平成30年蔵王町議会定例会9月会議
平成30年9月13日(木曜日)
出席議員(14名)
1番 齋 藤 英 之 君 2番 村 上 一 郎 君
3番 佐 藤 敏 文 君 5番 松 ア 良 一 君
6番 外 門 清 君 7番 大 沼 昌 昭 君
9番 三 沢 茂 君 10番 村 山 一 夫 君
11番 葛 西 清 君 12番 加 川 敦 君
13番 伊 藤 東 君 14番 平 間 武 美 君
15番 馬 場 勝 彦 君 16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(1名)
8番 齋 藤 喜 蔵 君
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
会計管理者 会計課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
総務課長 |
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今 村 敏 男 君 |
防災専門監 |
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佐 藤 昭 彦 君 |
まちづくり推進課長 |
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村 上 正 文 君 |
町民税務課長 |
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宍 戸 光 晴 君 |
保健福祉課長 |
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芦 立 信 介 君 |
子育て支援課長 |
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佐 藤 真利子 君 |
環境政策課長 |
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鈴 木 賢 君 |
農林観光課長 |
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加 藤 勝 彦 君 |
建設課長 |
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佐 藤 耕 造 君 |
上下水道課長 |
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伊 藤 雅 浩 君 |
病院事務長補佐 |
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佐 藤 桂一郎 君 |
教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
教育総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
生涯学習課長 |
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我 妻 清 志 君 |
スポーツ振興課長 |
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森 良 光 君 |
農業委員会事務局長 |
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砂 金 毅 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
書記 |
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佐 藤 孝 志 君 |
平成30年9月13日(木曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(佐藤長成君) 皆様、おはようございます。
本定例会9月会議もあと2日という日程になりました。きょう、あす、一般質問実施ということであります。一般質問は今議会で6名の方に通告をいただいております。6名以上にということになりますと2日間でということで決めさせていただきました。そしてきょうは4名の議員の方が登壇されます。午前中2人、午後から2人という予定できょうの一般質問の日程を進めさせていただきますので、ご協力をお願い申し上げたいと思っております。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。8番齋藤喜蔵君は欠席の届け出があります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、15番馬場勝彦君、1番齋藤英之君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
本定例会9月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書としてお手元に配付のとおりであります。
次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
なお、病院事務長は病気療養のため、かわりに事務長補佐が出席との届け出があります。
以上で諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 日程第3、一般質問を行います。本日は4名の一般質問を行います。
質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書としてお手元に印刷配付のとおりであります。
なお、町長に対して、論点を明らかにするために、議長の許可を得て議員に対して質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。
最初に、13番伊藤 東君の質問を許します。伊藤 東君、登壇願います。
○13番(伊藤 東君) おはようございます。一般質問ありがとうございます。
では、始めたいと思います。
1.「ざおうさま」の活用について。
「ざおうさま」は農業と観光の町、蔵王町で多く使われている。ペン、タオル、こけし、シール、Tシャツ、ポロシャツ等に使われている。また、工務店の看板にも使われている。名刺にも使える。製品の梱包の箱に「ざおうさま」を印刷している会社もある。これらは、蔵王町観光のお土産と事業発展を願って利用されている。
農業関係ではどうだろう。野菜の販売で、その袋に「ざおうさま」と住所を書いたシールを張っている農家がおりましたが、「ざおうさま」はあまり利用されていないようだ。
町ではブランド農産品を育て、販売しようとしているが、「ざおうさま」を袋や梱包の箱に活用してはいかがでしょう。同時に、味わいのある「もういっこ」「ラフランス」「ごぼう」「ニンジン」「ソラマメ」を作っている農家がある。これらの農家に、販売する箱に「ざおうさま」を印刷するための補助金を出すこともいかがでしょう。
また、「ざおうさま」のポロシャツをつくり、役場の夏場には全職員が着ても良いだろう。ひとつの例として、このようなポロシャツはどうだろう。ポロシャツの後ろは「ざおうさま」の後ろ姿。ポロシャツの前は「ざおうさま」の前の姿。ポロシャツの色は、オンリーワンの蔵王町ですので4から5色でつくり、着る人が選ぶ。役場をあげて「ざおうさま」を宣伝する。このような取り組みも「ざおうさま」の活用であるが、町長は「ざおうさま」の活用についてどのような考えをお持ちか、伺う。
○議長(佐藤長成君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
きょう、あしたと一般質問でありますが、風邪も引いておりますので、優しくお答えしていきたいと思っております。
最初でありますが、伊藤 東議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
「ざおうさま」の活用についてお答えをさせていただきます。
当町の観光PRキャラクターである「ざおうさま」については、平成25年に誕生して以来、その愛らしさと親しみやすさで、子どもからお年寄りの方々まで幅広い年代に愛されております。
町内の行事やイベントはもちろん、県内外、最近では海外にも進出を図り、町の観光PRに努めてきた結果、この5年間でその知名度は全国区となり、「ゆるキャラグランプリ」では、平成27年、28年と2年連続で県内第1位に輝くまでに成長いたしました。
「ざおうさま」のイラストについては、メインのデザインに加え、温泉やゲートボール、スキーやトレッキングなど、様々な用途に応じて利用いただいております。17種類のポーズを用意しております。
議員ご提案の、農産物の袋や梱包の箱への活用については、みやぎ仙南農業協同組合において、今年度から「蔵王の梨」のダンボール箱に「ざおうさま」の印刷を開始したところであり、このほかにも農家の方々自らが「ざおうさま」のイラストシールを作成し、農作物の包装袋に貼るなどして活用、販売されているところであります。
また、現在、農林観光課では、ざおうさまロゴをデザインしたポロシャツを作製し、農産物販売やイベントの際に着用のうえPR活動をしており、さらに保健福祉課ではざおうび、これは30日でありますが後でお見せいたします、「30日(ざおうび)は蔵王ごはんで、家族団らんの日」を町民の皆様に広めるため、ざおうさまのイラストをプリントしたポロシャツの着用を町職員に呼びかけております。
今後においても、人気のある「ざおうさま」のイラストを、農産物の包装紙、箱、袋、Tシャツやポロシャツなどのほか、多くの物品等に使用いただけるよう、積極的に活用促進を図ってまいりたいと考えております。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 私がざおうさまに少しこだわっているところがありまして、3つの理由があるんですよ。
その1つ目。農産物を袋に入れてそこにざおうさまのシールを張ると売れるんですよ。それはどうやったのと聞かれると思っています。実は私が農産物をつくって、いい物を袋詰めにして半分にざおうさまのシールを張る、半分に張らない、そうやって出す。そうすると、ざおうさまを張った物は最初に売れちゃうんですよ。どうして蔵王町の人がそういうことをしないのかななんて不思議に思っていました。それは5年前です。そして、5年の月日が流れて初めてざおうさまのシールと、その下に住所と名前が書いてある農作物を見つけました。それはことしです。私の行くところではまだそんなに多くはありませんが、そういう結果なんですよ。それで、そういうざおうさまを張ると物が売れるということを町長はどのように考えておられるかなということを聞きたいなと思っています。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほどお話ししましたように、いろんな分野でさせていただいています。これは観光用でやっていますが、こうやってみずから上着を着ながら、そして県内、県外でこれを着ながら、それで観光のイベントだとか物産だとかそういったときにもこれをつくっておりますし、またあとそのほかにも先ほどちょっと申し上げましたんですが、これが30日でこうなっているんですけれども、30日、いわゆる3はざ、おう、3、ゼロ。毎月30日、みんなで蔵王の物産で、野菜だとか、それで皆さんで家族でご飯を食べましょうという意味合いで、蔵王は、みんなで、ご飯という形でこれをつくっておりますし、またあとこれもつくって、これは農林観光だね。(「そうです」の声あり)これは農林観光のほうでイベントのとき、夏だとかそういう半袖を着たときのイベント、あと冬は先ほど、私もこれ全部購入してやっております。あと、私もきょうお弁当を持ってきたんですが、お弁当箱。このように、町民のある女性の方がたくさんいろんなことをつくったりして、希望に合ったいろんなグッズをつくってくれますんで、これを私は弁当箱としていつも持って歩くんですけれども。
今、東議員が言われた農産物の関係ですが、実は農産物、トマトの中にこのようにシールを張っているんですね。この方は248と書いてあるんです、小さく。そうすると、誰が生産をしてそして誰が販売したかと、そして町にクレームが来たときにはきちんとわかるわけですよ、このシールを町の許可なしでできないですから。ですから、このように248と書いてあるんです。ですから、あとはいろんな、それは個々に生産者が住所を大きくして住所を入れて、そして生産者の名前も入れる人もいますでしょうし、ただこれだけでやっている人もいるんですね。ですから、あとは生産者の皆さんが、あとは印刷屋さんをご紹介、そこまでは蔵王町でやっているんです。あとこれはもろキュウ。もろキュウリでもちょっと大きいほうですけれども、キュウリ。これも248番なんです。ですから、生産者が誰で、誰がどこで、どこの店で購入したはお客さんなんですけれども、この方が町内で置いて。ですから、仮にクレームが来たりなんかしたときは、全部町のほうでも対処できるという形で、こういった方々が農産物をつくっている方、またあとそのほかにもお菓子だとかいろんな、このシールを許可を与えているわけです。その中で248までですから、248人じゃなくて248の農家の方々、あと企業を入れて、そういう多くの方々に使われているということでありますから、あと、先ほど言ったように段ボール、梨等々に含めても、これも蔵王町のJAに生産流通対策事業補助金というのがあるんですね、農産物の流通に関する。これは何百万というお金を出させていただいていますが、その中から今回梨の段ボールの箱にざおうさまをぜひ利用させてほしいということで、この町の助成金を活用しながらJAの梨部会さんでそれを今回始めたと。ですから、蔵王町にはいろんな県内有数の産物が、14品目ぐらいあるんです。だけれども、それが町でシールをつくって町で段ボールをつくって町が差し上げるということは、そこまでやったら全部してあげなくちゃならないわけですね、各農家まで。ですから、お気持ちはよくわかるんです、東さんのおっしゃることは。だけれども、それは、やはり許可制にだけして、あとは印刷だとか段ボールというのは、やはりその団体、生産団体なりあと個々の皆さんの考え方でありますから、そういったいろんな面ではご協力させていただいていると。またあと町もそういう流通に当たっての助成金も出させてもらっているということであります。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) いろいろ農家の人がシールを活用しているんだなと思って、私は最初に張ってどっちが売れるかななんて自分でやってみたのを、やっぱり同じシールだと思います。産業まつりでシールがいっぱい余っている、3枚ちょうだいと言ったら、もっといいですよと言うから、がばっともらってそれを張って試してみたら、それがよく売れるんですよ。それには驚いた。つまり、そうじゃないかなと思ったんですけれども売れたんです。私、ここに持ってきてあるんですけれども、運営委員会にかけなかったもんで見せられないんですよ。それからシールを張ってある野菜も持ってきてあるんですけれども、その野菜も運営委員会に提出しなかったのでこの場では見せられないんですよ。活用している農家がやっぱり一部だと思うんですね。もっとふやして、仙台だとか関東とかに多く出したらいいと思うんですよ。
