上、鎌倉沢のぐるっと回ってくる山頂のほうに別荘みたいなものがありまして、あそこの家屋調査したことあるんですよね。そんなときにこの道路ぐるっと回るので、その後選挙でも回ったりして、山尾根見るとあそこ引っ込んでるところあるんですよね。あそこに行くとどこに行くんだっていったっけ、なんかあそこら辺に行くんだって話があって、ああ、それだったらあそこ一本杉まで通すと非常に有効な道路になるなということで、今回お話を出させていただきました。

　　やはり、今回の事業が終わるあたりにそこも検討していただいて、そういった計画に載せていただければいいのかなと思っております。これについてまた答弁いただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　この湯口線に当たっては、あと５年ぐらいでは完成に行くのかなと思っています。それも、あそこにぐっと上っていくと、民家がなくなる頃のところに二股があるんですね。その二股まで持っていきたいと。ですからそこからその手前からお話しされているのはその手前から左側に入っていくと一本杉に行く道があるんですね。全く考えていないです。これ、本当にそれが企業でも誘致、ゴルフ場でもできるだとかなんかということの条件付で町が造っていくというんだったら、また別でありますが、今の現段階であそこを通って一本杉までの、例えばこれから何十億円かかるか分からないんですが、そういう無駄なものは齋藤英之議員が一番分かっていると思いますので、はっきりこの場でお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　計画が全くないということでございますね。了解するしかありませんので、次に進ませていただきます。

　　４番目でございます。都市計画道路ということ、これも前に一般質問させていただきました。やっぱり、まちづくりを進めるためには町の街路整備、都市計画道路整備ということで、今回中学校の上の部分と下、下は幅員が狭いんですよね、計画があるんですけれども、見ますと４メートルぐらいの道路ですかね。あれじゃなくて、将来的にあそこの交差点から、永野西の集会所までということで、これもやっぱり将来的なことでありますので、まちづくりをどうしていくかという都市計画の観点から、あの辺の整備を、まちづくりをどうしていくかということに関わってくるんだろうと思います。官林のところの道路あたりまで計画、１期計画とかとにかく道路整備計画というのをつくっていただいて、ぜひ長期的に考えていただいてこれもどうしていくのかと、長期計画に載せて整備していくのかどうかというのを検討していただきたいなと思っています。その点について伺いたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　齋藤英之議員がお話しされていた都市計というのは、一つは県道岩沼蔵王線、永野丁字路交差点、それを真っすぐに元ＪＡの倉庫、それを真っすぐに持っていくべきでないかというお話、一般質問でもまずありました。あともう一つは、矢附大河原蔵王町線、あの県道でありますが、ちょうど岩沼蔵王線のぶつかったところ、そこの信号、斜め信号になっちゃうんだけれども、それを今ある企業の、何ていいますか、そこを真っすぐに持っていくべきでないかと。だけれども、これを本当に計画を立てるのが、内部で大分議論させていただきました。今の建設課長じゃなくて前課長も含めて。ただ、今は中学校の関係を優先してその周辺整備、齋藤議員がその周辺整備をどうやっていくんだと。やっぱりそのずっと。ただ、一つやってくると、もうすぐにまたこうやってお話をされると、やはりまず、周辺を完成させることに集中していかなければいけないと。そして、そのできたところに、本当に齋藤議員が言っているあの道路を、どういう形を持っていったら本当に、県道。県道から町道に持っていくのかどうか含めて。だけれども、今の段階で地主から賠償をしながら、その２か所とも。私はまず、先ほどから言うように優先順位というのを上位づけをしながら、そして初めてそのところで少し落ち着いたところで都市計なのか。その都市計ってどのようにして都市計として持っていったらいいのか。私、分かりかねますが、そういったことを考えればいいんでないかなと思っていますので、今のところ、そこを都市計として考えるあれは全く持っておりません。はっきり申し上げないと大変あれだし、それよりもかえって中学校周辺に力を入れていくということに、お話をさせていただきたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　私の考えとしましては、やっぱり並行して物事を考えていかないと、それ終わったからそれ、それ終わったから次と言っていたのでは手後れというか、やっぱり遅れるんですよね。やっぱり計画ですから、計画。計画にあまり金かからないですから。やるかやらないかはその後の判断ですから、やっぱり計画、こういうことにしたいという、そういう構想が、まちづくりの構想がないとやっぱり駄目なんですよね、役場周りをどうしたいんだとか、街路環境をどうしたいんだとか、今、コンビニ一つないという話もありました。食堂一つもない。中学ができてくると、コンビニとかおいおい出てくるんだろうなとは思いますけれども、それでいいのかと。あと交通渋滞もあります。お祭りすると渋滞する。その解消どうするんだと。途中で下別当できたからいいんだとか、鍛冶沢線あるからいいんだという話ではないと思うんです。その辺もやっぱりまちづくりの中で、全体計画をもっと検討していただいて住みよい町になるようにひとつお願いして、一般質問を終わりたいと思います。

