平成27年蔵王町議会定例会9月会議
平成27年9月15日(火曜日)
出席議員(15名)
1番 佐 藤 敏 文 君 2番 平 間 武 美 君
3番 外 門 清 君 5番 三 沢 茂 君
6番 水 澤 智 孝 君 7番 馬 場 勝 彦 君
8番 高 橋 好 夫 君 9番 村 山 一 夫 君
10番 村 上 一 郎 君 11番 葛 西 清 君
12番 大 沼 昌 昭 君 13番 沢 春 光 君
14番 川 村 仁 君 15番 松 ア 良 一 君
16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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齋 藤 俊 一 君 |
会計管理者 会計課長 |
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北 沢 廣 男 君 |
総務課長 |
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佐 藤 雄 司 君 |
防災管理監 |
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今 村 敏 男 君 |
まちづくり推進課長 |
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平 間 喜久夫 君 |
町民税務課長 |
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我 妻 清 志 君 |
保健福祉課長 |
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我 妻 敦 君 |
環境政策課長 |
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山 崎 恒 男 君 |
環境保全専門監 |
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岩 渕 明 君 |
農林観光課長 |
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村 上 正 文 君 |
建設課長 |
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高 野 正 人 君 |
上下水道課長 |
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芦 立 敏 彦 君 |
病院事務長 |
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阿 部 宏 君 |
教育長 |
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佐 藤 茂 廣 君 |
教育総務課長 |
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菅 野 和 茂 君 |
生涯学習課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
書記 |
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佐 藤 桂一郎 君 |
平成27年9月15日(火曜日) 午前10時00分 開議
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 諸般の報告
日程第3 一般質問(4名)
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(佐藤長成君) 皆様おはようございます。
早いもので、今定例会も1日に始まりまして、きょう、あすの一般質問2日を残すのみとなりました。議員各位の皆さんには大変お疲れさまでございます。
また、本日区長会で議会の傍聴ということで、19名の区長さん方、傍聴されるということでございます。区長さん方、本当にありがとうございます。
きょうは4名の方の登壇ということになりますので、日程に従い進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。
日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、8番高橋好夫君、9番村山一夫君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
本定例会9月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書としてお手元に配付のとおりであります。
次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
以上で、諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 日程第3、一般質問を行います。
本日は4名の一般質問を行います。
質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書としてお手元に印刷配付のとおりであります。なお、町長に対して論点を明らかにするために、議長の許可を得て議員に対して質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。
最初に2番平間武美君の質問を許します。平間武美君、登壇願います。
○2番(平間武美君) 皆さん、おはようございます。本日は、行政区の区長さん方も大勢いらっしゃるということで、大変緊張しておりますが、また一般質問を毎回やってきておりますが、トップバッターも初めてなので緊張しておりますので、町長ひとつよろしくお願いします。
それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして質問をさせていただきます。
件名、1.マイナンバー制度(共通番号制度)について。
先日、広報ざおう8月ナンバー610号に、平成27年10月から「マイナンバー制度が始まります」社会保障・税制度の効率性・透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会を実現するための制度ですと記されておりますが、果たして本当にそうでしょうか。
ことし6月、日本年金機構の職員のパソコンが外部から送られたメールを介してウイルスに感染し、約125万件にも上る個人情報が流失したことが発覚しました。個人情報が流失した不安につけこんだ詐欺事件も発生してしまいました。
そこで、(1)人間がつくり、運用するシステムである以上、100%大丈夫、安全ということはあり得ません。番号が漏れたらプライバシーがさらされてしまうのではないでしょうか。
(2)不正取得やカード偽造、なりすまし犯罪等の危険は避けられません。住民基本台帳カードでも不正と防止策はいたちごっこの状態です。マイナンバーが悪用されるのではないでしょうか。
(3)公的機関による人権侵害の個人情報収集や国民監視が繰り返されています。マイナンバー制度はその危険を高めるものであり、警戒する必要があるのではないでしょうか。
(4)制度導入に3,400億円以上の国民の税金が投じられ、維持管理費も多額であります。中小企業等にも重い負担がのしかかります。一方で、支出に見合う便益は示されていないのではないでしょうか。
(5)10月に郵送されてくる通知カード(紙製)は受け取らざるを得ませんが、ICチップが内蔵された写真つきの個人番号カードについては、所有は強制ではありません。このことを町民に周知徹底すべきではないでしょうか。
もし、マイナンバー制度の実施を中止したとしても、住民生活には何の支障も生じません。莫大な費用や手間をかけて、わざわざ国民、町民のプライバシーを重大な危険にさらす共通番号を導入するよりも、現在使っているシステムを活用しながら、税と社会保障の分野での業務の効率化、適正化を図り、住民の利便性を高めるために知恵と労力を使うべきではないでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 皆さんおはようございます。
それでは、2番であります平間武美議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
マイナンバー制度(共通番号制度)についてのお答えをいたします。
議員ご承知のとおり、平成25年5月31日に公布されました行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律が10月5日から順次施行され、10月以降、通知カードの郵送が始まります。
さらに、来年1月からは申請者への個人番号カードの交付やマイナンバーの利用が開始されることになっております。
マイナンバー制度は、国民一人一人に番号を割り当て、その番号を社会保障、税、災害対策分野で活用するものであり、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平かつ公正な社会することが目的とされております。
また、国や自治体が保有する個人の情報を連携させることで、さまざまな情報の照合等に要する時間が削減されること、そして各種手続きの際に必要な添付書類が削減され、行政手続が簡素化されることなどの効果が期待されているところでもあります。
一方で、議員ご質問のとおり、制度開始により個人情報の流出やなりすまし等に対する懸念が指摘されていることも事実であります。
そこで、この制度におけるセキュリティ対策について概要をご説明申し上げます。
まず、制度面では、法令で定められた場合以外はマイナンバーの収集・保管を禁止しており、収集の際はなりすまし等を防止するために厳格な本人確認を行うことになっております。
マイナンバーの管理については、第3者機関の特定個人情報保護委員会が監視・監督するほか、違反した場合の罰則を従来より強化するなどの対策を講じることにしております。
システム面では、各行政機関が保有する個人情報はこれまでどおり分散して管理することで、芋づる式の情報漏えいを防ぐこととしており、また行政機関での情報のやりとりはマイナンバーを直接使わないなどの対策を講じることにしております。
さらに、平成29年1月から個人情報について不正・不適切な照会・提供が行われていないかを自分で確認することができるシステムも稼働する予定となっております。
地方公共団体におけるセキュリティ対策については、住民基本台帳システムで使うパソコンとインターネットに接続しているパソコンを分離すること、組織体制の整備、職員教育等を徹底するよう通知されているところであります。
本町においては、以前から住民基本台帳、税情報、福祉などの情報を扱うシステムは基幹業務系システムとして、インターネットに接続するシステムとは完全に切り離しております。
また、本9月会議において一部改正を可決・決定いただきました蔵王町個人情報保護条例に基づき、特定個人情報の保護に万全を期してまいりたいと考えております。
次に、個人番号カードの交付についてでありますが、広報ざおう8月号では、申請することで平成28年1月以降に無料で交付されますとお知らせをしており、町民の皆様にご理解いただけたものと認識をしております。
いずれにしましても、この制度は我が国の法律に基づいて、国全体で実施されるものであります。地方自治体は法律に従って事務・事業を執行する責務がありますので、その責任者であります私は制度導入に異議を申し上げる立場にないと考えております。
最後に、マイナンバー制度に伴う一連の事務の執行に当たっては、平間議員が懸念されるような事態が発生しないよう、本町の情報セキュリティ体制をなお一層強化し、万全の体制で臨んでまいりたいと考えております。
以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○2番(平間武美君) 今町長から答弁がありましたけれども、まずこういうことは私も全部わかっていたことなんです。その上での話なんですけれども、問題は先ほどの質問でも言いましたけれども、このいわゆるマイナンバーというのは赤ちゃんからお年寄りまで国民全員が持つという12桁の番号なわけですよね。赤ちゃんは親が保管するとしても、お年寄りの方、こういう方がマイナンバーのカードを持った場合に紛失したりした場合、再交付800円またとられちゃう。子供なんかに持たせて買い物に行かせて使われた場合、なくしてしまった場合、また800円もとられる。とにかく、はっきり言って不便なカードなんですよ、国民にとっては、町民にとっては。そこを行政の簡素化だけでこれを国が決めたと。手続を簡単にしたいんだというだけで、町民、住民にとって何のメリットがないということを私は先ほども言いましたけれども、その点に関してはどうお考えでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほども申し上げたんですが、国が法律で決めて、10月の1日からこれを施行していくということでありますから、やはりいろんな考え方、私も個人的な考え方の中で私は私なりにありますでしょうし、国民の皆さんあると思うんですね。だけれども、私たちが衆議院の先生なり、参議院の先生、私たちの代表者が国会においていろんな議論をされながら、そこで一つの法律が決定しているわけですよ。その決定されたものをやはり地方自治体の全国の津々浦々の市町村がその法律に従っていかなければならないということであります。
ですから、これを粛々と法律に従って対応させていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○2番(平間武美君) 国会で決まった法律ということですが、我が日本共産党は大反対しました。賛成したのは自民、公明、民主、維新、みんな、今はありませんけれども、日本共産党、社民党は大反対をしたということで、国が決めた、これは私と町長の話の中でいつでも最終的に問題になるんですけれども、国が決めたことを地方自治体はやらざるを得ないんだ。でもそれをやったおかげで町民、住民にマイナス、不幸が訪れたらどうするんだという話を私はしているんですけれども、そのセキュリティのためにいろいろやるなんて言っていますけれども、一番は、最初きょう結論から言いましょう。来年1月からのいわゆる個人番号カードですね、これは国の新聞の報道とか、テレビコマーシャルとかで必ず持たざるを得ないようなイメージがありますよね。あれ持つことないんですよ。持つ必要がないんです。いらないんです。先ほど私言いましたけれども、そこを皆さん、町民の皆さんよく理解して欲しいと思うんです。それを持ったがために、もしセキュリティ、いわゆるハッキングとかいろいろあって情報がとられたら、その方の情報が全てに広まってしまうわけですよね。
だから、私自身は町として個人の番号カードというのは強制ではありませんよと。それを周知徹底すべきではないかと思うんですが、そこはどうでしょう。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) その辺はきちんとお話をさせてもらっていますし、お知らせもしてもらっています。
それと、実はマイナンバーの付番に対応するために全員が12桁で全員が持つんですね。持つんだけれども、銀行のATMのカードと同じなんですね。皆さんそれぞれの。同じなんだけれども、必要でない方は町に申請しなくてもいいんですよ。今それを言ってらっしゃると思うんですけれども、ですから自分が欲しいと思ったときには申請すればいいわけでしょうし、必要でない人たちはいらないと。それと、小さな子供さんたちはやはり親が管理していくということは必要だろうと思います。
それと、このセキュリティの対策、全国の町村会等々の中でもそれぞれの市町村できちんと対応しなさいということですから、1つは何がどのようになっていくかというと、セキュリティ対策なんですね。基幹系、さっきも説明していますが、基幹系と情報系というのがあるんです。情報系というのは私たち、皆さんたちがインターネットを持っている。そのインターネットを持っている。あと役所で持っているやつを基幹系なんですね。ですから、ここのところでばってんなんですよ。ここで通じないようになっているんです、ライン。ですから、ここのところで通じないということは、インターネットから入っていくことはできないということなんです。ですから、その辺のセキュリティをきちんとなっているんです。蔵王町の場合は、そういうインターネットから入っていける自治体もまだあるんです。だけれども、私がさっき話したように、蔵王町はもうとっくに情報系から基幹系に入れないように対策をとっているんです、蔵王町は。蔵王町の場合は当初からその対応をしているということですから、基幹系と情報系、ですからインターネットから蔵王町の住民の皆さんのいろんな個人情報に入っていくことはできないんです。
ですから、この10年間の中でも蔵王町ではそういったトラブルが発生していないということでご理解いただければと思っています。蔵王町においてはですよ。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○2番(平間武美君) 基幹系、情報系、それは徹底しているということであれば大変結構なことだと思います。
ただ、先ほど私が言ったのは、要するに来月皆さんに送られてくる通知カード、これは受け取らざるを得ないんですよね、いろんな意味で、これは強制なんです、通知カード、来月の。