この町長の答弁で一つだけ気になるの、これ。蔵王の梨と段ボールに印刷して出す。蔵王の梨というと、ああまた山形かなんて思われちゃうんですよ、関東あたり行くと。じゃあ蔵王の梨じゃなくて何としたらいいんだろうと思うと、やっぱり「ざおうさまの梨」としたらどうだろう。それはだから、それを言うと仙南農業協同組合のほうでは難しくなってくる。でも、そういうささいなことなんだけれども、ざおうさまの梨でざおうさまのイラストが描いてあって、その下に宮城県蔵王町のざおうさまですと書いてあれば、すごくインパクトがあるのかななんて思うんですよ。その辺、町長、どう考えますか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 東議員、もうちょっと見ていただきたいと思いますが、蔵王の梨だけではやっていないと思いますよ。蔵王というと、どうしても生産者の方々がよくわかるんですよ。私も大体大阪市場に多いときで1億3,000万ぐらい行っているんです。あと大田市場、あと川崎というか横浜なんですが、あと石巻市場、あと仙台市場等々。そうやって行っていますが、まず山形は梨はとれていないんで蔵王の梨ということはあり得ないと思うんです、山形は梨を生産していないですから。ただ、そういうふうに山形はどうしても蔵王というイメージが強過ぎるんで、私たち宮城県側の人たちは大半頭に「宮城」と入れているんです、宮城蔵王の梨だとか。ただ、その中で私たちが日本の蔵王とかという形でお話ししたときもあるんですが、ただ、やはりどうしてもこの歴史とこういう長い中でPRしてきているわけでありますから、そうやって販売、そして市場に出しているわけですから、そう簡単にネーミングを変えていくということは、なかなか難しいだろうし、ただそういった面では宮城蔵王の梨として販売しているんで、東議員のお話とはちょっと若干違う、若干というか、そのようにきちんと、そして蔵王イコール蔵王町の産物であるという表現の仕方でありますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) イチゴを農協に買いに行ったんですよ。そうしたら、仙台いちごと書いてありました。どうして蔵王のイチゴという箱じゃないのと聞いたら、売れなくなると言うんですよ。えっと私は思いました。それは2年前です。どうして仙台いちごは売れて、どうして蔵王のイチゴは売れないのかなと理由を考えてみたときに、やっぱりそんなところに透明なシールがイチゴの上に張られますよね。そこにざおうさまの絵柄があって「ざおうさまのイチゴ、宮城県蔵王町」という表現で売ったら、すごく売れると思うんですよ。そういう生産者の目じゃなくて消費者の目でそういうシールが張ってあるとかというのを考えて、ぜひ行ってほしいと思うんですけれども、町長、その辺どうでしょう。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 余り大きな声を出さないようにきょうはしておりましたんですが、もう少し東議員ですね、やはり一般質問をする際に担当課に行って自分が今こういった一般質問をするときに、事前に調査、そしてどういうことをなぜ仙台いちごとして蔵王町のイチゴがなっているのかとか、じゃあ和牛に当たっては「仙台牛」となっているのか、そういったことをやっぱり調べて一般質問に立たないと、私ちょっと理解に苦しむのかなと思います。これはJAさん経由で出す場合は、一つは仙台の市場なり、仙台いちごとして出ているんです。ですから、亘理でも山元でも全部そうなんです。蔵王町でつくったイチゴも。ですから、仙台いちごの例えば蔵王町産だとかという詳細を入れているところもありますけれども、箱とした場合は全部仙台いちごなんですね。あとは仙台牛の蔵王産とか、和牛の場合だとですよ。ですから、もう今ブランドとして出すには、そういう市場として仙台のイチゴ、あと仙台の和牛として、ですから全部仙台牛という形なんです。牛の場合だと、A5以上をどこの県内でつくって市場に出た物は仙台牛ということで。ですから今、去年ですけれども、牛の和牛オリンピック、仙台でやられましたですが、これは5年に1回なんですけれども、その中で上位を占めたんですけれども。ですから、そういう一つの戦略なんですよ、これは、団体の。ですから、またそのように県が、また団体の皆さんと一緒になってそのようにJAとも話し合いをしながらやっていっているんでありますから、その辺を理解しながら一般質問されるとよろしいのかなというふうにも思っています。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 町ではブランド農産品をつくりたいということですね。そうしたら蔵王を売り込まなきゃそんなブランドなんかできませんよ。仙台に近いし仙台は大きな消費をするまちだから仙台いちごとか仙台牛とかにする、それも販売の一つの方針でありますよ。でも私は、ここに書いてある「もういっこ」というイチゴ、すばらしい味です、最近できたばかりなんですけれども、去年から食べていますけれども。このイチゴだって仙台いちごといって売っているイチゴ、名前は忘れたけれども、それから比べたらずっとおいしい。蔵王のブランドになると思いますよ。そういう覚悟が、ブランドをつくるには覚悟がなければできないと思います。町長、どうでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 個々の農家の皆さんが売るときは、そういう市場に出すときはそういうお話でありまして、あと個々に出すときは蔵王産のイチゴだとか、そういうことできちんと、だから皆さん販売しているわけですよ、ざおうさまのシールを張ったりして。ですから、その市場を通さないときは皆さんそういう蔵王のブランドを活用しながらやっているわけであります。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君に申し上げますが、通告書の内容に沿った趣旨で質問願います。
○13番(伊藤 東君) わかりました。
先ほどいろいろシャツとポロシャツとかジャンパーとかを見させてもらいましたが、大きなお祭り、産業まつりとかになるとそういうシャツを着ている人がとても目立っていいなと思うんですよ。でも、先週の梨まつりですか、そのときは余りそういうシャツの活用がないんですよね。とても寂しく思ったんですよ。ああいう小さなお祭りのときもスタッフが着てもいいし、販売する人がざおうさまをPRする、着てもいいし。そういうポロシャツをつくりたいなというのが第2の理由なんですよ、そのコマーシャルをするという意味で。
私がつくったものをちょっと見てもらいます。これは前のところなんです。これが後ろなんです。後ろから見るとざおうさまの後ろ姿、前から見るとざおうさまの前の姿。これです。なぜこういう形でつくったかというと、半年ぐらい考えて、人の目にどう映るかと考えたときに、後ろに後ろ姿があるのは当たり前なんですよ。ところがこういうTシャツとかは、みんな後ろでも前の姿なんですよ。だからそれだけで人にインプットしちゃう。ちょっと見てわかるように、ちょっとずれているんですよ、真ん中じゃないんですよ。これもわざとなんですよ。真ん中にやると、見たときに安心してすぐ忘れちゃうんですよ。何でずれているんだろうと印象すると。そういうことをいろいろ考えて、このシャツを16枚だったかな、つくってみました。それで何かあるときにこれを着て私は行ったり、これ着てくださいよと言って持っていったりしています。でも、何というのかな、町長いっぱいシャツを見せてくれましたけれども、ある人に聞いたら3枚持っているよなんて言う人もいたし、あるんだけれども、それを活用をして、もっと町の人たちのほうにももっと広げていってほしいなと思うんですよ。ざおうさまのポロシャツだよと、そういう活用をしてほしい。
町長、どうでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) これも、担当の農林観光課でありますが、担当でいろんな団体の皆さんに声をかけるようにもっと努力をさせますけれども、声かけていると思います。ただ問題は、やはり東議員のようにみずからこうやって着て、そして生産者の皆さんもみずからつくっていく、それが一番だと思うんですね、本来は。やはりみずからの意思で、そしてみずからアイキャッチャーになりながら、そしてざおうさまを愛してもらうということが一番だと思うんです。ですから、町がつくって、そして梨部会の皆さんに配る、じゃあ区長さんの皆様にも全部配る、それはまた別だと思うんですね。そういった面で、梨部会の皆さんがやはり着ていくために、そして私たちのシャツもこれは3,500円ぐらいするんですよ、枚数が少ないと。だけれども、枚数を多くつくると1,400円で済むんですね。ですから、そういったお話なんかも部会の皆さんにもかけていきたいと思いますが、それぞれの部会でそれぞれの梨の、ざおうさまが梨をもぎ取っているような姿とか、その辺はこれからまた積極的に、すぐにお話を進めなさいという話はしておりますが、もっと多くの方々に、また部会の皆さんたちにそれぞれのアイキャッチャーで活用していただきたいと思っていますし、全くそのとおりだと思います。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 町長のいろんな団体にそういうことを話してくれるだろうなという思いがしてきました。保健福祉課のざおうさまごはん、30日の、あのシャツをつくろうと思った。それで50枚単位でつくられるから50人の仲間を集めた。すばらしいと思いますね、私はね。それでとてもおもしろい。先月30日、こうやって見ていたら、緑のざおうさまが来て外の草むしりをすごい一生懸命やっていました。すばらしい、本当に思いました。多分その50枚に入れなかった人は普段着でやっていました。このシャツを着て動くとなると、本当に申しわけないんだけれどもすごく目立つんですよ。そういう姿が、観光に来た移住を考えている人なんかに、ああ何あれと驚くと思うんですよ。そんなに一生懸命やっていました。私は役場はいいなと思っています。町長、あなたの部下ですよ。そういうシャツをつくろうとした人たちに何という声をかけていますか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 一般質問というのは、本来は政策的な議論でありまして、それは蔵王のアイキャッチャーでありますから、ですからそれは当然それぞれの職員の課がみずから進んでやっていくわけでありますから、ですからみずから我々も着ていく、当然そういったことを各課で考えておりますんで、当然9月の朝会でお褒めをしてあげたところでもあります。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) ありがとうございます。そのシャツ、私も欲しくなって行ったんですよ。そうしたら売ってもらえませんでした、もうありませんと。第2弾を頼みましたけれども、その中にも入れません、第3弾があるかどうかはわかりませんという回答でした。とても惜しいことをしたなと思いまして、ぜひそういうものをやるんでしたら議会にも声をかけてもらいたいなと思います。
次に、予算面についてちょっとお話をしたいと思うんですけれども、ざおうさまでシャツを十何枚つくって、どのぐらいかかっているかというと両方、前と後ろの絵は違いますよね。そうすると、ちょっとお金が高いんですよ。1枚5,000円、高いと思いました。でも、100枚、200枚、300枚ぐらいになってくるとどんどん安くなってくると思うんですよ。予算について9月の議会は昨年度の決算の、見ると、蔵王町がどれぐらい広告宣伝費を使っているかをちょっとはじき出してみたんですよ。観光物産協会への活動支援という形で直接は宣伝になっていないんですけれども、人件費とかを含めて何と5,800万円。TBCラジオによる蔵王町の情報発信事業も含めて、みんな足していったら5,800万円。そのお金というのは蔵王町の外に向けてのお金なんですね、宣伝広告。外に向けて5,800万を使っていて、これからはちょっとだけ内部に向けてもいいんじゃないかなと、内部に。内部というのはどういう意味かというと、もっといいシャツ、ポロシャツをつくって、また配るというのはただで上げちゃうわけじゃないんですよね。こういうのがありますけれどもいかがですかと、イベントに来てやってもらえると、蔵王町をもっと知ってもらえるんですよと、そういう活動というのはこれからもっと必要になってくるんじゃないんだろうか。それを外部の人たちが来たときに本当にみんなざおうさまのシャツ着ているんだ、服着ているんだ、それだけでもいいコマーシャルになると思うんですよ。だから、梨まつりのときに梨部会の人が、売り子さん、みんなこれ着てくださいよと、ただじゃないよ、もちろん、蔵王町でつくっているんだから原価販売だよと。そういう形で、もっとざおうさまを活用しましょうよ。
それはいかがですか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほども申し上げましたが、町としては一生懸命やっていますし、あとは団体の皆さんもやっぱりぜひこういった物をつくりたいだとか、そういった展開をしていただければと思いますし、またあと東議員さんのように自分でつくられる、個々に皆さんいろいろつくられる。そして町外から来たり県外から来てざおうさまのシャツの販売というのも蔵王町で行っておりますので、これは観光物産協会にお願いをしておりますから、きちんとそういったことも、問い合わせがあったときなんかはそういうお話もきちんとしておりますし、大分購入もされているところでもあります。それに、ただ、町から、やはりそうやってただで差し上げたり云々ということはできないわけでありますから、それだけはご理解いただきたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) ただで上げることはできない、本当にそうです。だから、つくったら300枚、400枚だから安くなったからこの値段でと言うと、部会の人も納得して、はい、じゃあいただきましょうという形になると思う。その保健福祉課の3人のメンバーが、その緑のTシャツをつくることに決めた。それで50人集めたわけでしょう。欲しいですか、欲しくないですか、どうですかと。そういう旗振りを町でやって、もっとざおうさまを売り出したいなと思うんですよ。ざおうさまを売り出せば、蔵王町が知られると思うんですよ。だから私は、宣伝広告費5,800万の5%ぐらいのお金で農産物のシールだとかそういうものの補助。こういうクールビズになったらそのシャツを着て出勤していい。今そうですね、緑の着ている人いますね。これは僕すごくいいなと思う。役場を見るというと変わってくるんですよ。そういう役場に来る人が、あれ、ちょっと服装が変わったのと、そういう印象というのはとてもいいと思うんですよ。だから、その緑のご飯を食べるイラストのシャツをつくった3人の人が50人集めた、50人に配った、また50人の人が私も欲しいと言っている。そういうことをちょっとやってみませんか。どうでしょう。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 何度もお話ししているところでありますけれども、まず一つはこのイラストの使用件数、さっき言ったように今は252件ぐらいになっています。さっき248件と言いましたですが。その中で、いろんな農産物だとか、あとは蔵王様グッズだとか観光PR、そのほかお菓子屋さんがみずからシールを張っていきたいと。そういったことで252件の、業者含めて利用されていると。あと、ノベルティーであります。このノベルティーなんかでも、このように帽子をつくりながら、これも物すごく県外で暑いときにあれですが、とても喜んでもらえるんですね。それでざおうさまのあれもやっているし。