令和元蔵王町議会定例会12月会議

                                           

令和元年12月11日(水曜日)

                                           

     出席議員(14名)

     1番  齋 藤 英 之  君       2番  村 上 一 郎  君

     3番  佐 藤 敏 文  君       5番  松 ア 良 一  君

     6番  外 門   清  君       7番  大 沼 昌 昭  君

     9番  三 沢   茂  君      10番  村 山 一 夫  君

    11番  葛 西   清  君      12番  加 川   敦  君

    13番  伊 藤   東  君      14番  平 間 武 美  君

    15番  馬 場 勝 彦  君      16番  佐 藤 長 成  君

                                           

     欠席議員(なし

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

平 間 喜久夫  君

会計管理者

会計課長

 

近 江 忠 彦  君

総務課長

 

今 村 敏 男  君

防災専門監

 

砂 金   毅  君

まちづくり推進課長

 

村 上 正 文  君

町民税務課長

 

大 槻 充 夫  君

保健福祉課長

 

平 間 勝 文  君

子育て支援課長

 

宍 戸 光 晴  君

環境政策課長

 

鈴 木   賢  君

農林観光課長

 

加 藤 勝 彦  君

建設課長

 

佐 藤 耕 造  君

上下水道課長

 

伊 藤 雅 浩  君

病院事務長

 

佐 藤 浩 明  君

教育長

 

文 谷 政 義  君

教育総務課長

 

福 地 実 幸  君

生涯学習課長

 

我 妻   敏  君

スポーツ振興課長

 

森   良 光  君

農業委員会事務局長

 

村 上 伸 浩  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

村 上 惠 造  君

書記

 

佐 藤 孝 志  君

                                           

     議事日程 第4号

  令和元1211日(水曜日)  午前10時00分 開

 

  日程第1 会議録署名議員の指名

 

  日程第2 諸般の報告

 

  日程第3 一般質問

 

  日程第4 委員会休会中の継続審査の件

 

                                           

     本日の会議に付した事件

  議事日程のとおり


           午前1000分 開議

議長(佐藤長成君) 皆様、おはようございます。

  今議会も本日で最終日ということになりました。きょうは一般質問、3名の方が登壇する予定であります。

  そして、先ほど説明がありましたように、今回、追加議案が1件ありますので、議事運営にはご協力をお願い申し上げたいと思います。

  それでは、これより本日の会議を開きます。

  ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、10村山一夫君、11葛西 清君を指名いたします。

                                           

     日程第2 諸般の報告

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第2、諸般の報告をいたします。

  本定例会12月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書として昨日10日に配付のとおりであります。

  次に、お手元に配付の継続審査申出書のとおり、総務経済常任委員長から休会中の継続審査の申し出があり、新議案としてお手元に配付のとおりです。

  次に、広報広聴常任委員長から、連合審査会による所管事務調査の申し出がありますので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

  以上で諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第3 一般質問

議長(佐藤長成君) 日程第3、一般質問を行います。

  本日は、3名の一般質問を行います。質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書として昨日10日にお手元に印刷配付のとおりであります。

  質問される議員にあらかじめお知らせいたします。質問時間は30分以内ですので、5分前になりましたらベルによりお知らせいたします。その後は時間内で質問を終了できるよう時計表示にご注意をいただくようお願いいたします。

  なお、町長等に対し、論点を明らかにするため、議長の許可を得て議員に対して質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。

  それでは最初に、11番葛西 清君の質問を許します。葛西 清君、登壇願います。

     〔11番 葛西 清君 登壇〕

11番(葛西 清君) 議長のお許しを得ましたので、通告にのっとり質問させていただきます。

  観光地に駐輪場設置を。

  最近、観光地(遠刈田温泉街)に自転車やオートバイで来る人がふえていますが、自転車等をとめておく場所がなく、町を散策したり、買い物がしにくい状態になっています。

  そこで、観光客の増加の手段の一つとして、遠刈田温泉の中心部(イベント広場)に駐輪場を設置してはいかがでしょうか。

  お願いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。

  そして、きょうは一般質問、3人の方であります。真摯にお答えをさせていただきたいと思っております。

  葛西 清議員の一般質問にお答えいたします。

  観光地に駐輪場設置をについて、お答えいたします。

  近年、国内のサイクリング人口が増加しており、本町においても、蔵王エコーライン及びハイラインを舞台とした日本の蔵王ヒルクライム・エコ等を開催していることから、ロードバイクで本町を訪れるサイクリストが増加をしております。

  また、本年2月に仙南地域2市7町が連携し、みやぎ仙南サイクルツーリズム推進会議を設立するなど、サイクルツーリズムの推進による交流人口の増加に向けた機運が高まっているところであります。

  このような背景から、訪れるサイクリストが入浴をしたり買い物や飲食をしたりしながら、安心して遠刈田温泉の滞在を楽しんでいただけるよう、サドル掛けスタンドの設置について、前向きに検討してまいります。

  以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 葛西 清君。

11番(葛西 清君) 大変、非常に前向きな検討、ありがとうございます。すばらしいことになるんじゃないかなと私は考えております。

  設置に当たりまして1つお願いしたいんですが、今、遠刈田中学校の生徒さん方で自転車で通学しているのが5名ほどおります。学校の規則では、校門坂まで行く上り、あそこが坂道が急で、前にも転んでけがをしたり、下の旅館さんに突っ込んだ子がいたらしくて、下りは乗ってはだめだということになっているそうなんです。それで、結局ただ上まで運んでいって学校の駐輪場にとめているらしくて、大変らしいんです。それで、もしできれば、このイベント広場に駐輪場を設ける際に、端のほうで結構だと思うんですが、5台ぐらい何か看板を立てていただいて、平日、学生専用なんていうのを立てていただければありがたいなと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今、お話いただきました遠刈田中学校の自転車通学の子供たちの件でありますが、これに当たっては、まだ学校から話も来ていない、またPTA側からも来ていないということもあります。また、それだけでなくて、誰でもが利用できるようなことを考えていきたいと思っています。

  ただ、場所については、一つはイベント広場もありますでしょうし、あとは、今、遠刈田の商店街に駐車場等ありますし、町の駐車場もありますので、この場所については、ちょっと考えていきたいというふうには思っています。できるだけ、5台だなんて言わずに、15台ぐらいの設置を、15台から20台ぐらい、ちょっとその周辺にやっていきたいと。できれば木造というか木だと、今のサドルの関係、裏が平らになっているんです。そうすると、10センチから十二、三センチぐらいの幅だときれいにとめられるんですね。そうでないと、丸い鉄の棒みたいなのだとちょっとぐらぐらしたり、ちょっとした風で揺れたり、そういったこともありますので、そういった木造のあれで、手製がいいのか、あとは市販されているものもありますので、そういったことでしっかりと対応していきたい。

  もう一つ、あと、ヒルクライム・エコにおいても、今、台湾からも大分来ているんです。今、世界の最大のメーカーというのが台湾にあるんですが、ジャイアントというメーカーであります。それともう一つ、火野正平のこころ旅というのがあるんですが、こういったことで大分サイクリストがふえてきたということと、先ほども話しましたが、私たちの2市7町の中でも、この蔵王まで、遠刈田まで、そして今、そういった企画もつくり始まったところでありますので、本当に、逆に言えば、町だとか観光物産協会のほうで考えなければいけないんでしょうけれども、なかなかそういったことに気がつかなかったということもありますし、大変いいお話をいただきましたので、来年度の予算に計上していきたいと思っています。ありがとうございます。

議長(佐藤長成君) 葛西 清君。

11番(葛西 清君) 大変、前向きで、非常にありがたい説明をいただきましたので、これで一般質問を終わります。ありがとうございました。

議長(佐藤長成君) 葛西 清君の一般質問が終わりましたので、引き続いて、10番村山一夫君の質問を許します。村山一夫君、登壇願います。

     〔10番 村山一夫君 登壇〕

10番(村山一夫君) では、通告書にのっとり、一般質問をさせていただきます。

  まだ中身を読まなかったうちなものですから。

  町長は、長期総合計画の中で、協働のまちづくりと言っているが、町民はどう思っていると思うか。

  中学校建設用地は、これからどのように進めるのか。議会が議決したから町民は納得しているという考えなのか。用地決定する際には、どのようなことまで想定したのか。

  また、行財政計画から見た場合、現在の職員数は適正だとお考えなのか。適正だと思っているのであれば、人事計画書を提出してほしい。

  町長は、企業的感覚で町運営を行っていると認識しているのであろうか。自分は企業的感覚とは言いかえれば企業性の導入と町民性確立のことだと考えているが、そういったことでもなさそうだ。町長の持っている企業的感覚とはどういったことを指すのか。

  また、町長は「あれもこれも言う時代はすでに去った」と言っていたが、次から次へとイベントや事業等を追加されるだけで、実施された事業の採算や効果、実績の上がらない事業については、当然のこと廃止の議論をするべきではないか。委託業務も少なくするべきと思うがどうか。

  1番目、中学校建設等については、どのくらい投資するのか。

  2番目、ジオパーク事業はどうするのか。

  3番目、行財政計画はどのようになっているのか。

  4番目、町管理の構造物等の延命処置はどう考えているのか。

  5番目、一般ごみについて、今後の収集運搬等をどう考えているのか。

  6番目、寄附不動産等の登記手続等をどう進めているのか。

  7番目、認定こども園をどのように考えているのか。

  8番目、町長の交流事業の考え方はどうか。

  9番目、実施される公演等を町民に知らせる工夫は。

  10番目、熱い行政のプロ集団はどのようにしたらつくれるのか。

  11番目、宮財産区をどう利用していくのか。

  12番目、職員数は適正なのか。

  ということを質問いたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 村山議員の一般質問にお答えいたします。

  まちづくりについての考えでありますが、全部で12問であります。ただ、1つの、1問目に当たって、もう少し詳しくお話をいただければ、もっと親切にお答えできるのかなと思っておりますが、あくまでも想定問答というような形になりますが、ひとつお許しをいただきたいと思っております。

  初めに、第1番目の中学校建設等について、どのくらい投資するかについてをお答えいたします。

  統合中学校については、開校時の生徒数を約270名と見込み、3学年9クラス規模を想定しており、そのほか、音楽室や図書館などの特別教室や特別支援学級等の教室も必要となります。中学校建設に当たっては、これらを総合的に考慮し、さらに、東北森林管理局から指導を仰ぎながら、地元木材を使用した木造建築についても検討をしているところであります。

  次に、第2番目のジオパーク計画はどうするのかについて、お答えいたします。

  蔵王ジオパーク構想の推進については、来年5月に本町で開催される火山砂防フォーラムにおいて、環蔵王の3市2町の首長に、幹事会事務局委員として快く承諾をいただきました。多大な協力を得ながら開催準備を進めているところであります。このことにより、ジオパーク構想の連携推進のきっかけになればと考えております。

  今後の蔵王ジオパーク構想の推進については、広域連携を前提として進めていきたいと考えておりますが、他市町の構想に対する温度差があることから、広域連携による推進が難しい状況であると判断したときは、単独での認定も視野に入れ取り組んでまいりたいと考えているところであります。

  次に、第3番目の行財政計画はどうなっているかについて、お答えいたします。

  私が町長に就任し、初めて策定した第4次長期総合計画(平成20年3月)において、自主財源の確保と実質公債費比率の抑制を掲げ、以降、町が借り入れする地方債額の上限を臨時財政対策債等を除き年間3億円とすることにより、地方債現在高と実質公債費比率の抑制に努めてまいりました。

  また、ふるさと文化会館の起債償還については、令和5年度と6年度の2か年で全額繰り上げ償還の見通しがついたところであります。

  なお、今後の財政については、統合中学校の建設をはじめ、既存公共施設の維持補修費の増大等の予想がされることなどから、町として優先すべき各課の事業を十分に精査し、必要な財源を確保しながら、健全財政維持と併せて計画的な事業推進に努めていく所存であります。