ところが、来年の1月にさっきから言っている顔写真付きのICチップつきのカード、これは持つ必要ないんです。例えば自分が行政の窓口に行って何か住民票とるなりしたときにも、別に自分の免許証とか健康保険証とかを提示すれば、それで本人確認ができるわけですよ。ですから、1月からのいわゆるカードはもらう必要はない。これは町民に徹底したほうがいいですよ。徹底といいますか、もらいたい人はもらっていいと思います、無料ですから。だけれども、それが非常に怖いことになるということを私はさっきから指摘しているわけなんです。そこをどう考えますか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほどから言っていますけれども、そういったことをやはり全員に通知は行きますから、そしてその1月の1日からそれを申請してマイナンバーのそのカードをいただくか、いただかないというのは個人の考えなんです。ですから、個人の考えですから、ただ小さな子供さんたちはわからないわけですから、きちんと保護者がそれを対応していくということが必要だろうと思っています。
ですから、その通知は来てもいらない方は、カードをちょっと不安だと思う方は申請する必要がないということなんです。
ですから、そういったことはこの町でもお知らせしていますが、なおもう一回検討しながら、町民の皆さんが不安の内容な対応をしていきたいなと思います。
今、世界の中で先進国と言われる国の大半がこのIDカードを世界で22カ国これを使っています。そうして中国はなぜまだ導入されていないかというと、国全体が貧困の差が激しい、そしてそこでなおインターネットというか、光通信が国全部に網羅されていないからそういったことができないと。日本の場合は光通信が国土全体に走っているということもあって、こういうことが対応できるようになっているということであります。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○2番(平間武美君) 1月からのカード、いわゆる強制ではないということを町がおっしゃっていると言いました。私きょう持ってきたんですよ、先ほど言った広報ざおう8月号ね。どこにも書いていないんですよ。個人番号カード、無料で交付されるということだけで、そういうことは書いてありません。
だから、私は広報ででも広げるべきではないのかなと。強制ではありませんよということをまず町としてとっていただきたいということなんです。
それから、町長は先ほど海外の例を持ち出しましたけれども、私も大分調べてみたんです。このシステムをとっている主な国というのはアメリカ、韓国、スウェーデン、あるいはカナダ、オランダ、マレーシア、シンガポール。一方で、ドイツ、フランス、イギリス、オーストラリアはこの制度をとっていないんですよ。ドイツ、フランス、イギリス、オーストラリアですよ。なぜとっていないかというと、市民的自由の抑圧、国民のプライバシーを侵害する危険性、不正利用の危険性を高めるといった観点から分野別番号を維持し、共通番号を利用した情報連携を行えるような仕組みはつくらない、行わないと、廃止している国もあるんですよ。
なぜ、日本はこういうことをやるかといいますと、結論からこれも言うと、税を逃さない、いわゆる税金の漏れを逃さないということと、将来的に社会保障を減らしたいんですよ、日本という国は。国民のことを考えていないんです、今の政府は。経団連の要望でこれはできあがった法律、それを成立させたのが、いわゆる自公連立政権なんです。
つまり、社会保障を下げたいんですよ。これからお年寄りがどんどんふえていく。本当は逆だと思うんですね、私は。こういうことを話していると、国会の話になってきますけれども、実際はそういうことなんですよ。それに我々国民、町民がしわ寄せを受けるというのがこの制度なんですね。本来から言えば、国民全員がこんなものはだめだと反対すればいいんですけれども、今の国会議員が圧倒的多数で与党が多いものですから、なかなか通っちゃう。
だから、私なんかちょっと話かわりますけれども、きのうなんかも国会周辺でいわゆる戦争法案、安全保障法案に対する国民のデモがすごいですよね。本当に今大詰めにきています。だから、このマイナンバーという大事な法案をああいうもので隠されちゃったんですよ。だから、私は今回これを取り上げようと思ったんですけれども、本当、確かに報道されていますよ。例えばこの間も委員会で議会でやりましたけれども、例えば河北新報の9月3日なんですけれども、迷えるマイナンバーなんです。みんな迷っているんです。国民も中小企業も。例えば不在などで275万世帯にはカードは届かないという調査が、統計が出ているんです。カードが届かないで、こういう法律だけ先行させてだめじゃないかということと。
もう一歩進んで、例えば中小企業の問題あります。ここに入っていきたいんですけれども、これもまた河北新報の8月30日、マイナンバー準備は間に合うのかと。企業で完了しているのは2.8%だと、まだ。これで10月から出発できるのかという問題があるんですよ。
だから、国がやっているから、私いつもこう考えるんですけれども、国がやってきたから町民は従うべきだという町長の考えですけれども、やはり悪いものは悪いということで声を上げていかなければならないんじゃないかと思うんですが。これもまた堂々巡りになるかもしれないんですが、どうでしょうかね。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 町長が従わなければならないとかそういうことではなくて、日本の場合は民主主義国家なんですね。まず、それを前提に考えていただきたいんですね。民主主義国家ですから、やはり国の法律、その国の法律に私たちの地方自治体、全国津々浦々の市町村はそれに従っていかなければならないんですね。そして条例をつくったり等々して対応していかざるを得ないんです。ですから、蔵王町だけが独立国家をつくっていくんだったらまた別だと思いますよ。そういう独立国家をつくることはまず不可能でしょう。それであればやはり民主義国家の中で対応せざるを得ないということなんです。
だから、いろんな不満の方々もたくさんいますよ。私だってこれに対して個人的な考えどうですかといったら、お酒飲めば当然不満も言いたくなるときもあるかもわからない。だから、いろんな皆さんの個々の考え方がたくさんあると思います。だけれど、やはりルールはルールとして法律に従って対応せざるを得ないということが1点です。
それと、先ほど8月号の件を言っていますが、ここの7ページを見ていただきたいんです。7ページの一番上のところ、ここのところにサブタイトルでやっていますが、個人番号カードと書いています。そこにマイナンバーの通知後、申請することで平成28年1月以降に無料で交付されますと。申請をしなければそれでいいということなんですよ。もうちょっと詳しく書いたほうがいいのであれば、また別のあれで出しますけれども、ですからマイナンバーの通知後、申請することで無料で交付を受けることができますよということなんです。これをなくした場合は800円というものがたしかに発行手数料というものがなりますが。
ですから、私は子供さんだとか12桁のあれで、例えばずっと金庫に預けておくなりするならまた別なんでしょうけれども、やはり必要な方だけ私はとればいいのではないかなと思っております、心配であれば。これを一応うたっておりますが、なおまた近くなったら対応していきたいなと思っております。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○2番(平間武美君) 広報ざおうの7ページの申請することでと。これはとり方によっては申請しなければならないのではないかととる人もいるんですよ。日本語というのは難しいもので。必ずこれは始まりますとなっていて、見出しが申請することで、申請しなければもらえないのだと思ったらもらっちゃおうと思う人がふえるんですよ。まして無料だから。ここが怖いんです。人のとり方というのは。
ですから、私はもう一度、これは強制ではないとか、申請する必要もないですよとみたく書いたほうがいいのではないかと私は考えます。
蔵王町民は素直ですから、皆さん。こういった広報は正確に読む人などは、マイナンバー制度が始まります。申請することでとなれば、申請しなければならないのではないかと私は考えるのですが。表記の問題ですけれども、そこはもう一度検討していただいて、広報に載せていただきたいなと考える次第であります。
ついこの間の法律、これに追加案が出まして、いわゆる口座番号とか、医療費の還付、それなんかもこの消費税の絡みで番号カードをとることによって、買い物なんかするとき4,000円還付になるんだと。いわゆる飲食品、酒類は除くというような案も出てきています。マイナンバーと関係あるんです、これ。非常に関係あるんですよ。それは今まだ法律は、買い物のときのやつは通っていませんけれども、預貯金とか、あるいは病院にかかった今までの過去の経歴、全部さらされちゃうんですよ。もし、それがとられたりした場合、なくした場合とか。大変私は危険だと思っているんです。安全、安心ということに関しては。誰がどのぐらい預金を持っているか、通帳を全部把握されちゃうんですよ。郵便局から、銀行から全部、それから病気の経歴まで。こういうことを、またこれは国会だと言われたら終わっちゃうんですけれども、ここに関してはどう考えますか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 私が答えるようなあれではないですが、この前財務大臣だと思ったんですけれども、議論が始まったばかりですね、これね。そしてこのマイナンバーを見せることによって、年間で最大で4,000円だったでしょうか、今やっと議論が始まったわけなんですが、そんなことでありますが、いずれにしても私の今の立場でどうのこうのとお話し申し上げる立場でないんで、お答えはちょっと控えさせていただきたいと思います。
あすでも、打ち上げの場であったらお話しさせていただきたいと。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○2番(平間武美君) やはり、地方自治体の長として、町民の安全、安心を守るというのが一番だと思うんです。言える立場でもないという気持ちもわかりますけれども、やはりこういった制度そのものに欠陥がたくさんあるんだということでありますから、町民の立場からすれば、首長として徹底して安全、安心で、先ほどのセキュリティの問題なんかもやっていただきたいなということで、私はやはり地方議員としまして、そこは強く言っておきたいと思うわけです。
これ以上話してもきょうはちょっと難しいですね、これね。町長も答弁しづらいような感じなんで。
いずれにしましても、マイナンバーということはどういうものかということが町民にはまだまだわかっていませんので、国民ももちろんわかっていませんから。この辺のことを広報でやはり周知徹底していく。あるいはホームページに載せていく。チラシ、ビラを配るとか。そうしていかないと、いつの間にか町民はそっちのほうに流されて、カードをつくってしまって漏れたときに大変な問題になっていた。この辺のことのセキュリティの万全をとっていただいて、あとは町民に対しての周知徹底、そのことをお願いしまして、今回は一般質問、これ以上町長も答弁しづらいと思いますので、ただ私はよく町長が言うんだけれども、ジオパーク認定ということで今棚上げになっていますけれども、蔵王町は歴史とか文化とか町民に知らせたいんだとよく言いますよね。であるならば、こういった共通番号制度というのも一生の問題ですから、生まれたときから死ぬまで同じ番号でいくんです。赤ちゃんからお年寄りまで。これを大変な問題になってくるんで、やはり徹底して広げていただきたいと考えます。
以上で質問を終わります。(拍手)
○議長(佐藤長成君) 平間武美君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間の休憩いたします。
午前10時37分 休憩
午前10時47分 再開
○議長(佐藤長成君) 再開いたします。
休憩前に引き続き一般質問を行います。
次に、14番川村 仁君の質問を許します。川村 仁君、登壇願います。
○14番(川村 仁君) 皆様、こんにちは。それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして、一般質問を行いたいと思います。
スポーツ振興課について。先月、全員協議会において、仮称「スポーツ振興課」の新設に関する概要説明があり、質疑をしたところ、町長から詳細については一般質問でとの指導をいただきましたので、9月会議で早速質問させていただきます。
仮称「スポーツ振興課」は、既に8月中に蔵王町教育委員会組織規則により制定が終了したとのことなので、来年の4月1日新設に向けて概要説明にもありましたように、健康づくりとスポーツの振興を図り、スポーツ人口拡大とスポーツ事業の活性化など、展望はあるかと思いますが、私もスポーツ振興課新設は賛成でありますので、来る2020年、東京オリンピックサッカー競技予選会が宮城スタジアムで開催されることを念頭に、せっかく新設するのであれば、次の4点の考えがあるかお伺いいたします。
1、東京オリンピック、サッカー競技等の合宿地誘致活動の考えはあるか。
2、体育施設(海洋センター・勤労者体育センター等)に町民がいつでも健康増進と体力の向上が図れるようにトレーニングマシーン設置の考えはあるか。
3、町民の交流と親睦を深めるために、町民体育祭の計画は考えていないか。
4、県内には野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール等プロスポーツがたくさんあります。ぜひ小中学生に夢、感動、迫力を共有していただくため、プロスポーツふれあい促進事業の考えがあるか、以上4点お伺いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 川村 仁議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
スポーツ振興課についてお答えいたします。
初めに、第1番目の東京オリンピックサッカー競技等の合宿地誘致活動の考えはあるかについてお答えいたします。
私も合宿地誘致が実現されればすばらしいことだと思っております。しかしながら、国際大会の合宿地誘致を蔵王町で受け入れられる状況にあるかと考えたときに、施設や国際化の対応など多くの課題が存在するのが実情であります。
以上のことから、現在のところ誘致は難しい状況であると考えております。
次に、2番目の体育施設に町民がいつでも健康増進と体力の向上が図れるように、トレーニングマシーンの設置の考えはあるかについてお答えさせていただきます。
さきの平成25年9月の会議の一般質問でお答えしたとおり、トレーニング室の設置を現在進めておりますが、B&G海洋センター増築工事に盛り込むことを検討したところであります。しかしながら、インストラクターの配置と操作方法の指導、そして器具の管理など多くの課題があり、見送ったところであります。
以上のことから、現在のところ議員ご提案のトレーニングマシーンについては設置は難しい状況にあります。
3番目でありますが、町民の交流と親睦を深めるために町民体育祭の計画は考えていないかについてお答えいたします。
過去に町民運動会を開催していたこともありました。しかしながら、地区の方々から参加者を集めるのが大変であると。あるいは、小学校運動会と合同開催の地区民運動会もあるなどの意見が出たためやめた経緯があります。
町民や地域の交流と親睦を深める上で開催することは大変有意義なことと認識しておりますが、実情として町民の求める声が少ないことから、現在のところ開催は難しい状況にあると考えております。
次に、第4番目の小中学生に夢・感動・迫力を共有していただくため、プロスポーツのふれあい促進事業の考えはあるかについてお答えいたします。
子供たちに大きな夢と感動を与えることについて、私も以前から力を入れており、議員と同じ考えであります。昨年も楽天野球団の協力で少年野球教室を開催したところであります。
しかしながら、他のプロスポーツ団体との交流は町民ニーズや開催施設の関係もあり、実現していない状況であります。
以上のことから、現在のところ開催は難しい状況にあると考えておりますが、今後ほかのプロスポーツ団体との交流が実施可能な環境が整備されれば、実現に向けて検討してまいりたいと考えております。
以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。
そして、第2番目について、教育長から答弁をさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 続いて、教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) 第2番目の体育施設に町民がいつでも健康増進と体力の向上が図れるようにトレーニングマシーンの設置の考え方はあるかについてお答えいたします。
B&G海洋センターでは町民のスポーツや健康志向への関心の高まりの中、スポーツ教室や講習会などの開催を通し、生涯スポーツの普及や施設の利用促進に努めてまいりました。
また、体育施設・設備については今年度利用者の利便性のさらなる向上のためアリーナの改修工事を実施しているところであります。
トレーニングマシーンにつきましては、B&G海洋センター開設当時に設置し、自由に利用していただいていたところでありますが、けがや器具へのいたずらなどが発生し、安全にトレーニングマシーンの機能を維持することが困難となったことから、撤去した経緯があります。
