令和元年蔵王町議会定例会9月会議
令和元年9月13日(金曜日)
出席議員(14名)
1番 齋 藤 英 之 君 2番 村 上 一 郎 君
3番 佐 藤 敏 文 君 5番 松 ア 良 一 君
6番 外 門 清 君 7番 大 沼 昌 昭 君
9番 三 沢 茂 君 10番 村 山 一 夫 君
11番 葛 西 清 君 12番 加 川 敦 君
13番 伊 藤 東 君 14番 平 間 武 美 君
15番 馬 場 勝 彦 君 16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
会計管理者 会計課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
総務課長 |
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今 村 敏 男 君 |
防災専門監 |
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砂 金 毅 君 |
まちづくり推進課長 |
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村 上 正 文 君 |
町民税務課長 |
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大 槻 充 夫 君 |
保健福祉課長 |
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平 間 勝 文 君 |
子育て支援課長 |
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宍 戸 光 晴 君 |
環境政策課長 |
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鈴 木 賢 君 |
農林観光課長 |
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加 藤 勝 彦 君 |
建設課長 |
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佐 藤 耕 造 君 |
上下水道課長 |
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伊 藤 雅 浩 君 |
病院事務長 |
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佐 藤 浩 明 君 |
教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
教育総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
生涯学習課長 |
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我 妻 敏 君 |
スポーツ振興課長 |
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森 良 光 君 |
農業委員会事務局長 |
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村 上 伸 浩 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
事務局長補佐 |
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佐 藤 孝 志 君 |
令和元年9月13日(金曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(佐藤長成君) 皆様、改めましておはようございます。
今定例会も16日目、最終日となりました。本日はきのうより引き続いての一般質問、きょうは2名の方、登壇であります。
十分に時間をとっていただいて、一般質問をしていただくようにお願いを申し上げます。
それでは、これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、11番葛西 清君、12番加川 敦君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
本定例会9月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書として、昨日12日に配付のとおりであります。
次に、総務経済常任委員長から、会議規則第73条の規定により、所管事務調査の申し出がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
以上で諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 日程第3、一般質問を行います。
本日は2名の一般質問を行います。
質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書として、昨日12日にお手元に印刷配付のとおりであります。
質問される議員にあらかじめお知らせいたしますが、質問時間は30分以内ですので、5分前になりましたらベルによりお知らせいたします。その後は時間内で質問を終了できるよう時計表示にご注意いただくようお願いいたします。
なお、町長等に対して、論点を明らかにするために、議長の許可を得て議員に対し質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは最初に、13番伊藤 東君の質問を許します。伊藤 東君、登壇願います。
○13番(伊藤 東君) おはようございます。
議長のお許しを得ましたので、一般質問を始めます。
子供たちの水泳学習の充実を、について。
幼児から小学校児童の水泳学習にスポーツ振興課がかかわり、多く取り組みをしている。スポーツ振興課の取り組む、その内容について聞きたい。
蔵王町では、今、中学校の建設に力を注いでいる。新しい中学校ができるまでに、5年から6年かかると思われるが、しかし、中学校の生徒の水泳学習の内容を見ると、円田中学校と遠刈田中学校に大きな課題がある。教育委員会で捉えている現状について聞きたい。
また、新しい中学校ができるまでの過渡期と思われるが、今後の中学校の生徒の水泳学習についてどのように考えているのか、町長と教育長に伺う。
○議長(佐藤長成君) 初めに、町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
きょうはお二人の方の一般質問に丁寧にお答えしたいと思っております。
まず初めに、伊藤 東議員の一般質問にお答えいたします。
「子供たちの水泳学習の充実を、について」お答えいたします。
初めに、幼児から小学校児童の水泳学習に、スポーツ振興課が取り組む内容でありますが、水泳大会や水泳教室など、海洋センターのプールを活用したさまざまな主催事業を開催しているところであります。
その一方で、町内の幼稚園、保育所に加え、円田中学校の授業で海洋センターのプールを利用する際には、備品の貸与や水温・室温の調整など、プールを快適に利用できるよう、施設管理者としての支援も行っております。