  次に、第4番目の町管理の構造物の延命処置をどう考えているのかについて、お答えいたします。

  本町の公共施設は、昭和40年代から50年代にかけて集中的に整備されており、多くの施設が30年以上経過し老朽化が進んでおります。

  本町では、平成28年度に公共施設等総合管理計画を策定し、さらに平成30年度には、庁内横断的に個別施設ワーキンググループを立ち上げ、各施設の利用状況の調査、施設の躯体等の現状や課題の把握、劣化診断等を行い、平成31年3月に蔵王町個別施設計画を策定いたしました。

  今後は、各施設の建物劣化診断問診票による簡易的な点検を毎年実施することで、施設ごとの劣化や損耗の状態を把握し、全体的な優先順位を勘案しながら、計画的に各施設の修繕等を行い、長寿命化を図っていきたいと考えております。

  次に、第5番目の一般ごみについて、今後の収集運搬等をどう考えているのかについてをお答えいたします。

  町で発生した家庭系一般廃棄物については、生活環境の保全上支障が生じないうちに、法律による処理基準に従って処理を行わなければならず、本町では委託による方法により収集運搬業務を行っているところであります。

  今後も、委託業者の選定にあたっては、受託者による適正な処理が確保されること、つまり業務の確実な履行ができることを最優先の基準として選定し、町民の生活環境の悪化をもたらすことのないよう、これまでどおり公衆衛生の保全に努めてまいりたいと考えております。

  次に、第6番目の寄付不動産等の登記手続き等をどう進めるのかについて、お答えいたします。

  村山議員ご質問の内容は、先の平成29年6月の連合審査会の中で、町道、農道及び林道に関して未処理となっている旨、説明をさせていただいたところであります。その後、地権者と交渉を重ね、町道29か所、農道や林道8か所を処理しております。今後とも、地権者に事情を説明し、早期に町所有地へと変更するよう努力をしてまいります。

  次に、第7番目の認定こども園等をどのように考えているのかについて、お答えいたします。

  この件につきましては、永野保育所の老朽化もさることながら、保育所(特に永野保育所)への入所を希望する保護者が多いことや、幼児教育の無償化に伴い、幼稚園の預かり保育を利用する園児が激増する見込みとなったことからも、できる限り早い時期に、認定こども園を整備したいと考えているところであります。

  次に、第8番目の交流事業の考え方について、お答えいたします。

  まず、議員のご質問を、パラオ共和国との国際交流事業のことと受け止めた上でお答えをいたします。

  この国際交流事業については、第二次世界大戦後に、引揚者が北原尾へ入植したことがきっかけとなり、未来への交流・絆 訪問団の派遣や東京オリパラホストタウンでの交流を重ね、定例会9月会議の行政報告のとおり、子どもたち同士の国際交流事業実施に至ったものであります。

  平成31年1月に10人のパラオの子どもたちが本町を訪れ、円田中学校の生徒や北原尾地区住民との交流が実現をしております。

  今年度は、8月に町内の中学生11人がパラオを訪問し、大統領への表敬訪問のほか、各種交流を行ったところであります。パラオを訪問した中学生による報告会を見ますと、大変成果を上げていると思うところでもあり、時代を担う本町の子どもたちが世界を舞台に活躍できるような人材に育ってほしいという願いを込め、英語教育推進も含めて、今後も相互交流を深めていきたいと考えております。

  次に、学校間交流事業について、お答えいたします。

  本町では、平成10年から永野小学校の児童が練馬区豊渓小学校の児童と毎年交互に相手方を訪問する交流事業を継続しております。

  また、昨年7月に福島県新地町と学校間交流に関する基本合意書を締結し、本町と新地町の児童が互いの町を訪問するなど、山と海の自然に触れながら共同活動を通じて交流を深める事業を実施してまいりました。

  これらの事業は、子どもたちが互いの町の文化や自然に触れながら豊かな心を育むことを目的としておりますので、今後も継続して実施していきたいと考えております。

  次に、第9番目の実施される公演等を町民に知らせる工夫はについて、お答えいたします。

  毎月1日発行の広報ざおうや毎月15日発行の生涯学習だよりにイベント記事を掲載したり、公民館等の公共施設にチラシやポスターの配布掲示を依頼しております。そのほか、町のホームページやマスメディア関係も利用して、本町の事業を広く発信しております。

  次に、第10番目の熱い行政のプロ集団はどうしたらつくれるのかについて、お答えいたします。

  自治体職員の人材育成とは、人材という経営資源を大きくすることであり、職員の増員が難しい中、一人ひとりの力量を高めることで、最少の資源で最大の効果を生み出す勤務能率を実現しなければならないものであり、私自身もたいへん重要であることだと認識をしております。

  人材育成にあたっては、単に研修だけで育った職員はないはずでありまして、先輩の指導や様々な経験や機会によって、自らの力を高めてきたものだと考えております。本町では、これまでも職員に階層別研修や専門研修等様々な研修を受講させ、受講した職員は、研修で得た学びを実際に職場で生かしてきたところでもあります。

  これからの自治体職員は、自らの強みを生かし創造的な挑戦をすることで組織に貢献していくことが求められることから、本町では、研修のみならず、様々な業務経験や機会の中での幾多の苦労、困難を乗り越えることで味わう達成感や意欲の喚起等による体験を重ねさせていただくことで、行政のスペシャリストを育ててまいりたいと考えております。

  なお、人材育成への取り組みと成果が自治体力のバロメーターであるとの考えから、今後も、これまで以上に、能力(知識技能)の向上だけでなく、意欲そして情熱あふれる職員の育成に努めてまいります。

  次に、第11番目の宮財産区をどう利用していくのかについて、お答えいたします。

  宮区財産管理会は、これまでも保有する森林において、伐木齢に到達した立木については間伐材として売払い等を行うことにより、森林の適切な管理と管理会の健全な運営に努めてきたところであります。

  将来的には、本町の統合中学校建設に際して、建築資材として木材の利用が見込まれていることから、管理会においても、委員と協議の上、引き続き現有基金を保持しながら健全な運営に努めていきたいと考えております。

  次に、第12番目の職員数は適正なのかについて、お答えいたします。

  現在、条例で定める本町の職員定数は243名であり、現時点で在職する職員は209名であります。

  類似団体との比較では、主に民生部門の職員数が多い結果となっております。これは、本町が子育て支援関係施設について、直営方式で特にサービスを充実させようとする姿勢の表れであり、例えば、保育所については、毎年保育士の採用試験を実施して、正規職員の保育士の増員を図ってきたところでもあります。また、児童館については、各小学校区ごと計5館の体制を維持し、全てに正規職員を配置しているところでもあります。

  今後についても、職員一人ひとりの能力や資質の向上を図ることで、行政サービスを低下させることなく職員数の増加を抑制しつつ、多方面から適正な職員数を検討、判断し、定員管理を行ってまいりたいと考えているところであります。

  以上、12問に当たって、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) では、1番目の質問を再質問させていただきます。

  中学校建設に当たり、一番最初には何を考えてこの土地を選んだのか。盛り土もしなければならない軟弱地盤をどうするのか。土地代はどうなるのか。買う前、町長がもしうちを建てる場合は何を考えますか。考えるのはやっぱり、お金がかからない、地盤がかたい、そして災害が起こらない、そういうところを普通は選ぶのではないでしょうか。そういうものからいけば、本当に残念な結果みたいでならないわけでございます。ですから、どのぐらいかかるのかと聞いたのがそこにあったわけでございます。建物を建てるには、一番最初は何を考えるのか。誰も軟弱地盤にうちを建てようなんていう人は、これからそういうふうにすれば、延命措置なんていうことも私も言っていますが、延命措置からいったって、そういう軟弱地盤では建物が早く傷む。そういうふうな格好になるのではないですか。そういうものから質問をした予定でございました。あんまり一つ一つかかっているとあれなものですから、一応、町長、お願いします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 第1番目の中学校建設等についてどのくらい投資するのかについてでありましたので、何か私の想定問答とちょっと違った村山議員の今のご質問でありますが、また、これについては、約2年ぐらいのいろいろな団体だとか、これは教育委員会のほうが資料を持って説明できますか、教育総務課長。簡単に、ちょっとスケジュール等、そしてなぜその場所になったのか、答弁をさせます。教育委員会の教育総務課長から。

議長(佐藤長成君) 教育総務課長。

教育総務課長(福地実幸君) 統合中学校の建設予定地については、これまでも議会の全員協議会等で説明してまいりましたが、平成24年の第四次長期総合計画の町民懇談会から学校の統合も必要だという話から、庁舎内での検討委員会、あるいは町民、学校関係者、地域の団体等で組織します再編実施計画策定委員会への諮問、答申を経まして、中学校建設については、町の中心部に第五次長期総合計画期間内の10年間のうちに統合中学校を開校することということで、町の中心部ということで、3地域6カ所を選定しまして検討を重ねてきた結果、ございんホール西側が最適地であると判断したところでございます。その判断に当たりましても、火山の泥流、あるいは文化財、あるいはロケーション、あと3中学校からの距離等を総合的に勘案しまして、現在の場所が最適であるという判断がなされたことにより、総合教育会議あるいは教育委員会定例会において、この地を決定させていただいた経過でございます。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから言うんですよ。今言ったのは、だからなぜやわらかいところを、軟弱地盤、そういうところにみんながいいと言ったのかと、そこを聞きたいんですよ。軟弱地盤のところに学校を建てるのに、おうみんな賛成だと。そういうふうなことを言っているんですよ。そして、土地代が、蔵王町に金があるからそうなるんだろうけれども、約500万円の金を出してつくらなくてはならない、中心部、中心部って言うんですが、役場のそばだけが中心部でないでしょう。そういうことも皆、この検討委員会の中で、盛り土もこのぐらいしてどうだの、そういうものに対してきちっと精査したんですかと言っているんですよ。ただ後で、こんなもの隠して、議会にも何も言っていないでしょう。こうやって、こうやるああやると。調整地はどのぐらいの面積がなるとか、何もないでしょう。議会にもありましたか。伏せておいて、後から情報公開だの監査請求だの受けてから言う後出しみたいなこと、そういうふうにしたいと思っているんですか。余りにおかしいではないですか。この情報を全部公開した状態でどうですかと言うのであればいいけれども、審議した人たちもわからないのではないですか。そういう中の人も、中身はそんなことまで言われてないと言っていますよ。それで決定したなんていうこと自体がおかしくないですか。本当からいくと、だから町長にも言ったけれども、あなたがうちを建てる場合はそういうふうなところを選びますかと言っているんですよ。行政だから、いいや、金幾ら使ったっていいんだよというような状態でないんですかと言っているんですよ。だから、これを聞いているんですよ。もう一回お願いします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今、村山議員が言われたことについては、選定委員会があって、その選定委員会の中でいろいろな項目があるんです。今、村山議員が言われたことも、全部その選定委員会の内容に入って、全部説明しておるわけであります。その中で、皆さんが今の場所を選んだといういきさつがあります。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、その建物が長くもたなくてもいいとか何かということもあったんですかと言っているんですよ。そういうところに、軟弱地盤に建てれば、耐震装置だ免震構造だとなってくるんでしょう、今度は。それでなかったらもたないとか何かとなるでしょう。杭を打っただけでそれで済ませると、それで本当に、延命措置とは後でも言っていますが、長くもちますかと言っているんですよ。私のところでも、一応、小さいながら1級建築設計事務所をやっています。その中でも、お客さんに、ああいう土地は地盤がやわらかいから別なところにしたらいいのではないですかと、N値が最低でも5以上ないとだめですよと、そういうふうに言っているんですよ。そういうところをそうやっていかなければ、おたく、うち建てたって長持ちしませんよと。そういうことをやっているんですが、検討したと言ったって、何も知らない人たちが、こうやったああやったと、こうやりますと言われても、だからほかの町では100人委員会だの何かといろいろな人を選んで、その中で検討会をやっている。あるところでも、だから、学校を新たに建てるといったとき、既に2年間も毎月毎月検討委員会を開いているというようにやって、学校はやっぱり今までやったのに追加するより新しい学校を建てたいと言って、新たに別な学校を建てたところもあるんですよ。そういうところもあるんです。でも、そういうところでも、いろいろなふうに検討を毎月毎月やって、2年間で26回開会して建てたというところもあるんですよ。だから、そういうふうに、私たちのほうは委員会で15人、20人ぐらいでやるのではなくて、ある程度大きくして、そういうところで検討すればいろいろな意見が出るのではないかと私は思うんですが、町長、どうですか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) そういったことも考えられますけれども、ただ、順序というのが、私が言うまでもないわけでありますが、村山議員のほうはずっと詳しいのでありますが、ただうちの建設課長だとか等々、まず土地の選定が決定した段階で、初めてそこからボーリング、それから今度ボーリングの基礎が始まるんだと。ですから、選定に当たって、例えば6つの云々、その6カ所全部ボーリングをあけて、ここは地質がどうだったこうだったということは、それはまたないと思います。ですから、選定が決まった段階でボーリングの調査というのが入ってくるものだというふうに建設課からはお話を聞いておるところであります。次に進みましょう。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) 次に進みたいんですが。だから、後ろにいる馬場議員なんかでも、牛久市に行ってきたときがあるんですよ。あそこは、情報公開で全部、どこの土地を道路をつくったり、建物を行政側でつくった、ボーリングしたと、そのデータを皆開示していますよ。開示していないから、ございんホールを建てても、あの近辺の地質がわからないから、みんな賛成だか何だかわからないと。今、町長が言ったのが、そのあいつなんですよ。情報公開で、町で調査したところを全部公開しています。もう10年も前にそうやっているんですよ。それが、蔵王町に何もないでしょうと。パソコン上に行って、自分で、不動産屋が調査して、ああどこどこはかたい地盤だとか何かと、皆、私たちが行っていたときも来ました。そして、パソコンを自由に使って、使えない人には出してやっています。こういうサービスが、行政サービスが何もないんじゃないですかと言うんですよ。蔵王町で、私が知らないだけでそういうことやっていますか、町長。