以上のように安全性と維持管理の問題もあることから、トレーニングマシーンの設置は難しい状況にあると考えております。以上を申し上げまして答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) はい、まずはオリンピック合宿地誘致でありますが、せっかくスポーツ振興課に昇格したわけでありまして、すっかり町長は水面下でいろいろ動いているのかと思っておりましたが、まず今のところはそういった考えはないというところでありましたが、今のところ宮城県におきましては、栗原市がホッケー競技誘致ということで今手を挙げている。あとは石巻市が聖火リレーのスタート地点ということで手を挙げているというところであります。あとまだ5年あるわけですから、そういった意味では時間的には、あとは財政面もありますでしょうが、そういった面でまだ全然検討の余地はないと考えてよろしいでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 川村議員からは1つはここではっきり言われているのはサッカーの合宿なんですね。そうすると、サッカー場についての競技場なんですが、そういった場所が今全くないんですね。できる場所がないんです。遊ぶ場所はあります。例えば子供たちがサッカーの練習だとかジュニアの子供たちがやっていくような場所はありますが、こういう世界の選手たちを誘致する、そういう施設は今の蔵王町にはサッカー場、そういったこれから新たにこれから場所を見つけてやっていくということまでは考えていないということであります。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) 実は2002年ですね、日韓共催によりますワールドカップ、これもまた予選と決勝は宮城県で行ったわけですが、そのときは宮城県内合宿地はなかったと思いますが、九州は大分県の中津江村、人口1,200人しかいない小さな村でありましたが、そこでカメルーンのサッカーチームがやってまいりまして、あのときは歓迎で村は待っていたんですが、1日ぐらい遅れて合宿所に来たという、それもひとつ話題になりまして、大分県の中津江村というのは非常に脚光を浴びて、時の村になったわけでありまして、あそこも大した設備はなくて、ちょっとしたキャンプ地を改装して、あとグラウンド整備してやったのかなと思っておりますが、今でも交流があるということで、2002年の次2006年、この前の2012年とカメルーンがワールドカップがあるたびに中津江の村長さんを初め、応援に行って交流があると。2005年の平成の大合併のうわさもあった中津江村でありますが、そのことから脚光を浴びたということで単独の合併をしないで今でも中津江村と名前を残してやっているという経緯もありますので、将来を見据えて何かそういった整備の考えもないのかと思っておりますので、その辺お伺いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 宮城県内においてのサッカーの競技場でありますが、宮城県にはベガルタ仙台がありますから、あと女子のもありますし、そういった施設がもう整っているところがあるんです。そういった面でなかなか蔵王町あたりとしては難しいだろうと。ただ、東京オリンピックに当たって今いろんなことは考えています。これは蔵王町と歴史の中であるそういう歴史のある関係の国と、パラオでありますが、パラオとの関係をやっていきたいなということで、一応東京の大使館とはいろんなお話はさせていただいていますが、それもあわせて今度1月にいろんなことを含めてパラオに足を運んでみたいなと。
ただ、パラオとは小さな国でありますから、4種目しかないんですよ、オリンピックに出ていくための競技というのは。その4つは対応できるのかなとは思っています。合宿としてのですよ。
そんなことで考えておりますが、サッカーとなるとやはりそれなりの相手の小さな国であっても、その練習するに当たっても、あとはそれを観戦するいろんな方々のいろんなことを考えていくと、今蔵王町にあるいろんなグラウンドの中では難しいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) パラオは本当に人口が少なく、小さい国でありますからなかなか主目的には難しいかもわからないと思っております。なかなか泊まる施設はあるんですが、グラウンド等ですね、なかなかないというのはあるんですが、以前カニトップ、昔のブランメル仙台ですか、その後ベガルタになっていますが、ユースの少年サッカーチームがエール蔵王の奥のほうですかね、ちょっと整備した経緯もありまして、あれから七、八年ですかね、あそこは今使っていない状況でありまして、あの辺を整備しながら、またホテル、保養所関係、企業のですが、まずバイタルネット、あとは東北電力の保養所ですね、あとは佐川急便の保養所となかなか今あそこは閉鎖しているわけでありまして、あの辺もやはり観光地、またはいろんな意味で企業の売地となっているわけですから、どこかの企業とタイアップして再活用、再利用していただきまして、温泉付きの保養所と、あとはエール蔵王近くのサッカー場等々、あの辺まだまだ土地があるわけですから、そういった意味でも進めていけばいいのかなと思っております。
実は、きのうも補正で真田幸村公の真田丸ですね、来年1月から放映になるわけでありますが、上田市と非常に今親交で密接といいますか、親交している市であるのかなと。町長も何回か、2回ほど行ったんですかね。行っていると思いまして、上田市といえば真田丸でもありますが、あそこは菅平高原と非常に蔵王より標高は高いんですが、世界のスポーツの聖地とさえ言われておりまして、特にラグビーですね、ラグビー合宿におきましては、社会人、特に大学の有名大学が合宿を行っていると。今はラグビー、サッカー、テニス、あとは陸上、駅伝、冬はスキーですね、等々非常に蔵王に似た立地条件、環境状況にあるわけでありますから、真田幸村さん、今度上田市で放映されますが、蔵王町もそういった意味でいろいろPRを今からやるとは思いますが、実際に孫さんがここにいるんですかね、お墓のほうは、幸村さんの。そういった意味で非常に親戚づきあいといいますか、その辺ノウハウを上田市から菅平からその辺も真田幸村以外にもそういったスポーツ聖地の足がかりといいますか、今までのノウハウもいろいろ非常にスポーツ好きな、そしてイベント好きな町長でありますので、その辺上田市とも情報交換、また菅平の情報交換は全然やってないと思いますから、その辺なんか情報ありましたらお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 私もそれは町民だとか子供たちに夢と感動を与えたい。そして、世界の活躍している方々をやはり町民の皆様にも見せてあげたいという気持ちは十二分にあるんです。
そんなことで、実は仙台で開催されたときの世界バレーのときにも蔵王町でカザフスタンの方々を合宿として誘致したいきさつがあるんですね。そのとき実はB&G海洋センターの中でやってもらおうと思って、カザフスタンの皆さんに見てもらったら、屋根の天井が低いと。それではバレーはできないということで、急遽今度佐川の体育館を見てもらって、ここだったら十二分にできるということで、遠刈田の佐川の体育館を合宿地にしながら、練習をしながら、そしてその合宿を誘致したいきさつがあるんですね。
ですから、そういったことでいろいろ町民の皆様にもやはり世界の、カザフスタンといったってロシアの選手の落ちた方々がカザフスタンに回ってくると。本当にすごいんですよ、カザフスタンの皆さんも。それだけのチームだったんですが、そのようにいろいろなことを考えています。
今の菅平の話も出ています。これはなぜ菅平が日本の一番のあれかというと、高地練習なんですよ。負荷をかけるんです。ですから、1,000メートルぐらいの高地で運動だとか、マラソンだとかいろんなことをさせる。ですから、同じ蔵王でも平らな地があることによって、上山の坊平にもあるんですね。そんなことで、今オリンピックの遠藤大臣、上山の方なんですが、もともとあの方はラグビーの選手だったんですけれども、そのことで遠藤先生が今オリンピックのあれですが。そのように坊平は大体1,000メートルのところをやっているんですね。ですから、菅平も大体同じなんです。ですから、蔵王でも実は5年前に、震災前なんですけれども、見てもらったんですよ。そして国と話したら、ところが奥行きがないんです、余りに急斜面が過ぎて、澄川を見てもらったんですけれども、なかなか平らに広くとれる場所がないということで、ちょっとやめたいきさつがあったんですけれども、ですから、平地だったらいいんですよ。ただ、平地でも皆様ご存じのように余りにも低過ぎる、標高100メートルないわけですから。ですから、少なくたって1,000メートルぐらいでないと負荷がかからないんですね。そんなことで、今蔵王町はなかなか難しい、余りにも急勾な斜面が多過ぎるということであります。
ですから、決していろんなことを考えながらやっていますが、なかなかいろんなそういうことで実は蔵王町に何がいいかということを今考えていて、そういった歴史の中から今回の東京オリンピック、そしてその国を蔵王町で考えてあげたいなと思っているところであります。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) なかなか有酸素運動の関係上、1,000メートル以上でないと高地トレーニングということで。菅平は1,400メートル、300から400ぐらいのところにあるということで、非常に条件が、蔵王の場合やはり澄川で1,000メートルですかね、えぼしで大体700ですね、一番上で1,000あるかないかぐらいということで、平地が少ないといった意味でありますので、そういった立地もなかなか無理な部分はありますが、ぜひ今回上田市とも親交が結ばれておりますので、その辺いろんな情報交換をしながら、目指せ上田市ではありませんが、一応、第2の菅平のようになるように今後ともいろいろ勉強していただきたいなと思っております。
こういった意味で、別の意味でもそういった誘致関係、または温泉施設関係で幾らでも5年後にそういった大きいイベントがありますので、その辺十分に念頭に置いていただきまして、今後の検討をお願いしたいと思っております。
続きまして、トレーニングマシーン設置でありますが、以前にあって管理並びにけががあったというところでありますが、やはり私を初め、メタボリック症候群の方が非常に我が町も食材が豊富なものですから、脂肪分が多い方が大分おるようでございまして、結構ほかのスポーツジムに通っている方もいらっしゃいまして、当初のB&Gにどんな器械が入っていたがちょっとわからなかったんですが、その辺どのような器具が入っていたのかお伺いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 1つは川村議員が今回の一般質問の中で聞いているのが、トレーニングマシーンの設置なんですね。ですから、トレーニングマシーンというとジム、例えばスポーツ選手とかがやる負荷のうんと強くやったりして、そういうトレーニングマシーンと、あとはやはりソフトの関係のフィットネスマシーン、フィットネスだったら私は考えてもいいのかなと思っているんですよ、実は、器具なんかも。
そうすると、ある程度の60の年代だとかの方々も使えるし、ですからトレーニングマシーンというとスポーツ選手だとかそういう人たち向けではちょっと今のところ。ある程度ずっと設置したままなんですね。フィットネスのトレーニングだと引っ込ませたり、そういってまた出したり、簡易な器具なんですね、フィットネスは。簡易に出して体を鍛えていくということでありますから、そういったことだと私は考えられますが、トレーニングマシーンだとある程度ずっと設置しなくてはいけないと。しかも器具も高価であるということなんですね。
ですから、その辺がちょっとフィットネスあたりで来るのかなと思ったら、その辺の狙いがどういったところに焦点を当てているのか、ちょっと見えない面もあるので逆にお聞きしたいなと思いっています。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) トレーニングマシーンといいますと、結構負荷のかかる、あとはスポーツジム関係ですか、イメージもありますが、もっとも軽微のやつですね。ちょっとしたランニングマシーンとか自転車関係とか、あとはバーベルの軽いやつ等々ですね。今の白石キューブと大河原はねっこアリーナには大分負荷のかかるやつもあって、別に管理状況、けが状況もなく大河原、白石あたりは進んでいるのかなと思っておりますが、あとはスポーツマシーンの考え方でありますが、ある程度高齢の方が寄って、ここで交流を深めて、親睦を深めるといったところと、今結局若い方でも障害者の方々ですね、リハビリをやりたいんだが蔵王町にそういった器具がないということで、はねっこアリーナに行ってリハビリをやっている方もいらっしゃるということで、そういった二面性があった器具というような考えで、大きなスポーツマシーンではなくて、そんな趣旨であります。
以前あった器具はどのようなものかお聞かせ願いたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 以前の器具なんですが、ちょっと調べさせてもらったんですが、バーベル、ベンチプレスだとか、本当のトレーニングなんです。ですから、重量挙げの選手だとかそういう高校生が帰りにまた練習したとか。ですから、ずっとそれを2階に設置したままなんですね。ですから、それが危ないだとか、けがをした方もいたんで、それを取り除いたいきさつがあるんです。
簡単に言うと、筋肉トレーニングなんです。ですから、今はねっこアリーナなんかも全部設置したままのあれなんですね。ですから、そういった面ではトレーナーというのも必要になってくるんです。ですから、トレーナーの職員に指導というか、資格をとらせるなり、あとは資格を持っている人がいて。だけれども、それだけのスペースがまずないんですね。
ですから、フィットネスだったらある程度、簡易のあれで、対応できるなと。ですから、そういったことは蔵王町としてもこれから新しい課を設置しながら、保健福祉課と新しい課を少しちょっといろいろと横の連携をとりながら、そしてご年配の皆さんも少しお話しされているような、やはりそういった軽く負荷をかけながら体力増進につながらせていきたいなと。
ですから、あくまでもスポーツ選手の育成ではないと。あくまでも町民の皆さん、それで簡易。ですから、フィットネスのマシーンだったら前向きに検討していきたいなと思っております。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) 以前はバーベルということで、バーベルも何十キロ、落としたり非常に危険性が伴うということでありますので、隣接する市町村、大河原、あとはキューブ等々の器具であれば、恐らく大河原さんにはリハビリ関係でまだ別の資格の方がいるのかなと思いますし、キューブさんには恐らくそういった資格の関係なく市民の方が自由にやっているのかなと思っておりますので、せっかくつくったスポーツ振興課でありますので、今までと同じことをやっていたのでは、せっかくつくった意味がないと。やはりスポーツとついたわけでありますから、スポーツ振興係が課になっただけだよといえばそれまでなんですが、そのスポー振興係が課になったひとつ経緯もですね、教育委員会の組織規則で変わったということでありまして、実際には今度は教育長は町長が任命するわけでありまして、そうなりますと今度は若干ずれますが、町長部局になりますと、これは規則ではなく条例になるのではないのかなと。今度規則でどんどんやると文化財保護関係も今度課に昇進したり、教育委員会で自由にできるというような考えもあるわけでありますが、その辺の考えをお伺いします。
○議長(佐藤長成君) 川村議員に申し上げます。少し通告書から外れているような内容になっておりますので、通告書に基づいた質問をされるように。川村 仁君。
○14番(川村 仁君) マシーンがちょっと脱線してしまいました。それでは、軌道修正いたします。
ほかの市町村では恐らくインストラクター等々がいなくても勝手に自由にやっているという状況でありますので、フィットネス並びにランニングマシーン、また自転車関係ですか、バーベルではなくダンベルの軽いやつですね、危険性の少ないやつ、そういった意味で場所的にはB&Gですと2階の武道場のほう、今端っこのほうちょっと今回新設もしますので、スペースもできるのかなと。勤体におきましても2階が結構スペースがありますので、それをうまく利用してやっていただければ、そんな考えはどうなのかお伺いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほども言いましたが、あくまでもスポーツ振興課を新設しますが、仮称でありますが、それを今度保健福祉課で高齢の皆さんたちがやはり少しでも元気に、そして体力を増進してもらいましょうという考え方があるんですね。そことスポーツ振興課と横の連携をとりながら対応していきたい。そんなことで、あとはそういう病気にかからない体力増進をしていくために、きょう傍聴でお越しの区長さんたちの年代の皆さんもそこで体力増進できるようなそういうあれですから、あくまでもマシーンじゃなくて、フィットネスでやはり軽度の増進をやれる。そして、何かスポーツをやるときには端のほうに置けるような簡単に移動できるような、そういったものでやっていきたいなと、そういったことは考えておりますが、そういうことでご理解いただければと思います。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) ぜひ軽微のフィットネス関係ですね、場所の余りとらない、あとはすぐに移動できるような、そういった意味でやはり町民の交流と親睦、そういった意味でも交流人口、スポーツ人口がふえるような検討をぜひお願いしたいなと思っております。