このように、パンフレット、袋からシール、缶バッジ、クリアファイル、あとは石けん、あと入浴剤、風呂敷、サンバイザー等々であります。あと、イベント等の出張でもう延べ653件であります。これは町内だけでなくて町外で256件、特に山形で山形の方々が、これは宮城蔵王と書いていないんですよ。ですから、ざおうさまだから、ぜひひとつざおうさまを一緒にPR、貸し出しさせてほしいということで山形からも要望ありますし、そのように。あと、出張というか、東京、千葉、埼玉、山口、大阪、岩手、山形、あとは当然海外は台湾を中心にしながらやっておりますし、あと今中学校3年生たちが修学旅行で、この修学旅行先でありますが、皆さんこのざおうさま、そして梨を配りながら、ざおうさまが一緒に行って、そして子供たちがみずからざおうさまをかぶりながら、そうやってPRもしているところでもあります。このように、あとさっき言ったようにゆるキャラ、この中で全国で49位になっております。全国で1,699あるんです、ゆるキャラ、これは参加者だけで、その中の49位です。あと、ぜひひとつ見ていただきたいですが、ユーチューブですね。ユーチューブだとかツイッター、特にユーチューブがとてもおもしろいんですけれども、樹氷原をざおうさまが。これが物すごいあれです。そのように、ざおうさまのユーチューブなんかはアクセス数が物すごいアクセスです。そのようにざおうさまを愛してくれている方々は大変おりますし、またあと蔵王ファンのツイッター、情報発信ですが、5,000人を超えるざおうさまのファンが全国にいるということです。あと、ユーチューブをぜひひとつ見てもらいたいんですが、樹氷原を滑っているあれが何万件だったですね、件数が。それだけあれであると。それとあとさっき言ったように、インバウンドに合わせて海外にも出てPRをやっていると。そのほかはご存じのとおり蔵王のマイクロバス、思い切ってあれもしたんです。そのように動く広告塔、あとは高速バスにも張っておりますし、あと社協のバスにもやらせてもらっていますし、町としてあらゆるいろんなことを各課にも考えられること、そういったことをさせながら、いろんな面でやっておりますので、ざおうさまの活用という面ではたくさんやらせてもらっています。ただ、団体の方々にやはりお金のかかることだし、私たちはお話はしていますけれども、ですから、申し込みがあれば私たちがその業者、そして町が教えてあげることができますし、ですから団体の皆さんがやはり一丸となって、よし、梨部会なりイチゴ部会でぜひひとつ、ざおうさまがイチゴを持ったり梨を持ったり、そういった姿のあれをぜひつくりたいという環境にならないうちはなかなか難しいだろうと思っています。やはり、1人、2人じゃなくてその部会でやるように、またこれからも、お話はしているんですけれども、やっと段ボールにご理解を示していただいたということでありますから、やっぱり町内の団体の皆さんからそういった環境に取り組んでまいりたいと思いますし、東さんのその熱い熱意で、ぜひひとつ多くの方々に声をかけていただければと思っています。
ありがとうございます。
○議長(佐藤長成君) 町長に申し上げますが、先ほど東議員からは、役場職員の夏場のざおうさまのポロシャツの着用についての、そういった趣旨の質問の内容でありました。その辺について答弁がないようですので。町長。
○町長(村上英人君) 先ほど言ったポロシャツの関係ですが、今回やはり30日のざおうさまの、蔵王の産物でご飯を家族そろって食べましょうと、これに当たって、これも職員であろうとやはり強制できないですから、やっと約130着ぐらい職員の皆さんに購入していただきましたんで、ですから追加追加になったというのはそうなんです。そういったことで、そのざおうさまに当たっては、夏の間シャツを着てお仕事に頑張っていただきたいということで、ことしの夏からそういうことをさせていただきました。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 役場の雰囲気が変わって見えるんですよ、そういうざおうさまのシャツを着ただけで。私はだから何で何色つくったのという、オンリーワンなまち・ざおうというオンリーワンをどこで出すかというのはすごく悩んだんですよ。それで色を変えてつくっただけなんですね。でも、それでも、黒を選ぶ人もいれば白を選ぶ人もいればピンクを選ぶ人も、いろいろある。その中でオンリーワンを表現しようと思ったんですけれども。役場でオンリーワンというのを本当に考えてほしいなと私は思います。
さっき言いました5,800万かかる広告宣伝費、去年使った額。それを内向きで私は5%ぐらい、5%でいい。そこに至らなければ3%ぐらいのお金を内向きに使ってほしいなと思うんですよ。それはいかがですか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) その内向きというのがちょっと理解できないんですが。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 宣伝広告費というと、町の外の人に向けてのアピールですよね。内向きというのは内部、蔵王町のようなところで内部に対する企画、立案。例えば、私が言ったようにざおうさまのシャツをイベントのところで売る人が着る、そういうのを内向きと私は言いますが、いいですか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほどから何度もくどいようでありますが、きちんとそういうTシャツの、ざおうさまに当たってはそれぞれの団体のほうに、団体じゃなくて町の職員のほうにも、いろんなイベント等々、それに当たって、できるだけそれぞれ町のほうで。ただ、町の宣伝費を使って私たちがそれを着るということはしていないんですよ、さっきから言うように、みずからシャツを提案しながらつくって、それでやっていると。ただ、そのように、じゃあ町の予算を使って町内向けにいろんなパンフレットをつくったり、それで町内にインバウンドで来た観光客に対するPRというのはたくさんやっています、いろんな受け入れのPRとしては。ですから、ポロシャツとなるとちょっとなかなか、お話しされるそれが3%なり5%という、5,000万円であれば五三、十五で150万をどういうふうにシャツのほうに展開していったらいいのか。その辺、東議員のおっしゃることもちょっと勉強させていただきたいなとは思っております。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) 第五次長期計画の中で、おもてなしという言葉が出ていました。おもてなしの一つのあらわれがざおうさまが来て接待をするとか、そこにもざおうさまを活用できると思うんですよね。と思って、きょうのお話なんですよ。
もう時間も大分来ましたが、最後に、私はざおうさまを大事にすると蔵王町が知られるし、おもしろいなと思われたら観光客も来るだろうし、とてもいいと思っているんですよ。だから、ざおうさまが有名になるということが蔵王町が有名になると、それを同じだと思っているんですよ。ただ蔵王町というと、その名前はとても由緒正しい名前なんですけれども、山形県かよなんて言われる。でも、蔵王町にざおうさまがついてくると、最初は蔵王町のキャラクターざおうさま。ざおうさまが有名になってくると、ざおうさまの町、蔵王町になるんですよ。そういうふうに、どんどんざおうさまを盛り上げていくことにより蔵王町が栄えると思うんですけれども、その答弁を聞いて終わりにしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) くどいようでありますが、先ほどたくさんのいろんなこと、イラストでたくさん使用している、ノベルティーでもたくさんやっている、あとはイベント等の出張なんかもたくさんやっている、あとはゆるキャラなんかにも出て全国で49位にも、県内では1位だと、あとはユーチューブ、ツイッター。そうやって、あとは春夏秋冬の蔵王で御釜に行ってユーチューブに上げたり、そのようにたくさんいろんなバージョンをやっていますし、またあといろんなグッズもたくさんつくっている、そして海外にも出ていると。それと、そのほかにも動くざおうさまを動く広告塔としてざおうさまもつくっている。いいアイデアがあったら、ぜひひとつお話しいただきたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 伊藤 東君。
○13番(伊藤 東君) どうもありがとうございました。伊藤 東の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(佐藤長成君) それでは、伊藤 東君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。
午前10時57分 休憩
午前11時07分 再開
○議長(佐藤長成君) それでは、再開いたします。
休憩前に引き続き、一般質問を行います。
次に、14番平間武美君の質問を許します。平間武美君、登壇願います。
○14番(平間武美君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書にのっとりまして一般質問をさせていただきます。
1.学校施設の空調(冷房)設備設置について。
ことしの七、八月の暑さは異常であった。正に猛暑、酷暑の日々が続いた。熱中症とみられる死者は8月26日までに全国で155人にのぼり、約8万9,300人が病院に搬送されている。気象庁が「災害級」の危険な暑さと表現した。
去る8月29日(水)の本会議で、町長は同僚議員の質疑に対して、「低学年を中心として、また高学年、中学生まで、やります。」と答弁された。「国の補助メニューに該当するかどうか解らないが。」とも答弁された。
今現在、我が町の永野小、平沢小、宮小の1年生から3年生の各教室にはエアコンが設置されている。早急に円田小、遠刈田小にも設置すべきではないか。また、幼稚園、保育所にも設置すべきではないか。
文科省は2019年度予算の概算要求にエアコン設置など公立学校の施設整備費として、2,414億円を盛り込む方針を決めた。本年度の予算額681億円と比べて3.5倍の大幅増となる。国の「学校施設環境改善交付金」で設置費用の3分の1が補助される。
子供たちの命を守る意味でも、是非、国や県に対して働きかけていっていただきたい。町長、教育長の見解を伺います。
2.蔵王町の橋梁の安全性について。
去る8月14日、イタリア北部のジェノバで高速道路の高架橋が崩落し、少なくとも39人が死亡した事故では、維持管理の不備や老朽化が指摘されている。こうしたインフラ(社会基盤)の老朽化は、日本でも深刻な事態となっている。崩落した高架橋は1960年代に造られ、完成から50年がたっている。国土交通省の調べによると、日本全国には橋梁が約73万あり、その9割は地方自治体が管理している。約23万橋は建設した年度が不明となっている。建設年度が解るもののうち、造られてから50年が経つ橋梁は23%(2017年時点)にのぼる。9年後の2027年には、48%に急増する。
翻って、我が蔵王町には国道、県道、町道があり、多くの橋梁が架かっている。たくさんの自動車並びに人々が往来している。果たして我が蔵王町の橋梁は、本当に安全・安心なのであろうか。我が町の橋梁の全ての建設の年度、安全性等を再点検すべきではないか。
そして、町民に全ての結果を公表すべきであると考えるが、町長の見解を伺います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 平間武美議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
はじめに、第1点目の「学校施設の空調(冷房)設備設置について」お答えをいたします。
小・中学校教室へのエアコン設置につきましては、平成28年度の当初予算に計上する予定でありましたが、平成27年12月会議において、平間武美議員の一般質問で答弁させていただいたとおり、国の補助事業を活用しながら、小学校下学年、下学年というのは1年生から3年生という意味であります、を対象に、順次、永野小学校、宮小学校、今年度は平沢小学校に設置を完了したところであります。
今後も、円田・遠刈田小学校や残りの上学年、4年生から6年生でありますが、教室にも、年次計画により設置を予定しておりましたところ、7月20日の安倍首相や7月23日の菅官房長官の発言もあり、国においても早急に小中学校へのエアコン設置のための補助を検討する考えが示されたところであります。
今年の猛暑に代表される、近年の夏場高温化傾向を鑑みた時、子どもたちの安全と快適な学習環境を維持していくためには、私も学校教室へのエアコン設置は、当然必要と考えているところであります。
そのため、町内で未設置の学校及び上学年教室へのエアコン設置について、前倒しで検討するよう指示したところであります。併せて、エアコン設置に対する国の補助を増額するよう働きかけてまいりたいと思っております。
また、保育所では全室設置してあるものの、幼稚園については、職員室と永野幼稚園遊戯室以外は未設置となっており、これも早急に対応するよう、担当課に指示をしたところであります。
ただし、議員ご承知のとおり、設置費用には国の補助があるとはいえ多くの財政負担が伴うこと、また、中学校の統合や幼稚園3年保育の実施なども控えていることから、これらの計画と整合性を図るとともに、財政状況を勘案しながら、前向きに対処させていただきますので、ご理解賜りますようお願いを申し上げます。
あと教育長から答弁させますが、私のほうを最初にさせていただきます。
次に、第2点目の「蔵王町の橋梁の安全性について」お答えをさせていただきます。
本町が管理する橋梁は、町道橋が106橋、農道橋が18橋、林道橋が3橋の合計127橋であります。このうち、建設後50年を経過した橋梁は、現在51%でありますが、10年後には73%に達する見込みとなっております。
このまま老朽化を放置すれば、車両の重量規制や重大事故の発生も懸念されます。
このような状況を未然に防止するためには、あらかじめ計画的な修繕を行うことにより、コストの縮減と平準化を図ることで、安全性を確保していくことが必要不可欠となってまいります。
このような中、国は平成26年7月から、長さ2メートル以上の橋梁を、5年に1回の頻度で近接目視を基本とする点検を行うよう、各道路管理者に義務付けしたところであります。
これまでの橋梁修繕は、損傷・劣化が大きくなってから対策を実施する事後保全で、工事が大規模で高コストになっておりましたが、点検義務化により損傷・劣化が軽微なうちから対策を実施する予防保全に移行でき、工事が小規模で低コストになるものであります。
また、早い段階に修繕することで、橋梁の延命化が図られるようになります。
このため、町では橋梁の架設年、構造、健全性などを調査して、平成27年3月に「蔵王町橋梁長寿命化修繕計画」を策定しており、現在はこの計画に基づいた日常的な通常点検、5年毎の定期点検、地震発生時などの異常時点検を行って、適切な維持管理を行うことで橋梁の安全性と信頼性の向上に努めているところであります。
5年毎に行う定期点検は、橋の損傷状況を調査し健全性を4段階に診断するもので、修繕が必要な判定となった場合には、対象橋梁の個別の修繕計画を作成し、年次計画により修繕工事を実施しているところであります。
なお、今年度は、平成26年度から5年計画で行っていた全橋梁の定期点検が完了することから、その結果を基に橋梁長寿命化修繕計画の見直しを行ったうえで、点検結果とともに町ホームページで公表する予定であります。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。あと、教育長から答弁させます。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