議長(佐藤長成君) 村山議員、質問内容は、中学校の情報公開までは触れておりません。中学校の建設の関係での質問の内容に向けていただければ。(「だから地質について聞いているのです」の声あり)今、情報公開にはどうですかというような質問でしたから。村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、言っているのは、地盤だの何か何でもないと言っているから聞いているんですよ。何も、言わなければ、そんなものは聞かないんです。当たり前だと言って、そういう委員会で決めたんだと言っているからですよ。

議長(佐藤長成君) 地質の関係で情報公開。町長ですか。教育長。

教育長(文谷政義君) これから、実際にこの調査が入ってまいりますので、その結果については公開をしていく方向で考えていければいいのかなと考えているところです。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) この話については、ございんホールのほうのお集まりになったときに、建設課長からお話をしたというお話も聞いておりますので、建設課長から答弁させます。

議長(佐藤長成君) 建設課長。

建設課長(佐藤耕造君) 私のほうからご説明させていただきます。

  先ほど村山議員からご質問のあった地質の件なんですけれども、選定するに当たりまして、もちろんございんホールのときボーリングしていますし、あとその周囲で下水道の管を入れる際にもボーリング調査をしておりました。その辺の関係である程度推定いたしまして、その辺の地質は判断しております。

  あと、工事の際、どのようにして盛り土なり、そういう造成工事をするのかという関係なんですけれども、もちろんこれから地質調査はしまして、軟弱地盤等がありましたら土質改良がもちろん必要となってきますし、あと盛り土体の関係なんですけれども、現在、松川の流路工工事を行っておりまして、その期間が令和6年度までとなっております。それで、今回の造成用地の面積なんですけれども4ヘクタールほどありまして、そこを平均で1.5メートル盛り土した場合、6万立米必要になるんですけれども、この件に関しましては、全て松川の県の工事のほうから運搬して現地まで運んでもらうような交渉はしておりまして、それは確定しております。

  以上です。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、これから情報公開という時代なんですから、地質だの何かを公開したらどうですかと言っているんです、いろいろな情報を、一般の人が見られるような情報。情報が自分だけ、行政側だけの情報ではないでしょう、みんなの税金を使っているんだから。だから、そういうふうな方向にしたらどうですかと言っているんですよ。一つばかりしていたのでは終わってしまうからあれなんですが。答えがなってないといったって、まず、進んでいきますが。だから、本当からいくと、これから情報公開請求だの監査請求をされるとする、それの答えを残しているのかという、私は、反対に読めばさ。そういうふうなのかと、裏返せば、そういうことをやる気でいるのかと。いや、やり方を見ると、そうも疑いがあるということでございます。

  あと、ちょっと飛ばす以外にないんですが、一般ごみについてをします。

  一般ごみについて、ごみ担当の人にも聞いたんですが、日曜日が旗日になる、振りかえ休日があるというとき、蔵王町はごみを集めないと。集めていませんよね。集めていない。他町村は集めていますよ、休みの日でも、私も現場を確認したんだけれども。それが蔵王町でやっていないと。なぜなのと。業者が人数が少ないから、1週間ずっと蔵王町全域はするけれども、たまには休むんだと。そういうとき、旗日の日は休ませるというような格好。だから、私も前にも言いましたけれども、やはりこういうものは入札するべきものだと。このごみ問題に対して、そういうふうな格好がないんですよ。この入札をしないのは、仙南で何市町村がありますか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) もう少し、その辺ちょっと詳しく、一般ごみについて今後の収集運搬をどう考えているかだけでは、本当に想定問答しかお答えできないし、親切丁寧にお話しすることができないと冒頭に言ったんですけれども。

  ただ、いずれにしても、今後も、先ほど話したように、委託業者の選定に当たっては、委託者による適正な処理が確保されることと、つまり業務の確実な履行ができることを最優先の基準として選定をしているということであります。また、あと、担当課長から説明をさせていただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 環境政策課長。

環境政策課長(鈴木 賢君) それでは、今の質問なのでございますが、確かに月曜日が旗日、ハッピーマンデーということで、業者のほうで集めないということになっております。それで、他市町村を見てみますと、やはり月曜日も集めている市町村はございます。クリーンセンターのほうも、月曜日が休みの場合でも稼働しているということでございます。

  なぜ、うちのほうで、業者のほうで集めないかということなのでございますが、先ほど村山議員さんが言われたとおり人員の関係もありますし、働き方改革ということもありまして、どうしても従業員を休ませなければならないということでございます。これに対応していくためには、委託料をもう少しお支払いして人員の確保をしてもらうということの方法しかないと考えております。

  今回、先ほど町長もお話ししたんですが、廃棄物処理法の施行令によりまして委託基準というのが決まっております。その中で、業務の遂行にたえうる施設、人員、あとは財政的基盤、これがあること。あともう一つなんですが、委託料が受託業務を遂行するに足りる額であることということでございまして、十分な委託料をこちらで支払わなければならないということが規定されております。

  あとは、入札の関係でございます。この入札の関係なのでございますが、たしか3月の予算委員会のときに齋藤英之議員から一度説明を求められました。その中で、平成26年1月28日に、最高裁の判決なんですが、その中で一般廃棄物処理業の定義づけがされた画期的な裁判があったということでご説明を申し上げております。それを今ちょっと説明したいと思います。

  これは、最高裁の小法廷なのでございますが、判決でございます。これについては、一般競争入札をするかどうかの判決ではございませんが、いわゆる許可処分の取り消しの原告適格があるかどうかの裁判で、その中に一般廃棄物処理業の定義づけがあったということでございます。今読み上げます。一般廃棄物処理業は、市町村の住民の生活に必要不可欠な公共性の高い事業であり、その遂行に支障が生じた場合は市町村の区域の衛生や環境が悪化するということで、大変重要な役割を持っているものであるということが書いてあります。その一般廃棄物処理業ですが、その区域内で発生するごみの量がおおむね想定されますので、その業務量には一定の限界があると、そんな中で云々と書いてありますが、最後なんですが、区域内の一般廃棄物の発生量に応じた需給状況における適正な処理が求められることからすれば、廃棄物処理法において、一般廃棄物処理業は専ら自由競争に委ねられるべき性格の事業ではないと位置づけられているものといえるということでございまして、単に自由競争で決めるものではないという定義づけがされたところであります。

  これについては、競争入札をしてはいけないということではありませんが、自由競争で決めて、単に安いから業務をやっていただくということで確実な業務ができない場合もあるということで、こういう判決が出たと思われます。

  以上でございます。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、最高裁判例はわかりますよ。最高裁判例はわかるんだけれども、ほかの町村では入札をやっていると。蔵王町だけがなぜ入札はそぐわないものかということなんですよ。入札できるものはしたらいいのではないですかと言っているんです、私は。何も、ザオウ清掃からして、今、課長も言ったんですが、業者のほうができないからというような話でしょう、休みの次の日集めるのが大変だと。そういうものなら余計入札をさせるべきだと。確かに、ある業者が白石市をやめたといっても、別の業者が、ああよかった、私がやるというふうにやったんでしょう。あと、柴田町にもありますよね、そうやって1社はやめたけれども別な業者が入ったと、すぐ。だから、そうやって業者は結構いるんですよ。蔵王町にいないというだけでなくて、ほかのところだって、蔵王町以外、白石市だって白石市の業者ではない、柴田町だって柴田町の業者ではないというところが皆入っているんでしょう。全然ない市町村だってあるんでしょう、そういう処理業者がいないといって、ほかから行っているところだってあるんですよ。そういうものの、何も入札にそぐわないなんて言っている問題ではないのではないですか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 担当課長を通して答弁させます。

環境政策課長(鈴木 賢君) それでは、今の質問なんですが、確かにほかの市町村で蔵王町で許可を出している業者というのはおります。それで、実際、例えばその業者がほかの業務でいっぱいに、今の状態では手がいっぱいの状態で蔵王町の業務を請け負ったときのことを考えますと、かなり困難な、蔵王町の衛生が保たれないということが考えられるわけでございます。

  今の状況では、先ほど業者名出ましたけれども、こちらの随意契約でそういう業者にお願いするのが蔵王町の衛生にとって一番よいのではないかという判断で、今やっているところでございます。

  先ほど言ったとおり、先ほどの最高裁の判決なんですが、これは絶対自由競争をさせてはいけないということではございません。自由競争によって、いわゆる環境衛生上問題が生じると困るということでの判決の一般廃棄物処理業の定義づけをしただけでございますので、その辺については誤解のないようにお願いしたいと思います。

  以上です。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) ということは、入札なんかしないということですね。というふうに受け取ってよろしいですね。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今のこの件については、ちょっと私たちのほうも勉強して、そして、今、村山議員は建設業もやっているわけでありますから、そういった立場でいろいろとこの問題を一般質問してこられたと思いますし、そういった面で、ちょっと内部で今後に当たって勉強させていただきたいと思っております、この件について。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) では、時間がないものですから、6番に移りたいと思います。

  不動産登記なんですが、ちょっとずれるかもしれませんが、蔵王町の職員の中に建築士がおりますよね。これにも、簡単に言うと、土地家屋調査士、こういうものを取って登記だのに進めたらどうなんですかと言うの。今まで人材育成したしたと町長は言うけれども、そういうものも建築士だけが蔵王町でして、建築関係が大したことないでしょう。そういうところにも配置していて、何で土地家屋調査士か何かということを取らせて配置できないんですか、これは。時間も短くしてください。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 未登記の部分に当たって、これをもうちょっと進めるに当たって、建設課にいる建築士、こういった方を有効に活用したらどうだということだと思います。(「建築士を活用ではなく、資格を取らせて、測量させたらどうか」の声あり)これができるかどうか、副町長から答弁させます。

議長(佐藤長成君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) 今の件についてお答えさせていただきます。