○議長（村山一夫君）　齋藤英之君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。

　　　　　午後３時２６分　休憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　午後３時３６分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　休憩前に引き続き一般質問を行います。次に、松�ｱ良一君の質問を許します。松�ｱ良一君、登壇願います。

　　　　　〔１番　松�ｱ良一君　登壇〕

○１番（松�ｱ良一君）　大変お疲れのことと思いますけれども、もう少しお付き合いください。

　　ただいま、議長からお許しいただきましたので、件名は２件でございますけれども、質疑をさせて、質問させていただきます。

　　１、保育所の使用済み紙おむつの処理について。現在、国のガイドラインは、交換後のおむつの保管方法については示されておりますが、処理方法に関しては統一的な指針がないため、各自治体や施設の判断に一任されている。従前は、排せつ物を確認することで、子供の健康状態を把握してもらうことができるといった考え方を重要視してきた。さらに、都市部とは違った送迎環境下もあり、自家用車を利用している世帯が多く、不衛生や移動の際に不便さを感じることが少なかったためなのか、現在まで続いてきたものと推測される。そこで、コロナ禍でもあり、特に夏場の衛生面や職員、保護者の負担などを考えると、保育所において処理を行ったほうが望ましいと考えるが、町長の見解を伺う。

　　２件目、３歳児健診の視力検査について。人の視機能は３歳頃まで急速に発達して、６から８歳頃までに完成し、生涯の視力が決まると言われ、３歳児健診時には視力の発達の遅れ（弱視）やがん疾患を早期に発見し、治療へつなげる重要な時期と言われている。これまで平成３年、母子保健法の下で３歳児健診に視覚検査が導入されて全国の自治体で視力検査が始まったのですが、１次検査が家庭で行われることや３歳児では視力検査時の応答が正確性の判断が難しく、健診の受診率が高いにもかかわらず多くの弱視が見逃されてきたとも言われている。

　　近年、簡便な屈折眼位スクリーニング機器が開発されて、種々の課題が解消に向かい、３歳児健診等における屈折検査は、弱視等の検出に有効の報告がなされている。令和４年度から、市町村が屈折検査機器等の整備を行う際に活用可能な補助事業が創設された。そこで、本町も、幼児期の弱視異常を早期に発見するために屈折検査機器を整備し、将来への禍根を断つべきと考えますが、町長の見解を伺う。

　　以上、２件でございます。よろしくお願いします。

○議長（村山一夫君）　町長。

　　　　　〔町長　村上英人君　登壇〕

○町長（村上英人君）　松�ｱ議員の一般質問にお答えいたします。

　　初めに、第１点目の「保育所の使用済み紙おむつの処理について」お答えいたします。

　　議員ご指摘のとおり、使用済み紙おむつの処理については統一的な指針がなく、各自治体や施設の判断に一任されており、本町では保護者が持ち帰ることとしております。これは、保護者が排せつ物を確認することで、子供の健康状態を把握してもらうことを重要視してきたものであります。今回、保育所において処理を行ったほうが望ましいとの議員のご意見を受け、本町保育所で処理する場合の使用済み紙おむつの保管場所の検討のほか、処分までの手順や、新たに生じる費用などの調査を所管課に指示したところであります。