続きまして、町民体育祭でありますが、以前は町民運動会ということで開催していたわけでありますが、恐らく町長就任されてから行財政改革、30%減額カットで恐らく経費の無駄遣いということでなくなった経緯もあるのかなと思っておりますが、やはり町民の関心等々、あとは人集めが大変だということもあるわけでありますが、せっかく蔵王町はことしは噴火の問題等で断念しましたが、ヒルクライムですね、すばらしい全国のスポーツ、運動があるわけでありますが、しかしながらヒルクライムはある一部の限定された方々の観戦と、あとは出場も職員の方が蔵王町では出たわけでありますが、遠刈田の一部の方はわかっておりますが、円田、宮地区の方々はヒルクライムというのは全然わからないんですね。なかなか人集めも大変だったんですが、町民運動会もなくなったということで、人集め等々、きょうは区長さん来ておられますが、区長さんたちが人集めに非常に苦労したという経緯もあるわけでありますが、やはり町民一同を介しまして、ふれあい、そしてまたここでも感動、そういった意味で交流を図るには一つの運動大会ではないんですが、体育祭ですね。今各種バレーボール、野球等々もやっておりますが、それを1日、2日ぐらいかけて大きな体育祭にして、あとは時期的には秋になりますが、そこで蔵王町の食材の旬を楽しみながら、あとはその食材で芋煮会をしながら、一つの一大事業という形にすればいいのかなと思っておりますが、その辺の考えをお伺いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 平成16年まではやっておりましたので、17年ですからちょうど行政改革もそのころから始まったんですね。この行政改革のために体育祭をなくしたということではありませんから、私が就任させていただいたときから、その前から役員の皆さんと班長さんたちと、何しろ役員の関係の皆さんが集まってしかいなかったと。例えば平沢のことをいえば、平沢5区の役員の皆さんの運動会だったんですよ、簡単に言うと。それでは云々だということで、もうちょっと何を考えていったらいいだろうということで、子供たちも少子化になってきたということで運動会と一緒にやったらどうですかということで、学校側といろいろ話をしたら、かえって今現在は盛り上がって、そして子供たちだとどうしても家族もお孫さんを見たり、それに地区の皆さんも親戚の皆さんも含めていろんな関係者の皆さん集まっていますから、そういった面で私は逆に今の姿がいいなと思っていますし、また前に戻ってほしいという方の話はまだ全然そういったことはないんですね。本当にそういった川村議員が言われることが皆さんが望んでいるのであれば、そういったことを1回検討する必要もありますでしょうけれども、1回区長会の中でもいろんなお話を聞いたり、民生委員の皆さんだとか、それぞれの地区でスポーツ推進員さんもおりますし、いろんな人たちの意見を聞いて、ただそういったいろんな意見を聞いて、今の姿になっているということだけはご理解いただきたいなと思っております。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) 以前は結構大々的にやっていたわけでありまして、B&Gができる前は各行政区ごとに、小さいころの覚えがあるのは永野小学校でよく大運動会でトラックに旗を挙げて宮地区、円田地区、平沢地区、遠刈田地区でやったような覚えがあるのかなと、以前はですね。なかなか今参加者不足ということで非常に役員さんが大変であるというところもありますが、なかなかそういった意味で町民が一堂に会してやるイベントというのは全然今ないわけなんですね。運動会で参加が大変だというのであれば、蔵王めぐりウォークラリーですね、各名所を散策、ウォークラリー的にやったり、またサイクリングでやったり、観光果樹園をめぐりながら老若男女、若い人も老人の方も一緒に散策しながら蔵王町の旬を味わって、よく山形でやっています大芋煮会のような形でやっていけば、町民体育祭からちょっとかけ離れますが、これも一つの健康増進の一環かなと思っておりますので、その辺スポーツ推進委員、体育指導委員さんですか、区長さん等々の意見ですね、また聞いていただきまして、町民が一つになってやるんだと、そういったことを今後検討していただきたいなと思っておりますので、その辺についてお伺いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほどからお話しさせていただいておりますように、今の段階では区長さんの中からも話が上がってきていない、民生委員さんからも地区からもスポーツ推進委員さんからも話が上がってきていないと。川村議員さんから初めて今回の一般質問でそういったお話があっただけですから、でもいろんな町民の声をちょっと聞いていきたいと思いますが、何しろそういった声が高らかに出てきたときに初めてそういう町民の皆さんの、ただ声がないのに無理無理行政が引っぱって先導役になっても、なかなか私は難しいと思うんですね。ですから、町民の皆さんがそういった声に連動したときに初めて私は一つのものに形ができるだろうと思っております。
ですから、今の段階ではどうなのかなと、今クエスチョンをさせていただいていますが、何しろまだいろんな皆さんのご意見を拝聴しながら対応していきたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) なかなか今のところ意見も出ないというのも結構あるかと思いますので、その辺まではいろいろ意見を聞きながら検討していただければなと思います。
蔵王町は結構優秀なスポーツ選手がなかなか地元ではわからない方がいっぱいおりますので、町長の後輩でありますと、清野純一君ですね。育英から順天大に行きまして、また育英の監督に戻ってきましたが、今度また順天大に戻りまして今は積水化学のコーチをなさっているということでありますし、あと職員にはやり投げの全日本クラスの選手もおりますし、そういった方々を子供たち、町民にこういう方もいるんだよという形で体育祭的なものをやっていければいいのかなと思ったわけでありますので、ひとつ提案させていただいたところであります。
余談になりますが、今回も町長の出身校であります育英高校野球部が硬式のほうにも全日本にも選ばれました佐藤世那選手のお母さんは村田町出身でということで、あとはまた平沢選手ですね、おじいちゃんが蔵王町の平沢地区出身ということでありますので、そういった意味で何らかんらの縁はありますので、スポーツ大好きの町長でありますので、その辺ぜひ検討していただきたいなと思っております。
それでは、最後になりますが、プロスポーツ推進事業ということでありまして、楽天のほうはいろいろ楽天との交流、または2軍での試合等々あるわけでありますが、皆さんもご存じのとおり宮城県には野球は楽天、サッカーはベガルタ、バスケットが89ERSと女子バレーが仙台ベルフィーユ、女子サッカーがベガルタレディースと、フットサルがヴォスクオーレ仙台と、女子野球が東北レイヤとプロの関係が7つほど、全国でもこれだけ多いのは恐らく大都市であります東京、大阪に次ぐプロスポーツがあるのかなと思っています。そういった意味で、わくわく、ドキドキスポーツ観戦という意味で、財政的にも非常に厳しい部分はありますが、やはりプロのスポーツを実際に見て感動していただきまして、興味を持っていただくと。将来的にはオリンピック選手まで、またプロスポーツ選手まで蔵王町から輩出するんだという形になればいいのかなと思っております。
そういった意味で、各学校ごとに親と子供たちがこういった観戦ができるような事業でありますので、再度そういった考えがあるのかお伺いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) そういった考え方があるので楽天の命名も蔵王楽天球場という命名もさせていただいたわけでありますが、そのようにただ何でもそうなんですが、小中学生の子供たちが今蔵王町の中で指導者がいるかということがあるんですね。サッカーの指導者がいるかということ。実はいないんです、今現在。チームもないんですね。白石のチーム、大河原のチームに参加している。私実はどうしてもしたかったんです。実はベガルタ仙台の社長が西川さんという方なんですね。河北新報の役員にやられた方なんですが、その方が今社長なんです。ですから、その西川さんといろいろお話ししているわけでありますが、18日の日もお会いして、蔵王町としてサッカー。ただ、今蔵王町の場合はサッカーのグラウンドがないんですよ、実は。そして、本格的なあれだと芝コートなんですね、ご存じのとおり。ですから、芝コートでなくても今の各地区にあるグラウンドの中でサッカーをやれるような、交流人口なんか要らないと実はきのうある議員さんから質疑があったんですけれども、やはり交流人口、人をこの蔵王町にたくさん、多くの方々が来ることが蔵王町が外貨を落としていただいたり、蔵王町にね。ですから、やはりいろんな仙台から子供たちがサッカーのジュニアの女子サッカーだとか、ジュニアの男子サッカー、そういった方々が蔵王町のグラウンドでやることによって、蔵王町の子供たちが刺激になるんですね、それを見ることによって。そういったことを実はあるグラウンドで対応していこうかということで、西川社長ともあさって18日の日にいろいろお話しいたしますが、そんなことで今、サッカーについては考えております。
あと野球については、これも恒例で毎年やっていくようになっていますし、それとあともう一つは、89ERSのバスケなんです。そういったバスケができるようにやっていきたいと思っているんです。そのためには、やっとB&Gの改修、これは日本財団から3,000万という金をいただきながら、約9,000万で今回改修しているわけですが、ですからあくまでもアリーナ席、2階にアリーナ席を60席設けながら、そして下を広く、6メートルほど、そういったことがないと、初めて観覧席があって成り立つんですね。そういった面ではやっとB&Gのあそこの中をバスケのそういったことも町民の皆さんに近い将来、そういった子供たちにもバスケを見せられるような環境になってまいりますので、来年から。そして、そういったあれを誘致していきたいと思っています。今のところは、この3団体ぐらいですね、プロは。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) 紹介までにほかに女子野球とかの、バレーボールとか挙げたわけでありますが、やはり野球ですね、楽天、ベガルタと、89ERS、その辺で子供たちにプロの迫力をぜひ見ていただいて、興味を持っていただくというのが1つの狙いではないのかなと思っています。
先ほどサッカーの話で、なかなかサッカー場がないという話がありましたが、やはりサッカーは芝でありまして、蔵王球場の芝は宮城県一の天然芝で有名でありまして、以前ベガルタ仙台も練習に来ているんですよね、蔵王球場に、震災前でありますが。そういった意味で、芝づくりはすごい技術を持っているわけでありますから、促進事業とはちょっと関係ありませんが、そういった意味でそういた整備もしていけばいいのかなと。
また、バスケットボール、キューブのほう大分来ておりますが、今度B&Gのほうも海洋センター改修になるということでありますので、ぜひ観客席。
あと1つお伺いいたしますが、空調システムですね、せっかくつくるのでありますから、今回は設計には入っていないかと思いますが、ちょっとまたずれますが、空調システムの考えをお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 今回の予算の中にはあくまでもB&Gの日本財団の助成をもらうのに、あくまでも改修、空調までは入らないんです。ですから、その空調に当たっては財政の面については、町単独の財政ということで考えていかなければならないということで、今回ちょっとどうしても対応できなかったわけです。その後に対応させていただきたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) ぜひ、子供たちのための夢と希望といった面で、ぜひそういった空調関係を整備しながら、プロスポーツとの促進事業のほうにも取り組んでいただければいいのかなと思っております。
まずは、せっかく新しくなったスポーツ振興課でありますので、町民交流とスポーツ人口拡大なされることをぜひ念頭に置きまして、今後ともよろしくお願いしたいなと思います。
これで、私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございます。(拍手)
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君の一般質問が終わりましたので、ここで昼食のため休憩いたします。午後1時15分から再開いたします。
午前11時45分 休憩
午後1時15分 再開
○議長(佐藤長成君) 再開いたします。
休憩前に引き続き一般質問を行います。
次に、10番村上一郎君の質問を許します。村上一郎君、登壇願います。
○10番(村上一郎君) それでは、今回3番目に質問をさせていただきます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告にのっとりまして質問をさせていただきます。
1.蔵王町の教育行政について。従来の教育委員会制度を見直し、首長の権限強化を図った地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が、本年4月1日に施行されました。
改正地方教育行政法の主な点は、教育委員長と教育長を統合した新しいポストの教育長を教育委員会のトップにすること。また、首長が主宰する「総合教育会議」を設置すること。そして、教育の目標や施策の方針を盛り込んだ「大綱」を策定することとなっております。
なお、継続性、安全性の確保等の観点から、法律の改正後でも在任中の教育長は任期満了まで現状のままで在職できる移行措置が設けられました。
新教育長は首長が議会の同意を得て直接任命することになっており、それを受け、我が蔵王町では今般の9月会議に新しい教育長の任命に関し議会の同意を求められたところであります。
ところで、なぜ教育委員会の制度改革が実施されたのかですが、平成23年に大津市で起きたいじめを苦に自殺した中学2年の男子生徒の事件が社会に衝撃を与え、いじめに対する市の教育委員会のずさんな対応が発端でした。その後、教育行政における責任の明確化と迅速な危機管理体制の構築の必要性から、政府の教育再生実行会議での教育委員会制度見直しの提言を受け、中央教育審議会の答申を経て改正することになったことはご承知のとおりであります。いじめ問題の深刻な状況は我が宮城県内でも発生しており、大変心が痛む事件となっております。
さて、本年10月から新制度による新しい蔵王町教育委員会がスタートすることになります。そこで、次の事項についてお伺いいたします。
1.町長と教育長及び教育委員で構成され、今後の蔵王町教育行政の基本方針等を協議するための総合教育会議の設置時期について伺います。
2.蔵王町の教育の目標や施策の方針を盛り込むための大綱の策定に向けた今後のスケジュールについて伺います。
3.首長が主宰する総合教育会議は、教育の条件整備や教育施設の方向性、いじめ対策など多岐にわたるため、教育の政治的中立性への懸念の声があります。このことに対し、町長の見解を伺います。
4.新制度では現行どおり教育委員会が最終権限を持つ執行機関として教育行政をつかさどることになり、教育長の責務はかなり大きくなると認識しております。このことに対し、教育長の見解を伺います。
5.平成30年度に道徳の教科化が図られる予定です。道徳心を養うための道徳教育を充実させることは必要であると考えますが、心の教育の充実を図ることについて所見を伺います。
以上、5点についてお伺いいたします。
2点目です。
2.高速道路西原跨道橋の架けかえについて。平成25年6月会議の一般質問で、蔵王町と村田町の町境に位置し、高速道路に架かる西原跨道橋の架けかえについて質問いたしました。町長の答弁は、蔵王町と村田町、宮城県及び県会議員等で構成する仮称「西原跨道橋建設推進協議会」を設置し、関係機関に要望していきたいとの回答でした。その後、進展についてお伺いいたします。
以上、2点よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 村上一郎議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
初めに、第1点目の蔵王町の教育行政についてお答えいたします。
村上議員のご意見のとおり、全国的に発生しているいじめ問題を初めとした諸問題などへの対応として、従来の教育委員会制度を見直し、教育行政における責任の明確化や迅速な危機管理体制、そして首長との連携強化を進めるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、いわゆる新教育委員会制度が本年4月1日に施行されたところであります。
このような中で、今年度に入り全国的にいじめによる自殺が続いており、私としても大変心を痛めているところであります。
さて、我が町における新教育委員会制度については、9月末で教育長の任期が満了となることから、9月会議で教育長の人事案件について同意を得たところであり、10月1日に私が直接任命した教育長のもと、新制度による蔵王町教育委員会がスタートすることになります。
そこで、第1番目の総合教育会議の設置時期についてお答えいたします。
総合教育会議については、私としてもできるだけ早い時期に教育委員の皆様と教育政策について話し合いをしたいと考えており、10月の設置を予定しております。
次に、第2番目の大綱の策定に向けた今後のスケジュールについてお答えいたします。
大綱は、教育施策に関する方向性を明確にするものであり、町で策定している第4次長期総合計画後期実施計画及び蔵王町教育委員会としての教育基本方針や重点目標を参酌しながら、総合教育会議において速やかに検討してまいりたいと考えております。
次に、第3番目の首長が主宰する総合教育会議における教育の政治的中立性の懸念についてお答えいたします。
