令和2年蔵王町議会第2回定例会8月会議

                                           

令和2年8月4日(火曜日)

                                           

     出席議員(15名)

     1番  松 ア 良 一  君       2番  加 川   敦  君

     3番  大 沼 昌 昭  君       5番  平 間 徹 也  君

     6番  佐 藤 敏 文  君       7番  齋 藤 英 之  君

     8番  平 間 武 美  君       9番  佐 藤 長 成  君

    10番  三 沢   茂  君      11番  遠 藤 裕 一  君

    12番  外 門   清  君      13番  村 上 一 郎  君

    14番  葛 西   清  君      15番  馬 場 勝 彦  君

    16番  村 山 一 夫  君

                                           

     欠席議員(なし

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

平 間 喜久夫  君

総務課長

 

今 村 敏 男  君

まちづくり推進課長

 

佐 藤 長 也  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

鈴 木   賢  君

事務局長補佐

 

佐 藤 孝 志  君

                                           

     議事日程 第1号

  令和2年8日(火曜日)  午前1000分 開

 

  日程第 1 会議録署名議員の指名

 

  日程第 2 会議日程の決定

 

  日程第 3 諸般の報告

 

  日程第 4 行政報告

 

  日程第 5 議案第66号 蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正す

               ることについて

 

                                           

     本日の会議に付した事件

  議事日程のとおり


     午前1000分 開議

議長(村山一夫君) 皆さん、おはようございます。

  我が町の基幹産業であります農業と観光、農業面に対しては、入梅が上がったということでございますが、いもち病が発生し始まったということでもございます。そういうものからいって、我が町のこれからの経済がどうなるのかと思っているところでございます。

  そしてまた、コロナに対しても、もう4万人をオーバーしたということではございますが、考え方一つだという人もございます。やはり風邪、一般の風邪と思えばそれ以上のものが発生しているんだということもございますが、死亡率も結構高いということで、関心を持たなくてはならないのかと思っているところでございます。そしてまた、動物、犬、そういうものに対しても、この新型コロナウイルスが日本でも発生したということでございます。そういうものから行っても、病原菌が進化して、今度できますいろいろなものに、人間にまた再度感染するようなことが起これば、死亡率がもっと高くなるんだろうというような話もございます。そういうものに対しても、皆様方と共に注意をしながら議会、町に対して、よりよい町を作っていければと思っているところでございます。

  そしてまた、本日議案1件が提出されておりますが、職員の不祥事ということでございます。町長の報酬を減額する条例、そういうものに対して、皆様方の忌憚のない意見が欲しいものだと思い、挨拶に代えさせていただきます。大変ご苦労さまでございます。

  会議開会に先立ち、本日は新型コロナウイルスの感染症予防のため、議場内でのマスク着用を認めます。また、本日の傍聴につきましては、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用の方のみに制限させていただきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

  本日、8月4日は休会の日ですが、議事の都合により、特に令和2年蔵王町議会第2回定例会8月会議を再開いたします。

  これから本日の会議を開きます。

  ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、10番三沢 茂君、11番遠藤裕一君を指名いたします。

                                           

     日程第2 会期の決定

議長(村山一夫君) 日程第2、会議日程の決定を議題といたします。

  お諮りいたします。本第2回定例会8月会議の会議日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、本第2回定例会8月会議は本日1日間とすることに決しました。

                                           

     日程第3 諸般の報告

議長(村山一夫君) 日程第3、諸般の報告をいたします。

  本第2回定例会8月会議に町長から議案第66号の1件が提出され、これを受理しておりますので、ご報告いたします。

  次に、代表監査委員から令和2年6月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、本第2回定例会8月会議に説明員として出席を求めた者の職氏名については、一覧表として、お手元に配付のとおりであります。

  次に、町長から挨拶の申出がありましたので、これを許します。町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。