加えて、個人利用においては、仙南地域広域行政事務組合の教育委員会が発行する「AZ9パスポート」の提示によって、週末の無料利用ができるようにしております。町内に限らず、仙南地域の小中学生に広く水泳の機会を提供しているものであります。
また、「新しい中学校ができるまでの過渡期において、今後の中学校での水泳学習についてどう考えているのか」でありますが、円田中学校では、老朽化によりプールが使用できなくなり、海洋センターのプールを使用して水泳学習を実施している状況であります。
各中学校における水泳学習は、生徒の体力づくりや水難事故防止の観点からも意義があると考えておりますので、今後とも教育委員会と連携しながら対応していきたいと考えております。
続いて、教育長に答弁をさせます。
○議長(佐藤長成君) 続いて教育長。
〔教育長 文谷政義君 登壇〕
○教育長(文谷政義君) まず、スポーツ振興課の水泳学習への取り組み内容についてお答えいたします。
先ほど、町長が答弁したとおりでありますが、具体的には、水泳を活用したコミュニティ対策として「B&Gプールフェスティバル」(旧「町民水泳大会」)を行うほか、小学生を対象に「かなづちっ子水泳教室」や「着衣泳教室」といった事業を積極的に実施しており、さらには、B&G全国水泳大会の競泳種目への小中学生選手の派遣などにも取り組んでいるところであります。
次に、「水泳学習の内容で、円田中学校と遠刈田中学校にある大きな課題について、教育委員会が捉えている現状」についてお答えいたします。
教育委員会では、円田中学校で自校のプールが使えなくなり、海洋センターに出向いて水泳の授業を行っていること、また、遠刈田中学校で、毎年、落ち葉等の影響により清掃に時間を要し、さらにことしは天候不順により水泳の授業が計画どおり実施できなかったことを課題として捉えております。加えて、そのほかの学校においても、自校のプール利用に関し、設備の老朽化等に伴う課題が山積しているものと捉えております。
一方で、学校現場からは、それらの課題を理由に、海洋センターのプールを利用させてほしいとの要望があることから、教育委員会としては、次年度以降の水泳学習の実施については、現有施設の活用も含めて、どの方法が最良なのかを総合的に判断してまいりたいと考えております。
なお、「今後の中学校における水泳学習について」の考えは、町長と同じであります。加えて、水泳学習は学習指導要領をもとに計画され、それぞれの学校で指導内容の検討や授業づくりの工夫が行われるものと考えております。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 最初に、かなづちっ子水泳教室とか着衣泳教室とか、その2つの取り組みをスポーツ振興課がやっているということ、これは教育長の指示から出たんでしょうか。それとも、スポーツ振興課の一つの取り組みとしてやってこられたのか、ちょっと教育長、お答えいただけますか。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) 「かなづちっ子水泳教室」と「着衣泳教室」でございますけれども、まず、「かなづちっ子水泳教室」につきましては、子供たち、まだ泳げない子供、特に低学年が中心に、幼児等が中心になりますが、その子たちに少しでも泳げるようになってほしいという願いから、スポーツ振興課が取り組んでいる事業でございます。学校教育にプラスして、こちらのスポーツ振興課のほうで力を入れていきたいというふうに考えて進めている事業でございます。
次に、「着衣泳教室」でございますが、これにつきましては、学習指導要領の中で、子供たちの危険を十分回避できるように、そういったことを教育するように、教育課程の中にも入っております。それで、学校でも実施しているわけなんですが、それに専門であるB&Gの職員、水泳の指導者の専門がおりますので、学校に出向いて、学校のプールの中で着衣泳教室の指導のお手伝いをしているというところでございます。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 私、実際に両方の活動を見ていないので、でも、はっきりしているのが、B&Gの水泳の専門家がいるというのを聞きましたけれども、パラオに中学生が行って、パラオで中学生14人が海に入った。その指導をB&Gから派遣された人が行ったと聞いていますが、それでよろしいのでしょうか。そのときの様子をちょっとお話し願えますか。(「質問の通告外だ」の声あり)
○議長(佐藤長成君) 今のは通告外でありますので、方向を変えてください。
○13番(伊藤 東君) 議長、私のしゃべり方は遠回りなんですけれども、いずれかかわってくると思います。いずれつながってきますので、お願いします。
○議長(佐藤長成君) そういうものを今回の通告があったものにどうつなげるのか、それを質問の中に組み入れてください。
○13番(伊藤 東君) B&Gの専門家という人は、小学校の水泳をしてくれる先生たちの知識をはるかに超えているんですよ、専門性が高くて。それは中学校の海に入ったときの様子を聞けば、なるほどと皆さんが思われると思うんです。その人たちの取り組みというのは、小学校からやっているということで、すばらしいものだなと私は思っているんです。そのスポーツ振興課の取り組みというのが今後の蔵王町の水泳学習にとってとても必要なことだと思っているから、今、スポーツ振興課の様子を話してもらいたいなと思って質問したんです。
○議長(佐藤長成君) 具体的に、そういう中でどういう案件を聞きたいということですか。
○13番(伊藤 東君) スポーツ振興課で、バスで円田中学校が行って指導を受けている。宮中学校は自分の学校で水泳学習の指導を受けている。明らかに専門性が高い人に教えてもらったら、中学校レベルの水泳というのはすごく伸びるんです。専門性があるかないかで、1年、2年過ぎると、全然もう泳ぎが変わってくるんです。そういう意味で、スポーツ振興課の指導員をうまく今後使って、小学校まではきっちり指導されて、中学校の指導もスポーツ振興課の人たちにお願いしてやったら伸びるんじゃないかなと思っているから、このような質問をしているんです。
スポーツ振興課のその人たちというのはどのぐらいのレベルなのかというのを話をすれば、円田中学校の校長先生と話してきました。円田中学校の校長先生は、パラオに英語の先生しか連れてこなかったと。海に子供たちが入るんだ、どうしようと悩んだそうです、最初は。ところが、スポーツ振興課の若い人がいたので、とても助かったというんです。丁寧に指導してくれた。そのことからも、私、後で話をしたかったんですけれども、このことから、この2つの「かなづちっ子水泳教室」と「着衣泳教室」の内容というのはわかったんです。見ていないけれどもね。
それで、私はこれから話そうとしているんですが、B&Gに行って中学生が水泳する、そっちのほうにバスで行って指導を受けることになれば、専門家の指導を受けられる。宮中学校はプールが大丈夫なものでやっている。でも、そこにも水泳の時間に派遣したらいいんじゃないのと。そうすることによって、より充実した水泳指導をやってもらえると思ったから、質問は今のような感じにしたんです。いいですか。
○議長(佐藤長成君) それでは、最初に教育長から答弁願います。
○教育長(文谷政義君) それでは、最初に私のほうから、今の水泳指導の現状について簡単にお話しいたします。
小学校の教員が水泳指導についてはきちんと指導計画に基づいて10時間から15時間の指導を行っております。全員が泳げるようになるのが目標です。種目としてはクロールと平泳ぎになります。