  村山議員のおっしゃる内容は重々理解できます。ただ、現実的に、測量士等までだったら何とか職員が勉強しながら、仕事をしながらということは可能かというふうには思います。ただ、これにプラスして土地家屋調査士という資格を取るということになりますと、やはり仕事をしながらこの資格にチャレンジして一所懸命勉強してというのは、かなり大変なのかなと。現実的に測量士まではおりますが、調査士を取った職員は現実におらないわけでございますので。言われていることは重々理解しております。ただ、こういった意味で、未登記物件についてはやはり何とか交渉しながら、地権者の皆さんのご理解をいただきながら、すぐすぐというのがなかなか難しい部分もありますけれども、できるものからしっかりと対応していきたいと、このように思っております。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) ということは、測量士なんか適当な人間でも、建築士もという意味ですか。(「違います」の声あり)何も、土地家屋調査士だって、そんなにあれなものではないですよ。測量士なんか大学が終われば、それに従事しさえすれば、申請するとついてくるんですよ、そんな資格。そんな資格って、私のところにもいるからそういう言葉になってしまうんだけれども、そういうふうなんですよ。だから、それに対して、土地家屋調査士の中身を私見たことありませんが、そういうものだって、建築士を取らせているんでしょう、蔵王町だって。そして、建築士がいるんでしょう。ということになれば、そういうものにも取り組ませたらどうだと言っているんです。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) まず一つは、今、建設課の中で、人の採用の問題なんですが、大分、土木の関係の人がいなくて大変なんですね。そしてやっとここ二、三年の中で2人ほど、一般の会社の経験の方が入ってもらったんですけれども。2名が経験者なんですね。そういったことで、一つは、これは県にもお話ししているんですが、この県南地域の中に、前は、柴田農林高等学校でありますが、そこの中に土木科というのがあったんです。ところが、そこの中に土木科が今度なくなっちゃったんですね。それによって、この県南地域の中に土木の学科がなくなったんです。そんなことで、この工業高校の中に土木科を設置してほしいということをお話しをしているわけですが、そういったことで、高校を出たりした子供たちが、そういった方々が、なかなか今、経験者がいないと。そんなことで、今、土木建設課に当たってのそういう経験者が、高校での経験者がいないと。これは宮城県全体でもいえるわけでありますが、そういったことで、一般の会社の方からどうにか2名入ってもらって、今頑張っていろいろと経験も積み重ねてあるので、ぜひ、まだ足りないので、村山議員がこの人はどうだという方がいたら、ぜひひとつ、その経験のある方をご紹介いただければと思っております。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、町長に言っているのは、プロ集団だの何かと町長もこの中で書いているでしょう。だったら、そういうやつがプロなんでしょう。そういう人材を、私は項目が別なところにも書いていますが、そういうものをやっていくのが専門職ではないですかと言うの。町に来て話をすれば、上だ下だって右往左往と、一般の人たちが、何で上に行ったり下に行ったり何回すればいいんだとかと言っている人もいるように、それではだめだから、プロ集団にしないとだめだと言っているのがそこなんですよ。その課に行ったらその課である程度いろいろなものがわかるように。それで誰がいないからだめだ、いや2階だと、こういうものでないでしょうと。それが、そういうものをしているところが、牛久市なんかはそういうふうなことをやらないように、きちっとやるために情報公開から何から皆しているんですよと。筑波大学の指導のもとでやっているんだと、十二、三年前ですか、行ってきたときはそういう話でした。だから、そういうふうなのから言ったら、蔵王町もそういうふうなプロ集団になれるように、建設課なら建設課に行って、誰もいなくたって、ああこれはこうだ、あれだと言われるような課につくってもらいたいと私の要望です。そういうものをどうですかと今聞いているところです。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 全くおっしゃるとおりなんですよね。そういう方が、ただ、どうしても、お給料の問題だとかいろいろな等々の中で、ですから、余り詳しいこと言えないんですけれども、議場の中でありますから。ですから、いろいろな、人を採用するにしても、なかなかやはりお給料の問題、あと、民間と公の場の、私たちのこの公の場だと、長い年数の中で定年になるころには逆転するぐらいのいろいろな等々であるんですが、ただ民間とのやはり若いうちの格差も大分あるんです。ですから、そういった面で、なかなかそういった若い人たちを、そういった経験のある人たちがどうしても民間のほうに行ってしまうと。ですから、そういったことをこれから年齢等問わず、ちょっとその辺を、採用に当たっても、その辺のプロ的な方々に入ってもらえるような、ただそこがちょっと先ほど言ったお給料等の問題もあるわけでありますが、できるだけその辺を前向きに検討していきたいと思っております。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、町長、馬場議員のことばかり言ってはあれなんだけれども、私と馬場議員も行ってきたところも、決算カード上、一般職員、蔵王町は149名だと書いてあると、別なところは1万7,000人オーバーしているところでも101名だと。蔵王町は金があるから人数多いんだものと言って、仕方ないだろうと、人をばかにしたようなことまで言われて、私もいました。決算カードには適当な数字を載せるんですか、あれは。いや、私は副町長に聞きたいんだけれども、そういうもの、どういうのと。あそことの違いというのは、適当に言っているんですか。よくあれだけれども、決算カード上、人数というのは、そういうところでも、私たちのほうでは、人数が片方は101人だと、別なほうが蔵王町が109人だというのであったら、そういうところも人数が多いのなら、そういうところへ振り向ける人はいないのかと。人数をこれから雇うにも金がかかる、金がかかると言ったけれども、そういう最初からのスタートがうまくないのではないですかと、私は聞いているんですよ。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今、ちょっと資料もないですし、今のお話は6番目の寄附不動産の登記手続からどんどんどんどん発展していっているので。(「ただ、職員数も聞いているので、そこを聞いても何の問題もないのではないか」の声あり)ですから、もうちょっと詳細にやってもらえば、ちゃんと親切丁寧に答えることもできるし町の考え方もできるんですが、資料不足のため。

  では、副町長にして答弁させます。

議長(佐藤長成君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) 類似団体比較カードのことですか、それとも決算カードですか。(「決算カードです」の声あり)決算カード。あそこに載る人数は、一般職というのは、基本的には税務の職員とかそういった方は載らない人数でございます。149という数だとすれば、その話でございます。

  ただ、答弁書にあるように、うちのほうでどうしても人数が多いというのは認識しております、類似団体に比べても。これは、先ほど来申し上げているとおり、特に保育所とか児童館、こういった民生部門でどうしても職員数が、施設の数が多いということで多いのかなということでございます。(「決算カードの一般職と言ったはずです」の声あり)決算カードの一般職には、民生部門でそういった部分も入ってくるはずです。税務とかそういうのは入らないんですけれども。(「全部の職員が入っているわけではないのか」の声あり)全職員が入っているわけではございません。(「他市町村が……」の声あり)

議長(佐藤長成君) こちらを通して質問をお願いいたします。(「時間がない」の声あり)

副町長(平間喜久夫君) 済みません、決算カードがちょっと手元にないので、今、類似団体比較カードは見ているんですが。ちょっと手元に今ないので、申しわけございませんが、そういうことでございます。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、職員数が多いんでしょうと言っているんです、私は。あなたも言ったように、確かに別なところに行って、ばかにされたような、あっちの町長に言われたんだけれども、あなたたちのほうは金があるから人数を多くできるけれども、私たちのほうはプロ集団をつくるためにいろいろな努力していて少なくしているんだと。だからということで、私はこの職員数が適正かというのを聞いたんだけれども。余計なところから来たというけれども、これまで聞いているんだから、そっちに転がっていってもいいのかなと私は思っているところなんですよ。だから、この職員数が多いということはどうなのかということなんですよ。だから、プロ集団にして、これから10年先、20年先になると人口が1万人切ると、8,000人だ7,000人だとなってくるときになってからばかりしたってだめだから、今からそういうことをずっとしていかなければならないのではないのかなと。私が質問したのはそこにあるんですよ。だから、これからどうするのかと聞いているんですよ。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今、12番の職員数が適正かについてでありますが、今言ったように、一般職の中に民生の部分が入ってくるという話であります。また、あと、これは事前にあればきちんと答えられるんですよ。民生部門が入るということは、町立の幼稚園、保育所、あと蔵王病院が人数が多いんですね。あとは、児童館だとか図書館、図書館も蔵王町の場合はすばらしい図書館を設置していますので、大きく分けてこの5つの、よその少ない類似団体と見ると、蔵王町の場合は大きく分けてこの町立として職員の採用をしているところであります。そういった面で、よそよりも人数が多いというのは、その辺の関係かなと思っております。そういった面で民生部門という言葉を使わせてもらっているということであります。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) 何だか町長に言われたのが納得いかないんだけれども。そんな病院だの何か一般職に入っていないでしょうと言っているんですよ。副町長、入るんですか、そういうの。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 副町長から答弁させます。村山議員が副町長なんて言うから。

議長(佐藤長成君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) お答えいたします。一般職員149名というのは、今言ったように、公営企業は入っておりません。それから、教育公務員いわゆる幼稚園の先生等は入っておりません。その中で、ですから、ただこれは、先ほど来申し上げておるとおり、保育士等も含まれた数と認識していただきたいと。それで申し上げますと、やはり職員数が予想より多いだろうというご指摘はそのとおりでございます。ただ、先ほど言ったような事情でということでご理解をいただきたいと思っております。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) 幾らごちゃごちゃ言っていたってしようがないのかな。だから、言っているのは、いろいろなものに対して取り組み方が、人数が多いなら多いなりの取り組み方をしてもらえばいいんですよ。取り組み方をしなくて人数が多いというのはいかがなものかということから、私が言っているんですよ。だから、さっきも言ったけれども、前にちょっと戻るけれども、学校問題だってなんだって、やったやったと言うけれども、そんな20回、30回とやっていないでしょうと。片方はそうやってやっている。そして、100人委員会をつくって、100人もの人たちがいろいろなふうにかんかんがくがくしているんですよ。やっぱり人数が多くなれば、それだけいろいろな話が出てくるんですよ。それを20人やそこらでして、わけがわからない状態でしょうと、本当からいったら。だから、そういうものに対して、これからはきちんとしてもらいたいなということで質問して。だって大事業ですよ、町長、違いますか。中学校建てるのに、いやちょっとしたもんだと、蔵王展望するところつくろうみたいな考えですか。ちょっと聞きます。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今、中学校が3校ありますから、それを1つに持っていくということは、それでそれに係る経費というのは莫大なものになると思っておりますし、また、蔵王町としての一大事業であると思っております。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから、そういうものを決める段階でも、そんな20人やそこらの範囲ではなくて、もうちょっと多い範囲で決めたらどうかと言っているんですよ、本当からいくと。私から言えば、あそこは金がかかるんだからもうちょっと別なところにして、あそこはまちづくりの何かにするとかという考えのほうがかえっていいのではないかと思っています、私からすれば。本当にですよ。あのための、やわらかさ、盛り土何だかんだと、そういうものに対して、投資する分、私は無駄ではないかと思って見ているんです、本当に。本当の話を言えば、そうなのかなと思っています。もうちょっと条件のいいところにして、いや木造なんかだったら余計、今度木造の場合だと壁など何かになるんでしょう、おそらく。そういうところの何かの亀裂だ何だといったら、コンクリートのほうがかえって丈夫な、そして免震装置だの何かをつければ、そういうものからいってもかえって丈夫になるだろうと私は思います。だから、地盤がかたいところになら木造でいいんだろうと私は思います。だからその考えや何か知らない人たちが決めるんだから、わけがわからなくなっちゃう。その人たち、専門の人たちが何人いたんですかと、本当からいくと聞きたいですよ。そういう人たちも、本当からいけば、入れて話をするのが当たり前だったろうと思っています。議会も悪いといえば議会も悪いんだろうと。議会としても、やはり地方自治法の第100条に有識者に調査をさせることができるというのがあります。その中で、議会としても、そういう調査をやったというのだったらよかったんだろうと私は思っています。そういう面は議長ですから、議長の権限だけれども、本当からいけば。そういうものがあるんだから、やはり町でそういうふうにやるというんだったら、やはりそういう取り組みも議会もするのが当たり前と私は思ってきています。ですから、そういうものを決める段階で、何でもそうなんだけれども、委員会というのは少人数ではなくて多くして、いろいろなふうに調査をしたほうがいいんじゃないかと私は思っていますよ。町長、どう思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 本当にそれだけすばらしいいろいろなご意見をいただいたわけでありますから、この、まず一つは町民の声、それとあと各層、各団体の委員の皆さんたち、こういうことを例えば県内の中でも、学校選定に当たっていろいろな選考委員会だとか、それに当たって、今お話しされても、やはりそのときの用地の選定のときにいろいろな、またあと議会のほうに随時説明してきたわけでありますから、今のお話をいろいろと拝聴していれば、我々のほうもいろいろな面で検討する材料にもなるのかなと思うわけでありますが、今の時点でということはないんですが、いろいろと各層の、またいろいろな方々のご意見、それとあとさっき言った技術的な面については、その周辺の近くの地層の建設課長が話したようなそういったところからの結果で今の場所にやって、そして地権者の同意を得て、そして買収に入ったということでありますので、ご理解いただきたいと思っております。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) だから町長、やめる勇気というものは、そういうものも大事なんですよ、世の中というのは。何でもかんでもそれだけ進める進めるというのではなくて、やっぱり自分があれをしたのだったら、やっぱりこれはだめだとかとなれば、やめる勇気も必要なの。そういうことってありますよね、町長。何でもそうだけれども、やる勇気も必要かもしれないけれども、やめる勇気も必要なんですよ。だから、建設業だって何でも、仕事が少なくなればやっぱり縮小するとか何かとしていくでしょう。そういうものと同じように、いや縮小しなければやっていけないとなれば縮小するんですよ。行政だから、町長、町は税金で上がってくるのだから、あとは地方交付税が来るのだから何でもないと。だから私もよく言われるんですが、うちのほう2億9,000万円しかもらっていないぞ、村山君のところ何だ随分あるんだななんて。あるんだなではなくて、働かないからもらえるのでしょうと。それを、やはり町を、工場や何かの誘致をいっぱいすることによって、そういうものも達成されるということになってくるでしょうと。だから、職員が、何回も言うけれども、馬場君と行ったところも、係長が1カ月間毎日ある会社に通ったと。そうしたら、その会社がそこに誘致されたと。税収が6億円上がるんだと。そういうところもあるんです。担当課が蔵王町で、ニコンあたり移動していなくなったときどうするんだかわからないけれども、ああいうものに1カ月も通ったことありますか。毎日、日曜日も社長のうちまで行ったと。それまでしているんですよ、ほかのところのやる気のある町では。だから、職員のプロ集団をつくらないとわからないと。本当に、民間企業みたいに働くようにするのはどうなのということなんですよ。そこを聞いていることでございます。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 村山議員のお話はお話として、そういったことも今後勉強させていただくということでご回答させていただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) いや勉強するのはいいけれども、きちっとそういうのやってください。町長もまだ立つんだろう、16年もやっているんだからすごい成果だったと言われるような成果を残していただきたい。そして、認定こども園、今かえって認定こども園をつくろうとしたら待機児童がふえたと。認定こども園ではなく、町のやり方でいくとふえたんだというようなことでありますが、これを中学校建設の前に持ってくるということはできませんか。みんなが困っていること、最初に子供たちが優先しないんですか、蔵王町は。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今の現状も踏まえて、担当課長からお話しさせていただきますが、やっぱりこれは国の施策の中の、やはり10月1日から無償化になった、これが大きな原因であるだろうと思っています。それに当たっていろいろと対応するに当たって、この1年間検討してきた結果が今の形にちょっとさせていただくと。それとあと、先ほど述べたように、こども園も、こども園という形で早期にやっていきたいなと思っています。これに当たっては、国からの100%ではないんですが大きな補助も考えられますから、そういったことを有効に活用しながら、中学校の建設とあわせて平行に考えていきたいと思っています。あとは、子育て支援課長から答弁させます。