  そして、梅雨が明けまして、また農作業等、それとまた何かと大変お忙しい中ではありますが、今日の8月会議を開催させていただいたところであります。

  今日開催させていただきましたのは、上下水道課の職員でありますが、懲戒処分に伴いまして、任命責任を重く受けまして、上下水道事業管理者の立場でもある私自身の給料を減額させていただきたく、蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正する条例をご審議いただくため、会議の再開をお願いしたところであります。詳しい内容につきましては、この後行政報告で報告をさせていただきます。

  つきましては、慎重審議いただきますようお願い申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 以上で、諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第4 行政報告

議長(村山一夫君) 日程第4、行政報告を行います。

  町長から行政報告の申出がありましたので、これを許します。町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 今回の行政報告といたしまして、職員の懲戒処分についてのご報告を申し上げます。

  初めに、今回本町職員による不祥事が発生したことにつきまして、町長として、また上下水道事業管理者の立場としても大変申し訳なく、深くおわびを申し上げる次第であります。

  今回の不祥事につきましては、7月16日木曜日でありますが、午前1045分頃に発生したものであります。その概要は、上下水道課の課長が、部下職員の言動に立腹し、その職員の胸ぐらをつかんで壁際まで押しつけたものであります。

  発端は、上下水道課の課内会議の中で、課長に対し、水道料金の支払猶予申請に関しての電話連絡をお願いしていたものの、1週間もの間、課長が一向に行動を起こす気配を見せなかったことにあります。

  相手方に電話連絡をしていないにもかかわらず、電話をしたとうそをついたことを部下職員から追及され、うそを認めた課長が、すぐに電話するからと相手方に電話をしようとしたところで、この部下職員から、相手方を今日中に引っ張り出してくださいと言われたことに腹を立てて、何様のつもりだと突然息巻き、暴行に至ったというものがてんまつであります。

  このてんまつについては、居合わせた3人の職員が目撃をしており、事実と間違いないことを確認しております。

  なお、この部下職員は、胸に痛みを感じたため、当日病院で診察を受けており、前胸部・頸部圧迫により全治2週間と診断されたところであります。

  今回の不祥事は、部下への暴行により職場内の秩序を乱す行為であり、いかなる理由があったとしても決して許されるものではなく、さらに蔵王町職員全体の信用を失墜させる行為であることから、任命責任者として、その責任の重大さを痛感しているところであります。

  この課長の処分につきましては、7月28日に開催した分限懲戒審査会からの答申を受け、同月31日付で、2か月間、10%の減給としたところであります。

  今後、このような事態を二度と引き起こすことのないよう、職員に対しまして、改めて公務員としての責任と自覚について訓示をするとともに、上司と部下のコミュニケーションの取りやすい、風通しの良い職場づくりに取組みながら、職員一丸となって、緊張感を持った公務執行に努めてまいります。

  以上申し上げまして、行政報告とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 以上で行政報告を終わります。

                                           

     日程第5 議案第66号 蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改

                 正することについて

議長(村山一夫君) 続いて、日程第5、議案第66号蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。

  提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第66号蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。

  本案につきましては、私の給料月額について、8月と9月の2か月間、現在の100分の20にさらに100分の10を加えた100分の30により減額させていただきたく、条例の一部を改正しようとするものであります。

  先ほど行政報告で申し上げましたとおり、上下水道課の管理職にある職員が、職場内で部下職員に対し、胸ぐらをつかんで壁に押しつけるという不祥事が発生し、監督者としてその責任を痛感しているところであります。町民の皆様の信頼を損なう、町職員としてあるまじき行為がありましたことを心からお詫び申し上げる次第であります。

  つきましては、その処分として、私の給料を減額しようとするものでありますので、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いを申し上げます。

議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。2番加川 敦君。

2番(加川 敦君) 今回の不祥事、大変残念でございます。課長がちょっとしたうそをついた、それを部下が突き詰めるとかっとなったというようなこと、この文章には、今お話にもありましたけれども、蔵王町職員全体の信頼を失墜させるということは本当だと思います。