中学校については、中学校の体育の専門の教員が、これまた水泳についても専門ですので、今、指導しております。
それで、B&Gの水泳学習においても、中学校の体育の教員が指導しております。ですので、学校と同じ状態で、今、指導は進められておりまして、B&Gのこちらのほうの指導員のほうは、教員の免許がございませんので授業に入ることはできません。それで、授業には直接かかわらないんですが、「かなづちっ子水泳教室」のような泳げない子供の指導、それから、着衣泳というのは服を着たままでプールに仰向けに寝たりして、浮いて生命を維持するという関係ですので、それは指導員もできますので、教員の指導者と一緒に補助として入るという形でしているところでございます。
○議長(佐藤長成君) 続いて、町長。
○町長(村上英人君) 今、教育長が申し上げたことが、この小中学校にプールがある、そういった一つの中での先生の役割をお話しされたわけでありますが、今回のパラオの関係だとか、B&G云々というのでありますが、まず一つは、日本財団がB&Gを約30年前に蔵王町につくってくださったんですね。それが大体全国に約450施設をつくられたんです。その中で、B&Gの中に体育館と、うちの場合はプールもありますから、このプールに当たって指導者というものを置かなければいけないんですね。その指導をするに当たって、日本財団のB&G財団でありますが、この財団のほうで、沖縄の海洋博というのがあったんですね。その跡地を日本財団のほうで持って、そして、B&Gの財団の施設のある方々を、全国から集めまして、そして、この水難事故ゼロキャンペーンというものを日本財団でやっているんです。その中のB&Gでプールの中でも水の事故をなくしましょうということで、そこで約40日間ぐらい沖縄に派遣して、そこで、今現在、2人の職員がいるわけでありますが、ですから、今回はパラオに行って、何か大変なことに遭った場合は困るということで、その2人が子供たちに何かあったときに守っていただきたい、そういったことで2人を教育委員会のほうに話をしながら派遣、2人も参加させていただいたということであります。
ですから、あくまでもこういった水難事故のキャンペーン、またB&Gのプールで泳ぐときの子供たちの指導にも携わっていると。あくまでも学校の授業の一環でないほうでの指導ということでありますので、ご理解いただきたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 水泳に関して、いかにB&Gの沖縄へ派遣された人の専門性が高いかということは町長が話した中にあると思うんです。小学校は担任がいれば、免許のない人が授業をやってもいいというふうになりますよね。つまり、B&Gのそういう力を持っている水泳指導者に指導してもらって、きっちり担任なり、体育の先生もそばにいると授業が成り立ちますよね。そういう形で、より専門性の高い人の知識なりを、こちら、学校側も受け入れられるんです。それによって、先生自身の力も向上すると思うんです。だから、B&Gの専門性の高い人たちに、蔵王町の水泳学習を担ってもらう一つになってほしいなと思うんです。そういう考えはどうですか、教育長。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) お答えさせていただきます。
小学校の教員ですが、実際に水泳の試験もありまして合格している教員、それから、水泳の指導に関してはかなり研究をしております。特に、2学年一緒に水泳は入ることが多いものですから、2人の先生で泳げない子の指導、泳げる子の指導、それに対するきちんとした指導法も確立している中での指導ですので、十分、小学校は対応ができていると考えております。それで、専門の先生がいればなおいいんでしょうけれども、B&Gの職員はほかにも業務をいっぱい持っておりますので、なかなかそこまで加わることは難しいかと思うので、現状の中で指導体制がしっかりできているのでよろしいかと思って考えております。
○議長(佐藤長成君) 町長からありますか。町長。
○町長(村上英人君) 誤解されると困るんですけれども、その40日間近く行く日本財団のほうの施設、B&G財団でありますか、そこで指導を受けて、インストラクターとして帰ってくるわけですけれども、その人たちは競泳選手を育てるためのインストラクターではないんです。あくまでも、さっき言った、海難事故、水難事故、水の事故ゼロキャンペーンをその財団がうたっている。ですから、子供たちがそうやって着衣だとか含めて水の事故をなくすための、それとまた、ですから、競泳選手を育てる意味合いとはまた違うので、例えば今回でも、教育長のほうからも報告ありましたし、あと蔵王町でも水泳で大会でいい成績を出した子供たちもいるんですね。そういう人たちはB&Gに来て、教室に来ているのではなくて、親が子供を、例えば大河原町のスイミング教室に連れていったり、あと仙台市に行ったり、そのように、個々の子供のそれを学校の中でうちの子は云々だなと、そういった中で初めて親がそういったことに取り組んで、そして、専門の指導者から指導を受けてやっていく。例えば蔵王町の近くだと大河原町にあるんですが、そういったスイミングの教室に通って、そこで競泳を目指す。ですから、東議員が言われることは、ポイントがちょっとどこに置かれているのか、水難事故を防ぐためなのか、それとも何となくお話を聞いていると、競泳選手を育てるための指導者に聞こえるような感じがしましたので、その区分けがありますよということをお話をさせていただいたところであります。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 水泳特待生というんですか、そういう選手を育てるという思いはありません。ただ、かなづちっ子でも指導がうまいとすぐ泳げるようになります。学校の担任はきちんと水泳指導が行えるように研究している、小学校ではそうだと言いますけれども、私はそう思いません。
1つの学校できちんと水泳指導ができる人は、私の経験では1校に2人か3人。40人から50人近くいる中で、みんな水泳をきっちり教えられるかといったらそうでないと私は思っています。だから、先生たちに、水泳はよくわかる人に聞いたほうがいいよ、かなづちだったのが泳げるようになるというのは、いい先生が教えるとできちゃうというのが多いんですよ。だから、そういうところにB&Gで学んできた人たち、競泳選手を育てるのではなくて、安心して安全な水泳指導をとことん仕込まれたと思うんですよ。水難事故を防ぐ、ゼロにするというのであれば。そういう得意な人が蔵王町にはいるんですよ。そういう人たちを活用して、どんどん蔵王町の水泳に関して、小学校まではまあいいとして、小学校からが問題なんですけれども、私はそんなふうに思うんですけれども、いかがですか。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) 私も小学校の教員として30年ほど勤めました。学校も随分回りました。その中で、私も水泳の指導が大好きでした。そして、同僚は皆好きです。そして、みんなで一緒に分担をしながら指導していきます。指導力は高いというふうに考えています。