〔教育長 文谷政義君 登壇〕
○教育長(文谷政義君) 14番平間武美議員の一般質問第1点目の、学校施設の空調(冷房)設備設置についてお答えいたします。
これまでのエアコン設置の経緯については、町長が答弁したとおりでありますが、詳細についてご説明申し上げます。
教育委員会では、これまでに、全小中学校のパソコン室や保健室にエアコンを設置し、平成26年度からは小中学校の職員室と校長室に、平成28年度からは、小学校下学年教室へのエアコン設置を進めてきたところであり、今後も計画的に進めてまいりたいと考えているところであります。
小中学校の教室にエアコンを設置し、快適な学習環境を整備することは、子どもたちの学習意欲を向上させ、さらには効率のよい学習に効果的であると思われますので、町長が答弁したとおり、残りの教室への設置を早急に考えているところであります。
また、議員ご指摘のとおり、文部科学省の「学校施設環境改善交付金」では、設置費用の3分の1が交付となっているものの、工事費や設置面積に制限があること、高圧受電内部変圧器設置など、交付対象外の工事が必要なこともあり、現実的には総事業費の5分の1から6分の1の交付となっておりますので、統合中学校の建設が控えていることや、財政状況などを勘案しながら、町当局と検討を進めてまいりたいと考えているところであります。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) ただいま町長と教育長から、まず最初にこのエアコンの問題から再質問させていただきます。
お二人から今答弁されましたけれども、まず最初に、最近の河北新報、私とっているんですけれども、毎日のようにエアコンをやるという首長がふえてきました。例えば、これは一番最初に発端なんですけれども、これは河北新報の「子供の暑さ対策、学校にエアコン設置を急げ」と。この社説が載る前から私はずっと考えてきたんです、この夏。それで、ちょうどいい文章が載ったなということと、これは8月30日木曜日でした。それで、9月11日の河北新報、宮城版なんですが、これには名取、岩沼の小中学校全校にエアコン、来年夏の稼働を目指すと。これは名取、岩沼ですね。それから、9月12日水曜日ですからきのうですね。きのうは川崎町も全小中の教室にエアコン設置方針と、私のような一般質問に答えているんですね。そして何と本日、これも河北新報9月13日木曜日、学校にエアコン議論が白熱、仙台市議会代表質疑と、こうなっているんです。それで下を読んでいきましたら、何と大河原町全小中に設置へと。もう近隣市町村はどんどんこうやってエアコンの設置を考えて判断していると。やはり、私はやっぱりこういうことは早目にやっていかなきゃいけないなと。こういうことこそ蔵王町が率先してやって、ほかの近隣市町村におくれをとってはならないと、私は子供の安全から、命を守るべきことから思うんですが、町長、その辺どうお考えでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) おっしゃられるとおりです。ですから、先ほど申し上げましたように、蔵王町としては28年度から進めてきたので、ですから今現在、新聞でそのように安倍総理なり菅官房長官がことしのあの猛暑に当たって国が予算づけをしたいということで、全国津々浦々の自治体が手を上げたという状況であります。ただし、今現在は蔵王町は県内でも設置が早くて上位なんですよ、実は。ただ、今回の国の補助事業にあわせてやっていくということで、当然蔵王町も小学校に当たって全面的に対処していきたいと。ただ、あと保育所は設置終わったんですが、幼稚園は今年度、来年度の予算で進めようと思っておりましたが、これは幼稚園も補助金が出るのかどうか、その辺ちょっと。そこはちょっと教育長から答弁させますが、保育室は全面もう終わっていますんで、そんなことで、小学校に当たっては来年度の予算で対応していきたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(文谷政義君) 実はエアコン設置が100%済んでいるのが東松島市、そして大衡村です。そして蔵王町がその次に位置するかなと思うんですが、41教室あって11教室が終了しています。パーセントにして27%。ただ、幼稚園なんですけれども、補助はなくて一般財源でやるようになっております。
以上です。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) 今、町長、教育長から答弁いただきましたけれども、私も宮城県全部の町のエアコン設置状況というのを調べました。ただ、上位と言われましても、幼稚園はゼロですからね。この辺が私は上位だとは思わないんです。やっぱり財源が豊かなところが実行していますね、こうやって見るとね。確かに100%やっているのが大衡村、それから色麻町ですね。やっぱり財源の問題が一番絡んでくると思うんです。ほかの市町村も、先ほど町長がおっしゃいましたように、急激にこうやってエアコンをやるようになったというのは、国の方針ががらっと変わったと。これはことしの夏の事件がありまして、愛知県なんかでは、小学1年生が外から帰ってきて教室に帰って熱中症で亡くなったと、こういう事例もあるわけです。だから、学校が災害地域になってはいけないと私は考えているんですね。やはりだんだんやっていくと言っていますが、これも平成27年の12月会議、その前に子ども会議があったんですよね。子ども会議で永野小学校の生徒が、とにかく暑くて勉強が嫌だとここで叫んだわけですよ。そうしたら町長がやりますと言って、永野から始まったという経緯があります。それで、私がそれを追いかけるように12月会議で一般質問をして、その翌年度から予算がついたと、こういう経緯があるんですが、ただ、私こういうように順番を追ってやっていったら何年もかかると。例えば大河原とか川崎のように一遍に全部やっちゃうという考えじゃないですよね。段階を踏んでいくと。(「いや違う」の声あり)ちょっと待ってください。そういうふうに、高学年とか、その次中学生とかやっていったら、中学生が終わるのはいつかなと考えたんですよ。我が町は中学校の統合というのが絡んでいます。向こう9年後ですね。新しい中学校が1つできるのに、つくったばかりで1年でそれを廃校にしちゃう。エアコン、こんなつくり方でいいのかなと。この間の特別委員会のときの質疑でも質問しましたけれども。だから、その辺の計画性といいますか、町長、それをどのように考えていますでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 実は今、エアコンの設置については、そのように低学年から、下学年というんだけれども小学校1年生から3年生まで、そしてあと4年生から6年生まで、その下学年、あと上学年と、そういったことを毎年、3年ぐらいで設置が終わるようにしておこうという計算でいたんです。ところが、先ほどお話し申し上げたように、安倍総理なり菅官房長官がこの補助金をしたいと、だから早く設置してほしいということなんで、各担当課に、来年小学校に当たっては全部、幼稚園に当たっても来年設置できるようにすぐに取り組みなさいと。
ただ、中学校に当たっては、今ちょっと検討なんですが、これはご存じのとおり、今お話しされたとおり統廃合の関係。実は2日前でありますが、統廃合に当たっての地権者の方々、ございんの後ろを予定しておりますが、その地権者の方々が17名お見えであります。その関係者の皆さんにお知らせをしながら、そして皆さんにお集まりをいただいて、そのときの端的な話しかしませんが、そのときに誰も反対しないんです。企業が来るんだったら反対するけれども、これから蔵王を担っていく子供たちのために中学校をつくるんだったら、全面的に協力するという、地権者の皆さん全員の話だったんです。そしてこれから7年、9年かけて中学校をつくるんじゃなくて、すぐにでもつくってほしいと、早く快適な、そして部活を皆さんでできるようなそういった環境整備をすぐに整えてくれという地権者の皆さんのお話でありました。そういったことで、そんな5年以内でできるんじゃないかという話でありました。そのように、その辺のことを考えながら中学校のエアコン設置のことを検討しなければいけないなと思っております、中学校に当たって。もう1点が、先ほどエアコンの国の補助金というのは3分の1と言われましたが、キュービクルでありますが、これが新しく結構電圧を食うんですよ。電圧を食うから、その設置をするに当たっては1,000万ぐらいかかるんです。ですから、それが補助対象外なんですよ。それはいいとしても、ただ、蔵王町が統廃合するために義務教育施設整備費というのを1億8,000万ぐらいもう今積み立ててあるんですね。そういったことも活用しながら、ただし中学校に当たってはそういうことがありますんで、ちょっと今内部で検討させてもらいたいと思っています。
まず、幼稚園と小学校6年生までは来年度の予算でしっかりやっていきたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) 今、町長から大変喜ばしい答弁をいただきました。来年度の予算で6年生までやる、これはあしたの新聞に載ろうかと思うんですが、とにかく、やはり大変町民にとって、子供たちにとっていい環境づくりをすると、これは本当に待ったなしだと考えます。それで、中学生まではちょっとあれだということなんですが、財源の問題が一番だと、私もそう思います。ちょうど私は何て運がいいかと思ったのは、きのう日本共産党の中央委員会から夕方ファクスが流れてきたんですよ。私はエアコンのことを一般質問するなんて中央委員会にも言っていませんし、県のほうにも言っていませんでした。ところが、学校にエアコン設置を活用できる財政措置という、これが出てきたんですよ。これはあした絶対にやろうと思いましてね。国は公立小学校の教室や体育館へのエアコン設置を対象にした国庫補助制度と、それから体育館への設置に活用できる地方債についてここに紹介されているんです。一つは、教室、体育館などに活用できる大規模改造事業(空調整備)とありまして、確かに先ほどから言っている補助率は3分の1、対象工事は下限、下が400万円、上限、最高かかったとして2億円まで補助をすると、こう言っているんですね、国は。それで地方財政措置としまして起債充当率75%なんです。うち、元利償還金、これの30%を交付税措置すると、こう言っているんですね。ということは、実質先ほど私2,414億円を盛り込むと、これ国の方針で決めたと言っているんですが、もっとふえたんですね、今度。2019年度予算に2,432億円を要求していると、これは文科省なんですけれども。実質的な地方負担というのは51.7%に抑えられるわけなんです。約半分です。全体にかかった費用の大規模改造事業空調整備の地方負担というのは幾らになるのかと言いますと、国庫補助が3分の1ですね、さっきから言っている。それから元利償還金の30%。ですから、実質的な地方負担というのは51.7%で済むんですよ。こういった新しい情報が入ってきた。これは3分の1よりも半分使えるということです。
それから2つ目ですね。これも皆さんにご紹介しますけれども、体育館への設置に活用できる緊急防災・減災事業債というのがあるんですね。これは地方財政措置として起債充当率は100%、うち元利償還金の70%を交付税措置すると、こういうことなんですね。ですから、この体育館にエアコンを設置する場合、全体でかかった費用の元利償還金の70%、ですから実質的な地方の負担というのは30%で済むんです。ちょっと難しいかもしれませんけれども、先ほどから3分の1しかかからない、あともう一つ、5分の1しか出ないという答弁でしたが、そうではないんですね、きのうの私の情報によりますと。ですから、こういった2つのことがあるんで、エアコン設置というのは中学校でも可能ではないのかなとも考えたわけです。
このように国はどんどん文科省の要求がふえていますんで、地方に負担を与えないという考えに来ていますんで、この点に関して、町長、どう考えますでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 実は先週金曜日だったでしょうか、全国の町村長会議、都道府県の町村長会議がありまして、その中でこの起債をできるように実は全国の町村会の正副が国のほうに行ってくるということで、その結果を受け入れてもらえないときは我々それぞれの都道府県の町村会が国に起債をできるようにやりましょうという話をしたんですね。ですから、そういった面では、今のお話が間違いなければ、実はまだ回答が来ていないんです。でも、今平間議員の国の起債が、これは起債ができるとなると大変やりやすくなってまいりますし、それが1つ。
あと、中学校に当たっての50%だからやりやすくなったんではないかということでありますが、中学校でも結構クラスが多くなりますし、そこはさっき言ったように5年ぐらいで、やるとなったら中学校も早くやっていきたいなと思っていますんで、その辺のことを考えながら検討してまいりたいと。ですから、中学校に当たってはちょっとクエスチョンにさせてください。このクエスチョンというのは、5年ぐらいをめどに、完成をめどに統合を持っていきたいなという私の今の考えでありますので、ぜひひとつここについては、ちょっと起債ができるからじゃあ今の現状でやれと言っても、さっき言ったように。それで、エアコンが家庭のエアコンとまた違って、家庭のエアコンの約10倍ぐらい、約300万円ぐらいするんですよ。1つのクラスで300万からちょっと400万ぐらい近く。そんなことで、ぜひひとつその辺のことも考えながら、中学校に当たっては統廃合の問題もあるんで、それ以外については来年度予算で。
ただ、問題が、全国の自治体の津々浦々がこういう動きをした場合に、本当に国が全部の市町村の要望に全部応えてくれるかということが実は心配であります。その辺の様子を見ていくということが1点。もう一つの問題は、業者がそれにきちんと対応できるかどうか。機械の製造元、そしてそれに業者さんが対応できるかどうか。それが実は心配なところでもあります。ことしの夏なんかでも、すぐに早急にしようと思ったらことしの夏は間に合わなかったという学校もありましたんで、その辺を今後の様子を見ながら対応していきたい。ただ、いずれにしても小学校、幼稚園は来年の予算にしっかり計上して、予算を獲得していきたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) 大変すばらしい答弁ありがとうございました。6年生まで、そして中学生、それから統合も5年という答弁をされました。私はあと9年ぐらいだと思っていたんですが、これは大きな答弁だと思います。やっぱりつくると決めた以上は早目にやっていただきたいというのが私の考えであります。
最後にこのエアコンで、これは我が党の自慢になるかもしれませんけれども、きょうの新聞赤旗日刊紙に載っていたんですけれども、エアコンは災害対策だと、こう言っている県があるんですね。これは静岡県日本共産党委員会と県議団で県に要求を出したと。まさに災害ですよね、熱中症で死ぬんですから。よく我々は災害というと自然災害、今回も北海道で地震がありましたし、その前は西日本豪雨、それから大阪とかいろいろ、まさに災害列島なんですが、この熱中症も、いわゆるこの暑さ対策も災害対策であるということを静岡県議団は言っていて、いい文章があったんで、ちょっと皆さんにご披露します。その中で、参議院選挙の来年の候補者、鈴木節子さんという方がこれは自分の娘さんなんですが、小学4年生の娘が学校で熱中症になり、翌日も休んだ。親として学校に送り出して病気で帰ってくることはあり得ない。災害対策と同じ位置づけで考えてほしい。このように発言しているんですね。県のほうでも、これは静岡県ですけれども、国が責任を持つよう事あるたびに要請すると、検討して来年夏までに特別支援学校普通教室100%、高校は老朽化対策とともに検討すると語ったと。やはり、こういうことは発言していかないとなかなか前に進まない。そういう意味でも私今回これを一般質問で取り上げたという次第であります。ぜひともこのエアコンに対しては早急に実行していただきたいと思います。