  ところで、この職員、課長ですけれども、私いろいろうわさを聞いていまして、問題が多かった課長でございます。私も五、六年前、議員になる前でございますけれども、ある話をしたときに、とんでもない、知識のない、申し訳ないけれども、こう言うと、公務員としてあるまじき人なんだというふうに印象を持ったことを覚えております。つきまして、当時は課長でございませんでしたけれども、当時の課長、その上司から大分叱責を受けていたというのも、私情報も得ております。

  ということで、今回課長になられたんですね、この方。それはそれで、改めてそういう人格になられたのかもしれないとは思いましたが、今回の不祥事を見ますと、とてもとても課長になる方ではなかったんだろうと私は思います。今までの評価はどういう方だったんでしょうか。課長になったのは正しかったんでしょうか。それをちょっとお聞かせください。

議長(村山一夫君) 暫時休憩いたします。

     午前10時15分 休憩

                                           

     午前10時16分 再開

議長(村山一夫君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き審議を行います。

  町長。

町長(村上英人君) 今の加川議員のお話でありますけれども、今の課長で、今回の処分を受けた課長でありますけれども、上下水道課の補佐として一所懸命に頑張ってきたという話もありますし、何の問題もなくやってきたということもありましたので、課長としてやっていけるということでの形で、4月1日でありますけれども、課長に昇進をさせたということであります。そういった面では大変私もがっかりしているところでもあります。

議長(村山一夫君) 2番加川 敦君。

2番(加川 敦君) 私が聞いている内容とはちょっと違うんですけれども、町長にはそういう期待があったということだったんでしょう。

 ただ、町長これご本人は10%の減給、2か月ということでしたが、その後このお2人、同じ職場で同様に仕事されているのかと思いますけれども、これは随分大きな問題で、これ10%を2か月減給では済まないんじゃないかと。それから、同じ職場でお2人とも勤めていられるのもかなりつらいんじゃないかと。私に人事権はないですけれども、異動、降格、あり得る規模の問題じゃなかったかとは思うんですけれども、どう思いますか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 分限懲戒審査会のほうに当たっては、副町長の平間副町長をしてこの審査会をさせていただきながらやっていたわけでありますので、これについては副町長のほうから答弁させていただきますが、この決定を受けて、課長また補佐それぞれに、私の部屋のほうに来ていただきまして、お話をさせていただきました。十二分に反省と、大変平謝りを課長もしておりまして、ついついかっとなってしまったということでありました。また、あと補佐に当たっては、ちょっと我慢して仕事を、それも別に今、翌日から仕事のほうにもすぐに復帰しまして、頑張っているところでもありますし、また本人も、被害を受けた本人でありますけれども、当分の間といいますか、一緒に頑張っていけるというお話を直接いただきましたので、今現在すぐにこの課長をまた異動等々ということは、今現在は考えていないところであります。

議長(村山一夫君) 2番加川 敦君。

2番(加川 敦君) 町長、前回不祥事があったことはありましたですよね。2年ぐらい前でした。残念な不祥事、お金の、金銭の問題がありました。あのときですら、どなたかの議員から、最近多いと、不祥事が。どうなっているんだと。教育をちゃんとしなさいという指摘があったと思うんです。今回も、あのときはたしか副町長も減給あったかと思うんですが、そこは不確かです。そのときに教育等を、副町長はなかったですか。ごめんなさい、課長だったかな。そこはいいんです。そのときも、職員の教育に、資質の向上にという、努力をしますというお話でした。今回も、これ結構大きいですよ、お金の問題じゃないですけれども。こんなうそを言った、胸ぐらをつかんで突き飛ばしたなんて、押しつけたなんて、大きい問題だと思います。これを10%の町長の減額ということですが、それと訓示、公務員としての責任と自覚についての訓示をすると。この程度にとどめていい話なんでしょうか。私はもっと厳しく反省するべきだと思いますが、どうですか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 今出させていただいた今回の2か月、本人と同じ8月、9月でありますけれども、これに同じパーセントにとどめさせてもらったところでありますけれども、自分としては、強く反省しながら、そして重く受け止めての今回の提案でありますので、ご理解賜りたいというふうに思っているところであります。