　　今後につきましては、感染症の拡大防止を視野に入れ、衛生面や保護者、職員の負担を考慮しながら、保育所での処理の実施に対して、前向きに検討してまいります。

　　次に、第２点目の「３歳児健診の視力検査について」お答えいたします。

　　議員ご指摘のとおり、人間の視力は３歳頃までに急速に発達するものであり、この時期に両目を同時に正しく使うことで得られる適切な刺激がない場合、視力の発達が妨げられ弱視になると言われております。平成３年に３歳児健診に導入された視覚検査は、視覚の発達を妨げる眼の異常を早期に発見し、早期治療につなげるためのものであり、本町においても家庭での１次検査視力検査と、視覚アンケート、健診会場での２次検査、保健師による１次検査結果の確認等と小児科医の診察という流れで実施をしております。

　　一方で、３歳児における自覚的検査には限界があるという指摘から、簡便なスクリーニング機器による屈折検査を２次検査に導入する市町村が増え始めております。平成27年に開発されたこの機器は、子供たちの応答に左右されずに、客観的に弱視のリスクを判断できるものであり、昨年５月の調査では宮城県内にこの機器を用いた屈折検査を導入している市町村はなかったものの、本年６月の調査では11団体に増えております。この調査で未導入の24団体は、機器の導入に関し検討中と回答しており、本町を含め高額な検査機器を導入するための予算や、検査スタッフの確保、眼科医との連携などの課題にあるものと捉えております。

　　しかしながら、弱視等の目の異常を早期に、より確実に発見し治療することで、未来を担う子供たちに健やかな人生を送ってほしいという願いは、私も議員と同じであります。今後につきましては、３歳児健診で機器を用いた屈折検査を実施できるよう、医師会等と課題解決に向けた検討を重ねるとともに、国や県に対し機器導入に係る補助の拡充等を要望していきたいと考えております。

　　以上、申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　１番松�ｱ良一君。

○１番（松�ｱ良一君）　大変明快な答弁をいただきまして、大変ありがとうございます。レベル的には、子供たちの成長に関わる、健康に関わる、そうした問題を今回は取り上げさせていただきました。１件目については、身近な方からも少し相談もございましたので、このような形で、初めて質問させていただきましたけれども、内容等についてはまだまだ私も分からないところあるんですけれども、子供たちにとって、おむつを保護者の方が持ち帰るという、確認するということが非常にいいことではあると思うんですけれども、近年のケースを見ると、ほかの自治体のあるところに聞いたところでも、ほとんど確認をされていない状況が多いというお話も伺いましたので、これは毎日のことですし、また子供さんが、何ていいますか、１日おむつを最小５回とか多ければ８回とかという形で交換されるということも聞いておりましたので、そうしたことをやっぱり全部袋に入れて持ち帰るわけですので、その辺のいわゆる管理する職員の方の負担も、管理する負担も大きいのかなと思っておりました。大変忙しい業務の中でそれをやりくりするわけですので、間違いのないようにしなきゃいけない。しかも、何か子供さんに異常があった場合に、それらを記録なりお知らせしないといけない。そういう部分も入ってくるのかなと思っておりましたので、こういったことはやはり、できるなら簡便な形で、今、答弁いただいたように、保育所に外とかにボックスを置くとか、そうした形でそこに入れていただいて、これまでは多分おむつを変えるたびにゴム手袋を変えたりとか消毒をしたりとか、様々な手順を踏んでこれまでやってきたのではないかなと思うんです。そういったところが、今回のこうしたことをやっていただくことによって、非常に職員の方々もそうしたところから解放されて、業務に専念できるのではないかな、こんな考えを持ったものですから、ぜひ今答弁いただいたように、前向きに進めていただきたいと思います。

　　おむつそのものは保育所に集まってくれば、集めるとなれば、事業系のごみになりますし、おむつはこれまで、各家庭から名前を書いていただいて持ち寄ってきたという、こういう経緯もあるかと思いますので、その辺は周りの市町村のところも、これから始まるのが村田町、あと令和元年から始まっているのが川崎町さん。ちょっと内容を聞きましたら、おむつとか処理代はどうしているんですかと言ったら、そんなに高額になるわけではないので、町でそうした負担は処理するようにしております。このような話があったわけでございますけれども、今回このような進め方をしていくに当たって、この辺のいわゆる保護者負担というのはどのようになっていくのか、そうしたところについて少し考えがありましたら、お伺いしておきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　今回の使用済みの紙おむつの処理についてなんですが、私も初めて今回一般質問で分かったところであります。まず、こういった布おむつの時代がそのまま来ているんでないかと私も感じました。布おむつのときだったら、必ず布を自宅で洗ったり、川で洗ったり小川で洗いながら、そして洗濯したわけですから、だからそれがそのまま今に至ってきているのかなと、そんなことを担当課と、この一般質問に当たっていろいろ協議させていただきました。