それでは2番目の質問に移ります。
この橋の問題なんですけれども、いわゆる町としてはいろいろやっていますよという答弁でした。ただ、この答弁書の中を見ますと、これはちょっと怖いなと思ったのは、建設後50年を経過した橋梁は現在51%もあると。半分以上が50年たっている。怖いですね。私、先ほどの質問でも述べましたが、50年以上たつともう壊れるという統計が出ているんですね。コンクリートなんかでも50年が寿命と言われています。となると、10年後は我が町の橋梁は73%が老朽化する。10年後ですよ、学校できるころ、5年後と言いましたけれども、10年後に橋が73%、7割以上老朽化しちゃう。これは大問題だと思うんです。ただ、この答弁書を先ほど読ませてもらいまして、点検をしていくんだと。それから、2メートル以上の橋梁は5年に1回の頻度で近接目視を基本とする点検を行うと。5年に一遍ということなんですが、その中でも日常点検もいっぱいやっていくと、こういう答弁なんですが。この答弁書は満点だと思います、私。なかなかこれ以上突っ込むのは難しい答弁だと思うんですけれども、一番はやはり、例えばこれ最後に、点検結果とともに町ホームページで公表するとしていますが、町のホームページをそんなに町民は見られていますでしょうか。私は見ていないと思いますよ。それよりもやはり、広報なり各家庭に、4,500戸ぐらいあるわけですからやっぱりそういうふうにしてやっていくと。若い人たちはネットをよく見ますけれども、蔵王町のホームページは見ないですよ。だから、毎日自分たちが通っている橋が何年たっているのか、この橋は危ないのか、危なくないのかを全然わかっていないで通っています、車でも、歩いても。だからこの辺の広報の仕方というものはどのように、もう1回答弁願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 町道、農道、それと林道、合わせて127ありますけれども、これはさっき言ったように国の指示によって町でもちゃんとそういった対策をして、やっと今年度で完了するということを申し上げたとおりであります。そんなことで、今年度一番やはり古くて、そして子供たちが通学していく橋があるんですね。あの橋が東根大橋といって、円田郵便局、そして円田中学校の近くに2年前に信号ができた橋があるんですが、そこの十字路との間のところであります。その橋を今年度やっていくということであります。そのように優先順位をつけさせていただきながらやっていきたいなと思っています。そんなことで、あと今の、昔のあれは50年なんだけれども、今は80年から約90年、これから橋をつくっていった場合は大体90年ぐらい、100年近く、それだけ性能もよくなって、構造もよくなってくるという話を聞いております。そんなことで、順次対応をやっていきたいと。これに当たって、特に国の財源も結構いいんです。55%が防災・安全交付金というのがあるんですね、これを活用していきたいと。あと、防災・安全交付金の事業債というのがあるんです。これは町債でありますが、この町債が40.5%、あと残りの4.5%が町の一財でありますからやりやすいんですが、ただあくまでも町債だとか、そうやって国のあれを受けられるということではなくて、総合的なやはりこの年次計画の中で、あとはいろんな等々ありますんで、そのように順位づけをしながらやっていくことにしておりますので、ご理解いただきたいと思っております。(「広報の仕方」の声あり)
公表の関係は、ホームページでもやりますし、あとはおっしゃられるとおりであります。私もやはり60歳以上の方々はどちらかというとホームページで見る方も多いですけれども、やはり70歳前後の年配の方々も広報だと見てくださりますんで、両方で対応してまいりたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) どの橋が何年にできたとか、何年たっている、そしてどの橋が危ない、そういうのは、やはり5年に一遍じゃなくて日常点検の中で、建設課は大変でしょうけれども、そういうのはやっていっていただきたいなと考えます。
あと広報の点も、やはり同じように町の便りで知らしめていく。それから、これは教育長の関係にもなってしまうんですが、学校側でも例えば宮地区、円田地区、生徒たち、児童たちが通る橋、この橋はこのぐらいの危険性がありますよみたいな、そういった何といいますかマップといいますかね、そういったものをつくっていただければなと思います。
2つ目の橋の問題は、いろいろ予算的には、先ほど町長がおっしゃいましたけれども国の補助金がたくさんあるという感じなので、これも実行していただきたいと思います。
本日はちょっと早いですけれども、じゃあ最後に済みません、町長に。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) ちょっと数字ということはないんだけれども、橋の寿命という中で、昭和30年以降に建設された橋は、大体平均60年以上、60年ちょっとということみたいです。近年の建設された橋は100年寿命を持つことができると、こう言われておりますので、先ほどとちょっと違ったあれであります。そんなことで、60年から70年ぐらいに思っていただければと思います。そしてあと地震だとか自然災害が起きたときに、それをまた目視等々で確認をしているということであります。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) 子供たちの安全、それからもちろん大人もそうですけれども、やっぱり命というのは一番大切ですから、重大事故が起こってからではもう手おくれだということなんで、ぜひともその辺の点検並びに建設、修理、そういうのをしっかりと実行していっていただきたいと思います。
本日は区長さん方も来ておりますが、早目にこれで一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○議長(佐藤長成君) ここで、昼食のため休憩いたします。午後1時15分から再開いたします。
午前11時54分 休憩
午後 1時15分 再開
○議長(佐藤長成君) それでは、再開いたします。
休憩前に引き続き、一般質問を行います。
次に、1番齋藤英之君の質問を許します。齋藤英之君、登壇願います。
○1番(齋藤英之君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問をいたします。
道の駅の整備促進についてであります。
第五次蔵王町長期総合計画の前期基本計画の中で、多機能型施設「道の駅」の整備を検討して行くと示されたところであります。
道の駅については、平成5年に国の登録制度が始まり、25年を経過した本年4月現在では全国に1,145駅、宮城県内に13駅が登録され、さらに増加し続けている現状にあります。道の駅は3つの基本機能「休憩機能」「情報発信機能」「地域連携情報」を有するものとされていますが、近年ではほかに人口減少社会で地域の活力をいかに維持するかといった地方創生の課題に対処するために新たに多様な機能が求められ、地域の経済発展に大きく貢献するものと期待されております。
そこで、今回「道の駅」の整備を検討して行くと示された点について伺います。
(1)道の駅の整備について、町長の所信を伺います。
(2)多機能型施設として、どのような機能を持たせていこうと考えているのか伺います。
(3)課の横断的な取り組みにより、町の将来を見据えた総合的な検討が必要と考えますが、今後どのような組織で検討して行くのか、また検討スケジュールについて伺います。
(4)検討過程においては、どのように町民・関係団体等を巻き込んで方向性を見出して行こうと考えているのか伺います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 齋藤英之議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
「道の駅の整備促進について」お答えをいたします。
この件につきましては、6月会議において「道の駅設置を考える実行委員会」から「道の駅整備促進を求める請願書」が提出され、現在、議会の総務経済常任委員会で調査中でありますので、今後の委員会からの報告並びに議会の判断等を踏まえたうえで、検討を進めたいと考えているところであります。
そのうえで、第1番目の「道の駅の整備について」、第2番目の「多機能型施設として、どのような機能を持たせていこうと考えているのか」についてお答えいたします。
平成29年7月31日付で、同実行委員会から町に対して「道の駅整備促進を求める陳情書」の提出を受け、第五次長期総合計画のなかで、多機能型施設「道の駅」整備促進の検討として「農業と観光の連携による経済波及効果を高めるため、多機能型施設(地場産品直売所・観光ビジターセンター機能、防災避難所機能等)を併設する「道の駅」の整備を検討しますと明記したところであります。
次に、第3番目の「今後どのような組織で検討して行くのか、また、検討スケジュールについて」、第4番目の「どのように町民・関係団体等を巻き込んで方向性を見出して行こうと考えているのか」についてお答えをいたします。
これらにつきましては、只今申し上げました整備検討の際に、併せて行うことになると考えているところであります。
「道の駅」の整備につきましては、年間180万人の観光客が訪れる蔵王町でありますので、地方創生及び地域経済の発展に大きく貢献できるものと期待しておりますが、現在、中学校の統合など優先的に取り組む事業などがあることに加え、先ほど申し上げました請願に対する議会の判断を踏まえたうえで、今後、慎重に検討を進めてまいりたいと考えているところであります。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) 今、答弁をいただきました。第五次の蔵王町の長期総合計画の前期計画の中で、先ほど言いましたように多機能型施設道の駅の整備を検討していくということを示されたわけですけれども、これについて町長はどんな思いを持って検討していこうとしているのかということで、今回質問に立たせていただいたわけでございます。そんな中で、請願審査中ということでご答弁はいただけなかったのは大変残念でございます。
それでは、別角度から質問をさせていただきます。
検討していくということなんですけれども、議会の判断も大変大事ではありますけれども、計画の中で検討していきますということは議会が認めております。でありますから、町独自で検討していくべきだろうなと私は考えております。そんな中で29年に陳情を受けて、総合計画の中で検討していくとしたわけですので、そのときにどんな思いでもって町長はその計画に入れて検討していこうと考えたのか、その点についてお伺いをいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 私たち、この道の駅整備促進を求める陳情書をいただいたわけでありますし、また私としても蔵王町として道の駅は必要だろうと思っているところであります。ただ、今までなかなかやはりちょっと弊害的なこともありましたし、やはり一つ大きなものを持って、そして多機能型でやっていくのが必要だろうとは思っております。ただ、ここで第五次長期総合計画の中でそういう方向性で、これから10カ年のローリングの中でさせていただきたいということで入れておりますが、ただ、齋藤議員が今回の議会の請願の紹介者として、今回紹介議員として載っているわけでありますので、そして今議会として一つは調査中であるということ、あともう一つは、うわさでありますが、今月18日に団体からの意見も聞くと、そんなことで商工会なり観光物産協会なり、そういった団体の皆さんの意見も聞くというお話を聞いております。そういった中で、この団体の皆さんの意見調査をしていく、そしてまた、今議会が調査中である、それに対して私がここで申し上げると、やはり議会の調査に障害になるのかなと思いまして、これに当たりまして先ほど申し上げたようなことであります。そういったことで、本来ここではなくて12月の議会あたりでお話をされれば、一つの自分のはっきりした考えをやれるわけでありますが、今は議会の調査中であるということが大きな原因で、はっきりしたことをお示しすることは私の立場からできないということであります。ご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) 町長の立場をよくわかりました。
私の考えとしては、先ほども申し上げましたように、長期計画の前期計画が5年スパンですので、その中で検討していくということをしているんですから、当然町執行部で検討してほしいなという思いであります。県内の道の駅の様子も見ますと、多くの事案ではいずれも首長の整備に対する強い思いと威信が示されているようであります。そんなわけでありますから、そうでないとなかなか整備検討していくんだか、議会からの結果を待ってするんだとかというそういう問題ではないんだろうと私は思っております。そういう意味で、やっぱり首長の思いというものをきょう聞きたかったところでございます。前向きなような検討をいただきましたので、それはそれで結構なんでございますけれども、やっぱりにぎわいのある交流拠点として整備していくという道の駅の大事な使命があるので、それに農産物なんかの直売所をくっつけたり、そうすることによって農業振興なり観光振興が図れるということで、中学校の統合問題も大事なことでございますけれども、これからの蔵王町の将来のまちづくりを見たときに、どういったことでまちづくりを進めていくんだと、そういうところがなかなか見えてこないので、この道の駅を核としてそういったまちづくりを進めるんだという町長の強いお話が聞ければなという思いではいたんですけれども、それは12月にならないとちょっとできないということでありましょうから、きょうはこの辺にとどめておきたいなと思っております。いろんなそういうこと、道の駅をやることによって、町長が日ごろ提唱しております交流人口が図られるということ、これは大事なことです。私も県道岩沼蔵王線の整備ということも言っております。姥ヶ懐トンネルも31年には完成するということもありますんで、さらに交流人口が図られるような状態になっていくんですね。ちょうどいい機会だと思っているんです。それに合わせて道の駅を核として、まちづくりを進めていくということは、非常にこれからの蔵王町にとっても大きなメリットがあるんではないかと私なりに思っているんです。そんなことで、将来の蔵王町はどうあったらいいのかなということで、そんな思いを全面に出していかないと、何のために検討していくんだということになりますので、それについても町長の考えを聞きたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 私もこういう立場をさせていただいてから、やはり道の駅というのは必要であろうと思ってまいりました。