議長(佐藤長成君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(宍戸光晴君) お答えいたします。

  令和2年4月から保育所では0歳児から2歳児まで、それから幼稚園では3歳児から5歳児ということで、認定こども園を整備するまでの間、そういったふうに年齢区分で施設を利用していただくように見直しを進めてご説明に当たってきたところでございます。

  そんな中、10月から11月にかけまして、幼稚園、保育所のほうでそれぞれ入所、入園の申し込みを受けたところでございますけれども、この見直しによりまして、保育所のほうでは低年齢児の受け入れの人数がふえたということもございまして、現段階では待機児童は出ない見込みとなっております。ただ、反面、幼稚園のほう、今年の10月から始まりました幼児教育の無償化によりまして、これまで午後の預かり保育利用ということで、今現在、10月、無償化前までは10人程度でございました。その後、無償化が開始になりまして、その時点で利用申し込みされた方が8名いると。さらに、来年度、令和2年4月からの申し込み段階では、今まで18名だったものが、もう130名を超える預かり保育、数字を確認します、154名です。これも無償化制度を有効に活用した形での申し込みということになってきておりますので、保護者の皆様には、今回見直しにかかわっていろいろ不安とかおかけしたところでございますが、この結果を見ますと、やはり認定こども園を整備するまでの間、この見直しを進めてよかったのかなと感じておるところでございます。

  以上です。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) 時間がないもので。認定こども園を早くやる気はないですか。中学校とやっぱり平行ですか。その前に建てるということはどうですか。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君に申し上げます。発言時間超過しておりますので、注意いたします。町長。

町長(村上英人君) 私は時間がないですから、ゆっくり。村山議員のおっしゃられることよくわかりますし、今回の国の無償化によって、多くの若いお父さんお母さんたちがこの無償化を有効に活用してくるようになったんです。そういった面で、今ある蔵王町の幼稚園と保育所をうまく有効しながら、今、進めてきたところであります。それに当たって、こども園に当たって、まず一つは選定の問題。そして、できれば来年度中に土地の取得をしていきたいということであります。できれば令和2年度くらいに場所の選定と土地の取得をして、そして、あと、平行して国のほうともいろいろな予算、補助メニュー等々含めて、ただし、平行してやらせてもらいたいということで考えていきたいと思っております。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君。

10番(村山一夫君) 身にならない質問だったのですが、これで終わりたいと思います。

議長(佐藤長成君) 村山一夫君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。

     午前11時26分 休憩

                                           

     午前11時36分 再開

議長(佐藤長成君) それでは、再開いたします。

  休憩前に引き続き、一般質問を行います。

  次に、9番三沢 茂君の質問を許します。三沢 茂君、登壇願います。

     〔9番 三沢 茂君 登壇〕

9番(三沢 茂君) ただいま議長の許可がありましたので、一般質問をさせていただきます。

  件名2件ありまして、1件は平成25年の12月会議で質問した内容について、これはさらに平成29年3月会議で再質問いたしました。それでも若干宿題が残っていますので、この辺の再質問と、もう1件でございます。

  2件目について申し上げます。豪雨災害対策の再確認ということでございます。

  さきの台風19号による本町の災害は、壊滅的な被害は少なかったものの、随所で浸水、土砂崩れ、町道、林道の洗掘などが発生しました。降雨量がもう少しふえれば、さらなる被害の拡大は十分想定される状態でした。

  近年、地球規模での気候の変動により、台風の発生位置が北上し、ゲリラ豪雨の発生頻度も高まり、豪雨に見舞われるリスクが増大してきております。町民の安全安心を確保するためには、豪雨災害対策の再確認が必要と思われます。それで、次の点について所見を伺います。

  1つ目、今回、越水した河川を含む主要河川のしゅんせつ、拡幅などの早期改良工事の実施。

  2つ目、さきに新しいハザードマップが配布されましたが、今回の豪雨で現実に発生した土砂災害箇所との照合と発生危険箇所の見直しが必要ではないかということです。

  3つ目が、地域住民自身に対する自宅周辺の災害発生の可能性と、いざというとき避難経路の認識の指導強化であります。

  4つ目が、防災指導・危機管理体制の充実。

  ということで、町長のお考えを伺いたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 一般質問最後の三沢議員の質問であります。

  豪雨災害対策の再確認について、お答えいたします。

  はじめに、第1番目の今回越水した河川を含む主要河川の浚渫、拡幅などの早期改良工事の実施について、お答えいたします。

  台風19号豪雨による異常出水により、数多くの河川で天然河岸が浸食を受ける被害が発生したため、現在、河川を管理する県・町では、早期復旧に向け、国の災害査定を受ける準備をしているところであります。また、土砂が堆積し越水した河川のうち、町が管理する河川については、今後、土砂の掘削を順次進めてまいります。また、県が管理する一級河川につきましては、森の川ではすでに掘削工事が発注済みであり、河川拡幅計画検討業務も今年度から行われておりますので、早期に事業化されるよう町としても特段の協力体制を整えてまいります。

  これ以外では、土砂堆積の発生している一級河川につきましても、宮城県大河原土木事務所と連絡を取りながら、浚渫工事が実施されるよう努めてまいります。

  次に、第2番目のさきに新しいハザードマップが配布されたが、現実に発生した土砂災害箇所との照合と発生危険箇所の見直しについて、お答えいたします。

  町の防災ガイドは今年10月に改定し、全戸配布により周知を図ったところであります。内容は、土砂災害警戒区域及び浸水区域等の見直しを反映させたものであります。この土砂災害警戒区域は、国の指針に基づいて都道府県が調査を実施した上で指定されるものであります。

  台風19号災害により、町内でも各地区で小規模な土砂崩れ、崩落等が発生したところでありますが、多くのものは、長期にわたり地中に水分が抜けることなく溜まり続けたことが要因の1つであると考えられます。これらの箇所は、防災ガイドで指定している土砂災害警戒区域のエリアと必ずしも一致はしておりませんでした。

  本町としても、今回の災害を教訓として、指定警戒区域に該当しない場所であっても災害が起こるおそれがあるということを今後しっかり住民に周知しながら、災害発生抑止に努めてまいりたいと思っております。

  次に、第3番目の地域住民自身に対する、自宅周辺の災害発生の可能性と避難経路の認識の指導強化についてをお答えいたします。

  この件につきましては、防災ガイドを参考に、自宅で起こり得る災害の確認と避難先の確認、早めの避難について、今月1日に発行された広報ざおう12月号に掲載し、啓発したところであります。

  また、昨日、松ア良一議員にお答えいたしましたマイ・タイムラインに取り組むことも有効な方法であると思われます。これは、平常時から災害発生までの時系列で発せられる気象・避難情報、各時点で行うべき避難行動や準備・確認、各時点での避難のポイントについて、自分としての対応をシートに書き込んで作成する計画書であります。

  そのほか、自主防災組織のDIG(ディグ)の活用も期待しているところであります。これは、近隣住民で自宅周辺の地図を確認しながら、自ら危険箇所に気付いていくというゲーム形式の活動であります。

  本町では、こういった手法を用いながら住民意識を啓発するとともに、自主防災組織のリーダーとなる防災指導員の育成に努めてまいります。

  次に、第4番目の防災指導・危機管理体制の充実について、お答えいたします。

  東日本大震災では、自助・共助・公助のうち、公助の部分が行き届かなかった反省から、今後大きな災害が発生した際には、自助・共助が最も重要であるとの認識が広がってきております。

  本町でも各地区に自主防災組織の設立が進んでおり、現在では16行政区で組織化されております。

  また、現時点で、町内で73名の方が防災指導員として宮城県から認定を受けており、各行政区において、防災のリーダーとして活躍をされております。

  今後、本町では、防災関係機関のほか、各地区の自主防災組織、防災指導員との連携をより強化することによって、より実効性のある危機管理体制を整備してまいりたいと思っております。

  以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。詳細な答弁いただきまして、ありがとうございます。

  少し確認していきたいと思いますけれども、まず最初に、追跡質問のほうから確認をさせていただきたいと思います。

  この件について3点ほどございますが、まず一番最初に、東電に対して行っていた損害賠償請求についてお伺いをいたします。

  先日、11月会議で、しばらくぶりで賠償金が1414,000円、補正予算に上がってまいりました。そのとき確認しましたら、これが何と平成23年度分の補償だというふうな課長の答えでありました。

  大分、私が平成29年に追跡質問したときには、たしかこれは県でまとまっている平成29年1月31日現在の表でございますけれども、こういった表が今公開されていないんですよね。それでわからないので、この平成29年1月31日現在、蔵王町が請求した金額は8,9664,000円で、この時点で受領している補償金は2,2957,000円で25%程度ということでございました。これらの大部分が塩化カリウム、そういったことと、あとそれから七日原の牧草の再ラップ事業にかかった経費かと思っております。