学校内で水泳の指導ができない教諭はおりません。全員、水泳の指導はできます。そして、目標は、どの子も皆、10メートルでも20メートルでも泳げるようにすることです。そのときの喜びを子供たちに味わわせたい、そう考えて指導してまいりました。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 小学校の教諭は、水泳が嫌いだとか言ってはいけない。でも、中にはいっぱいいますよ。蔵王町はそういう優秀な先生がいっぱいいてよかったです。
次に、中学校の水泳に移ります。
小学校、幼稚園、保育園の水泳学習は、B&Gの人たちがやってくれるというふうに私は理解して、では中学校はどうなのかというと、今、円田中学校でB&Gに行って水泳教室をやっている。答弁書に具体的に出るかなと思ったんですが、なかったので言いますが、円田中学校はことしの場合、9月からやっていないとして、これまで実施したのでいうと、3年生3時間、2年生も3時間、1年生も3時間。バスを使って、B&Gに行って水泳を受けている。それはそれでいいんですけれども、遠刈田中学校はどうかといいますと、3年生が1時間、2年生が1時間、1年生はゼロ。これとは別に、プールの掃除に3年生2時間、2年生2時間、1年生2時間。プールの掃除だけで6時間もかかって、やっと水が入れられるようになったというんです。原因は、答弁書にありますように、周りの木の葉とか落ちて、とてもじゃないけれども落ち葉片づけ、それで6時間もかかっている。全校挙げてかかっている。これでは学校教育ができないんですよ。それは、先生方にやってなんて言ったって、先生方もできないんですよ。これでいいんでしょうか。教育長、どうですか。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) 中学校、今、議員お話しいただいたとおり、実施している時間、今年度については円田中学校が1から3年生まで3時間。実際は、円田中学校を出発してからの時間も入れて4時間、午前中を費やしているという状況です。
あと、確かに議員おっしゃるとおり、今年度、遠刈田中学校、大変木の葉が多くて、6時間の清掃を要して、実際の指導時数については1時間、1時間ということになっておりました。この1時間、1時間になった理由は、今年度前半は暑かったんですが、7月、プールに入る後半からぐっと気温が下がってしまって、入れる日がほとんどとれなくなってしまったというのもあるようです。ですので、遠刈田中学校のプールのあり方については、今後考えていかなくてはならないと考えているところです。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 清掃だけで6時間もかけて、泳げたのは3年生、2年生が1時間だけ。そういうことってあり得ないことですよ。私はそう思う。だから、来年からB&Gでの指導をお願いしたいなという希望を持っておられました。それはそれで、B&Gで指導を受ければ、ばっちりいいと思います、私は。
でも、遠刈田中学校のプールは7コースもあるんです。7コースもあるプールを初めて見ました。きっと何かわけがあると思うんですけれども、教育長、知っていますか。7コースあるプール。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) 議員おっしゃるとおり、遠刈田中学校のプールは7コースございます。ただ、そのいわれについてはちょっと調べておりませんでした。
遠刈田中学校についてはB&Gを利用してと。ただ、そのときに、B&Gの専門職員を指導者として扱うということではないというふうに思います。それで、専門の体育の先生がいて指導すると。円田中学校と同じような形にはなるかと思っております。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 私、横浜で小学校の先生をやっていたときに、ある学校のプールは6コースもあるんですよ。基準では5コースなんですよ。何で6コースもあるんだと聞きましたら、いや、地域の方の寄附で1コースふえたんだよと言われました。
遠刈田中学校も、そういう地域からの寄附だったら、そのプールを使わなければ我々がせっかく子供たちのために大きなプールにしたのに何でそこで泳がないでB&Gに行くんだというふうな文句が出るのではないかと思っています。町長、そうなったときどうしますか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) いきさつが教育長もわからないので、なおさら私のほうではそういった……。ただ、なぜ7コースになったかという歴史は今後調べさせてはいただきますけれども、私もそのいきさつについては知りません。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) では、枯れ葉が入らないようなプールにするにはどうしたらいいかなと、私は私なりに考えて、近所の人に聞きまして、大体2つぐらいの意見が出たんですよ。落ち葉が入らないようにふたをしたらどうか。でも、防火用水だから無理ではないかと。防火用水のためのホースを水につける部分だけをぱっぱっととれるような形のふたをしたらという、そういうふたをしたらいいという意見が1つ。もう一つが、周りの木を切ったらどうだという意見がありました。そういうふうに、落ち葉が入らないようにすることで、うんざりするほど掃除をさせられた子供たちが、掃除という奉仕活動ではなくてきちんと授業できると思うんです。この2つの考えを含めて、教育長、お願いします。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) お答えさせていただきます。
議員おっしゃるとおり、木の撤去が一つの最善策ということでございます。それで、近隣の民家が新築をいたしました。それに合わせて、今回、周りの木をずっと伐採いたしました。ですので、今後またその様子を見ていきたいと考えているところでございます。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 今の状態が伐採した後の様子なんですか。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) 夏休みになってから伐採しているんですが。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) なら、足らない。まだいっぱいあるでしょう。プールはお日様がよく入る場所がいいんですね。そういう意味で考えたら、もっと切らなきゃいけないと思う。
次に移りたいと思います。
B&Gに行くバス、学校に回数制限があると聞きました。回数、何回かという。8回だということですけれども、中学校のカリキュラムで水泳の時間が8時間なんです。全校生徒を一度に運んでやれば、カリキュラムをこなす8時間ぴったしですね。そうすると、バスはもうほかのことで使えない。これはどういうふうに解決しますか。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) お答えさせていただきます。
小学校について、そして中学校について、大体学校の目安として8時間としているところでございます。小学校については校外学習とかが多いので、ほとんど8時間、満杯使っているところです。