ただ、いろんな生産団体の皆さんだとかそれぞれいろんな蔵王町の、あったんですが、やはり一番は、皆さんがこのようにぜひひとつ、ぜひつくっていこうという、底辺と言ったら失礼なんですが、やはりそれぞれの団体の皆さんから来ることが一番私はふさわしいつくり方だろうと思っているんですね。一つのあれとして、道の駅の設置者、運営者は同じでありますが、大体これ一つは設置者というのは自治体なり、あとは都道府県の自治体なり、あとは第三セク、公益法人なんですね。ただし、一番の問題はここなんです。管理だとか運営者なんです。ですから、設置者と管理運営というのは別でありますので、この管理運営で全国を見た場合に、開所場所が全国で1,004カ所あるんですね。その1,004カ所の場合は自治体が15.7%なんです。あとは、第三セクでやっているのが31.1%、あとは財団法人等への委託が8.9%、あとは指定管理者等の制度が44.3%なんです。そういったことで、この指定管理者の中にJAさんなり民間会社、あとはそのほかという形が入っているわけでありますが、そのように、やはり国土交通省のほうに町が請願していく、そしてやりたいけれども、実際的に運営なんです、問題は。その運営を我々はしっかりとやっていきたい。だけれども、その運営をやっていく人たちは、運営はいいんだけれども、その下地の土地の問題とあと上物の問題。特に、上物をつくっていく場合は多機能型であります。そうすると、さっき言ったように、4つなり5つの防災も含めた形をつくっていかなければいけないと。それと、町だけが金を出すということはなかなか難しいわけでありますから、民間の会社もちょっと今二、三、当たらせてもらっているところも。これは私は今ちょっと勉強中という形ではありますが。そんなことで、やはり蔵王町だけでやっていくということはできないわけでありますし、そういったことを考慮しながら、今考えているところであります。ただこの中で、きょうの段階で、議会の中で今調査中の中に弊害をもたらすと大変問題がある、またもう一つは、18日の蔵王町の大きな調査委員会がありますから、その辺の議会の皆さんの話を聞いて、そして議会の一つの方向性が見出した中も大きく考慮させていただきながら、そして蔵王町としての方向性をはっきり出していきたいと。そして、それを持たないと、ある団体の方にもお願いすることもできないでしょうし、あとはやはり蔵王町だけでなくてお互いに、第三セクでやっていくんだったらそれなりの企業人の方にも協力をしていただかなければいけないわけでありますから、そういった方々に打診しても、議会の皆さんのこの調査委員会の結果を待ちながら、そして今後に当たって進めてまいりたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) そうですね。一番はやっぱり管理運営と言われているようでございます。整備は、道路管理者と町がやる一体型と、町単独でやる単独型と2つあるようでございます。全国を見ますと一体型が54%だというんですから、道路管理者ですからここでは宮城県になるんでしょうかね、そういったのと一緒にセットで24時間の駐車場とか休憩所、トイレとかそういったのが道路管理者側でやると。あと、地域振興施設、そういったものについては町がやるという形の一体型がちょっと多いようでございます。
県内の例として、隣というか、角田市が31年春開業予定ということで角田のやつをちょっと勉強させていただいていたんですけれども、角田では体育施設の隣にということで非常にかなりの、11億3,000万円ぐらいという事業費になっているようでございます。当初は温浴施設とかコンビニも入れる予定だったというんですけれども、財政が厳しいのでそれはカットしましたよということであるようでございます。メーンはやっぱりいろんなイベント広場、芋煮会、バーベキューができるコミュニティー広場とか、あともう一つ、子供たちが遊べる、遊戯できるようなそういった広場と。あと、メーン施設と駐車場の間にも多目的スペースを設けて、いろんなお祭りなんかができるようにしているということのようでございます。あと、防災施設にも力を入れて、非常用発電とか耐振貯水槽、耐振の「しん」は震災の「震」じゃなくて「揺れる」という、その耐振の貯水槽だとなっております。あと、地域振興施設には農産物の直売所が入って、あと農産加工室、あとフードコートがあって、中央に50席ぐらいがあるんだということで、直営店が1店と市内業者2店が入っているようでございます。あと、グリーンツーリズム広報室というのを設けて、農業体験、移住などの情報発信をしているということでございます。見ますると、国・県補助が4億2,000万円、地方債が5億1,000万円、一般財源約2億円だということになっているようでございます。ただ、それを運営するためには指定管理という形で、公社をつくって、あと出資も募って、市からの指定管理もいただいてやるという流れになっているようでございます。
蔵王町の状況を見ますと、今財政調整基金、今現在ですと当初現額と積立金8,000万プラスを考えると5億6,200万円ぐらいという形にはなっているようでございます。前段の小中のエアコン設置とかそういった財政問題とか、あと中学校の統合問題でかなり財政負担があるんですけれども、そこから考えますと、あながち検討していくに値するものかなと私なりには思っているところでございます。先ほどの多機能施設で町のほうでいろんなやつを、災害対応のやつですね、これもということで当初から入れているようでございます。
昨今、2004年の新潟中越地震後に、やっぱり新たな防災拠点としての機能を持つ道の駅が大事だなということで整備されているようでありまして、2011年の東日本大震災とか2016年の熊本地震、こういったときには緊急避難者の受け入れとか物資の配達、集配、あと食料の提供とか、こういったので道の駅が活躍したというようなことでございます。県内でも、東日本大震災でもくもくハウス、隣の津山の道の駅津山、ここには自衛隊とかレスキュー隊の前進基地、あと南三陸町のホテルなんかの避難場所にもなったということになっておりますし、そのちょっと内陸の三本木でも、24時間自家発電でおにぎりとかお菓子などを提供して、隣接の情報館では避難者の受け入れもしたということで、道の駅の果たす役割というのは非常に当初の冒頭の3つの基本のあれがあるんですけれども、それ以外にそういった防災関係のあれが重要視されてきているところでございます。また、1週間前の北海道胆振東部地震でも、道内で120ぐらい道の駅があるようなんですけれども、30近くで防災拠点化しておったということで、大分道の駅の役割が果たせたということでございます。
蔵王町でも火山泥流問題、蔵王山噴火とか、これは想定外なんですけれども、今騒がれているのは想定外が想定外じゃないということで、各種災害とあわせていつ災害が起きるかわからないということで、当然防災機能も持たせていかなくちゃならないんだろうなという考えではおりますけれども、これについての町長の見解をお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) おっしゃられるとおりです。道の駅を促進するということに決まれば、今おっしゃられたことを全部、大きく分けて4つの機能を持たせていきたいと。特に蔵王町は県内一または県内有数の産物が14品目あるわけですから、そういった面では農作物なんかでも、しかもよそにない高原大根があったり、あとは酪農を中心にした産業もありますでしょうし、あとは養鶏については色麻の企業でやっている養鶏を除けば、私たち町は県内一の養鶏の町でもありますし、いろんな産物をお客様に提供することはできるんですね。それと、年間180万人来た観光客のお客様たちが安全安心、そして何かあったときの防災の機能も生かせる、そんなことを総合的なことを取り入れていく必要があるだろうと。ただ一つは、先ほどお話があった、もう今姿が見えてまいりましたが、角田の道の駅というのもあります。ただ、やるからには赤字ではだめなんです。黒字にしなければだめなんです。ですから、黒字にするためにはどんな方法を、しかも場所の問題もありますでしょうし、そういったことをしっかり、場所の問題、そして器の問題。私は結構いろんなところを見させてもらっているんですが、最近だとすばらしいなと思っているのが、ぜひ見に行かれたらどうか、米沢のちょうどインターのすぐ近くにすばらしい道の駅ができました。あれの駐車場とあと全体的なあれありますが、ただ、物すごい田んぼにつくりましたんでいかようにでもつくれたという感じでありますが、やはりこの駐車場の問題が一番問題であろうと思っておりますのでその辺の、齋藤議員が思うように、私も個人的には道の駅はいろんなところを歩かせていただいておりますので、その程度でちょっととめさせていただければと思っています。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) そうですね。いろんな道の駅ができて、最近できる道の駅というのは本当にすばらしい道の駅だなと私も思っております。新聞では、大崎市の3番目の道の駅ということが載っておりました。ここは市民病院跡地ですから用地費がかからないということで、事業費も5億9,000万円ということで非常にコンパクトにできているようでございます。メーンは市長が言っている災害時の機能を持たせたということでございますね。あと、市の情報発信もそこで行うんだということでございます。大崎市内、あ・ら・伊達から始まって3つできているんですけれども、議員提案でもう一つも何か提案されているんだということで、そこは財政を見てということを言っているようでございます。そんなことで、やっぱり道の駅が果たすまちづくり、いろんなにぎわい拠点ということと防災拠点ということも大事だということで、そういうことになっているようでございます。
さっきの冒頭の基本的な機能のほかに、最近では6つほど新たな機能が挙げられてございます。先ほどの3つのほかに防災機能というお話をいたしました。あと、地域振興として6次産業化のための加工所なんかも併設して、雇用の創出を図るということにもなっているようであります。あと、インバウンド観光に対応したサービスとして多言語対応とか、あと無料講習、無線LANの整備とか、そういったものも挙げられているようでございます。あと、観光案内ということで、当初のあれにもあるんですけれども宿泊案内とか周遊観光ルートの案内とか、旅のコーディネート、ワンストップでやるということで、うちの観光案内所をあそこに持ってくるとなるとなかなかちょっと無理があるので、いろんな観光案内はそこでもできるかなと私も思っております。あと、移住促進事業として、そこで情報提供なり相談窓口を置いてそういったこともできるということで、当初の基本機能の中に文化施設の文化財関係の伝承機能というのも入っているようでございます。ですから、町の文化財なんかの保存展示なんかもできるということでございます。そういったこともやっている道の駅もあるようでございます。どういう機能を持たせるかというはいろいろ今後の検討課題で、蔵王町らしさ、これからの時代に即した機能、こういったものが必要だというのも、やっぱり検討していかなくちゃならないと私も思っているところでございます。
次の3番目、4番目は一緒なんですけれども、これについてもちょっと私の質問ということでございますが、いろんな検討をしていくためには検討委員会なりそういったものを立てていかなくちゃいけないんだろうなと思っているんですけれども、いろんな問題が、農林課だけじゃなくて観光課とか、いろんな建設、防災ですと総務課とか、いろんな課にまたがるわけです。そうしますと、それを取りまとめる課、農林観光ですよということではなくて、まちづくりの大事な問題でありますから、まちづくり推進課でやっぱりそれはコーディネートして、いろんな課との調整を図りながら進めるべきだなと私は考えているんですが、それについての町長の考えをお伺いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 今お話しされたことも、実際的に町の方針が決まったら、スケジュール、そしてどういったメンバーで、そしてどこが窓口を、まとめ役としてやっていくかということであります。それに当たっても、本当に申しわけないんですが、今調査中であり、12月にやっていただければ何でもお答えしました、本当に前向きに。ですから、調査中というのは本当に私のほうで、これを出してくること自体が本来問題あったのかなと思っていましたんで、そのようにとめさせてください。ゆっくりお話ししましょう。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) わかりました。詳細につきましては、また12月に再質問をさせていただきたいと思っております。私の一番は、やっぱり町長の道の駅に対する考え、どういった思いで進めていくのかという、ここがやっぱりはっきりしないと、何のためにこの道の駅を検討していくんだろうと。具現化するために検討していくのとまた全然勢いが違うもんですから、そこをちょっと聞きたかったんですよね。
1点だけ、ちょっと余り差しさわりがないところで、課内の検討の際に、ぜひ町の将来を見据えての発想が必要となってくるわけなんです。それで、やっぱり町を支える若い職員の斬新な考えをぜひ取り入れて検討していただけないかなと思うんですが、それについて町長。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) わかりました。12月にぜひひとつ再質問していただきまして、12月にしっかりと何でもお答えさせていただきますということが1点です。
それとあと、一番やはり国からの事業補助もいただくことを考えていかなくてはならない。それとあと、県からも金を引き出すことを考えていかなくてはならない。あとは民間の活用も視野に入れていかなくてはいけないと。ですから、イコール財政のことも考えながらでありますが、ですからいろんなことを考えて、少しでも町が、きょうの午前中の一般質問でもさせていただきましたし、やはり早く中学校の統合、地権者の皆さんからも言われたわけでありますから、そういったことで、そんな7年、9年もかけるんでない、5年で、みんな協力するからという、すごくこの、おとといの日にそういうお話をいただいたわけですから、いろんな面でどんどんまいりますから、一緒ぐらいで進めてもいいのかなと。ですから、最後のほうにちょっと財政のことも入れていましたが、いろんなやはり財政とにらめっこしながら、それと今言ったように国の補助事業。ですから、その辺を見つけながら、そこが一番優先だろうと思っています。あと、中身のものについては、多機能型そして蔵王町にふさわしいものが必要なのかなと思っています。具体的なことは12月に議論しましょう。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) そうですね。いろんな国の補助メニューがあるようでございます。何をやるかというのがまず前提で、それに対する補助がいろいろ出ているようでございます。県のいろんな補助もあるようでございますから、それらなんかもおいおい勉強していただいて進めていただければと思っております。
私がやっぱり何でこの道の駅にこだわるのかというのは、直売、販売も大事なんですけれども、これからのまちづくりをどうしていくかということなんですよね。やっぱりこれから10年、20年に向かって道の駅を核として蔵王町のまちづくりの中心、それでいろんなことを進めていくと、いろんなことができると思うんですよね。それがやっぱり大事なんで、そういったことを進めながらまちづくりを進めるということがいいのかなと、私は思っております。そんなことで、その核となるのが道の駅だなと私なりに思っているところでございましたので、今回町長のこれに対する前向きな進め方の考えもちょっとは伺ったかなと思っております。なかなかちょっと請願中の難しい時期で、質問をどうしようかなと私も思ったんですけれども、やっぱり町長の所信は聞きたいなということで、その1点だけで今回立ったわけでございますけれども、いろいろなことで前向きに進めるということでございますので、この辺で終わらせたいと思います。