  それで、この辺の債権管理というほどではないんですが、実際こういうふうに数年もたってぽかっと突然入ってくるような状態なんですが、この辺の請求した金額の管理というか、東電への請求について、この年数の間、町としてはどのように対応されてきたのか、まずお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) まず一つは、震災を、平成23年から令和元年までのこの9年間の毎年請求しているトータル金額でありますが、主にトータル金額で9,5145,000円であります。そのうちの詳細の金額はまた別として、大きく分けて3つです。保管牧草の再ラップ業務委託料、あと食品等の放射能測量機器購入、そして除染に伴う備品や消耗品。大きく分けてこの3点については、令和元年の11月末現在で2,6699,000円が全体の、先ほど言った9,500万円から言った場合には、28%がこの賠償の補償をされているということであります。

  賠償の請求の不払いの内容です。大きく分けて2つでありますが、先ほどお話ありました放射性セシウムの対策費が約5,000万円、あと風評被害対策が4591,000円と、合わせて6,8446,000円ということでありますが、これに当たっては72%が請求に当たってまだ進展がされていないということであります。そのほかに当たっては、担当課長から答弁をさせます。

議長(佐藤長成君) 環境政策課長。

環境政策課長(鈴木 賢君) それでは、お答えいたします。

  この賠償請求なのでございますが、原子力損害の賠償制度というものがございまして、その中では、原子力の事業者に無過失・無限の賠償責任、さらにはその責任を原子力事業者以外には負わせないというようなこういう文言で書いてあるところではございますが、これを深く追っていきますと、民法第709条の不法行為に対する賠償請求と何ら変わらない内容なのでございます。

  その不法行為なのでございますが、通常の事故とかの損害賠償の関係と同じでございまして、通常の損害に対する因果関係の立証だけではこれは賠償できないということでございます。いわゆる相当因果関係がないと賠償はできないですよというのが民法の不法行為の賠償に対する定義でございます。

  今回、役場でも賠償請求している分がございますが、これは平成24年度から毎年、多かれ少なかれ賠償をいただいているところでございます。これについては、一つ一つ、さっき言ったとおり、その損害に対する証憑いわゆる証拠の提出ということで立証していくわけでございますが、金額が多いから立証が大変だとか少ないから楽だということではございませんでして、数万円の損害でございましても、やはり立証に対する労力というのは大変なものでございます。

  今回、今まで18回に及ぶ請求によって、先ほど町長からお話があったとおり2,6699,000円ほどの賠償をいただいているところでございまして、残る損害請求不払い分ですが、これが6,800万円ほどございます。それで、先ほどのとおり、放射性セシウム関係の吸収抑制費用、これが5,000万円ございます。これについては、果たして相当因果関係が認められるかどうかというのが一番問題でございます。他町で初年度いわゆる平成24年度、25年度を認められ、その後の分は認められていないという場合もございます。それについては、除染区域に入っているかどうかが問題でございまして、蔵王町についてはその区域には入っていないということで、この事業については賠償もいわゆる相当因果関係には認められませんよということで、今まで来ているところであります。これについては、以前、多分答弁の中で、ADRのほうを使って和解なりしていけばということでございますが、まずはそれ以外の部分、今言った5,000万円のほかには1,800万円ほどあるのでございますが、まずは風評被害の対策であったりとか機器の厚生費、そういったものについては比較的相当因果関係について立証できる部分がございますので、まずはそちらを優先に取れる分は取れる分ということで、いわゆる民法でいう除斥期間が20年となっておりますので、その中で毎年少しずつでも対応できればと思っています。

  その後、他市町村のADRの申し立てもありますので、そこでセシウム関係の対応ができるようになったときには、やはり蔵王町としても可能性があるということもありますのでそちらで対応するということで考えておるところでございます。

  以上です。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) わかりました。今の説明で一番ポイントになるのが、除染区域に入っているか入っていないかということが一番だというような話でございました。今、課長からもありましたように、平成29年の3月の質問の際は、ADRの調停申し立てもどうなのかと質問をしました。このときの県でまとめたアンケートにも、蔵王町は平成27年度から28年度に申し立てをする予定というふうな意向が載っておりますけれども、そのときの町長の答弁では、手続も相当煩雑らしいし、近隣の市町村の様子を見ながら必要なときはやるというようなお答えでございました。ただ、それがずっとここにきてそのまま来ているということであります。

  ただ、その後、皆さんご存じのように、白石市、丸森町、角田市、これは除染が若干入るのか、ただ角田市はどうかわかりませんけれども、ADRで調停の結果、和解していると。それでつい先日、これは除染区域に入っていない仙台市も、1121日、下水道関係で和解したということになっております。

  まだ大分未払いの分があるわけですけれども、今、課長からは、そういったことで根気よく請求を続けるということでしたけれども、現在もこの放射線絡みの一般財源からの支出は余儀なくされているわけですよね。放射能測定、それからあと農林系放射性廃棄物の焼却というようなことで、これは補助金も入っていますけれども。やはり、最終的にそういつまでも待っていられないんじゃないかなという気もするわけですが、町長自身のお考えをここで確認させていただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今、お話あった件でありますけれども、いろいろな、特に蔵王町でありますが、5,000万円ほどのセシウムが一番未払い状態であると。今、担当課長が説明したように、東電としては、それは除染に当たって区域外というか。そんなことで、一番大きいのはこの5,000万円なので、これをいただけるのが本当は一番なんですね。

  それと、あともう一つは、やはりシイタケ農家が、1軒は大きくやってきた農家があるんですね。これも今、県としてはまだ認可は下りていないと。ただし、施設、ハウスをつくった場合は、その施設の中でやればいいと。ただし、木材は、シイタケの木については県内産ではなくて県外からの仕入れをして、そしてやれるということでありますが、やはりなかなか露地栽培というのでしょうか自然の中でつくったのと、施設内でつくったというのは全く違うので、露地で頑張っていきたいという方もありますので、そういった面でなかなか今折り合わないというか、なかなか前に進んでいない。そういった面で、これは大変苦慮しているところではありますが、やはり県がもうちょっと木の状況だとか、またあと実際的に三沢議員さんもシイタケを個人的に自宅用につくっている、それをいろいろと調べながらやっていらっしゃって、影響は全くないという話をしているわけでありますから、ですからそういった面、もっと蔵王町としても、蔵王町の現状でちょっと調べてもらいながら、そして1日でも早く認可していただけるような、そういった努力をしていきたいと思っております。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。シイタケはこれから聞こうかなと思っていたんですが。

  町長、最初、このADR和解というか調停にはしばらく頼まないで待っているということでよろしいですか。この辺について、もう一回。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 状況を見ながら、ただ蔵王町の問題だけではないので、他市町村との問題もありますから、その辺、一回、町村会だとか市長会だとか含めて、その辺をちょっと私のほうから声をかけながら探ってみたいなと思っております。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。

  周りといっても、もらっているところはもらっているというか調停を申し立てて、残っているのは、川崎町はどうかわかりませんが、その辺はよろしくお願いします。

  それでは、シイタケの絡みですけれども、確かに、今、町長からお話があったとおり、少なくとも私の地域の広葉樹に含まれるセシウム濃度は、シイタケの原木に使っても差し支えない程度まで下がっております。それから、あと、当然そうなれば、まきストーブにも使っていいわけなんですけれども、私、大河原町に行くたび振興事務所に寄ってきて、どうなんだと聞きますと、いやまだホットスポットがあるんですというようなことを言って、依然流通自粛ということでとめられている状態で、広葉樹、森林資源は、本当に冷凍保存されたような状態で、どんどんどんどん木だけが太くなっていって、だんだん利用価値がなくなっていくというようなことをただ見ているだけなんですけれども。定点観測をやってもらっているはずなんですが、この辺について、今、町長からもうお答えがあって、解除できないみたいな話なんですが、改めて詳しい話をお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 詳細等については担当課長からさせますが、私も実はきのう、このシイタケの木に当たっては県内全部心配しているので、きのうもお話があった、私が宮城県の林野等の市町村の世話人になっているので、こんなことで仙台市の森林管理署、またあと東北5県、福島県は関東圏に入るので東北5県でありますが、5県の中の秋田県に秋田営林局があるんですね。そこの中でもお話をしながら、皆さん心配しているので、そしてその局としても、その木でありますが、山形県だとか場合によっては大分県からも、ただ輸送費に当たってはぜひひとつそれぞれ持っていただきたいと、そういった声をかけながら全面的に協力していきたいというのが、林野庁の皆さんの声であります。そういったことで、木に当たってはそういったことで確保できるので、ですからそこを早めに調査をしながら、そして本当にどのぐらいのあれなのか、私たちは食べさせてもらったり、100以内でなっているわけでありますし、早めに解除できるように努力をしていきたいと思っています。またあと、指定、調査等々についての状況については、担当課長から答弁させます。

議長(佐藤長成君) 農林観光課長。

農林観光課長(加藤勝彦君) それでは、お答えさせていただきます。

  原木の定点調査につきましては、平成23年から3年刻みでポイントを絞って調査をしております。平成23年には町内で5カ所、平成26年には7カ所、平成29年は2カ所ということで県の林業振興部で調査をしまして、その結果を見ますと、ただいま議員からもお話がありましたが、全部が基準値オーバーというわけではないんですが、セシウム濃度基準値50に対してそれ以下も大分あるんですが、やはり所によってはそれを超えているところがあるという状況でございます。それで、県が示すキノコ栽培における放射能対策作業マニュアル、こちらによりますと、県の考え方としまして、県で実施している原木林調査結果で一部50ベクレル以下の原木林が確認されていますが、シイタケについては、県内産原木による栽培は現時点では推奨していませんといった表現で、まだ解除という方向には動いていない状況でございます。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。

  確かにそういうふうな現状ではあります。ただ、こういうことで広葉樹をいつまでも切らないということが、2年前に大発生したナラ枯れの原因にもなっていくわけなんですよね。ですから、できるだけ早く広葉樹は切って利用すると。そして、萌芽更新、新しい芽を出して更新していくというのが一番健全な森林の使い方なので。

  県一本ということではなくて、できれば測定して、出てこない場合は使ってもいいとか、そういった少し融通がきくような形を県にやっていただかないと、いつまでも、もう生産者も高齢化して、実際白石市はほとんどシイタケなんかもうつくらないよというふうな、一大産地だったんですけれども、そういうふうなもう世代交代してしまっては、そういうふうになりかねないわけなので、この辺について町長からも強く県に要望していただければと思いますが、いかがでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) おっしゃられることよくわかりまして、今ちょっと後ろとの調整をしていたんですけれども。県のほうがそういう厳しいというか判断をしているわけですから、蔵王町は蔵王町だけの年2回の調査をできないかということでしておったわけでありますが、担当者は頭をちょっとかしげていましたが、これに当たっては内部でちょっとやりながら、少しでもやっぱり年2回くらい、土の状況と木の皮も含めてめくりながら、そしてやっぱり独自の調査をしながら、そしてそういうセシウムの濃度が随分おさまってきているのであれば、県にしっかりと蔵王町の様子を伝えていく。その中でも、今、蔵王町の場合は、1軒の大きくやっているシイタケの方が、今、休業という状況でありますから、本人は露地でまた再開したいという気持ちがありますので、蔵王町として調査を進めていくように内部で調査をさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。

  これは愚痴になりますけれども、うちの町の測定器は、全部細かくしてペースト状近くまで細かくしないとはかれない機械を買ってしまったんですが、白石市は非破壊検査機を買っているので、原木をそのまま通してやれば。だから私、はかるのは白石市で測ってもらっているんですけれども。どうせ補償金で買うならああいうふうに、2,000万円もしたらしいんですけれども、ああいう機械を買えばもっとスムーズにはかれるのになと残念で。これは愚痴でございます。

  あともう1点、お尋ねした中で、いわゆる子供の甲状腺関係の心配があるということで、当時、大河原町あたりはその辺の検査もやってくれたということでありました。この辺について、甲状腺の心配については、町長はどのように認識されているか、伺いたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 甲状腺の関係については、子供甲状腺エコーの検査を、ある仙台の団体の方にしていただいております。平成29年3月が、このときは102名が受診をして所見なし。それとあと平成30年の5歳から19歳までの対象ですが、58名が受診し所見なし。令和元年8月、ことしの8月でありますが、49名が受診。それで、子供3歳から15歳の30名に当たっては所見なし。28歳以上の19名の受診者がおったんですけれども、この方は7名が2次検査に、ただし原発事故との因果関係は不明であるというお話でありました。そういったことで、本当にここの団体の方々には子供たちの甲状腺のエコー検査をしていただきながら、いずみという団体でありますけれども、本当にうれしく思っております。そういった今の現状であります。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。