ただ、中学校については、使うのが1年生の校外学習に行く程度で、ございんバスについては余裕がございます。そのときに、円田中学校ですと1学年30人ちょっと、40人ぐらいですので、大体定員で間に合いますので、1学年1台1回というような形で考えていて、今、3回を使わせていただいている。ただ、もう少しふやすことも可能というふうに考えております。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) この人たちがB&Gで水泳をするなら、水泳教室の回数は別なものだという形で、円田中学校や遠刈田中学校で使うなら水泳学習は別と考えるよといって、できるだけカリキュラムをこなせるようにしたらいかがかなと思うんですけれども、教育長、お願いします。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) バスの管理については総務課のほうで担当していただいていますので、今後、総務課との相談というふうになるかと思うんですが、実は、教育委員会のほうでそのほかにも10回活用できるところがありますので、それも活用していきたいというふうに考えております。
なお、今後の水泳学習については、3中学校の体育主任、それから担当校長等も含めて協議をしていきたいと考えているところでございます。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) バスの問題は解決しました。
もう一つ、過渡期であるといえども、プールというと学校のプールはないんですね、夏休みは使えない。そうすると、蔵王町ではB&Gに泳ぎに行けば泳げる。ところが、過渡期の中で、どうもB&Gの料金50円が邪魔っけだなと思うんです。B&Gでプール、水泳、決算の資料、主要成果報告書によると31万1,850円なんです。それは、パスポートというものがあって、やはり、休日とか子供たちが多く来ると聞いています。その31万1,850円、昨年の決算に出ていましたけれども、それを過渡期だと言いながら、過渡期という名前で、なしにしてもいいのではないかと思うんですけれども、町長、いかがでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 東議員の言っていることは理解できないんです、本当に。B&Gは過渡期でも何でもないんですね。しっかりと町民の皆さんにたくさん利用していただいておりますし、何に対して過渡期なのか、理解ができないなと思っています。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 過渡期というのは、中学校ができるまでの間の過渡期を言っていたんですけれども、そういう意味で、あと6年間、中学校の水泳指導が宮中学校のように、あそこは3年生が5時間、2年生が4時間、1年生が4時間の水泳が行われています。でも、円田中学校では学校での水泳はなし、B&Gでの3時間、3時間、3時間、各学年。遠刈田中学校では3年生が1時間、2年生が1時間だけだった。中学校ができるまでの過渡期6年か7年かわかりませんけれども、その間、蔵王町の子供たちから50円、B&Gは取っている。祝日はパスポートによってただになりますけれども、それでどれぐらいの子供たちが泳ぎにきているのかなと、主要成果報告書でプールの使用料が全部で平成30年度は31万1,850円、子供たちから集めたんです。そういう中学校ができるまでの過渡期の間、B&Gを子供たちに開放したらどうですかと聞いているんです。
○議長(佐藤長成君) 東議員に申し上げますが、確認します。中学校間の水泳授業の格差についてということでありますけれども、それを聞いているのか、あるいは質問にある水泳学習の充実についてどういう関連があるのか、その辺を明確に質問をしていただきたいと思います。
伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 新しい中学校ができるまでは、学校教育で水泳指導がままならない状態になりそうな気配がするんですよ。その間、子供たちが自由に泳げる場所、50円取っている。だから、そっちのほうをゼロにして、自由に自分たちで泳いで練習しなさいよという意味で、B&Gのプール50円というのをなしにして、ゼロ円にしてやってはどうかと思うんです。
○議長(佐藤長成君) 今の質問内容も、総体的に今の質問事項については通告外になります。質問の通告は、あくまでも水泳学習の充実についてということでありますから、それに基づいて内容を町長なり教育長に質問されるように。
○13番(伊藤 東君) 充実というのは、子供たちに水泳学習がない中で、やはり、泳ぎたいなという子供もいるんです、いる。じゃあ仲間と一緒に泳ぎにいこうか、B&Gに行って泳ぐ。夏休みの休日はパスポートを使えばゼロ円ですけれども、でも平日は50円取られる。その50円というのが子供たちの水泳学習の充実にとって要らない。だから、そこのところを町長はどう考えているか、充実のために50円をあきらめるか、年間31万1,850円。それを聞いているんです。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) もう少し、これは一般質問でありますから、学校の水泳のプールを活用しての充実といっても余りにも幅があり過ぎると思うんです。今の話だと、料金の見直しだとか料金の改定になってしまうと思うんです。ですから、先ほど議長から通告されたように、私が答えるべきではないと思います、今の話については。ですから、通告の段階で、詳細に充実の一つとして何々、一つ何々、一つ何々という形で今後出していただければ、丁寧にご説明をしていきたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 私の認識と町長の充実という言葉の認識に違いがあるのかなと思いました。
やはり、学校で水泳がなかなかできない状態にある。そういう状態に子供たちを追い込んでいく、新しい中学校ができるまで。そんなときに、おらが町がB&Gのプールは無料になったという思いが子供たちからわいてきたならば、これは一つ成功かなと思っていたんですよ。
皆さん、この年齢、中学校の13歳から、あと中学校ができるまで7年ぐらいかかると聞きましたけれども、1年生の子供が二十歳になるまで新しい中学校はできませんね。その年代の子供たちが大人になっても余り泳げないという、すぽっと抜けた子供たちをつくってしまうんですよ。年齢によって泳げない子供たちが多い年齢になるんだと。それは、本当にここにいる皆さん全員の責任でもあるかなと思うんです。だから、どういうふうに水泳について充実していくかということを皆さんで考えていきたいと思います。
以上、時間になりましたので終わりにします。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。
午前10時56分 休憩
午前11時06分 再開
○議長(佐藤長成君) それでは、再開いたします。
休憩前に引き続き、一般質問を行います。
次に、9番三沢 茂君の質問を許します。三沢 茂君、登壇願います。
○9番(三沢 茂君) それでは、議長のお許しを得ましたので、質問をさせていただきます。
件名は1件であります。
会計年度任用職員制度導入への体制についてお伺いいたします。
地方公務員法と地方自治法の改正によりまして、令和2年4月から会計年度任用職員制度が導入されますが、導入に向けた体制について次の点をお伺いいたします。
1、本町の臨時・非常勤職員等の配置状況であります。