終わりになるんですけれども、山形市も今度30年度で高速のインターチェンジができるんで、山形上山インターチェンジの近くに道の駅をつくる基本構想をつくっておるようでございます。名称が「(仮称)蔵王」となっております。そうしますと、蔵王町で考えている道の駅はその名称は使えないということになりますので、時期的に言っても既に構想を検討している段階ですから、あと一、二年ぐらい先の話になっちゃうのかなということなんですけれども、うちのはまだこれからということですから、そのときには伊藤議員の話でもないんですけれども、ざおうさまでもいいのかなと私は勝手に思っているのでございます。そんなことも含めて、これから早急な取り組みですね。おくれればおくれるほど、やっぱりいろんな、財政の問題もあるんでしょうけれども取り組み、検討だけは進めていっていただければなと私は考えているところでございます。
最後に町長の意見をいただきまして、終わりにしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 名称というのは、やはり早くつけたところが勝ちなんですね。ただし、その名称の前後に使うことは幾らでも使えるわけでありますから、ただ、全く同じ名称というのはこれはあり得ないわけであります。ただ、そういったことで、名称に当たってはそうでありますが、これに当たりましても具体的になって12月に再質問をいただきますことをお願いしまして、私の答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(佐藤長成君) それでは、齋藤英之君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。
午後1時55分 休憩
午後2時05分 再開
○議長(佐藤長成君) それでは、再開いたします。
休憩前に引き続き、一般質問を行います。
次に、5番松ア良一君の質問を許します。松ア良一君、登壇願います。
○5番(松ア良一君) 午後から大変お疲れのところ恐縮ですけれども、議長のお許しをいただきましたので、通告に従って一般質問させていただきます。
1件目、公共建築物等における木材利用の促進について。
戦後の復興期に大量に植林された木が伐採期を迎えようとしている。しかし、木材価格の下落から立木を伐採し、販売しても、伐出コストを引くと手元にほとんど利益が残らないのが現状で、森林所有者の意欲を失わせている。その為、国は多面的機能の低下が懸念されることから、森林の適正な整備と木材の自給率の向上を目的に「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律」を施行、本町も県に則して必要な事項を定めている。そして、明年から森林現場の諸課題に早期に対応する必要から、森林環境譲与税(仮称)が私有林面積や林業就業者数、人口数などに応じて自治体に配分、森林経営管理の役割を町に求めている。そこで、下記の項目について、町長と教育長の見解を伺います。
@本町における「公共建築物等」でございました。「等」を入れていただきたいと思います。「公共建築物等における木材利用促進」の現状と今後の取り組みについて。
A学校や集客施設等への木材の利用促進、その意義や効果について。
B森林環境譲与税(仮称)を受けて事業推進に向けた本町の現状と課題について。
2件目でございます。
新生児聴覚検査費用の助成について。
言語発達期には臨界期があるとされ、適切な時を逃さない支援体制が重要と言われている。最近は新生児期に正確に検査できる機器が普及し、産婦人科等の医療機関で新生児に聴覚スクリーニング検査が実施され、早期発見・早期支援により言語力が健常児と変わらないレベルまで達することが確認されている。そこで、経済的な理由や産科医療機関の差異、情報不足などから聴覚検査を受けられない事がないように関係機関との連携を図ると共に、検査費用の助成を実施すべきと考えますが、町長の見解を伺います。
以上、2件でございます。
○議長(佐藤長成君) 町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 松ア良一議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
はじめに、第1点目の「公共建築物等における木材利用の促進について」お答えいたします。
まず、第1番目の「本町における『公共建築物における木材利用促進』の現状と今後の取り組みについて」お答えいたします。
国が定める「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律」により、国の森林整備加速化・林業再生事業補助金を活用した建物は、蔵王町総合運動公園内の野外トイレのみであります。木材を利用した公共施設としては、児童館、幼稚園、地区集会施設や町営住宅などがあります。
木材は、やわらかさ、温かみなど、人に心地よい感覚を与える素材であり、今後も公共建築物の新設・改築等において積極的に取り入れていきたいと考えているところであります。
次に、第2番目の「学校や集客施設等への木材の利用促進、その意義や効果について」は、教育長に答弁させます。
次に、第3番目の「森林環境譲与税(仮称)を受けて事業推進に向けた本町の現状と課題について」お答えいたします。
平成31年度に創設される予定の「(仮称)森林環境譲与税」については、手入れが行き届かなくなった森林の整備に充てる「(仮称)森林環境税」により、個人住民税に1人あたり年額1,000円を上乗せして徴収し、その税収は県を経由して国に納められ、全額が国から自治体へ「(仮称)森林環境譲与税」として交付されるものであります。
課税は、平成36年度からでありますが、譲与税につきましては、平成31年度から交付が始まるものであり、この財源を元に、間伐などの森林整備や林業の担い手育成、木材利用の促進などに取り組む「新たな森林管理制度」が、来年4月から施行されるものとなっております。
新たな森林管理制度につきましては、県において説明会が開催されたものの、国や県のガイドラインがまだ確定していないうえ、内容や手続き等については不明確な部分が多いため、推進に向けては、今後の国や県の動向を注視しながら適切に対応していきたいと思っております。
次に、第2点目の「新生児聴覚検査費用の助成について」お答えいたします。
議員ご指摘のとおり、先天性難聴について、6か月までに確定診断を受けて治療開始することが重要であることは、私も認識しているところであります。
本町においては、母子健康手帳交付時に、聴覚検査受検勧奨をしており、さらに、おおむね生後30日以内に実施している新生児訪問時に、検査結果の確認をしております。
本町の平成29年度における検査受検状況でありますが、申請時の78.3%、47名が受検しており、精密検査が必要と判定された新生児は、一人もおりませんでした。
また、未受検の新生児13名の親に理由を確認したところ、6名が「分娩した医療機関が当該検査を実施していなかった」、7名が「受検を勧められたが断った」という結果でありました。
このような状況を踏まえ、医療機関の設備の違いや経済的理由、親の知識不足等のいかんに関わらず、本町のすべての新生児が聴覚スクリーニング検査を受け、難聴児の早期発見・早期介入に努め、難聴者の生活の質が向上できるよう、今後、県や県医師会等と連携を図りながら、支援の充実に努めてまいりたいと思っております。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきますが、あと教育長から答弁をさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 続いて、教育長。
〔教育長 文谷政義君 登壇〕
○教育長(文谷政義君) 松ア良一議員の一般質問、第1点目の「公共建築物等における木材利用の促進について」の第2番目の「学校や集客施設等への木材の利用促進、その意義や効果について」お答えさせていただきます。
町内の教育・文化・体育施設における木材の利用については、新しいものでは、先ほど町長も申し上げました県産木材を使用した総合運動公園の野外トイレがあり、ほかには宮小学校の小野訓導顕彰館、遠刈田幼稚園、宮幼稚園遊戯室、各小中学校のプール管理棟などがあります。
木材は、やわらかであたたかみのある感触、高い吸湿性などの優れた性質を持っており、さらに地球温暖化防止への貢献、林業の振興や保護などの観点からも、近年、建設されている学校施設などに多く利用されているようであります。
文部科学省でも、林野庁と連携しながら木材利用の普及啓発に努めており、また、木材を使用した学校施設の整備に対して国庫補助を行うなど、様々な措置を講じているところです。
本町におきましても、近い将来、統合中学校の新設にあたり、木造での建築を含め、校舎の内装木質化など、利用に向けての検討を始めているところであります。
今後は、全国の取組事例や活用方法なども参考にし、木材の持つ様々な効果を生かしながら、あたたかみと潤いのある施設づくりに取り組んでまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 大変丁寧な答弁をいただきまして、ありがとうございます。
今回の質疑に当たりましては、やっぱり林業分野におけるそうした衰退がなかなかとまらない、あるいは利用されていない、いろんな現状も加味されて、そうした部分については自給率の向上に、あるいは比較的な利用の部分については町がその牽引役になって果たしてほしいと、そんな内容の法律なのかなと、こういうものに基づいた形でつくられたものなのかなと思っております。先ほど、これまで行ってきたいろんな事例等もご報告いただきました。非常に国庫補助関係ですとなかなか少ないけれども、全体的に見ると、木質化であったりそうした部分については、大分折々といいますか、機会があればこれまでやられてきたのかなと、このように思ってございますけれども、今後いわゆるこの木材利用の促進については、今後のことを考えますと、やはり地元地域産材、こうした部分についてもどう手を伸ばしていけるか、あるいはふやしてそうしたところの分野に入っていけるかどうか、そういったことも含めて、環境譲与税あたりもこの辺に絡んでくるのかなと思っておりますけれども、簡潔に今回は質問させていただいて早目に終わりたいなと思っておりますけれども。あと、今教育長からもご答弁いただきましたように、今後、先ほど町長の答弁にもございましたけれども、9年から5年という話もございましたけれども、そうした時期にかかってきている公共施設あるいは学校関係については、やっぱり今後子供たちが本当に喜んで通ってくるような、あるいは地域のコミュニケーションの核となるような施設として、やはりそうしたふさわしいものがあってしかるべきなのかなと、こんな考えもあって質問したわけでございますので、教育長からは前向きな答弁をいただきまして大変恐縮するところでございますけれども、町長からも、今後この木材利用の推進に当たっては、ここにいただきましたけれども、今後も公共建築物の新設・改築等においては積極的に取り入れていきたいと、このようなご答弁をいただきました。これについてはおおむね理解するところではありますけれども、教育長からもあのような答弁をいただきましたので、今後統合あるいは新設校に当たっては、そうした木造化であったり木質化であったり、そうしたところに入って、そうしたところの建設にこれらを活用していくという考えがあるのかどうか、その辺だけちょっともう一回答弁をいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 町長への一般質問の回答と、あと教育長の両方お話ありましたので、お互いに話をしながら、そしてすみ分けをしながら答弁させていただいておりますので、大体両方とも一緒でありますんで、教育長も私も。先ほど、午前中にお話し申し上げましたとおり、やはり中学校の校舎、私も今のこういう立場だとか、あとはいろんな立場でいろんな学校、そして全国を回らせていただきました。特に長野県の川上村というところも全国の町村会の会長をしておりましたんですが、本当に文科省からモデルみたいな形でできたような学校でありますし、本当に至るところ、そしてあと交付税不交付団体の飛島村という、愛知県の港にある小さな村で海抜ゼロメートル地帯にあるんですが、そこも木造等々で。ですから、最近の鉄筋というのはないですね。仮に鉄筋でつくったとしても、コンクリートでつくったとしても、内装はもう、あとは丸い柱とか木を使ったり、これが鉄筋なのと思わせるようなそういったあれであります。ぜひひとつ、やはり中学校の建築というのも、もう目の前に来るのかなと思っていますので、ぜひ議員の皆さんたちも北は北海道、そして南は九州までの閉会中の調査でぜひひとつ見ていただければと思っております。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) ありがとうございます。本当に今学校関係の建設を見ますと、木造化ということで、非常に多くなってきているのかなと思っております。町長とか私たちの小学校時代はほとんど木造が当たり前でございましたから、そういった観点から言っても、そうしたいいところはやっぱり時代をさかのぼってもいいのかなと、そんな考えもしております。
県内でも、東松島の宮野森小学校というところがありまして、同僚議員からも1回は見てこいと、このような話をいただいておりまして、ちょうど夏休み期間に参りましたら、教育長並びにあと教育総務課長にご案内いただいて見てまいりましたけれども、本当に平屋づくりの管理棟を中心にした形で、平屋で体育館までずっと長く広がった、本当に好ましい森の学校、このような名称で呼ばれているようでございますけれども、これも教育長の元出身のところでございますので、地元の方からやっぱりそういう木の学校をつくってほしいと、こういうご意見をいただいて、そうしたところに、特に震災が終わって間もない時期だったので、そうした資金もうまく活用してつくられたようでございますけれども、全部木造ということで。体育館につきましては集合材なんですけれども、それも組み立てとかに当たっては飛騨高山の職人さんを呼んで、そして組み立てて、合掌づくりの非常にすばらしい建物でございました。森の学校、木の学校をつくる経緯には、私もよくわからないんですけれども、C.W.ニコルさんという方がいらっしゃって、その人がかかわったことでそういった流れになってきたという話もちょっと伺ってまいりましたけれども、本当に木造の学校の持つ意味合いというのは、教育総務課長からもお話がございましたけれども、やっぱり木がいろんな形で温度であったり湿度であったりを吸収してくれるので、インフルエンザ等とかそうした部分についても、発生率が少ないというお話も聞きましたし、先生方にとっても子供たちにとっても廊下が木材なので歩いていてもクッションになるような形になるんですね。それがやっぱり非常にいいということで、一番居場所のいいところはどこですかということになったら、階段とかに座ったりとか、そうしたところが非常に感触がよくていいと、本当に学校に来るのが楽しみなんですと、そういうお話も聞いてまいりました。あと、学校を支えるコミュニケ力ということで、地域の方が集まるラウンジも設けて、地域の方にいろんなやる木造の建物でございますので、これは建ててまだ1年ちょっとぐらいですので、今後も管理にいろんな形で手がかかってくるということで、そうした協力もいただかないといけないと、こんなことで、そうしたスペースも設けているようでございました。大変ちょっと格外というか破格の建物だなという感じがしてまいりましたけれども、そんなことも含めて、今後そうした機会にあっては、ぜひ木質化であったり木造化であったり、ぜひ今後の中でご検討いただければなと、このような思いで今回質疑させていただきました。