青少年の非行防止や進路指導なども含め、私の考えを教育政策に提案させていただきますが、学校教育や社会教育において、教育の政治的中立性の確保及び教育の自主性の尊重が当然であると考えられる事項につきましては、教育委員の皆様とともに協議し、連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。
次に、第4番目の新制度における教育長の責務の増大についてでありますが、これについては第1点目、第2点目、第5点目とあわせて後ほど教育長に答弁させます。
次に、第5番目の道徳の教科化による道徳教育と心の教育の充実についてお答えいたします。
道徳教育については、家庭で行うべきであるという方もおりますが、核家族化、過保護、過干渉の時代の中にあって、なかなか期待ができないものと感じております。
道徳が特設された約60年前と現在では、子供たちの生活環境は余りにも違い過ぎており、いじめ問題も含め、子供たちに考えさせなければならない内容がふえていることは事実であります。道徳教育は、例えば礼儀作法や慣習の継承、非行やいじめ防止の指導など、生きた人間関係のあり方などについて具体的な指導によって道徳観を感じてもらうことが必要でないかと考えております。
以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 続いて、教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) 10番村上一郎議員の一般質問にお答えいたします。
初めに、第1番目の総合教育会議の設置時期についてお答えいたします。
総合教育会議は、地方公共団体の長が招集し、首長と教育委員会が相互の連携を図りつつ、より民意を反映した教育行政を推進していくために設置されるものであります。
設置時期については、できるだけ速やかに行われることが望ましいわけでありますが、本町においては教育長の経過措置期間が過ぎ、新教育長が任命される10月を考えております。
次に、第2番目の大綱の策定に向けた今後のスケジュールについてお答えいたします。
大綱は教育施策に関する方向性を明確にするための目標や施策の根本的な方針であります。総合教育会議において、首長と教育委員会が協議、調整を尽くし、首長が策定することになりますが、国の教育振興基本計画における基本的な方針を参酌し、速やかに検討していきたいと考えております。
次に、第4番目の新制度における教育長の責務の増大についてお答えいたします。
新教育委員会制度における教育長は、教育委員会の第一義的な責任者として重責を担うことになります。
新制度の狙いであります教育行政における責任体制の明確化や、迅速な危機管理体制、地域の民意を代表する町長との連携の強化など十分に念頭に置き、蔵王町の教育行政の一層の充実発展を図るため、誠実に、そして精一杯努力してまいりたいと決意を新たにいたすところであります。
次に、第5番目の道徳の教科化による道徳教育と心の教育の充実についてお答えいたします。
道徳は道徳科として教科化され、小学校では平成30年度より完全実施となります。主な改善として検定教科書の導入や問題解決的体験的な学習などを取り入れた指導法の工夫、評価は文章での記述などが挙げられます。
「考え、議論する道徳科」への転換により、子供の道徳性を育むことを狙いとし、またいじめの早期発見や、その芽の摘み取りにも期待されているところであります。
心の教育の一層の充実を図る上で、道徳教育はその中核をなすものであり、今後さらに人権教育の充実や健全な成長のための長期的継続的な心のケアなども十分意を図っていくとともに、学校・家庭・地域社会が連携して子供たちの道徳性を育む活動を展開するよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(佐藤長成君) 続いて、2点目について町長より答弁願います。
○町長(村上英人君) 次に、2点目の高速道西原跨道橋の架けかえについてお答えいたします。
平成25年6月会議でお答えしたとおり、西原跨道橋は村田町管理の橋で、架けかえにつきましては、接続道路の改良や工事費用など解決しなければならない多くの問題が生じてまいります。
議員ご承知のとおり、一般的な道路改良事業の流れとしましては、道路の現況調査、路線の決定、概略設計を行い、そして補助事業の採択を受けることになり、その後現地測量、詳細設計、用地買収、そして工事着工と進んでまいりますが、西原跨道橋は現況調査等の道路計画もできていない状況にあります。
なお、西原跨道橋の架けかえに当たりましては、村田町が事業主体となり調査や概略設計を行う必要があり、この調査は町の一般財源で行うこととなります。
村田町では、第4次長期総合計画実施計画の中に西原跨道橋架けかえ事業は入っておらず、今後長期総合計画の変更、または新たに策定する際に、西原跨道橋を実施計画に取り入れていただかないと、調査設計にも着手できないものと思われます。
村田町の町民や議会の皆様にご理解いただくことで、事業を推進することができるものと考えております。
また、実現に向けて進むためには接続する県道岩沼蔵王線との交差点改良が必要不可欠でありますが、県の事業として実施していただくことが前提となりますので、県道岩沼蔵王線整備促進期成同盟会で西原跨道橋の改良に伴う県道岩沼蔵王線道路改良を県に要望していかなければならないと考えております。
県道岩沼蔵王線については、村田町姥ヶ懐から岩沼市大師地区までの一部トンネル併用による道路改良に着手しており、平成30年度開通を目指し工事が行われているところであります。
岩沼市の栄町地区から長岡地区間の歩道設置工事、蔵王町平沢地区舗装補修工事、蔵王町の円田永野間の狭隘部分調査測量も実施されており、要望していることが着実に実施されてきているところであります。
なお、宮城県大河原土木事務所所長と岩沼蔵王線について意見交換を行いましたが、その際、トンネル工事を含む道路改良の早期完成と各市町から要望されている箇所に重点を置いて、整備促進に向け努力していきたいとの回答でありました。
以上のことから、現時点では建設推進協議会を設置する段階にはまだ来ておりませんが、今後も協議会設置を含め、調査検討を進めてまいりたいと考えております。
以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 2点について町長と教育長に詳細、ご答弁をいただきました。
まず、第1点目の総合教育会議に入る前にどうしても確かめておきたいと思いまして、その前に少し町長と教育長の教育観についてちょっとお伺いしてみたいなと思っておりました。私の教育観も含めてお伺いしたいと思うんでありますけれども、ことしでさきの大戦から戦後70年にちょうどなるんですね。ご存じのどおりで、さきの第二次世界大戦では我が日本の大たる都市はほとんどが空襲を受けまして廃墟と化してしまいました。そこから先輩の方々、先人のたゆみない努力によって国道を復旧し、そして復興をなし遂げて、日本人が本来持っている勤勉さでもって今日の経済大国になったんだなとは思っております。
経済大国になった要因はさまざまあるんだと思いますけれども、その中の1つの大きなものとしまして、教育制度の確立も重要な要因ではなかったのかなと考えております。戦後の復興に向けて教育の必要性を深く認識して、昭和22年にも教育基本法を制定したんですね。中学校までの義務教育を柱とした六三三制を確立して、教育に熱心に取り組んできたというのも、これも経済大国その後高度経済成長をなし遂げて大国になった一つの重要な大きな要因かなと思っております。
なぜこれを申し上げるのかと申しますと、今の現状でも例えばアフリカ諸国のいろいろ経済的に後進国みたいな形で国々いっぱいあるわけなんですよね。そういう国を見ますと、食料で、飢餓で苦しんでいる国々を見ますと、目先的なきょうの食料、そしてあすの食料をどうするかというそれだけの考えで皆国民は生きているんだと思うんです。教育も全然ままならない状況で、そういった国が果たしてその後の経済の発展に結びつけられるのかどうか疑問に思っているところもあります。
ですから、経済をきちんと豊かにする、地域を豊かに、そして人間の心も豊かにするにはやはりいろんなことはありますけれども、教育の大事なことという、それも肝に銘じて進んでいかないとだめなのかなと思っているんです。私の常に思っていることは、その教育のよしあし、それは国家と郷土の盛衰につながるんだなという考えがあります。教育の良否は国家と郷土の盛衰につながる、これが私の教育観であります。
盛んになるか衰えるかは教育のよしあしだと思っているんでありますけれども、そんなことで町長と教育長の教育観についても少し述べていただければと思っております。基本的な価値観、教育は国家百年の大計であるとよく言われますけれども、その辺も含めて教育観についてご答弁をいただければと思います。
○議長(佐藤長成君) 初めに町長。
○町長(村上英人君) 世界が二百何十カ国とありますが、それぞれ先進国、開発途上国、後進国とありますが、なかなかそれぞれの戦争があったり、それによって飢餓に苦しんでいる国もたくさんあるんですね。その中でやはり教育の前に問題があると思うのは、やはり人間の生活の中で衣食住がしっかりしなければ、私は教育というのはなっていかないと思うんですよ。まず私は原点が衣食住だと思うんです。そういった面で世界の国々の中でも、日本人のすばらしいと思うんだけれども、それは何かというと、アフリカあたり水がないんですね。そして、とんでもなく長い半日かけながら水をくんでくる、そういった国々がたくさんあるんですね。それを井戸を日本の先人たちの井戸掘り、そういった世界を、そして東南アジアをめぐりながら井戸を採掘する。そして井戸を掘ってその地域の人たちに何十年、何百年という苦しい思いを、ですから私はまず衣食住、それを先進国である日本なんかも、そこから助けていく必要があるだろうと。そして、初めてそこから、衣食住がしっかりしない中に教育というのは私は生まれてこないだろうと、そういった衣食住の中からまた教育というのも自然と生まれてくる。また、この後に質問される道徳という問題も少し入ってくるのかなと思います。
○議長(佐藤長成君) 次に、教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) 今、村上議員さんがこれまでの戦後からの日本の教育についてお話しされまして、私は本当にそのとおりだと思っております。
私は教育観といってもいろいろお話し方あるかもしれませんけれども、私は教育というのは本当に一番大事なものかなと私は押さえております。特にこれからの日本というか、町というか、世界を支えていくのはやはり子供たちであります。そういう意味ではやはり子供たちの教育というのが大事なんだなということは、私は現役この仕事をさせてもらってきまして、本当に痛感しておりますし、その仕事をやってきたことにちょっと大げさかもしれませんけれども、誇りに思っております。
そういうわけで、教育というのは人格の完成とよく言われておりますけれども、それを目指して行うものだと、全くそのとおりだと思いますし、そしてそのためにもやはり今の言葉でいうと子供たちの生きる力というか、生き抜く力を私たち大人は子供たちにつけてあげなければならないのではないかなと、そういう考えで現在いるところであります。
簡単でありますが、こんなところかなと思ってます。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) ありがとうございました。教育観、余り大げさなことを聞いておりましたけれども、基本的な姿勢というのは常にお持ちになっていただいて、教育行政に携わっていただければと思いまして、質問させていただきました、今後とも一生懸命取り組んでいただけることに期待したいと思います。
具体的に中に入っていきますけれども、総合教育会議の設置でございます。町長の答弁でも教育長の答弁でも早い時期ということで、来月の10月あたりの設置を予定しているということなんですね。県内でもほかの自治体の動向なんかを見ますと、もう取り組んでいるところもありますし、1回目の開催を開いているところもあります。蔵王町はちょうど9月が今までの移行期間ということで、9月まで今までの従来どおりで、新しい教育委員会の制度が10月からということで、その節目を経た上でそのように計画されているのかなという受けとめ方をいたしました。当然、具体的に来月第1回目を開催する予定であれば、それを27年度でどういう形で会議を開いていくのか、基本的な回数、随時開催とかという計画性もあるかと思うんですが、第1回目が10月とすれば、第2回目をいつごろにするか、当然大綱の策定なんかも総合教育会議でつくることになっておりますから、その辺も視野に入れながら2回目の会合もなるのかなと思っておりますので、その辺具体的なことについてご答弁いただければと思います。
総合教育会議は主宰するものが首長となっておりますので、町長。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 第1回目でありますが、10月14日に考えていきますし、またそのときに初めて教育委員の皆様と会い、そして新教育長のもとでその総合教育会議を開催していくと。
あと先ほど述べたとおりですね、教育委員会の計画もありますでしょうし、蔵王町としての教育委員会のローリングもありますでしょうし、そういったものを総合的に合わせて、あと教育委員の皆さんとの意見も拝聴しながら検討していきたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) わかりました。第1回目が10月14日開催予定だということで承りました。この会議を開催するに当たって、これからもずっと必ず年度年度で開催することになるかと思うんですが、その会議の運用に当たって当然いろんな取り決めが必要になるかと思うんですね。そういった会議を設置するための規則とか要領とか、そういうのの制定について具体的に計画されているのかどうか、その辺ちょっとお伺いしたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) その辺については、事務的なことについては教育長から答弁させたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) そのことについては、町長が招集しとなっておりますけれども、事務局としてそのための準備は現在しております。教育総合会議の持ち方の要綱とかですか、そういうことについては準備はしておりますけれども、まだ第1回の会議持っていませんので、そのとき多分決定するようになると思います。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) わかりました。具体的な総合教育会議の設置要領をここで発表するというのはまだ決まっていませんので当然かなと思うんですが、その辺の準備はきちんとされているということで理解していいのかと思います。
いろんな形で制度改革が行われまして、教育に対する責任の明確化というのも今回の制度改正の大きな要因でありますけれども、当然責任を明確化にするための透明性の確保が必要になってくるということで明記されているんですね。会議を公開するように定められているということもありますし、その総合教育会議なんでありますけれども、それと総合教育会議を開催した後の議事録の公表も努めるようにとなっているんですが、これは努力義務になっておりまして、ですから必ず公表しなくていいということにも受けとめられるんでありますが、できる限りそういうのも公表すべきなのかなと思っているんです。ですから、公表するように努めなければならないと明記されておりますので、その辺単なる努力義務だということで受けとめて終わってしまうのか、それとも議事録も作成しながら、できる限り公表に向かって進んでいくのか、その辺を確認したいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) それに当たりましても、まだ1回目が10月の14日ですから、そのときに教育委員の皆さんも入りますから、そういったことを今この場でお答えするということはなかなか難しいことなんですよ、教育長としても。ですから、そういったことも含めて、そういったことは全部文科省から通達で入ってきていますので、全部わかるんです、言わんとすることは。ですから、そういったことを第1回目の中で最終的に決めていきたいと思いますし、第1回目のやつから必ず発表しなければいけないというわけでもないので、皆さんの意見を拝聴しながら検討してまいりたいという当初の答弁で言っておりますが、私だけの意見でもいけませんでしょうし、教育長だけの考えも。ですから、第1回目の委員の皆さんも入って、第1回目の会議からそういったことを公表するかしないか含めて、そういったことを総合的に判断をしてまいりたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) わかりました。これから10月になって第1回目を開催して、その後スタートするということで、ある程度前進するのかなと思っておりますけれども、その辺は随時確認しながら聞いていきたいと思っております。
大綱の策定に入りますけれども、これは当然総合教育会議を開いて最終的に首長が策定することと定められているんですね。ですから、蔵王町であれば町長が定めることになっているのだと思うんでありますけれども、これも恐らく10月からスタートして来年の3月までの27年度中に策定されるのかどうか、その辺に向かって会議を進めていくのか確認したいと思っているのですが、その辺の大綱の策定時期をお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 教育部局から答弁させたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) 先ほどの答弁と同じになりますけれども、事務局としては今年度中に進めていきたいという考えではおりますが、どっちにしても先ほど町長さんおっしゃったように第1回目の総合教育会議でその辺も決定するようになるんじゃないかなと考えております。以上です。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) ありがとうございました。当然日にちといいますか、10月からですから半年間きりないんでありますけれども、その辺はきちんと事務局、事務方含めて進めていけるのかなと思っております。