　　そういったことで、来年の４月１日からちゃんと町で処理できることを、前向きに検討はできないのかということでさせていただいたところでありますので、担当課長からあと答弁を、答弁というか、お話をさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（佐藤敏彦君）　それでは、今回議員の質問を受け、町長より使用済み紙おむつの処分につきまして調査するよう指示を受けておりましたので、その内容につきまして報告させていただきます。

　　まず、メリット、デメリットなんですけれども、先ほど議員指摘のとおり、保護者につきましては、ほとんどメリットしかないのかなと思っております。それで持ち帰る負担が少なくなるとか、あとビニール袋を購入して、名前を書く手間がなくなる。ただ、今まで、お返ししたことで、トレーニング、何回おむつを交換するのか、トレーニングにもつながるという話も出ていたんですけれども、確かに保護者によっては確認もしないでそのまま捨ててしまうという内容でございました。ただ先生方、こちらにつきましても、一人一人の名前を見ながらおむつをその袋に入れる手間がなくなるということで、その時間が空いたことよりまして、子供たちの関わる時間が増えるということは、感染防止対策にもつながるということで、メリットのほうが相当大きいというものがありました。それと置き場所、そちらにつきましても、容器を購入すれば何とかなるんでないかと。また今現在、週に２回の収集、そうなりますと、夏場３日間置いてしまったときの臭いの問題、それにつきましても、庁舎内で２回でなくて３回とか、そういう収集方法ができないかどうか、今、検討しているところでございます。

　　あと、先ほどもお話があった近隣市町村、そちらで、私のほうでも２市７町プラス岩沼市、名取市、11自治体に確認しました。確かに、今お話しのとおり、村田町ではもう今年から実施しますと。そうなりますと、おむつ処理、保護者で行っている自治体というのが、11自治体のうち２自治体になっているという現状も分かりましたので、こちらにつきましても、実際デメリットよりもメリットのほうが大きいということもありますので、準備が整い次第、保育所での処理ということで、検討をさせていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　１番松�ｱ良一君。

○１番（松�ｱ良一君）　ありがとうございます。詳細な答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。

　　毎日そうしたおむつ交換時においても、特に大きな変化があったときだけ保護者に連絡するというか、お知らせをするということでやれるのではないかなと、このように感じましたので、ぜひそうした方向で、今町長からも答弁がございましたように、いろんな準備があろうかと思いますけれども、今後のことを考えると、職員の皆さんがそうした部分を今度子供たちの成長、あるいはそうした管理、いろんな部分に回せるというメリットが大きいかと思いますので、ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。

　　今日早く終わるようにというご指示もいただきましたので。

　　２件目でございます。視力検査については、先ほど答弁にもございましたように、保健法の下で、そうした家庭において簡便な検査をやってきたということで、そしてさらに町長からもお話ございましたように、新しく始まるそのスクリーニング機器を入れたところについても、これまでやってきたその検査も並行しながらやっているというところも、確かに多いようでございます。

　　奈良県のある町に、先進的に取り組んでいるところに電話して伺いましたけれども、そこにおいても、同様にやっているということでございましたので、まずは、スクリーニングの扱う機器について心配の方もあるのかなとそこで聞きましたら、本当に簡単なので、今は機器の取扱いで保健師さんがやっているんですけれども、一般の方でも十分取扱いはできると、このようなお話も伺ったところでございますし、この検査スタッフの確保というお話も答弁いただいておりますけれども、徐々に慣れてくればこの辺の管理、あるいは操作については、どなたでもできるようになってくるのかなと、少しこう暗くして、距離は１メーターぐらいの中で、検査が２秒間ぐらいでできるようでございますので、そうした部分については非常にそうした検査がスピーディーに、しかもこれまでなかなか発見できなかった部分について、非常に検査データとして、本町でもそうしたこれまでの過程における中でも、どのぐらい上がってきたか分かりませんけれども、50人に１人ぐらいはいるというお話もありますので、本町の場合は出生数もかなり下がってきてはおりますけれども、ただそうした子供がまれにいた場合に、なかなか入学時の検査までにそれが発見できないと将来の障害になってしまうということもありますので、その辺についてはやはり答弁にもございますように、ぜひこれらについては導入をしていただきたいなというのが、私の質問の要点でございます。