  この原発事故に関わる件に関しては、そういうふうな所見なしというか、その辺が大部分だということで、安心していいということでよろしいわけですよね。ありがとうございました。

  では、これで追跡質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

  次に、今回の豪雨災害のことについて、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。

  今回、4点ほどあるわけですけれども、今回の豪雨で私も町から預かっている防災計画書、分厚いやつをひもといて、その分ちょこっと抜いてきたんですが。これまでの災害、きのうも先輩議員の宮地区、向山あたりの大変被害が発生したことなどもありましたので、過去の風水害対策編に載っている過去の災害、ただこれは比較的新しいものから入っているんですけれども、大きいものは偶然にも平成元年、ことしは令和元年。平成元年8月に13号台風、これで240ミリ、人的被害1人、半壊3棟、床上浸水13棟。そして、すぐ追いかけてきた台風17号、総雨量212ミリ、床上浸水6棟というような被害があったんですね。平成元年、ことしは令和元年、何か嫌な感じがしてきたんですけれども。

  それで、こういう被害が何回か過去にもあって、さらに現在は冒頭で申し上げましたとおり、100年に1回の大雨がこれからは数年に1回来るよというふうな報道もされるようになりました。そして、きのうも出ましたが、もう日本に近いところで台風が発生して、そのうちメイド・イン・ジャパンの台風も出てくるのかなというふうな気候の変動になったわけです。それで、今回このことを一般質問に取り上げたわけでございます。

  それで、先ほど町長から丁寧な答弁をいただきました。そこでちょっと確認していきたいと思うんですが、越水被害があったところで、多分これは森の川の町管理の分についてはしゅんせつということで、私もこの間現場を見てきまして、聞きましたら、建設業もやられた前の町長さんの時代に、森の川については山田沢からストレートで欠前に抜くというような構想もあったそうなんですよね。ただ高速道路があるので、本当にあそこで半分ぐらい抜けばいいのかなというふうに思いましたけれども、あの断面では、やっぱりあの程度の雨で来れば、やっぱり多分さっき申し上げた平成元年ごろも、お宅は、あそこのカーブの県1級河川になる、始まるところの標柱があるところのお宅ですね。おそらくあの時代もあそこで越水して田んぼを埋めたのかなと想像してきたんですが、こういうふうな箇所と、それから県の計画もあるということなんですが、この辺についてはどういう計画なのか。

  あとそれから、町長も答弁されておりますけれども、私の地元を通っている藪川についても、塩沢、矢附の一部に、東側にまだ堤防が整備されていない場所もあります。それから、あそこも大分土砂が、もうほとんど私の記憶では、しゅんせつをやった、工事を見た記憶がなくて、例えば川底が上がっているようなんですけれども。現実に矢附のところも堤防のない田んぼの用水になっているわけですが、もうひたひたの状態でおさまったというようなことで、この辺について、県のほうの、本当に1級河川なので県に頼るしかないんですけれども、これについて、町長は県のこれからの見通しについてどのように伺っているのか、お伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今の藪川だとか詳細等については建設課長から答弁させますが、まず、ちょっと今、森の川の件であります。

  森の川に当たっては、これもずっと県当局にお話をさせてもらっているところであります。ただし、一つは平家川、平家川が白石川にぶつかる関係、昔のパチンコ屋さんの跡地の、その河川の入れかえもしながら、そういったことを優先にまずやっていかなければいけないということでありました。それとあと、森の川の小学校がありますが、小学校の脇を通っているのが森の川であります。そこから100メートルぐらい行くと、町の白石上山線の県道の橋がありまして、そしてあと4号線のバイパスを横断するということでありますが、これに当たっては、歩道の整備とあわせてやってもらうようになりましたのですが、ただ問題は、あそこの小学校から計画を県で設計をつくっていくということでありますし、ラフの設計をちょっと見させてというかいろいろ話し合いをした中で、まず一つは小学校であります。今の小学校が今の川の倍の幅ぐらいにならないと、下から工事をやっていかなければいけないということです。そして、内方のところの町道があって、それでそれを横断した、そこから今度、今言われた高速道、そこの今、たま、たまってというかなっているんですが、あそこのところを今掘削をさせてもらっていますが、そういったことで下からの工事をやっていく。そういったことで今、県のほうと。ただ、やはり県は、県の一般財源ではないですから、国の補助メニューを活用させていただきながら県がやっていくと。あそこは1級河川なんです。そういったことで、ちょうど今、またあと竹やぶというか、一番上のあそこは1級河川からちょうど離れるのではなかったかなと思うんですけれども(「離れます」の声あり)離れるんだよね、あそこ。内方のちょうど内方線のところなので、あれを越したところですから、前後ぐらいです。ですから、そこについては、建設課長のあれでありますけれども、まずそこのところの高速道路の渡ったところあたりまで、今、県として設計をしながら、そして宮小学校のぎりぎりぐらいまで来てもいいと思います。ということは、道路を余り狭くすることはできないので、どうしても学校側のほうを広く持っていかなくてはいけないという話で今ちょっとなっています。あとそのほか含めて、担当課長から説明をさせます。

議長(佐藤長成君) 建設課長。

建設課長(佐藤耕造君) 私のほうから説明させていただきます。

  今、町長が話をしましたように、森の川につきましては、おととしに1回地元の方をお呼びしまして説明会を開いております。それで、今、県が進めておりますのは、基本設計、概略設計、そちらのほうでして、計画断面は、集水区域が決まっておるものですからもちろん決まっております。ただし、今、町長が言われましたとおり、下流の小学校の付近、あの辺は住宅街がずっと続いているものですから、かなり拡幅するのは難しいということでいろいろやっておりますが、過去には途中から松川に抜いてはどうか、確かにそういう案もございました。ただし、そちらのほうに抜くとなれば、もちろん住宅もありますし、ただ、一番上の、さっきおっしゃられた県管理の上流端のほうから抜くという案もあるんでしょうけれども、高速道路の下を抜くということはほとんど不可能なことで、そういうことで今現在計画を練っておりますが、県の話では、やっぱり小学校の校庭が半分ぐらいなくなってしまうんじゃないかという話もあるんですけれども。そういうのであれば、正規の断面、20メートルとかの断面じゃなくて、ある程度の暫定断面でもういいので改修を進めてほしいとはお話はしております。

  あと、しゅんせつ工事、森の川はもちろん工事発注になっていまして、それのほうはおいおい始まる予定だったんですけれども、この災害の対応のため、今おくれているような段階となっております。

  あと、先ほどお話ありました藪川の堤防の件なんですけれども、過去から一部塩沢のあたりも東側で堤防が未整備のところをいろいろ整備した経緯もあるんですけれども、その後ちょっと進んでいない面もありまして、その辺については、県にまた強くお願いしていきたいと思いますし、あと、河床の上がっている、堆積している箇所につきましても、いろいろ三沢議員から今後教えていただきまして、県に要望していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。

  確かに、今回、県下全域で大変な災害が発生したので県も大変だと思いますけれども、やはり我が町のほうも河川の整備を並行して進めていただけるように、町長からもお願いしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

  それから、2番目のハザードマップについてなんですが、今回、こういうふうに立派なものをつくっていただきました。それで、これは浸水なんかも見ますと、100年に1回の大雨、2日間の総雨量が465.7ミリということを想定したと書かれてあります。今回、私申し上げましたのは、確かにこの土砂災害警戒特別区域、赤で強く表示されているんですが、今回、昨日出た黒沢尻用水、これが詰まった原因の一つが、この赤の斜面じゃなくて、裏側の無印に近いようなところも相当数の土砂が流れ込んだと。それで一気に、地元の人の話だとここで一気にとまってしまっておらいの田んぼさ来てしまったんだというようなお話もございました。

  これは役場庁舎内の人だけじゃなくて、町民全て、今回の災害でハザードマップの重要性というものは再認識したと思うんですけれども、今回、災害調査で職員の方々が町内全域くまなく回られたと思います。私も回りたかったんですが、なかなかそういかなかったんですけれども。やっぱりせっかく回って得たデータを、やはりこの辺に、もうこれをつくり直すのは大変だと思いますけれども、ここの辺も危ないよというようなことを何かの形で地元の人たちにも周知してもらえないかなと思いました。

  あそこの内方あたりも、図面を見ますと、ちょこっと上のほうが危ないよと図示はされていますけれども、実際はこちらの反対側のほうが崩れて、あそこの田んぼが全部埋まってしまって、町道も埋まってしまったというようなこともございます。

  ですから、今回知り得た、そういう収集した現実に起きた情報をこれに反映できるようにして、当然いくとは思うんですが、いったほうがいいかなと私感じたものですから、その辺について、町長のお考えをお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) まず一つは、この土砂災害の警戒区域の指定というやつであります。この指定を国の法律によって都道府県が決めて、そしてそれぞれの市町村とその場所に、そしてそれぞれのハザードマップを町がつくっていくということで今進めてきているんですね。それに当たっては、蔵王町の場合は、急傾斜地というのが1つ。2つ目には、土石流として。あとは地滑りと。この3つがあるわけですが、急傾斜地については、指定は33箇所。そしてあと土石流として93箇所ということで、地滑りとしての指定はゼロということで、今、126指定箇所があるということであります。

  それで、もう一つが、土砂災害区域の指定基準というのもあるんですね。これは、山の傾斜の角度だとか、急傾斜地の上から水平の問題、あとは急傾斜地の下からの高さの2倍以上だとかいろいろな。それとあと土石流に当たっても、それぞれの、土砂が広がりそれで扇の要になるようなところは土石流として考える。地滑りは地滑りで、それぞれの蔵王町にあったところは指定されていくんですが、ただ、今言われた、この指定に入っていないところをやはり地域の方々に町として指定すべきではないかというふうに私は捉えたんですが、町が独自で指定区域を決めていくということは、なかなか難しいんです。ですから、ただ、こういう、今回の台風19号で、民地の山がありますよね、特に東根地区、矢附地区、蔵王町もそういった山がたくさんありますから、今回の向山でも。ですから、そういったところが確かに土砂が上のほうで起きて、それが流れてきて、今回。

  ですから、町がやはりこの河川をしゅんせつしたり、少しやっていくのに、あと建設課長からお話しさせますが、一つは川の深さとあと横幅。ですから、ただ沢があるからそこのところに、土砂が上で起きて、そしてそれがいっぱいになって、そして周辺の田んぼを埋めた、畑を埋めた、そういったそれによって今度、小川だとか川が。ですから、それだけではなくて、この前も私、現場に行ってわかったのは、やっぱり川としてみなしてもらう方法が必要だと思うんです。ですから、そういった川としてみなすのには、川の幅と深さというのがあるんですね。ですから、そういったところをやはり、建設課長にも一緒に行ったとき、ここはやっぱりそういう方法を、1メーターの……説明して。高さと横幅があるんですね。こういったことがあって、町管理の川としてなってくる。そうすると、町が整備をする必要がある。ただし、土地を町が買うということはなかなか厳しいということであります。ですから、そこは地権者の方が無償提供してくれるのであれば、前向きに検討できるだろうと思っています。これに当たって、詳細等は担当課長から説明させます。

議長(佐藤長成君) 建設課長。

建設課長(佐藤耕造君) 私から補足説明をさせていただきます。

  先ほども町長が言っていましたとおり、河川の定義は、河床から河岸高まで1メーター以上が河川といっておりまして、そちらが公共土木の災害復旧の河川災害で復旧できる川でございます。それ以外は沢というか水路というかそういう定義で区分されております。

  あと、三沢議員も河北新報の記事をごらんになっているかと思うんですが、今度こういうことで土砂災害警戒区域以外でもかなり全国的に災害が発生しておりまして、それで国土交通省でも今後その辺のことを見直しも考えていかなければならないということで、今週初めにそういう有識者会議が組織されまして、今後、指定基準の見直しとか何とかと、全国的な基準の見直しが入っております。