この大綱の策定をした後に、当然議会側への公表というのもある程度必要になってくるのかなと思っておりますので、その辺も策定後、速やかに議会側への公表もしていただけるのかと思っているんですが、この辺の確認をしておきたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) その辺も第1回の会議で話し合うことになると思っています。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 第1回目の10月14日の会議の中でそういうもろもろのスケジュールを具体的に決めていきたいということでありますので、その辺は私の意見も聞き入れていただければと思っておりました。
この大綱の策定に向けて、町長と教育長、それから教育委員で協議の上で大綱を策定するというわけでありまして、その辺の大綱策定したのに、果たして第4次の長期総合計画と、それから教育委員会の各年度ごとに教育基本方針というのを定めているんですが、それらとの整合がとれるのかどうかというちょっと心配もされているんでありますけれども、ご答弁の中できちっと町長のほうの答弁には第4次長期総合計画及び教育委員会の教育基本方針と重点目標を参酌しと、この辺整合性を図るように配慮した形で進めていくのかなという、そんな答弁になっているのかと思いましたので、その辺は答弁どおりでお願いしたいと思っております。
今回取り上げた一番どうしても気になるところがあります。それは、首長の権限強化が大分この制度改革でなされているものですから、政治的中立性への懸念という声が結構頻繁にマスコミやなんかで取り上げているんでありますけれども、これは今度の制度改革に向けては、おととしの12月に中央教育審議会の答申で首長を執行機関にする案と、それから教育委員会を執行機関に残す案、この両論を併記した形で答申したんですね。ですから、最終的に政府案として決定したのが教育委員会を現状どおりの最高の執行機関だということで残したようでありますから、この辺ある程度政治的中立性への懸念の声にいろいろ政府案もなったのかなと思っておりますけれども、かなり注意した形で町長の答弁もいただいているようでありますけれども、やはり心配されるのは教育行政に対して独断な形での町長の専横的なやり方、これは性格もあるんだと思うんですが、逆に首長の専横的なやり方が弊害を招くおそれがあるんだということで懸念されているんですね。いろんなことを読んでみますとそうなっていますので、その辺もう少しきちんとした確約を担保するためということではありませんけれども、もう一度踏み込んだ形で町長のご意見をいただければと思いますので、もう一度改めてお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほどもちゃんとお話ししているわけですが、政治的中立性、それは首長の一つの大きな性格が出てくる場合もあると思いますけれども、基本的にはですよ、政治的中立性の確保ということで、教育委員会は引き続き執行機関であるということなんですね、1つは。それと、2つ目には総合教育会議では首長と協議、町長と協議しながら調整は行うが、最終的な執行権限は教育委員会に留保されているということなんですね。ですから、その辺きちんと考えながら、私もきちんと中立性を保ちながら、教育委員の皆さんとしっかり対応してまいりたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) これはなぜ確認したかといいますと、昨年蔵王町議会では意見書を出しました。これはそういう政治的中立性への懸念と、それから今まで各自治体の教育委員会の自主性があったのが損なわれるということで、それを懸念とする意見書だったんですね。私は今の制度改革には意見書は出さないという形で反対のほうに回ったんでありますが、やはりこういった意見がある以上は、きちんと政治的中立性の確保のためにきちんと町長の意見も公の場で確かめておかないとだめだなというのがあったものですから、そこを今回確認させていただいたわけでございます。
いろいろ内容は答弁いただいているわけでありますから、道徳関係のほうでもう少し詰めていきたいと思っておりますけれども、このいじめ問題から端を発した今回の制度改革なんですが、教育長の答弁にも頂いておりますいじめの早期発見やその芽を摘み取るにも道徳教育は期待されるんだということで答弁をいただいております。
学校の先生方といろいろ何かの機会で話をしたりするんでありますが、現在蔵王町の小中学校でいじめという大きな問題には発展していないような気はするのでありますが、たしか現場でかかわっていただいている教育長あたりから現在の蔵王町の学校のいじめの状況、その辺を少しご答弁いただければと思いますので、お願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) この前の特別決算委員会ですか、そのときに若干触れてはおりますけれども、今年度各学校から上がってきたのは今までのところ4件ほど上がっております。ただ、今議員さんがおっしゃったように大きな重大事故につながるようなものではないと我々は認識しておりますが、学校現場には引き続き観察を継続するようにということを指示しているところもあります。以上です。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) ありがとうございました。昔、中学校あたりですと頻繁にアンケート調査をしながらつぶさに学校の生徒間の状況を把握しながら、あと教育委員会に上げて対策を練ってもらっているというそんなことを先生から聞いたものですから、常に前向きに前進した形で取り組んでいるんだなという気持ちを持ちました。
先月あたり、宮城県内、仙台あたりでいじめ問題がかなりクローズアップされまして、心の痛い話にはなっていたんですね。仙台市は政令市でありますから、教育委員会は宮城県と別になっているんですけれども、宮城県の教育委員会といろいろ話をしてみますと、各自治体の教育委員会からそういったいじめの状況をつぶさに把握するアンケート調査なり、いろんな調査をやりながら現状をきちんと県の教育委員会に上げて、県でもいろいろいじめ対策に向けて常に前に出て取り組んでいるということもありましたから、その辺は一歩進んでいるんだなと思いましたが、残念ながら仙台市は別教育委員会でありますし、別な形でなかなか解決に向かわずにああいう結果になったんだなということで残念に思っているところでございます。
道徳の教科化がご答弁ありましたとおり、平成30年から小学校は教科に取り入れるんですね。中学校の場合は平成31年から導入の方向になっているんでありますけれども、やはりこういう道徳教育は取り入れる時期からということで待たずに当然今の段階でもある程度取り組んでいかなければならない重要な教育かなと思っているんですね。平成30年とか31年からと明記はされているんですが、今年度から教えるのも可能ですよと、そんな文科省の方針もあるものですから、この辺のことについて実際早目に取り組むのか、別な形で取り組んでいるのか教育長のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) 村上議員さんのおっしゃるとおりで、前倒しして今年度から触れてもいいとなっております。各学校では、ちょっと私持ってきたんですけれども、こういう文部省で出している私たちの道徳という副読本、準教科書的なものがあるんですけれども、これを見ますと先ほど私が言ったいじめの早期発見とか防止にもつながるんじゃないかなということでお話ししたんですけれども、例えばこの中学校のやつなんですけれども、中学校の中に私たちが少し前ですけれども、現場にいたころと違って、誠意に重んじた公平公正な社会をということで、いじめをなくそうということで、いじめについて考える教材ですか、部分が出ております。こういうのを各学校で今使っておりますから、前倒ししての取り組みとも言えると思っています。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 安心しました。安心したと言いますか、それぞれ年代がかわりまして、小学校時代から何かが芽生えたいじめの芽が実際中学校になって本格化するという例もありますので、その辺やはり最新の注意を払ってこれは常に休みなしで取り組んでいくべき課題なのかなと思っておりますので、その辺も含めてこれからも十二分に検討していただければと思っております。
ちょっと時間を費やしてしまいましたので、第2点目のほうですね、これは跨道橋の関係なんでありますが、それにちょっと再質問したいと思っているんですが、道徳について町長のお考えがあればお願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 議員さんはトータルで30分ですからまだ5分残っておりますので、私は道徳というのはその時代時代によって違うと思うんですよ。戦前戦中であればやはり教育の中でも教育勅語というのがあって、そして私たちの時代もそうだったんですが、その中に愛国の教育を受けたり、道徳教育というのがたくさんあったわけです。そして、民主党の政権でこれはなくなったわけでありますが、小中学生によって心のノートというのを発行したんだけれども、これを民主党が排除した、政権になったときですね。また今度これが復活してきたり、その時々によって変わってきているということがあります。そういったことで、新しい時代の創造性と協同を重視しながら自由な道徳教育というのが必要でないかなと私は思っています。
そういった中でとても私ちょっとある本、あれなんですが、家庭教育の再生というのがあるんですね。今の親も余り学校任せだとか、社会任せが多過ぎるというのがあるんですね。そういった面で家庭教育の再生、今なぜ親学、親が勉強しなさいということなんですね。親守唄というのがあるんですね。そういったことで、必ずしも、どこに行っても、議員の皆さんもそうなんですね、必ずいじめ事件があると教育委員会だとか、やはり家庭の再生というのがとても必要ではないかなと思っていますし。もう一つ面白いんです。おじいさんの赤い壺というのがあるんですね。これは本当に子供たちが漫画によって一つの税金、なぜ税金が必要なのか、ちっちゃな子供たちも、小中学生たちも買い物に行くと、必ず税が含まれているというお話から、その税が世の中の社会の役にたくさんなっているんだよということをお話ししているんですが、そんな中で実はあるあれを見ていましたら、そこの中でこの教育、道徳の中で、道徳には問いに対する答えはないと、教える教育ではなくて、答えのない問いについてみんなで考え、そしてみんなで思想をしましょうということなんですね。
ですから、みんなで子供たち全員、やはり親も入って一緒になって考えましょうということ。特にこれからの今の時代は特にそういったことが必要でしょうということでありました。これはハーバード大学のある教授の話でありますが、そんなことで家庭教育の再生というのは、我々の時代はいじめられて頬に手の形になると、「英人め悪いことしたから先生からたたかれたんだべ」そうやって親からよく言われたんですけれども、親は学校の先生を怒らなかったです。そうやって家庭も皆さん1回振り返る必要があるのではないかなということを言いたかったんです。ありがとうございます。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 町長に道徳関係でいろいろ所感を述べていただきました。私も同感であります。私らの小さいときも当然先生に悪いことをすれば怒られますから、怒られれば悪いことをしたから怒られたんだという親のそういう話もありますし、あとまたその後に聞いた話ですが、母の話を聞きますと、学校の先生はうんとおっかなかったなというんですね。それだけある程度教育に対する熱心な心がそういうほうに結びついてきたのかなと思っておりまして、その辺は今の先生果たしてどうなのかといろいろ考えたりもするんでありますけれども、今の町長のお話には私も同感でありますので、私の意見もちょっと述べたいと思うのでありますが、いろんないじめ問題に端を発した今の現状、子供たちの重苦しい話題というのは、私たち大人に問題があるんだなと思っております。家庭を含めてなんでありますけれども。私たち大人がややもすると欲望の充足だけを求めて社会に対する奉仕の心なんかを忘れまして、自由な権利、自由だというのみを主張してしまって、社会に対する義務や責任をなおざりにしているのではないかなと思っているんです。そういうところも反省してみる必要があるのかなと私なりにも思っているんですが、その社会の中で当然みんなは自由にふるまって、自由社会の日本民主主義ですからそれは当然なんでありますけれども、みんなが自由であれば当然どこかで衝突するんですね。ですから、その自由の中に秩序も必要でありますし、また社会で生活することに伴う義務とか責任も当然必要になってきますし、そういう義務と責任を社会に対して果たされた上で初めて自分たち個人の権利が尊重されるような自由な社会が生まれるのかなと思っているんです。
ですから、そういうのも含めて青少年の健全育成にもやはり社会全体で使命感を持って取り組んでいかなければならないのかなと思っています。これは、今町長がおっしゃったようにみんなで一緒に考えて、青少年の健全育成には取り組んでいかなければならない大きな課題かなとは思っています。
お褒めをいただきましたから、以上で終わりたいと思うんですが、まだもう少し時間がありますので、西原跨道橋のほう。これは村田町と具体的な協議を行ったのかどうか。2年ちょっともたつんでありますけれども、県への要望とか村田町が実施主体になるわけでありますから、その辺どのように具体的に協議を行ったか、要請したのか、その辺の確認をしておきたいと思っているんですが、いかがでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) この件については、私が2年前にお話ししたとおりでありますし、それを私は必ず言うことはちゃんと言っています、村田に。ただ、実施主体が村田であるということなんです。これを三源郷というのがあるんですよ。村田、川崎、その中できちんと私言っていますし、お話しさせてもらっています。それぞれの立場の課長が参加している会議でもありますし、それと村田の議長にも、前議長でありますが、万之亟さんにもお話し申し上げておりますし、万之亟さんはすぐに国に行って予算をもらってやりましょう、村上の町長行きましょうと言ったって、私が主体でないわけですから、村田が主体にならなくていけないんだけれども、村田が基本的な計画に載せないということなんです。長期計画、さっき話した一連のずっとお話し申し上げたでしょう。ですから、村田がやる気ないということなんです、今の現状。そして、村田も今の姥ヶ懐のトンネルがちゃんと終わって、それから今度の計画の中に考えていきたいと言っていますので、そういったところを突きながら話していきたい。
あと県にもそういった話はしておりますが、ですから村田に要請は何度もしていますので、跨道橋、言ってみればどのぐらい金かかるのと逆に私言うんですね。私は立目場線、わかるでしょう、円田中学校の後ろの橋、あのときの橋の話をしたんですが、当時橋だけで4億、その前後の歩道、道路等々約7億かかっているんですね。7億かかっているんです。ですから、それで驚いているのが村田町の皆さんなんですね。ですから、本当に計画に載せていただくのは本当に厳しいなと思っていますが、何しろ議員さんも一緒になって、しかも議員さんはとても村田に縁の深い方でありますので、ひとつ澄川用水の理事でもありますから、ひとつ力入れていただきますことをお願い申し上げます。一緒に頑張ってまいりたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) このこと、跨道橋は私も村田の町長さんにはお話をさせていただきました。大変そのことは気にはしているということで町長はおっしゃっていましたので、その辺前に一歩進んでもらえればという願いもありますけれども、時間分なくなりましたから、これは継続協議でずっと進めていかなければならないのかなと思っております。
それで、最後に道徳教育にまた戻りますけれども、なぜこの日本人というのは道徳、いろいろ問題はありますけれども、さらにいいところもあるんですね。東日本大震災のときに生活必需品を整然ともらいに行っているというああいう姿は世界中に賞賛されたわけでありますから、そういう日本人の心は大事にしていって、これからも子供たちの健全育成に向かって進めていきたいと思っております。以上できょうの一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手)
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。
午後2時14分 休憩
午後2時24分 再開
○議長(佐藤長成君) 再開いたします。
休憩前に引き続き一般質問を行います。
次に、15番松ア良一君の質問を許します。松ア良一君登壇願います。
○15番(松ア良一君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。