　　この答弁書にありますように、機器導入に係る補助の拡充をということで書いてございますけれども、これ今年、母子保健の対策事業の中では全額の２分の１ということで出ておりますので、機器自体は大体120万円前後ぐらいのようでございますので、これをそんなに、大変失礼ですけれども、高い金額ではございませんので、この辺は早めに導入していただいたほうがいいかなと。この機械を入学時健診にも使いますし、大人の健康診断のときも使いますし、例えば車椅子とか寝たきりの人とか、いろんなケースの場合にこうした機器を使えるようになっておりますので、その辺はご存じかと思いますけれども、その辺について何か、いや、違うよとかというお話がございましたら、この辺の機械導入に当たってもっと準備することがあるんだよということ、もしございましたら、ご答弁いただければと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　県内の35市町村においても、大分もう前向きにやっているところが11団体、あとは24団体に当たって、この機器の導入に当たって検討中ということであります。その中の１つが実は蔵王町もそうなんです。ただ、あまり使う、でも今、松�ｱ議員が言うのは、いろんなとき使えますよと、障害者に使えますよということなんだけれども、普通のただの検査だけだったら、あと担当課長から説明させますけれども、もったいないんではないかと、それだけで。だから、一つは、隣町村と手を組むのも一つの手ではないでしょうかという内部の話合いもあったところであります。それに当たって担当課長からお話をさせていただきたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。この機械は本体は定価で120万円ですけれども附属品がプリンターですとか、必要になってきます。定価で約150万円。そして耐用年数が2015年に外国製というんですか、国産のはまだ出ておりませんので輸入というんですか、していただいてということで、耐用年数が５年と言われております。５年たったら買い換えなければならないものかどうかというのも、まだ新しいのではっきりはしていないんですけれども、国では、購入価格の２分の１補助。買換えのときもつくのかというのもちょっと不明瞭であります。それから、保守がかかりますので、保守別途になって、月１万円ちょっとの保守料がかかります。もし、これを60回のリースにしますと約200万円ぐらいというのが、会社でやられているようで、ぜひ私のほうでもこのような機械を使って、子供さんの弱視を３歳、赤ちゃんのときの６か月から使える機械ですけれども、３歳半健診でこの機械を導入して、仮に弱視があればそこから早期治療しまして、就学のときにはもう治療完了しているというのが一番ベストな使い方ですので、そのように使ってはいきたいんですけれども、購入だけではなく、例えば、今町長言ったように、例えば共同購入であるとか、それとかちょっと業者に、今聞いたところはないよと言われたんですけれども、ちょっと高額だけれども、１回幾らというんですか、ちょっと高くても、保守とかついて持っているところから１回幾らで借りるとか。それとか北のほうで、名前言っていいのか、北では眼科医の、仙北というか、ある郡ではお持ちの眼科の先生がぜひこの機械を導入してほしいということで、視能訓練士の方とこの機械を持って３歳児健診に来ていただいて、１人当たり１件300円の委託料でやられているというところもあります。

　　やはりこれから国、宮城県を通じて要望していきたいのは、やはり３歳児健診、法定健診ですので、やりたい市町村からやられたらどうですかという国の考えではなくて、やはりやるんだったら日本中の全市町村でやれるような、もうちょっと補助金を出していただくとか、県から出していただくとか、その辺の要望も出していきたいと思っております。

　　ぜひ早めにどのような、機械を買うのか借りるのかとか、いろいろなやり方あると思いますので、その辺については検討を重ねていきたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　１番松�ｱ良一君。