  あと、さっきいろいろご紹介になった向山地区でございますが、その沢々が埋まった箇所等につきましては、向山の区長さんのご協力をいただきながら、全てとはいきませんが、大体、ほとんど復旧が済んでおります。

  以上です。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) ありがとうございました。

  小沢の復旧についてはこれから触れようかと思いましたが、町長が先に触れていただきましたので、ありがとうございました。

  本当に、今回、確かに、これを直せということではなくて、やっぱりほかの地区に行っても、こういう地形の場合はこういうふうにも起きましたよということがわかるだけでも違うと思うんですよね。案外、急傾斜地というのは、何で急傾斜でとまっているかというと下が岩盤だからとまっているわけなので、私から経験的に言うと比較的安全。そうではなくて、その脇に堆積した土がめったにない雨が降ったことによって滑るというほうがかえって沢で流れ込む。だから今回も、沢々が案外、小規模ながらも土砂が動いたということで、やっぱり今回こういうことでこういう災害が起きましたよと、ですから皆さんの周りの沢々も注意してくださいということを広く周知していただければ役に立つのかなと思って提案した次第であります。丸森町でも、齋理屋敷の横も比較的あそこは高台で安心だといったところが、深い沢が一気に押してきて、家が一瞬のうちになくなったということも聞いていますので、この辺についてよろしくお願いしたいと思います。

  時間があれなので、皆さん、昼過ぎているということで、次に進みます。

  次、3点目の地域住民自身というふうなことの、自分の危機意識というか、その辺については答弁のとおりでございまして、広報ざおうにも載せていただきました。

  今回の災害で、やっぱり皆さんも意識が変わったと思います。それで、きのう先輩議員からもマイ・タイムラインについてのシートを配るというようなことで、この辺配っていただければ、自分で書き込むことによってまた意識も高まるという効果はあると思いますので、これには期待したいと思います。

  ですから、こういった災害、これは日にちが過ぎると薄らいでしまうので、折に触れ広報等で粘り強く周知していただければと思います。

  今回、自主防災組織、私の地区にもあるわけですけれども、やはりこの防災組織がつくられて、何か半ばイベント風になってしまう嫌いもなきにしもあらずだったんですが、こういったことで防災訓練もやっていたということが、いわゆる緊急避難指示も浸透したのかなと思っております。

  下の件でも関連するんですが、自主防災の防災指導員、私の地区でも講習を受けております。こういったことの講習に行ってもらうのもなかなか大変なんですけれども、この辺と、それからあと自主的な防災組織の活動について、少し支援らしきものがあったらもう少し浸透するのかなと思いますけれども、この辺について、町長、お伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 自主防災組織、これは国交省だとかで、今やっと県あたりまで来て、県の指導のもとで、私たちの地域だと白石市が受講の場所なんですね。そしてこれが、指導員のあれを受けるのに1人1,000円なんです。これに当たっては、町で助成をしているということであります。そういったことで、今73人が受けるようになったと。そういった面で、できるだけこの自主防災組織も、本当に区長会の会長さんがいろいろとやったり、町の担当課長も頑張っていただきながら、今16区になったんですね。ですから、公の施設も、例えば借りている、借りているということはおかしいんだけれども、平沢区みたいなそういった町の公の中にある区なんかでも、やっぱり自主防災組織をつくって、そういった、つくらないと、いろいろなプレミアということはおかしいんですけれども、やっぱりそういったことが、自主防災組織ができることによって、いろいろなことが町のほうでも協力していくことが、たくさんいろいろなプラスになることがあるんですね。ですから、そういったことを強くほかの7行政区に当たって、それにお話をしながら進めていきたいと思っております。とても重要だし、地域のことが一番わかっているのは、やはり行政区の区長さん初め民生委員さん、消防団なんですね。特にこれからの高齢化社会になればなるほど、やはりそういった方々だと思っております。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) そのとおりだと思います。私の地区でも自主防災組織をつくる段階では、何だまたひまだれするのかなんていう話もあったわけですが、やっぱり何年かたってしまうと、それが浸透してしまえば、動きもみんなスムーズになるということでありますので、ほかの地区にも進めてもらえればと思います。

  それからあと最後です。

  私、ここの中で一つ表現が悪かったんですけれども、今回の災害のときに役場にもお邪魔しました。町長から報告があったとおり、今回とんでもない大きな台風だという予報のもとに計画的に防災対策がとられてきて、大変よかったと思っております。

  そこでちょっと気になったのは、主になるのが総務課と建設課、これは当然なのではありますけれども、電話の応対とか何とか見ておりますと、職員もなかなか大変な状態でありました。

  その中で、別のポジションにいる元の建設課の職員の方が、応援というふうな形で来てくれておりました。やっぱり若い職員ですと、町民から電話があっても地名もわからない。あと人名、人脈が、人脈というのも変ですけれどもやっぱりここいら辺が一番なんですが、そういうのも全てわかっている職員が対応するか否かで、まるっきり違ってくるようなんですよね。トラブルにならなくてもいいものがトラブルになっているみたいでして。

  ですから、今回、ちょっと私が思ったのは、今現在、防災専門監1名で頑張ってもらっていますけれども、こういった有事の際に、やっぱり総務課、建設課ということを越えた、いわゆる防災専門監のサブ的なそういった、組織的にこういったことをあらかじめ用意しておくというような体制はできないものかなと思ったんですが、その辺について、町長、いかがでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) いろいろとそういった有事の際の、発生してしまうと、確かにどこを優先していったらいいかだとか、当然、本部会議を開いたり、いろいろなことをやっているんですが、総務課長そして防災専門監をして、総務の、あと本部席をちゃんと設けてやっているわけですが、いろいろなそういった方々の声に耳を傾けなければいけないということは当然ありますから、その辺を今後検討させていただきたいなと。ここで今ちょっと回答を出したのでは、今の組織がちょっとやはり、いろいろと内部できちんといろいろな町民の方々に対応できるようなことをもう一回整理しながら、そして今のお話も含めて検討させていただきます。そのぐらいにしてください。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。

9番(三沢 茂君) 余り立ち入った質問でございまして申しわけありませんが。

  もう時間です。

  消防の専門の人にちょっと伺いますと、やっぱり消防が駆けつけるときはもう終わりですよと。それまでの間に、やっぱり自分自身が自分の身を守る、あと、町が町で守るというふうなシステムをきちっとやっていかないと、いざというときには手遅れになるというふうなことも言われました。

  今回、しつこいくらい防災関係お話ししましたけれども、こういうときでないとなかなか言えないものですから。今まで答弁いただいたことをよろしくお願いしたいと思います。

  以上で私の質問を終わります。

議長(佐藤長成君) 三沢 茂君の一般質問が終わりましたので、以上で一般質問を終わります。

                                           

     日程第4 委員会休会中の継続審査の件

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第4、委員会の休会中の継続審査の件を議題といたします。

  お諮りいたします。

  総務経済常任委員長から申し出のとおり、陳情第8号及び陳情第9号は審査終了まで休会中の継続審査としたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって陳情第8号及び陳情第9号は審査終了までの継続審査とすることに決しました。

                                           

議長(佐藤長成君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

  これをもって、本定例会12月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。

  よって本日をもって休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって本日をもって休会とすることに決しました。

  それでは休会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。

  今期の定例会、12月会議は12月6日再開以来、本日まで6日間と大変短い期間ではありましたが、上程されました全ての議案を審議し、議事を終えることができました。

  議員各位におかれましては、これらの案件に対して終始熱心に審議に当たっていただきました。全議案を滞りなく終了し、予定どおりの日程をもって本日休会の運びとなりました。

  そして、議事運営に対しまして、議員各位また町長初め執行部の関係各位には、会期中ご協力を賜り、お礼を申し上げます。

  今定例会は、条例制定や改正、また令和元年度の一般会計補正予算等で議員各位より多くの質疑がありまして、大変活発な定例議会でありました。通年議会として開催された議会は、ことし1月4日開会以来、今定例会まで11回の議会が開催されました。そのうち議員のみの議会の開催もございました。その会期日数は51日間で、提案された件数は、町長提出案件が105件ありました。議会提出は、審議案件数が18件。合計提案件数が123件でありました。また、本日まで2日間にわたって行われた一般質問には、今回、4年任期の最後の一般質問とあって、いつもより多くの8名の議員が登壇でありました。そして、この1年間、延べ25名の議員が38項目の一般質問でありました。特に今回の一般質問では、台風19号での被害の対応やその対策、多くの避難者が出た中での避難所の課題など、その他さまざまな提案がありました。それらの内容については、今後の執行部におきましては、町政運営に生かしていただくよう望んでいるところであります。

  この1年間、町民の代表として我々議会が取り組んできた議会の報告会や一般会議もありました。そして各常任委員会でのいろいろな活動がありました。そんな活動が町民の期待に果たして応えることができたのだろうかと、1年間の活動を通してその内容をしっかり検証しながら、来年につなげていかなければならないと思っております。

  本日で定例会12月会議は休会となりますが、また年末にかけて意見審査や連合審査が予定されておりますけれども、1227日をもって今年の議会は閉会となります。この1年間、議会運営のご協力に対して、改めて御礼を申し上げさせていただきます。

  最後になりますが、議員各位には寒さも一段と厳しくなりますので、健康には十分留意をされましてご活躍されますことを願って、休会に当たって簡単ではありますけれども、一言ご挨拶にかえさせていただきます。

  次に、町長から挨拶があります。町長。

町長(村上英人君) 12月会議の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。

  本当に、今月の6日からきょうまででありますが、固定資産評価審査委員の選任に当たって同意をいただきまして、また、蔵王町の印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正することについて、令和元年度の一般会計補正予算(第6号)など16議案に対しまして慎重にご審議を賜りまして、全議案とも可決決定いただきまして、本当にありがとうございます。衷心より御礼申し上げる次第であります。

  また、きのう、きょうと2日間にわたりまして、8人の議員の皆様からでありますが、それぞれの身近な内容、そして今の自然災害、台風19号の問題等々、そういった身近な一般質問をいただきました。これに当たっては、本当に十分に精査しながら、そして今後の町政運営に生かしてまいりたいと考えているところであります。

  顧みますと、本年は10月に記録的な大雨をもたらした台風19号、また東日本の広い範囲で甚大な被害が発生したところであります。ご承知のとおり、仙南地方でも河川の氾濫による浸水被害、私も初めてこれだけの大きな災害でありますが、皆さんもそうだと思います。そういった被害が多発した、そして自然災害の脅威をまざまざと見せつけられた年でもありました。改めて、被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げる次第であります。

  本町においても、補正予算でお認めをいただいた町内各地で道路、河川の被害があり、少なからず被害に当たって、できるだけ早急に対応をしてまいりたいと思っています。そしてこのスピード感をもって、そして防災関係機関と一体となって対応してまいりたいと意を新たにしているところであります。

  また、本日でありますが、えぼしスキー場の石子ゲレンデで積雪が45センチ、あと、すみかわも滑れるというお話であります。そういったことで、雪の期待はちょっとないんですけれども、温度だけ下がっていただければ降雪機でどうにか、ゴンドラをおりた石子で十二分に滑走できるなと思っています。そういったことで、年末年始でありますが、観光企画も含めてにぎわっていただければなと思っております。

  来年でありますが、1月6日に最初の議会は私のほうで招集をさせていただくわけでありますが、議員の皆様に、これから厳しい寒さが続きますのでご自愛のほど、そして家族おそろいでこの年末年始を過ごされまして、そして蔵王町民ひとしく幸せな実感を持てるように、関係一丸となって努めてまいりますので、さらなるご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ことし1年間の御礼も含めてご挨拶にかえさせていただきます。

  本当にお世話になりました。ありがとうございます。

議長(佐藤長成君) ここで、念のため申し述べておきます。

  あす1212日から27日までの間は休会となっておりますので、27日に閉会宣言をしなくても、27日を過ぎれば議会は自然閉会となりますので、ご承知おき願います。

  それでは、本日はこれをもって散会をいたします。

  大変お疲れさまでございました。

     午後0時50分 散会