2、新制度では、給料・手当・休暇制度など、常勤職員との待遇の均衡を図ることとされておりまして、人件費、行政コストの増大は避けられない状況になります。財源の手当てなど、具体的な検討をされている内容についてお伺いいたします。
3、町民へのサービス低下を招かないためには、現配置体制のまま新年度からの会計年度任用職員制度への移行が必要と思われますが、その方向性について町長のお考えをお伺いいたします。
以上であります。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) それでは、三沢 茂議員の一般質問にお答えをいたします。
「会計年度任用職員制度導入への体制について」お答えいたします。
会計年度任用職員制度とは、令和2年4月1日施行の「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律」によって創設される新制度であり、現行の「一般職の非常勤職員」を「会計年度任用職員」として明確に定めるものであります。
国は、この制度を導入することにより、臨時・非常勤職員の任用を厳格化するとともに、期末手当の支給等によって、いわゆる非正規職員の待遇改善を目指すものであります。
まず、第1番目の「本町の臨時・非常勤職員等の配置状況」についてお答えいたします。
本町では、事務補助、臨時保健師、臨時保育士など、多くの職種にわたる臨時・非常勤職員がおり、本年9月1日現在で147名となっております。
正規職員の出産や育児休業に伴う欠員、新規事業による業務量の増加等によって一時的なマンパワー不足が生じた際には、職員定数や財政上の制約もあることから、臨時・非常勤職員によって補っており、その配置は、近年、行政需要の多様化が顕著である、子育て・教育関係部署に重点を置いているものであります。
次に、第2番目の「財源の手当てなど、具体的な検討内容」についてお答えいたします。
新聞等によりご承知のとおり、新制度が導入されれば、会計年度任用職員への期末手当支給等に伴い、人件費増加が見込まれますが、いまだ国からの具体的な財政支援策は示されていない状況であります。よって、今後も引き続き国の動向を注視しながら、財源確保に努めてまいりたいと考えております。
次に、第3番目の「会計年度任用職員制度への移行に伴う配置体制の方向性」についてお答えいたします。
三沢議員ご指摘のとおり、新制度への移行に伴い、サービスを低下させないことは重要な課題であると考えております。よって、本町における会計年度任用職員の配置に当たっては、各課での必要人数をよく把握して、適正な配置に努めてまいります。
また、その一方で、人件費がふえ過ぎることのないよう、勤務条件の設定については今後十分に検討し、新制度へ円滑に移行できるように準備を進めてまいりたいと考えております。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) 想定どおり、簡潔なご答弁ありがとうございました。
この件につきましては、以前の全員協議会でこのようになるというご説明がありました。大変な制度改正だなというふうに考えて心配しておりました。
来年4月からの移行ということでございますので、もしかしたらこの9月会議に条例改正案が出てくるのかというふうに思っていたところでありますが、なかったものですから、ちょっとその現況、準備体制について質問させていただいたわけでございます。
恐らく、次に12月会議には条例案が提出されるものと思いますので、二、三点について簡単に、準備中の検討段階であると思いますけれども、概略について少しお尋ねしたいと思います。
先ほど、147人の臨時職員というようなことでお答えをいただきました。特に、保育関係、それから福祉関係と学校関係が多いようでありますけれども、ざっと全体職員数から見ると、4割ほどの人たちが行政サービスのために重要な役目を担っているというふなことを改めて知った次第であります。
これを仮にこのまま新体制に移行した場合、先ほど見ますと、フルタイムですと、もう退職金までというふうな形になるわけですが、どのぐらいの金額が増加するというふうに検討されているかお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 今、総務課長を中心に検討させておりますので、総務課長のほうから答弁させたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 総務課長。
○総務課長(今村敏男君) それでは、お答えいたします。
あくまでもパートタイムの採用をベースとした費用見込み額でございますけれども4,000万円増と考えております。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) ありがとうございました。
確かにそのくらい行くのかなというふうに私も想像していたんですけれども、大変な金額が増加すると。さらに、今後、総務省のマニュアルをちょっと見たわけですけれども、任用に当たっては、毎年、試験を行うということで、それが空白期間、今は社会保障関係の絡みとかいろいろなことで中断期間を設け、空白期間を設けていると。それがもうだめですよと。空白のないようにということで行くわけで、そうしますと、次の年も働きたいという人に対しては、毎年、選考試験を行って、それで、何かこれを見ますと、1年たてば4号上がるというふうな仕組みになっているようであります。ただ、上限は決められていますけれども、そうすると、毎年、負担もふえていくということになるのかなと思っております。
ちなみに、例えば保育所関係が一番多いようですけれども、今働いている方で繰り返し繰り返し働いている方もいるかと思いますが、現状について、どのぐらいの人が何年ぐらい長く続けているのか、その辺、お伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 今、担当部局もちょっとそこまで把握していないみたいでありますので、追って、あすにでもご連絡したいと思います。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) ありがとうございます。
今お伺いしたのは、臨時雇用とはいいながらも立派な資格を持っていらっしゃる方々なんですよね。そういった方々が、この改正で幾らかでも待遇が改善されるというようなことは、働いている方の定着率も高まるかなと、そういう意味ではいいことでありますけれども、一方で、今、単純に初年度で4,000万円ということで、本当に財源が心配なところであります。
国のほうで、勝手と言うと大変申しわけないのですが、ICTの活用や民間委託の推進などで漫然としたということはないと思うのですが、漫然とした職員配置にならないよう、事務効率を高めるというようなことも書いてありまして、適正な配置を求められているようであります。
その中で、先ほど、どういうふうに今後配置するのかということのお答えもいただきましたけれども、やはり、今、余剰的なものはないと思うので、町長、今の体制ぐらいは続けていかないとまずいのかなと思うんですけれども、町長はどのようにお考えですか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 全くおっしゃられるとおりなんですね。一つは、配置の体制であります。配置の体制について、正規職員と会計年度任用の職員、またさらに再任用の職員の配置のバランスを考えていかなければいけないということが一つであります。