議長(村山一夫君) ほかにございませんか。5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 今回のまず処分をすごく、この騒動、すごく残念なんですけれども、まずやっぱりお聞きしたいのは、なぜこの処分が10%の減給だけなのかというのがちょっと。私やっぱり個人的に考えるとちょっと甘いのかと思いますし、それは個人的に考えての話なんですけれども、その資料によると、ちょっと調べたんですけれども、やっぱり蔵王町職員の懲戒処分の基準に関する規定ということで、職場内の秩序を乱す行為はやっぱり停職または減給というふうになっているんですけれども、これは停職、しかも暴言じゃなくて暴行ですから。暴行もしているわけですし、停職または減給と書いてあるため、町長は減給のほうを選んだのかと思うんですけれども、私は停職相当でもおかしくないのかと思っているんですけれども、その辺はいかがでしょうか、町長。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 分限懲戒審査会のほうで、答申を受けてのこの判断をさせていただいたところでありますので、先ほど申し上げましたように、分限の審査会の委員長に当たっては、副町長をしての委員長でありますので、副町長のほうから答弁させていただきたいと思っております。

議長(村山一夫君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) それでは、分限懲戒審査会の委員長という立場でお答えさせていただきます。

  この分限懲戒審査会、職員の不祥事があった場合に、その処分内容を決める委員会ということで、庁舎内の内部委員会でございます。7人の課長等を、私も含めて7人で委員会を構成しております。その中で、今回のこの不祥事について、慎重に審査をさせていただきました。過去の事例等もいろいろ調べながら、今回どの処分がいいのかということを、7人で慎重に審査をしたところでございます。

  過去の事例を調べますと、大分昔なんですが、やはり職員同士の暴行ということで、当時減給10%、1か月という処分をしているということを我々も承知しております。そうした内容を踏まえて、今回は特に管理職ということもありますので、やはり1か月では到底無理、駄目だろうというようなことで、2か月と、やはり処分の内容、いろいろなお加減あろうかと思いますが、我々もその内容を、過去の事例等も踏まえながら決めなくちゃならないということもございます。そうした意味で、管理職ということも踏まえて2か月、10%減給ということで、町長のほうに答申をさせていただいたところでございます。ご理解をお願いいたします。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 過去の事例ということなんですけれども、過去は職員同士のけんかだったから1か月で、課長だと責任が重いから2か月というだけのことの2か月ということなんですよね。

  私思ったんですけれども、その分限懲戒審査会のメンバーが結局副町長と総務課長と、町長の指名する4名及び臨時委員ということなんですけれども、これはただ町の中だけの人だけ、同じ職員、同じ、会社で言えば社員の人たちの判断で決めることになるわけじゃないですか。これはやっぱり役場なり町長、町というのは公のものですから、このぐらい重い問題であるならば、この審査会の中に外部の人を入れたりとか、最低でも第三者は誰か入れないと、しっかりとした懲罰の審査がちゃんと、どうしてもやっぱり身内だと甘くなってしまうと私思うんですけれども。課長だから2か月というか、本来はやっぱり課長は、部下はやっぱり課長のいうことを聞かないと仕事ができないというか、役場は特にそういうふうになっているので、その辺ちょっとどうお考えかお聞きしたいと。第三者を入れる分限懲戒審査会を作ったほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、その辺どうでしょうか。