1件目、健康寿命の延伸について。最近生活習慣病の予防や健康状態の改善につながる取り組みとして、健康づくりへのインセンティブ(動機づけ)を高める方策としてヘルスケアポイントの普及が注目されている。この健幸ポイントプロジェクトは参加した住民に対し、歩いた歩数や運動教室への参加、健診データの改善等に応じてポイントを付与し、1ポイント1円、電子マネーや地域で使える商品券なども交換できる。そこでヘルスケアポイントは楽しみながら病気やけがの予防にもつながることから、当町でも実施すべきと考えますが、町長の見解を伺います。
2件目、がん対策の充実について。日本人の2人に1人がかかるがんは、1981年以降死因の第1位を占め続ける国民病である。医学の進歩で死亡率は低下する一方、罹患率は上昇していることから、国民の命や暮らしを守るための対策は喫緊の課題である。ことしの6月に行われたがんサミットで、年内をめどにがん対策加速化プランを策定し、がん死亡者数の減少に向けた取り組みを強化する方針が表明された。その柱としてたばこ対策、健診、がん教育などを挙げて、避けられるがんを防ぐとしています。
そこで、下記について町長の見解を伺います。
@がん予防の充実(受動喫煙防止対策・ピロリ菌検査実施の拡大)
Aがん検診の受診率向上のための無料クーポン券の配付の継続
B拠点病院及び地域における緩和ケアの推進
Cがん教育の推進
D小児・若年者への医療用ウイッグの購入費の助成
以上2件でございます。お願いします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 松ア良一議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
初めに、第1点目の健康寿命の延伸についてお答えいたします。
健幸ポイントプロジェクトでありますが、総務省及び文部科学省による社会実験として実施されているものであり、健康で生きがいのある状態を健幸とし、歩くことを基本とした健康づくりで医療費抑制の効果が見込まれるとされています。
このヘルスケアポイント制度は、他の自治体でも取り組まれておりますが、健康に関心のない方のインセンティブ(動機づけ)でありますが、高めるポイント数はどの程度なのか見極める必要があり、さらには住民の健康と医療費抑制の効果を高めるためには事業がしっかりと根づいて継続させる必要があると考えております。
現在、本町においても健康寿命の延伸を図るための各種予防事業、健康づくり事業を展開しております。中でも健活サポーター養成講座は、住民が主体となり、健康づくりや介護予防に取り組むためのリーダー育成を行っており、参加者自らがサポーターTシャツを作成し、活動に励んでおります。
また、生涯ピンピン教室は、からだ元気コース、頭イキイキ元気コース、栄養・口腔コースの3コースを用意しており、口コミで楽しさが伝わり、大変人気の教室となっております。
議員ご提案のヘルスケアポイント制度は、住民が健康に気遣い、みずからが健康づくりに励もうとする手段の1つとして大変有効な制度と考えておりますので、先進事例などを参考にするなどし、本町で実施する上で最も効果的な方法を模索し、慎重に検討してまいりたいと考えております。
次に、第2点目のがん対策の充実についてお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、日本ではがんが死亡率第1位の国民病であります。この状況下に国では平成19年にがん対策推進基本計画を策定し、がんによる死亡者の減少に向けて様々な対策を講じてまいりました。
しかし、目標と掲げた75歳未満のがん死亡率20%削減を達成できない見通しの影響から、がんを克服し健康寿命をさらに延ばすため、関係者と政府が一丸となって実施するがん対策加速化プランを年内に策定しようとしているところであります。
そこで、第1番目のがん予防の充実についてお答えいたします。
受動喫煙防止対策については、母子手帳交付時に喫煙による胎児への影響等を冊子で配布し、喫煙している妊婦への指導を実施しているほか、保育所などの保護者への受動喫煙についてのチラシ配布やポスターを掲示しており、引き続き受動喫煙防止の啓発を行ってまいります。
また、ピロリ菌検査実施の拡大につきましては、厚生労働省においてがん検診のあり方に関する検討会が開催され、その中でペプシノゲン検査とピロリ菌抗体検査については、死亡率減少効果を示す根拠がまだないため、さらなる検証が必要とされていますので、この動向を見ながら検討してまいりたいと考えております。
次に、第2番目のがん健診受診率向上のための無料クーポン券の配布継続についてお答えいたします。
平成21年度から国のがん健診受診勧奨事業の一環として、がん健診無料クーポン券配布事業が始まりました。今年度も対象者に配布し、受診を勧奨しておりますが、本事業は対象年齢となった最初の年と、その後利用していなかった方のみに無料クーポン券が配布されるものであります。国庫事業であるため、来年度も継続されるのか現時点では未定ではありますが。町では受診率を高めるよう平成26年度から一定年齢の方に対し、自己負担金500円で受診できる体制を整えたところであり、その結果受診率も向上し、成果を上げておりますので、引き続き実施してまいりたいと考えております。
次に、第3番目の拠点病院及び地域における緩和ケアの推進についてお答えいたします。
県では、がん医療の地域格差をなくして、全ての地域で質の高いがん医療を提供できる体制づくりを推進するため、地域のがん医療の中核となる拠点病院として、平成27年4月1日にみやぎ県南中核病院を指定し、5月1日に緩和ケア病棟が開業いたしました。これは治療が困難となった方などが対象となっておりますので、町としては身近な施設があることはがん患者本人や家族の心のケアなどにつながるのではないかと思っております。
次に、第4番目のがん教育の推進についてでありますが、これについては教育長に答弁させます。
次に、5番目の小児・若年者への医療用ウイッグへ購入費の助成についてお答えいたします。
抗がん剤の副作用で起きる脱毛はがん患者にとってはまた別な大きな悩みであると思います。この助成については、山形県が昨年全国で初めて県と各市町村で医療用ウイッグの購入に対して助成を行っております。この制度ががん患者が治療を受けながら社会復帰するようにする支援策でありますので、本町においても検討してまいりたいと考えております。
以上を申し上げまして答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 続いて、教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) 15番松ア良一議員の一般質問にお答えいたします。
第4番目のがん教育の推進についてお答えいたします。
学習指導要領では教科体育の保健の学習で、健康や安全についての学習を小学校については小学3年生からの4カ年で24時間、中学校については3カ年で48時間実施することになっており、その中でがん教育については病気や生活習慣病の予防などとの関連で取り扱われております。しかし、文科省では子供たちを取り巻く状況は生活習慣や社会環境の変化に伴い新たな健康課題が生じていると認識しており、特にがんは重要な課題で、がん教育は国民の健康に関する基礎的な教養として必要不可欠なものとなりつつあるため、学校においては取り組みが推進されることと期待しております。
本町においては、平成25年度に県の推進事業であるがん予防出前講座を円田中学校の全生徒を対象に実施したところであります。がんについて学ぶことを通して、健康に対する関心を持ち、正しく理解し、適切な態度や行動をとれることができるようになることが求められております。
がん教育は健康教育を推進する上で大変意義のあることでありますので、年間指導計画や関係機関との連携、そして教職員の研修などに検討を加えながら進めてまいりたいと考えております。
以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) ただいまの詳細な答弁いただきまして、大変ありがとうございました。
今回2つの課題を挙げましたけれども、どちらも健康増進につながる取り組みということで、課題的というか題名的には同じものであったわけなんですけれども、そうした形で分けさせていただきました。
第1点目の健康寿命の延伸についてということで、ヘルスケアポイントでございますけれども、似たような制度でいろんな全国、例えば健康マイレージ制度だとかいろんな形でこれが推進されているところでもありますけれども、なかなか全体的に町長がおっしゃられたようにどこまでかなということになってくると、まだまだこれからのところもありますけれども、端的に申し上げてまいりますけれども、これは近隣ですと角田市、あるいは名取市、最近では柴田町で取り組んでいるところであります。ここに答弁いただいた中で動機づけを高めるためのポイント数はどの程度なのか、こういった問いかけもありますけれども、柴田町の場合ですといろんな会合に行くたびに1ポイントずついただいて、それが10ポイントたまると500円券ということで商品に変えることができる。こういった制度でスタートしているようでございますけれども、これに対する加入者とか、そうしたところが徐々にふえてきていろんな健康づくりのそうしたきっかけになっている。こういう住民の方からのご意見も頂いているそうでありますので、この辺医療費についてはご承知のように間もなく国の予算の全体の半分近く、いわゆる40兆円近くになってきているということで、ここ1年間では8,000億円ぐらいにとどまったようでございますけれども、そうしたところの取り組みが少し功を奏してきてそのぐらいまで収まったのかなという報道もありますけれども、やはりこれからどう健康づくりについて意識を持って取り組んでいただけるか。本来であれば自己完結型で自分の健康は自分で持つのが本来のあり方ではあるんですけれども、なかなかそこまでいかないところに現実があるわけですので、そうした動機づけにやはりこうした取り組みが必要ではないかなと思います。
これは内容的にはそうしたポイント制度についてはそうした対応と。ここに最初に前置きで述べた分については6市の中で連携をとりながらやっているということで、いわゆるポイントが入ってくる、あるいはどういったところに例えば歩数計であったりとか、いろんなものに取り組みながらやっているわけですけれども、そうした部分の事務作業が難しいところがあってこういった6市連携のところが浮き彫りになっているというか、こうした形でやっているよということで紹介あったものですから挙げさせていただいたんですけれども。
これは、今後国の医療制度改革もあって、やはり地方の自治体としてもこれらに取り組んでいく方向性もちょっと強く出てきているのかなと思っておりますので、改めてここもやはり健幸ポイント、いわゆるヘルスケアポイントについてもうちょっと積極的に今後取り組んでいきたい。先ほどは慎重に検討を加えながらという答弁になっておりますので、やはりこれからの町民の健康づくりには必要な動機づけになりますので、ぜひその辺について改めてこれについてお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 蔵王町はどっちかというと本当にいろんな面で取り組みを頑張っている町だなと思っています。先ほども申し上げていますが、生涯ピンピン教室なんかもそうでありますし、あとはこの蔵王町は開湯400年の温泉がありますから、そういった温泉を活用しながらの、これは一番最初は公明党さんのきっかけでできた温泉デイサービスでありますが、それも全国で発進したんだけれども、残っているのは今蔵王町だけですよ、この温泉デイサービス。山形も全部やめちゃいましたし。ですから、そういったことをもう何十年もずっと続けてきている。ですから、そういったことを国の補助事業がなくなると全部やめちゃうのが普通、県だとかそういったところなんですね。でも国の補助事業がなくならなくてもやめていない。だから、いろんなちょっと……。経常経費比率が蔵王町が高いときのうお叱りを受けたんですが、全国平均から見ると蔵王町は安いんですよ、実は。あの71%という計上比率でありますが、あれは私たち団塊の世代が若かった時代のパーセントなんですね。ですから、今は全国の平均よりも蔵王町は安いんです。これはしっかり調べてもらえばわかるんですが。
そのように蔵王町はいろいろと経常比率、健康に力を入れている。こういった温泉デイサービスだとかいろんなものに力を入れることがそういった経費が上がっているということもあります。ほかの市町村でやめたものもうちはやめないでずっと継続している。そういった面でよそよりも福祉に当たって力を入れるということであります。
それと今松ア議員が言われることは、どちらかというと歩いて元気な人たちがポイントを何ぼでも稼ぐことはできるんですね、元気な人だと。だけれどもいかに外に出ないお年寄りだとか、家の中から外に出してあげることを考えてあげなくてはならない。じゃ、このポイントで本当に外に出てくるのかということも考えていかなければならないと思うんですね。本当にこれで2カ月間ポイントをためて1,000円なんですね、大体。ですから、2カ月間一生懸命頑張って、一生懸命にやった、ポイントが1,000たまる。2カ月で1,000円の商品券に交換できる。本当にそういったあれに乗ってくるかということもあるので、そこで慎重に検討しなければならないということは、そういう言葉を使わせてもらったということでありますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 経常収支比率については私だけの質問ではないかと思いますけれども、それは私もいろいろそうしたことに加担したかもしれませんけれども、全体的な部分もあるかと思います。
こうしたいわゆる運動機能障害ですか、こうしたところに入っていかないようにしていこうというのが今の流れでございますので、そうした機能障害によって将来的に介護を受けるようになったり、あるいは要支援、骨折、転倒とかそうしたところに入っていく。そうしてあとは血液の循環の流れが悪くなってくることによって認知障害であったり、いろんなところに付随していくわけですので、そうしたところにつながるいわゆる病気になってからの支援をいっぱいやるのではなくて、なる以前での支援をどうしていくかということがやはり今からの取り組みでありますので、余り効果がないとか入らないということではなくて、やはり先ほど町長はいろんな取り組みをされていると。これもやはり一つのそうしたところに加えていくならば、非常に喜ばれると思うんですね。必ずしもたまったポイントを自分だけで使うということでなくて、例えば学校関係に寄付をしてポイントとして使っていただいて、学校関係はそうした部分のたまったものを通して例えばボールを買ったり、ネット修理とかいろんな学校教育関係にも付与できるような、そうした取り組みにもつながるところが非常に効果が大きいのではないかなと思うんですね。いわゆる社会貢献でございます。こうしたところも考えながら、慎重にもわかりますけれども、やはり今後のこと、あるいは国としても医療費を何とかそうした大きくならないような取り組みを治自体でもやってほしい、こういうことでヘルスケアポイントが明年度からいろんな形でそうした取り組むことによっての例えば後期高齢者の支援金であったり、いろんな部分にも流れが変わってくるようでございますので、やはりそうしたところについては前向きに積極的な取り組みをしていくことが大事ではないかなと思いますけれども、もう一回だけ答弁をいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 新しい課もできますし、何か目新なものを前向きに検討していきたいなと。事務の煩雑だとかいろんな等々ありますが、ちょっと検討、前向きという言葉をつけさせていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 前向きな姿勢でということで答弁をいただきました。せっかく何度かこの場にも立たせていただきましたし、この件に関しては。前も同じような答弁をいただいておりますので、もうちょっと前進するような答弁がきょうはあるのかなと期待しておったわけですけれども、大前進をしてほしいなと思います。
次の件に移ってまいりたいと思います。
次のがん対策の充実でございますけれども、これについては国で掲げたがん対策基本法、これは一応50%を目標に掲げて進んできたところでございますけれども、先ほどのサミットにもありましたように、それが厳しくなってきたと。さらにがん対策に対する取り組みを強化していくということでの流れでございますけれども、この喫煙防止につきましては、既に取り組んでおられますし、愛煙家の方もいらっしゃる中で大変な質問になったなと思っておりますけれども、こうした取り組みによって受動喫煙によって、例えば歯周病であったり、いろんながんにつながっていく要因になっていると言われているんですね。そうした部分については確かに今取り組まれているところの答弁をいただきましたけれども、町のほうのそうした計画の中にも取り込んでございますけれども、その中からもう少し詳細に取り組んでいるところがなかなかちょっと見えないなというところで、ちょっと取り上げさせていただいたんですけれども、やはりこれからに当たっては、妊娠初期の人であったり、あるいは家庭であったり、そして教育現場であったりとか、そうしたやはりもうちょっとこまいそうした、あるいは職場とかそうした中での分煙なり、そうしたところももうちょっと深めていかないと、こうしたところの取り組みですね。先ほどの同僚議員の一般質問にもございましたけれども、オリンピックに向けていろんな流れも出てくる中で、こういった取り組みもやはり評価されるところではないかなと思っておりますので、改めてこれからの取り組み、もうちょっと一重深く取り組みをしていかないと、そうしたところに大体は対策として蔓延したかもしれませんけれども、さらにやはりこれを深めていかないと受動喫煙の要因となっているがんに結びつけていく可能性が高いと言われておりますので、その辺について、今後の取り組みについてもう一重入った取り組みをお聞かせいただければと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 公共性の場所等々を含めた取り組みはやってきているんですが、人の多く集まる、蔵王町は農業と観光の町でありますが、特に観光の町でありますし、やはり年間通じて人の集まるところなんかも受動喫煙をお願いをしたり、そういったことをしながら、例えばスキー場でもそうですし、全く分煙で。あとゴルフ場も含めた、そういった観光地の場所にそういった場所を全部設けるようにお願いをしてきて今やっているということもあります。