もう一つは、基本的に、現配置体制から新制度に移行した場合に、必要な職場、時間数等を検討した上で、適正に職員の配置をしていくということもありますでしょうし、3つ目には、今お話のあったように、ICTだとか民間委託の推進、これをどのような形で今の蔵王町にICTが、簡単にいうとロボットだとか、そういったものをいかに取り入れていけるのかどうかということ。大変難しいことがたくさんあるなというふうに思っています。
それと、国の総務省が窓口で、そして、全国津々浦々の自治体にこのように来年4月1日から移行されるわけでありますが、一番は財源なんですね。ですから、この財源がいまだに決まっていないと。ですから、今回の9月議会にも、全国の市町村で上げてきたとしても数少ないのではないかなというふうに思っています。そういった面で、今、全国の町村会でも、役員の皆さんが総務省のほうとけんけんごうごうお話をしている。総務省のほうも、やっと今新しい大臣が整ったところでもありますし、そういった要望活動をこれから、特にこの12月あたりでないと間に合わないですから、ですから、この二、三カ月が大きな勝負になってくるだろうと思っております。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) ありがとうございました。
ICTの活用、それからアウトソーシング、民間委託の推進というふうに言われますけれども、この間、統合中学校の建設計画に当たっても、これも外注、委託ということで、測量経費が2,300万円、それから基本計画で1,000万円以上というふうな、簡単に外部に出せと言いますけれども、その金が大変なんですよね。ですから、今、町長から答弁あったとおり、財源について、やはりきちんと補塡してくれるような形の制度改正でないと、大変困ると思っております。
総務省のマニュアルを見ると、財源の手当て等も検討するみたいなことが書いてあった、文字もあったんですけれども、具体的なものはまだ出てこないということで、町長、仮にフルタイムになると定数の中に入ってくるわけですよね。そうしますと、地方交付税のいわゆる基準財政需要額、この辺には入らないんですか。それに入って、地方交付税が幾らかでもふえてくるというようなことはないんでしょうか。お願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 普通交付税の中の基準財政需要額という項目があるんですね。その中に入れてくれるかどうかというのはまだはっきりしていないんですよ。ですから、その辺が、さっき言った、これは全国の市長会もそうでありますし、あとは町村会もそうであります。ですから、そこがそうでないと、私たちの町でさえこのぐらいですから、市だったらとんでもない。何十億円かかるところもあるんですね。ですから、本当に大きな、市町村にとっては大きな問題だというふうに思っています。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) ありがとうございました。
本当に今の町長の答弁のとおりで、私もそのことが大変心配なんですけれども、頼るところはやはり国ということで、この辺については、先日の一般質問でも、町長はここにいるだけじゃなくて、東京のほうに行って中央との結びつきを強くするのが町長の大きな仕事だというふうにお答えになっております。
それで、この間まで全国町村会の副会長、それから、今度は地元の西村先生が官房副長官ということで、大変政府に近い立場に入られました。この辺の人脈を、ただ蔵王町だけでないですからね。やはり、日本全体の地方自治体が困ることになるので、その辺について強く声を上げていただければと思います。
この辺については、詳細については12月の条例の改正案ということでいろいろと質疑をさせていただきたいと思いますので、余りここでお伺いしても、お互いに慰め合うことにしかならないので、その辺について、町長、どうぞ。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) その中で、課題点も幾つもあるんです。それは何かというと、会計年度の任用の職員等々の中で区長会の皆さんも検討していかなければならないですね。それと、あと交通指導隊だとか防犯実働隊。そのほかに、さっき言った非常勤等の。あとは委託の有償ボランティア、そういったことも。ですから、今見えるものだけでなくて、常に蔵王町としていろいろとやっていただいている各身近な、今お話しした交通指導隊だとか、区長さん初めそういった方々、そういうことを、消防団については、一つの消防組織法という法律があるんですね。そのほかのあれがないんです。ですから、そこについてはしっかりと、ただ、これは蔵王町だけの問題ではないんですね。ですから、全国の様子といいますか、その辺も、少なくとも県下は統一した考え方を持っていかなければというふうに思って、今、県内の町村会のほうも動きをいろいろと、お互いに模索をしながらやっている段階であります。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) ありがとうございました。
これからその件についてお伺いしようかなと思っていたところですが、ちょっと私の通告書に「嘱託」という文字がなかったものですから、さっきから「通告外」というご指摘が大分あったので、ちょっと遠慮して、最後にそれをお伺いしようかなと思いました。
いわゆる非常勤・嘱託職員、今町長からありましたとおり、いろいろな各種委員会の委員、それから消防、あと選挙立会人とか、いろいろな方々も今度はこの制度によりまして、特別職の欄に行くと、それで出てきていない文字が「区長」「交通指導隊」、全国町村会の総務部で出しているやつを見ましたけれども、ですからこれから、町長が先にご説明いただきましたけれども、いわゆる関係者との話し合いもしながら進めていくことになるので、余り余計なことを言うとちょっとまたもめ事になるなと思って、最後にちょこっとだけ聞こうかと思っていましたけれども、区長職についての捉え方が、行政の文書配布ぐらいにしか捉えていないんですよね。見ると。そういう実態ですから、混乱してしまうような改正案が出てくるのかなと思っております。
この辺の非常勤職員の特別職の移行についても、今、町長から町村会を通じてきちんと、区長さんから怒られたり、交通指導隊の人たちはそういったことではというような感じで受け取られると大変なので、それについて、もう1回お願いいたします。最後に聞こうかと思っていました。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 交通指導隊の皆さんだとか防犯実働隊だとか、そういった団体の皆さんは全国的にも統一しているところもありますけれども、やはり、区長さんについては、臨時職員の中でも自治会という組織でやっているところもある。それとあと、同じ区長さんでも、都会の区長さんたちと、あと私たちの区長さんというのは、本当に行政と、しかも地域を細かくいろいろ対応してもらっている。ですから、都会の文書配りの責任者の方と、ですからそこは、地方の区長さんたちの重要性というもの、重みというのをしっかりと私たちが国へ伝えていかなければというふうに思っております。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) まさに、町長の今のご説明のとおりでありまして、区長をそういう捉え方で、ただその区長ではなくて、自治会に頼めるよとか、そういった表現も出てくるので、やはり、とにかく区長さんがこの辺の地域のかなめであると、全て。そういうふうなことで、強くこの辺を上層部のほうに伝えていただきたいと思います。