最初のこの3点の中で最後の環境譲与税のところにだけ、私の質問の仕方が悪くてちょっと内容が違ったのかなと思ったものですから、いわゆる森林環境譲与税を受けて事業推進に向けた本町の現状と課題ということで質疑させていただいたんですけれども、本町のこの森林の産業、森林の現場ですね、どういった、例えば面積がどのぐらいあって、今就業をしているのがどうだとか、これらをやっていくにはどうだとか、そういった現状を踏まえた形でこの環境譲与税を生かした形でステップに入っていくと思うんですけれども、そういう現状についてどうなのかなと、ちょっとそれだけはお伺いしておかないと前に進んでいけないんではないかなと私個人は思ったものですから、その辺について、もしざっくりでもわかるんであれば、お伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 基本的なところをちょっと私からお話をさせていただきたいなと思っています。あとは担当課長から述べさせます。
今回の譲与税の問題なんですけれども、言ってみれば民有地なんですね。そして民有林。ですから民有林が該当していくと。そして実は、例えば私たちの町は国定公園だとか国立公園の面積が多いわけですね。北海道はやはり国の山がたくさんあるんです。そういったところは該当しないというのはおかしいんでないかということなんですね。そしてこれが一つはあれなんですが、1粒の雨が森林に落ちて、そして小沢を通って滝に落ちて、そして川からなぎさに行く、そしていろんな養殖棚がたくさんできるでしょう。ですから、そういう山を管理している国定公園であれば我々蔵王町が見張っている。ところが、昔は山のおまわりさんがいたんです。もう今は山のおまわりさんはいなくなったんです。白石営林署がなくなったり、遠刈田の担当課がなくなったり、そんなことで町が見回りをせざるを得なくなってきた。そういう状況の中で、そういう山を私たちが守っているんじゃないかと。今回の譲与税に当たっては、民有林が対象なんです。そんなことで、今実は全国の町村会の中でもちょっといろんな、物すごい温度差があったり、特に北海道の方々というのは国有地が大変多うございまして、そういうのがまず1点なんです。そういうことで、うちの国定公園を離れた以外で、じゃあ民有林がどのぐらいあるかというと、大きく分けて蔵王の宮財産区、一つは青麻山を控えての。あとは円田生産森林組合、あと平沢、大字の部落有林、あと東根さんなり小さく管理、あとは小村崎さんだとか。本当に私で持っているのが、そこまでちょっと把握しておらないんですが、それについてはあと担当等の課長から答弁させたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) それではお答えさせていただきます。
県から確認した情報でございますけれども、蔵王町に占める森林の面積は約6割、9,500ヘクタールでございます。その中の約4割が国有林になってございます。約4,200ヘクタールでございます。そして、その国有林以外の民有林が6割で5,300ヘクタールになるわけですが、その中で財産区で管理、県の管理、町の所有、そういった形で300ヘクタールほど管理されております。残りの5,000ヘクタールのうち、共有林、公社管理、会社などで所有しているのが約半分で2,500ヘクタールということで、あくまで統計上でございますが、純粋に個人管理の山林は2,500ヘクタールということで県から情報をいただいております。山林の管理におきましては、先ほどお話ししました円田生産森林組合さんが管理されているところもありますが、多くは白石蔵王森林組合さんの協力を得ながら、山林の管理に当たっているところでございます。
それから、山林の開発におきましては、1ヘクタール未満につきましては伐採届を申請していただいて許可をするという形と、それ以上の開発については県の林地開発の許可申請というところで対応しているところでございます。
以上、簡単でございますがよろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) ありがとうございます。質問の内容をちょっと、もう少し言葉を入れればこうしたお話にも進んでいくところだったんですけれども、ちょっと足りませんでした。
本町の抱えている森林整備の現状についてはなかなか、先ほど町長がおっしゃったように、春先までですと町長は非常に林業革命が起こるというような商品の証明もいただいたというか、その話の中を聞きまして、これは本当に今後大きく変わっていくのかなという期待感もあって、今回ちょっと質問に立たせていただいたんですけれども、肝心な利益率といいますかいいところが全部外されたと、大変な荷物を背負わされたと。言葉ちょっと悪いですけれども。そうした中にあって、個人所有であったり、あるいはなかなか森林に目を向けていただけない方についても、管理とかいろんな形でそこが回ってくると。意向調査なり何なり、あるいは路網整備に当たっても、それなりの専門家がそこに必要になってくる。先ほどの説明にもありましたけれども、今の段階では何というんですか、県のほうのワーキンググループの中で第1回の会合があっただけだと。今後、大体12月ごろをめどにはそうした管理システム等も上がってきて、いよいよ来年の4月からのスタートになった場合に、やはり町の現状を踏まえた形でそうした、何というんですか、森林のアドバイザーであったり、あと担い手であったり、いろんな形でのそうしたところに入っていかざるを得ないので、やはりそれなりの準備も必要になってくるのではないかなと、前もってそういう先手を打つ、もう決まってしまったことでございますので、やらざるを得ないというこういう大変なところもございますけれども、ぜひその辺のところについては使うべきところは使って、基金等もできるんだと、こういう中身もあるようでございますけれども、ぜひ我が町の先ほどの学校等の建設等にもお話ございましたように、地域産材がそうした形で利用できて、そこに子供たちが集ってくる、あるいは人口交流のお話も先ほどありましたけれども、そうした中で人口交流を生かした形での森林環境の教育であったり、いろんなところに生かせる要素もあるのかなと、こんな思いもしたものですから、ちょっと早目ではありましたけれども譲与税についてお伺いしておきました。
ぜひこの辺については、今後固まってくる時間も内容の中もございましょうけれども、ぜひ前もって打てるところは打っていただいて、ぜひ積極的なかかわりで事業を推進していただきたいなと、このように思いますけれども、もう1回だけその辺についてご答弁いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほど申し上げましたように、蔵王町の場合は大きなくくりで管理をしていただいている団体が多うございまして、大体そこに白石蔵王森林組合の皆様方にお願いをしているというところであります。そういった面で、意欲と能力を持った林業に取り組む、じゃあそこでずっと蔵王町で続けていけるだけの環境があるのかとなった場合に、一つはクエスチョンなのかなというふうに。町で育成、育てていくという問題において、逆に町としてそういう白石蔵王森林組合の皆様方にお願いしているわけでありますが、そこに育成の場を、そしてそこで今後も見守ってもらえるような、そのほうがいいのかなとは私なりに思っているんです。ですから、また林業の山間地の地域であれば、やはりそれなりに必要だと思いますが、それよりもまずそういう形で進んでいきたいなと思っています。
ただ、個人の所有林については、間伐もやっていない、枝払いもやっていないというのが確かにあるんですね。ですから、そういったところがどのような形でやったらいいかと。さっき言った宮財産区、そして円田生産森林組合、そして大字平沢については、しっかりとその辺は年次計画をつくりながらやっているんで問題ないと私は思っています。
ですから、私有の山の方々をどのような形をすればいいのかなということはクエスチョンだけれども、町でそういう意欲のある方をやはり雇うという言葉はおかしいんですが、そういう育成ということはどうなのかなと。逆に今までどおり白石蔵王森林組合の皆さんと横の連携を図りながら、今後の対応が一番だと思っています。
あと2つ目は、やはり冒頭にお話ししたように、私たち国の国立公園なり国有地を守っている町なり村が、やはり何だのかんだの言っても我々がこうやって、そして清らかな水を養殖棚とれるような、そしてプランクトンを海にたくさん運ばせているわけですから、そういった大きな国の森林を守っている、これに一番最初はかけるということだったんですよ、実は。ふたをあけたら急遽変わっているんです、ここ半年というか1年もたっていないんですけれども。そんなことで、私たちは今さらにお話をさせてもらっているところであります。
以上です。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) ありがとうございます。
大変大きく方針が変わったことも受けて大変戸惑いもあろうかと思いますけれども、ぜひそうしたことの取り組みについては、今後の新たなシステム等も流れが出てきて、そうした中でぜひ取り組んでいただきたいと思います。大変ですけれども。
最後の質問に移らせていただきます。
新生児聴覚検査費用等の助成についてでございますけれども、答弁いただいた内容を見ますと、もう八方塞がりでございますので何を質問しようかなとちょっと思っておりますけれども。ただ、これはそうですね、今回質問に立ったというのも、やはりそうした重症になった子供さんの相談を受けて、それでその子供さんがやっぱりなかなか学校に通えなくて、仙台のほうに通われた、そういう子供さんも町内にいらっしゃったりして。あとはやはり、もう1件ありましたけれども、そういった子供さんもいらっしゃるという、そういう相談を受けての今回の質疑でございます。
この助成をやったらいいんではないかということで提案させていただきましたけれども、平成29年、昨年の12月28日の厚生労働省の雇用均等・児童家庭局母子保健課長からの通達でございますけれども、その内容の抜粋をちょっと読ませていただきます。「新生児聴覚検査事業につきましては、平成18年度をもって国庫補助を廃止し、平成19年度の地方財政措置において、少子化対策に関する地方単独措置を行っております。」このような内容が1つございます。こうした形で、ぜひ当初19年にそうしたことを勧められてから、再度こうした形で通達が出ているという内容でございますので、たしか先ほどの答弁を見ますと、本当に検査された子供さんの中ではいなかったよと。割合とすれば1,000人に1人ぐらいなんですけれども、このごろ、このスクリーニングをすることによって発見率も高くなって処置率も高いということで、非常に発見率も高くなってきてございますので、我が町にすれば、確かに子供さんの出生率から行けば、そうしたこともでてくるのかなと思っておりますけれども、ただ全体としてはそういう発見率になっておりますし、費用等についても各検査、医療機関によっては温度差あるいは技術料によって差があるようでございますけれども、そんなに大きい額の内容の費用等でもなさそうでございますし、一つには検査費用の助成については余り長く申しませんので、どういったところにいわゆる交付税措置の対象としているかということで、初回の検査、おおむね3日以内にする自動ABR、こういった初回検査については交付税措置の対象といたしますと。その後の確認検査というおおむね生後1週間以内に実施する同じく自動ABRについては、これについては地方交付税措置の対象としていますと、このようなことでございますので、確かに答弁いただいた内容のように、県内ではほとんどやられていないのが実態でございます。ただ、こうした子供さんも、先ほどなぜ質問したかということでお話しさせていただいたように、そういう子供さんもやっぱり、先天的になる子供さんもいるということでございますから、やはりこうした実態がいないからとか、聞いてみたけれどもそういうことは受けるあれがないということではないんではないかなと思います。福島県の事例では、ちょっと大変恐縮なんですけれども、額面を出して申しわけないんですけれども2,500円を上限としてやっているというような。あと、全額出しているのは岩手県の宮古市であったりとか。そこまでは金額的に検査費用も高くありませんので、そこまではいく必要はないかなと思いますけれども、この辺は子供の出生数から考えてそんなに費用的にも出費にはならないのかなと思いますし、県内では残念ながらどこもやっておりませんので、ぜひ子育て支援に力を入れている村上町長さんでございますので、この辺は特段の決意をなさってこうしたところを支援していくべきではないかなと、このように思いますけれども、もう一回答弁をいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 本当に松ア議員さんなり議員の皆さんからいろいろいい意見を頂戴しながら子育て支援に反映をさせていただいているところであります。今お話ありましたように、ABRだとか、それは3日以内、あと同じく確認検査でありますけれども、それが1週間以内と。この2つについては地方交付税の措置の対象となっているわけでありますが、それがですね、全部国も今汚いですから、地方交付税、地方交付税というんだけれども、明細書を全然書いてこないんです。ですから、どれがどのような形で地方交付税に回ってきているのかということが見えない。そこが今、各省が全部そういうことでなってきているので、それはそれで交付される、されない、関係なく、例えば国の方針関係なく。ちょっといろいろと調べてみると、全国の中で全額補助しているのが7.6%ぐらいあります。そしてあと5,000円以上のところが20.5%ぐらい。あとは、4,000円から5,000円までが0.9と。一番多いのが2,000円から3,000円で、これが44.6%なんですけれども、蔵王町はそのような形で子育て支援に力を入れていますし、やはり子供さんたちが健全な姿で、そして五体満足で、やはりほっておくと難聴になるわけですから、早目に見つかって早目に少しでも軽い補聴器で済む場合もありますでしょうし、やはりそれに当たって町としてしっかりと助成をしていきたいなと。はっきり申し上げますと、内部で5,000円までどうだということでお返事させていただきたいと思います。ありがとうございます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 大変、決断をしていただきましてありがとうございます。
これで一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。
○議長(佐藤長成君) 以上で、本日予定されていた一般質問を終わります。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
あす14日は、2名の一般質問を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午後2時49分 散会