議長(村山一夫君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) お答えさせていただきます。

  確かに副町長、総務課長以外は町長の指名する者ということで、職員限定ではないというふうに私も理解しております。

  全部のあれを調べたわけではないんですが、仙南2市7町の状況を見ますと、こういう、これもしょっちゅうしょっちゅうあるわけではないですけれども、やっぱり内部の職員で委員会を構成しているというのが通例のようでございます。ただ、状況によって、重大事件等があれば、平間議員おっしゃるように慎重に、より慎重な部分についてはやはり専門家の意見を聞くとか、そういうことは状況に応じて必要になってくる場合もあろうかというふうに思っております。その際は、ただこれは予算化していないものですから、予算化した上で慎重にやるというふうなことになろうかと思います。参考意見として今後検討させていただきたいと思います。

  以上でございます。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 先ほどお話したとおり、課長とあと補佐をそれぞれ別々に呼んで、そしてあと補佐から一緒に頑張ってやれるかというと、はい、やれますということでもありましたし、これを刑事責任として出て、刑事責任になるんであれば、また今平間徹也議員から言われるようなことも必要かというふうには思いますが、今回の事件に当たっては、今回のこの件に当たっては、2人とも、2人というか課長については大きな反省を持っていますし、あとはこれで収めたいという補佐の考えでもありましたので、こういった、ただ刑事責任的なものになれば、平間議員がお話しされるようなことが必要なのかというふうには思っております。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 刑事責任になればということだったので、刑事責任にする前に、もう課長としての資質が私は問われていると思うんです、やっぱり。

  地方公務員は服務の根本基準として2つ定めていて、全体の奉仕者として町、町民のために働かなきゃいけないですし、職務専念義務ということで、一所懸命やっていくと。ただ、これかっとなって2人でけんかした、暴行したっていう話じゃないじゃないですか。明らかに、多分上下水道課の話では滞納なのか、それとも工事なのか何なのかわからないですけれども、課の中で進めていかなきゃいけないという案件に対して、部下が課長にそれを進めていくために連絡を取ってしっかりとやっていきましょうと、部下から提案しているのに、それをずっとほごにしてやってきていること、暴行がある、ないだけじゃなくて、純粋にもう仕事をしていないんです、これもう。こういう人をそのまま、これから先、2か月減給しただけでまた課長にしておくこと自体が町民の不利益に私はつながってくるんではないかとどうしても思うので、今回10%減給ということなんですけれども、もう一度その辺を強く、もっと強く訴えて、この処分はやっぱり甘いと私はどうしても思うのですけれども、これからのことも考えてしっかりと規定を作っていただきたいと思います。いかがでしょうか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 今の平間徹也議員が言われることはよく分かります。

  ただし、今回はこの職場内での暴行の事件に当たっての件についてのあれなので、あと今いろいろなお話しされた件についてはまた別件になってまいりますので、いろいろなことをちょっと私も考えておりますので、ご理解賜りたいというふうには思っております。

議長(村山一夫君) ほかにありませんか。3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 今の同僚議員のいろいろなことを聞きまして、大体ある程度把握はしたんですが、行政報告にもあるとおりいろいろ処分はしているようなんですが、ひとつ町長の任命責任としてちょっと1点だけ聞いておきたいことがあります。

  今回に関しては、被害者のほうに関しては、告訴はしないというふうなことで、傷害事件にはならないというふうなことでお話がありました。そんな中で、やはり町長の、課長の任命責任ということに対してどのような形で接するのかというふうなことがちょっと疑問に思ったので手を挙げさせていただきました。