簡潔で終わりますけれども、これから12月の本格的な条例改正ということで、準備のほうをよろしくお願いしたいと思います。
以上で終わります。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君の一般質問が終わりました。
以上で一般質問を終わります。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって、本定例会9月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
よって、本日をもって休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本日をもって休会とすることに決しました。大変お疲れさまでございました。
それでは、休会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
今定例会、9月会議は去る8月29日再開以来本日まで16日間にわたって、平成30年度の決算8件、人事案件、条例改正、そして本年度の一般会計を初め各会計の補正予算、また、今回は請願1件が提出されました。今定例会は、我々議員にとって4年任期での最後の決算審議となる議会でもありました。議員各位におかれましては、これらの案件に対して終始熱心にご審議、決定を賜りました。全議案を滞りなく終了し、予定どおりの日程をもちまして、本日休会の運びとなりました。円滑な議事運営のご協力に対しまして、心から感謝を申し上げますとともに、町長を初め、執行部の関係各位には会期中ご協力を賜りましたことを御礼を申し上げたいと思います。そして、5日間にわたって審査に当たった決算審査特別委員会において、予算が適正に執行されたのか、各課より提出された各種資料に基づいて、行政効果が町民にとってどうだったのか、そういったものを主眼に置いて審査に当たっていただいたものと思っております。平成30年度の決算につきましては、一般会計、特別会計ともに認定となりましたが、決算審査特別委員長、大沼委員長より報告ありましたとおり、一般会計では5件の意見、国民健康保険蔵王病院事業決算では1件の意見がありました。また、指摘意見として出されなかった決算審査特別委員会での審査中で各委員より多くの意見もございました。そして、本日まで2日間にわたって行われた一般質問については、7名の議員が本日まで登壇し、出された問題提起や提言については、今後の行政運営に反映されることを望んでおります。
最後になりますが、あすより休会となります。きのうあたりからからっとした陽気となって秋らしい気候となりましたが、議員各位、そして執行部各位におかれましては、何かとご多忙と思いますが、健康には十分留意をされまして、議会活動、そして蔵王町発展のため、ますますご活躍、一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、休会に当たりましての挨拶といたします。
次に、町長から挨拶があります。
○町長(村上英人君) 9月会議の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
先月29日の開会から本日まででありますが、平成30年度の蔵王町一般会計決算の認定を初め、固定資産評価審査委員を初め、また他の選任に関しまして議会の同意を求めることについて、条例の一部改正、補正予算など、全29の議案に対しまして慎重にご審議を賜り、全議案とも認定並びに可決決定をいただきましたこと、衷心より厚く御礼を申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。
また、今会議でありますが、7名の議員から一般質問をいただいたところであります。それらの内容や今後の展望につきましては、2日間にわたる議論をさせていただいたところであります。その内容の精査をしながら、すぐにやれるものは、また来年の4月から取り入れるものは取り入れてまいりたいというふうに思います。そして町政運営にしっかりと生かしてまいりたいと思っているところであります。
あわせまして、今会議でありますが、決算議会ということもありまして、決算審査特別委員会で長時間にわたり慎重にご審議を賜りまして、深く感謝を申し上げる次第であります。
特に、決算審査特別委員会審査結果報告では、附帯意見のありました事項につきましては真摯に受けとめてまいりたいと存じます。
先月30日に東北農政局から2019年産の水稲の作柄概況が発表されました。宮城県南部は、昨年同期の作況と同じく「やや良」、平年比102から105%の見込みであるとのことであり、今のところ安堵しているところであります。懸念されました7月の低温と日照不足の影響は見られず、県内全てで豊作基調となっているところであります。
今が旬の梨でありますが、梅雨時期の長雨によりまして黒星病の蔓延が心配されました。今の豊水に当たっては黒星病もなく、順調に生育がされているところであります。今月の7日、8日の2日間でありますが、開催された「みやぎ蔵王梨まつり」では、本当に町外、県外からも多くの、今まで始まって以来の多くの方々、そしてまた天候に恵まれまして、好評のうちに終了することができました。
また、先日の台風15号であります。全国で3人が死亡したほか、各地で60人以上が負傷する災害となりまして、中心気圧960ヘクトパスカル、最大風速40メートル、関東に上陸した台風でありますが、特に千葉県を中心にまだ停電、断水が続いているところであります。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げる次第であります。
9月1日に行われました蔵王町消防団演習に際しまして、議員の皆様には大変お忙しい中ではありますが、参加を賜り、本当にありがとうございました。町としても、消防署、消防団とさらに連携をとりながら、予防消防、災害対応に努めてまいりたいと考えております。
今後もまだまだ台風シーズンが続きますが、町もいま一度、災害発生時の行動と備えの確認を行いながら、今後も引き続き最新の気象情報に注視しながら、住民のとうとい生命と財産を守る住みよいまちづくりに邁進したいと思います。
結びになりますが、議員の皆様のご健康にご自愛をいただきたいということと、もう一つでありますが、実は蔵王町で「開運!なんでも鑑定団」を持ってくることが決定になりました。全部で100の品を集めないといけないんです、最低。そういったことで、その中から、皆さんテレビで見ているようなああいう状況になりますので、ぜひひとつ皆さんの家庭から、そして、お知り合いの方々に声をかけていただきまして、そして、担当は蔵王町の農林観光課担当であります。これがきょうの区長文書で各家庭のほうに回りますので、どうぞ皆さんのお宝を期待するところであります。よろしくお願い申し上げまして、御礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(佐藤長成君) 本日はこれをもって散会いたします。
大変長時間にわたって、16日間にわたってお疲れさまでございました。
午前11時39分 散会