○１番（松�ｱ良一君）　ありがとうございます。確かにおっしゃられるとおり、３歳児健診で年４回から５回やって、それ以外はじゃあ何に使うのという形も当然考えられると思うんですけれども、やはりそれをどう活用して、未然にそうしたものを防ぐという効果のほうが大きいのかなとも思いますので、町長語られたように、県なりそうした国への要望等で、さらに附属品についても、そうした範囲内に収めていけるものなのか。その辺についてはまだまだ不確かな部分も多いというお話もいただきました。

　　ただ、今後のことを考えますと、導入も結構全国的に進んでおりますし、今後かなり増えてくるのかなと考えますと、本当にリースあれば一番いいんですけれども、なかなかリースも今のところはないと。近隣の市町村と連携を組んだ形での購入、これもまだちょっと聞いていませんけれども、この辺は首長さん同士の話合いの中で、これは進んでいくものなのかなと思いますので、ぜひそうしたことも考慮しながら前向きに、ぜひ子供たちのために、町長、先ほど申し上げましたように、健やかな子供たちの人生を送るための一つの道具になりますけれども、これは非常に高いようでもありますけれども、将来のことを考えると、大きないい投資ではないかなと、このように考えますので、この辺も含めて、いま一度答弁をいただきながら、今回の一般質問、爽やかに終わりたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　大体、答え分かったと思いますが、前向きに検討していきます。ただ、これは町で単独で国の50％補助をもらって、町が単独で購入する、ただそれだけでは３歳児の子供たちだけではなかなかあれだなと。そんなことで、私たちの行政の中で、自治体の中で手を組んでいるのが、村田町と川崎町、三源郷、この三源郷でやっていくこともいいんではないでしょうか。例えば、蔵王町が購入して、国から２分の１、そして村田町、川崎町からも助成金というのをもらいながらやっていく。そして、１台を購入して、どこが管理するかというのはまた別問題で、そうやってあと日にち変えるだけですから３歳児の健診するもの、そんなことで考えていきましょうかと、いろんな案がたくさんありましたので、何しろ前向きに購入に向かって進んでいきたいと思っています。ありがとうございます。

○議長（村山一夫君）　１番松�ｱ良一君。

○１番（松�ｱ良一君）　今、町長から、隣接の町でというお話が出ましたので、やはり隣とかの町でもお話しになっているのはやっぱりどう管理していくか、そういった部分が一つのネックになっているようでございますので、その辺も含めてぜひお話をしていただいて、導入を図っていただきたいと思います。

　　終わります。ありがとうございます。

○議長（村山一夫君）　松�ｱ良一君の一般質問を終わりましたので、暫時休憩いたします。

　　　　　午後４時０６分　休憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　午後４時２１分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　ただいま、休憩前に平間武美君の一般質問の中で、武美君が間違った意見を言ったということで、取り下げるということでございますので、平間武美君からその旨。８番平間武美君。

○８番（平間武美君）　ただいま、先ほどの一般質問において、開票立会人としていわゆる知り得た情報といいますか、具体的に言いますと、こういう方がいたと、まるばつさんかくしかく党と、毎回私見ています。そういった、私から言わせればふざけた党名を書く人をなくすためにも、教育が大事だという趣旨でした。

　　あともう１点。何だっけ

○議長（村山一夫君）　党。

○８番（平間武美君）　それから漢字の間違い、自民党の党という、下のあしへんを書くところを、土と書いてるんで、自民堂と書いています。それは、お堂の堂です。その堂を有効投票、これは自民と書いてるから分かるんですが、そういう方々たちも訂正をするために教育の大切さを訴えたわけであります。しかし、これ選挙管理法というんですか。公職選挙法によると、選挙開票立会人が、そのようなことを公の場で発表してはいけないという決まりがあるらしいので、ある、ある。（「ある」の声あり）ある、ある、あるんだって。うん。ある、あるらしいので、いや、先ほど総務課長から見せられました。その部分に関しましては、発言の取消しをお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　ただいま、平間武美議員から言われた取り消すということでございますので、皆様、取り消すことにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　では、その部分を削除させることにいたします。

　　以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。

　　本日はこれをもって散会いたします。

　　大変御苦労さまでした。

　　　　　午後４時２５分　散会