  この任命責任について、事件に関しては結局1週間もの間業務の怠慢をした部分に関して、部下のほうから指摘を受けたというふうなことが発端だというようなことなんです。これ、先ほど町長も、自分のところに呼んで2人とお話をしましたというようなことだったんですが、2人だけの実は関係ではないと思われるんです。職場内の、結局3人の職員がこれを目撃しているわけですよね。であれば、ここの行政報告にあるとおり、風通しの良い職場づくりをしたいというふうなことで書いてあります。であれば、このような上司の元で、職員が果たして前のような部分で業務の運営ができるのかというふうなことがすごく危惧されるんです。ですから、その辺のところも含めながら、やはり町長の任命責任としては、やはりある程度の人事面も考えていかなくてはいけないのではないかというふうに私は思うんですけれども、その辺のところももし胸の中に答える部分があるんであれば、その辺のところをお聞かせ願いたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 3月までの前課長も、同じ職場でいろいろと強く頑張っていただいたり、目も通してほしいということで残って、またあと大きな下水の広域での企業化の関係のこともありまして、それに取り組んでいただきながら、課の全体的なことも目を通してほしいということで、その前課長ともいろいろなお話をさせていただきました。今回ちょっと、私はうまくいっているのかというふうに思ったんですけれども、やっぱり、常々私いつもお話ししているのは、職場の課長等の会議、またあと全体会議があるんですが、朝会というもの、月1回の朝会、ただいまコロナの関係で3月から朝会ちょっと休んでいますけれども、そういったことで、一つはオアシス運動、おはようございます、ありがとうございます、失礼いたしました、すみません、このオアシス運動が一つであります。それと、あとホウレンソウ運動、報告、連絡、相談。これが各課で必ず続けてやってほしいということを常々言っているんです。そして、その3月までの課長でありますが、町長がいつも言うホウレンソウ運動だとかオアシス運動、これがちょっときちんとなっていなかったことが今回の問題だったと。だから、自分のときまではきちんとしていたんだけれども、そういったことも一つ、このホウレンソウ運動がうまくいっていなかったことがこういう形になったのかというふうに思っていました。

  そういったことを、今日お認めいただいた段階で、今日午後でありますが、すぐに課長等の会議を開きながら、徹底的に今日の、今回の顛末のいきさつを課長の皆さんに、隠さずきちんとお話をしながら、こういったことがあったということのお話を申し上げながら、そしてこういったことが二度と起こさず、繰り返すことのないように、しっかりと徹底してまいりたいというふうに思っているところであります。

  それはそれと、この案件とはまた別でありますけれども、先ほど平間徹也議員からもお話あったところでありますが、人事に当たっては県とまた違いますので、またしっかりと頭の中に入れておりますので、ひとつ別件でありますのでご理解いただきたいというふうに思っております。

議長(村山一夫君) 大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 確かに人事と別件というのは、当然私ももう理解はしております。しかしながら、結局この町長の処分についての議案はここに出ているわけですよね。ですから、この辺の部分をやはり省いては、やはり関連するものなので、やっぱり触れなきゃいけないんじゃないかというふうに思うんです。

  ですから、私が一番危惧することは、こういうふうな結局事案が起きた中で、同じ職員が同じ職場で、それで働く上において、上司の変な気を使ったりとか、こんなことちょっと言えないんじゃないかとかっていうふうな部分の中で、業務の運営上スムーズにいくのかっていうふうなことがすごく問題だというふうに思ったんです。ですから、何もない時期の中での課内での一応いろいろな会議の在り方とかいろいろなことに対してはそれなりにやってきたと思うんですけれども、このような案件が発生したことによって、何かしらそういうふうなことでわだかまりがあったり、業務遂行に問題があったりすると、結局町民に問題がかかってくるわけですよね。ですから、この辺のやはり職員のきちんとした、やっぱり、人事の面は別だというんですけれども、その辺のところもしっかりと考えていただきながら、やはり二度と起こさないというふうな町長の意向もあるわけですから、その辺の任命責任をしっかりと認識しながら、やはりその辺のところも考えていっていただきたいというふうに私思うんですけれども、よろしいですか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 大沼議員が言われること、よく反省しておりますし、きちんとその辺考えてまいりたいというふうに思っております。

議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)

  ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

  続いて、討論に入ります。最初に原案に反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)

  討論なしと認めます。

  これより直ちに採決をいたします。

  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

  これをもって、本第2回定例会8月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。

  本日はこれをもって散会いたします。大変お疲れさまでした。

       午前10時41分 散会