そういった中で成人の喫煙率の減少を高めていかなければいけないなと思っていますし、あと未成年者の喫煙をなくすということも必要だなと思っています。
あと最近若い、社会全体的なあれですが、若い女性が喫煙率が高くなってきているという話をされていますし、またこういった数字の中にもあらわれてきているんですが、そういったところを健康を、特に女性の場合ですと、出産、そして赤ちゃんをもうけるわけでありますから、そういった方々が健康によくないですよということをやはりもうちょっと保健の関係の中で対応していただきたなと思っていますし、あとは受動喫煙の機会を有する者の割合の減少も下がってきていますが、もっともっとそういった行政の機関、医療機関、職場、家庭、飲食店含めた、そういった中で、そしてこれはやめようと思えばこれは我慢できますね。私も1月の中旬から休んでいましたんですけれども、結構頑張ってできます。ただ、私も1回1年で失敗しておりますので、ちょっとまず1年頑張ってみたいなと思いますし、やはりそういったことを自分が体験しながら周りの皆さんにそういったことをちょっと話をしながら、三沢議員にもそう言ったことをお伝えしていきたいなと思っていますし、うちの副町長もそうでありますし、そういった周りの方々がやはり禁煙するような運動を展開していきたいなと。そのためにはやはり自分からそういったことを今頑張っているところであります。
そのように自分からしっかり取り組んでいきたいと思っていますし、あとは当然蔵王町は農業と観光の町でありますから、多くのお客様が集まるところ、もっともっとそういう対応をしてもらうようにしていきたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 町長の体験も含めて決意を語っていただきましてありがとうございます。今後はやはりそうした受動喫煙の防止、あるいは禁煙分煙の意識向上ですか、こうしたところに図っていただく。関係機関、あるいは公共施設へのポスターなんかもあれば、やはりこうしたところも掲示していくことも大事なのかな。先ほど町長もおっしゃったように、なかなか町全体の事業所関係はというとなかなかこの辺は関係部局といいますか、そうしたところが違って、なかなか町からというところも話もできないのかなと思っておりましたけれども、この辺は例えば労働基準監督署とか、いろんなところと連携をとりながら、事業所関係についてもやはり同じように進めていただくと大変今後のことを考えるといいのかなと、このような思いでございますので、ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。
次に移ってまいりたいと思います。ピロリ菌の関係、これは前にも質問させていただいたところでありますけれども、今回町長から答弁いただいた内容を読みますと、答弁書の中では、31ページのところでございますけれども、死亡率減少効果を示す根拠がまだないと、このように断言いただきましたけれども、この辺については最近の新聞でございますけれども、最近の河北新聞に出ていましたけれども、血液検査でピロリ菌があるかどうか、ABCD、Aの状態の場合ですとがんになる確率は非常に低いわけですけれども、Dになるほど70ないし80%の方が委縮性の胃炎でがんに移行していく、こういう確率が高いと。これは国立がんセンターの研究の発表でございますので、データ的にはかなりスパンをとって、そして集めたものでありますから、非常に信頼性は高いのではないかなと思います。こうしたところもありますので、この文言についてはどうなのかなと思いましたけれども、こういう事例もございますし、あと国立のがんの内視鏡の先生ですけれども、その方もやはりピロリ菌の発見が非常にがんの未然防止に有効だと、こういう発表もなさっておりますので、ピロリ菌については非常に有効性があるのではないかな。発見にはABCですね、このリスク健診は。いわゆる内視鏡検査ですと非常に個人負担も大きくなりますし、麻酔かけて入れるにしても不快感を感じますし、そうしたところを見れば、非常にリスク健診ですと健康健診の血液検査の中で一緒にできますし、改めて休んで胃の健診を受けるという手間暇ですか、そうしたところも避けられるのかなと。そうしたところががんの健診の向上にもつながっていくのではないかなと、こういう思いで再度質問させていただいたところですけれども、最近でございますけれども、福島県の三春町でも検診時にやるということでスタートしたようでございますので、県のがんのそうしたところでもやっていることはやっているんですけれども、そうしたところを向けてぜひこうした取り組みも、今後のことを考えますとそうした健康予防につながってまいりますので、ぜひそれについても再度お取り組みをいただければという思いでございますので、もう一度ご答弁いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) ピロリ菌の問題でありますが、このピロリ菌を持っていると確率的には高いと言われてはいますが、医学的な根拠はないんですねということを言っているんです。医学的な根拠がないということをいっているわけであって、前にも私もちょっとこれを勉強させていただいたんですが、我々団塊の世代の人たちが井戸水を飲んだ方々がピロリ菌を持っている。そしてそのピロリ菌を持っているお母さんが、赤ちゃんを産んで母乳から移っていくということであったんですね。そんなことでピロリ菌を持っている、血液検査、ABCD検査でありますが、そういったことで血液ではわかる。ただ、最終的にはファイバーの飲み込まないとだめだということなんですね。実は私も2回失敗して3回目で菌がなくなったんですけれども、そんな苦労をしながら1週間ずっと薬を飲みながら、しかもうんと強い抗生物質を飲まないとだめなんですけれども、それを3回やってどうにかなくなったんですが。その1週間の中でお酒を飲んで失敗したんです。ちゃんと守っていかないとだめだということがあるんです。そんなことであれですが、これは1回町のほうもちょっと調べてみます。まず血液検査のあれが一体どのぐらいの費用で、どのぐらいかかるのか、一番簡単だと思いますし、やはり持っていたらその方にそういったお知らせをしながら、そして病院だとか。ただ、蔵王町は蔵王町でも胃がん検診はしていますが、胃がん健診の以前の問題だと私は思っていますので、それをちょっと担当課とちょっと調べてやっていきたいなと思っています。やっていきたいというか、まず勉強させてください、ここ一、二カ月ぐらい。
そして、できれば新年度に費用的な問題もありますので、簡単にやれるのであれば28年度の当初予算に載せられるのかなと思っております。そんなことでご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 前向きな答弁いただきました。ありがとうございます。
除菌のほうは町長も経験されて、保険適用でございますので、今後どのような形で進んでいくかわかりませんけれども、やはりピロリ菌検査で早い段階で発見して除菌する。こうしたことによって慢性の委縮性胃炎の発生を抑えることができる。こうしたことにつながって確実にがんのリスクを減らすことにつながりますので、そうしたことも含めてぜひ前向きにご検討いただきたい。
次の件に移ってまいりたいと思います。答えありますか。ぜひお願います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 皆さんご存知だと思いますけれども、ことしの8月に住民健診をさせてもらっているんですね。蔵王町が実は東北メディカルメガバンクがあるんですが、そこのメガバンクの仙南の場合だと白石にあるんですね。そのメガバンクの中で、ことし8月の住民健診をさせてもらったんですけれども、その中で調査をさせてもらっているんです。その中で胃がんのピロリ菌の有無を調査させてもらっています。そんなことで実はことしの実施した中で、来年やれるかどうか前向きというか、前向きに検討していきたいと思っています。
ですから、東北メディカルのメガバンクのそれも含めながら対応していきたいと思っております。いろんな方法で。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) ありがとうございます。町からいただいた資料等にもそうしたところも少し載っていたのかなと思っております。だから、多分それが出てくるのかなとちょっと思っておりました。それが最初の段階でどういう形で進んでいくのかなとちょっと思ってきょうはここにまいりました。ぜひその辺については、テスト的な部分も踏まえた形で、前に行けるか、その辺もしっかりご検討いただきたいと思います。
無料クーポン券をずっと続けていただいて、500円でというところもございますけれども、こうした利用した方、利用されなかった方についてはその後にまた利用できる、無料でできる、こういう答弁をいただいたところでございますけれども、その年に無料クーポン券を配られて受けなかったという場合には、この辺のコール、リコールについてはどのような取り組みをされているのか、この辺についてお伺いしておきたいと思いますけれども。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 詳細等につきまして担当課長から答弁させたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(我妻 敦君) お答え申し上げます。
その年に無料クーポンをお配り申し上げて、健診を受けられなかった方につきましては、翌年度にまた改めて通知を申し上げまして、そして受けていただくようにお願いしているところでございます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) わかりました。いろんながんの健診率、受診率を向上させていくに当たっては、大変ご苦労ではありますけれども、こうした呼びかけ、コール、リコールですね、さらにかけていく必要があるのかなと。ほかにも肺がんであったり、胃がんであったり、結構値段が安い形で受診できるように、年齢的にはいろんなこともありますけれども、そうしたことも含めて今後のそうしたがん対策、がんの予防に向けてはやはりコール、リコール、この辺についてはやはり肺がん、胃がん関係もかけていく必要があるのかなとちょっと思っておりますけれども、大変煩雑ではありますけれども、その辺の考え方についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 課長から答弁させたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(我妻 敦君) お答え申し上げます。
肺がんの健診につきましては、追加健診というようなことを実施いたしまして、今やっているところでございます。それに当たりましては、受診されなかった方にはがきでもって通知するというようなことで今やっておりましたので、そういった形で受診率の向上につなげてまいりたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) ありがとうございます。がんの健診率、受診率の向上に向けては、どこまで掌握できるかというところもあってですね、苦労されているのではないかなと思っておりますけれども、いわゆる職場で受けた、あるいは町内の診療所さんで受けたとか、いろんな分のバックがなかなか集まってこないという実態があるのかなと思っておりますけれども、そうしたところの取り組みもあればもっと受診率50%目標であっても、町内の場合はもっと上がっているのではないかなと思っておりますけれども、こうしたところの取り組みですね、やはり地域を巻き込んだ形での掌握なり、あるいは医談会との連携をとりながら受診率向上に向けての情報収集ですか、こうしたところも今後の課題ではあるのかなといつも思っているんですけれども、その辺について今後何かそうしたことを考えておられるのであれば伺っておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 課長にして答弁させます。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(我妻 敦君) 町内の会社といいますか、事業所で受ける方々の分の把握がなかなか難しいというところもございますが、毎年2月に健康推進委員さんを通じまして、その年間の申し込みをお願いしておりますが、そのときにできるだけ会社で受ける受けないをはっきりさせて、その連絡をいただいて把握をしていきたいというのは1つございます。それで全体の人数をより正確に持っていきたいとはひとつは思っております。
それから、受診率向上のためには、蔵王町の医談会におきましても毎回受診率の説明をさせていただきまして、各先生方からいろんな助言をいただいております。その中ではやはり受診率の向上につながるよう勧奨の通知でありますとか、周知の方法を少しといいますか、もっと工夫しながら、今後改善してほしいというようなご指導をいただいておりますので、今後そのように進めてまいりたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) ありがとうございます。例えば本当に診療所で受けてもそこからは何もいかないわけであって、本人が行ってきたよというくらいの程度になっているものですから、そうすると診療所さんで受けたデータとか何かも全く生かされないような状況になっておりますので、ぜひその辺は都合があってそういったところで受けるわけですので、大変もったいない気もしますので、ぜひ今後の取り組みの中でご検討いただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。
それでは、次の件に移ってまいりたいと思います。
緩和ケアということで、先ほど町長から答弁いただきましたように中核病院で今年度からスタートさせたということでございますけれども、本当にこの辺のところは大変がんになった方も飛躍的に治療が、医学の技術が進歩しまして、がんも治るケースの方が非常に多くなってきて、そして就労といいますか、仕事に就く人も多くなってきている中で、当初はやはりがんになって非常に悩まれることでもありますし、どういったことをその患者さんが情報を受けて、どういう治療に当たっていったらいいのか、そういう部分についてのやはり緩和がないということで、地域にあってもやはりそうしたもし相談体制ですか、こういった治療のところに行けばいいとか、こういったところがあるよとか、こういった自宅であればこういったことが必要だとか、そういったいろんな不安ながんになった患者さんに対するケアですね。その辺をやはり大変余りお金にならないと言ったら怒られるんですけれども、なかなか病院でも取り組まなかった内容でありますので、やはり今後患者さん、がんになる人が先ほど言われましたように2人に1人の時代でございますので、やはりもうちょっとがんになった人を支えてあげる、そういうシステムなり相談体制なり、もうちょっと地域の中でもそうしたことが組めれば非常に助かるのではないかなと、こういう考え方から質問させていただいたところでございますので、本当に中核というと遠くてというか、敷居が高いといいますか、そうしたところもあるのではないかなと思いますので、この辺もやはりあそこにあるからではなくて、やはり相談体制があるよというところ、そうしたところがあれば非常に患者さんにとっては助かるのではないかなと思いますので、その辺について改めてご答弁をいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 基本的な考えなんですが、あとは担当課長に答弁させますけれども、私が思うには、緩和ケアというのは患者さんが町に来て、例えば私がんを持っていますと言わないと思うんです、なかなか。ですから、なかなか緩和ケアというのは難しいんですね。お医者さんだとか、その病院の方がわかるわけですから、ですから中には終末を迎える人もいますでしょうし、あとは家庭で終末を迎えたいという人もいるでしょうし、あとは蔵王病院のような療養で迎える方もいるでしょうし、ですからそれを私たちは地域で支えるというお話を今されていますが、地域の方が相談しに来ますでしょうか。なかなか難しい問題だと思いますよ。ですから、がんセンターの中には緩和ケアがありますし、あとは仙南の中核に今度がんの治療をやっていくということで、こういった5月から施設がなりましたですが、あとは例えば人によっては自宅でケアをしてもらいながら、そして蔵王病院でも自宅であるのであれば、蔵王病院も院長先生なり、副院長先生がちゃんと自宅に行って対応してくれるんですね。ですから、そういう本人からの申し出がなければなかなか難しい問題があるということですから、それこそ個人情報の問題だと思うんです。私がんだからひとつ蔵王町さんでどこか見つけてください。どうか私に一番合う方法を考えてくださいと言って来るでしょうか。逆にその辺ちょっとお教えいただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 大変極端といいますか、そこまではならないと思います。やはり相談体制と言われても、もちろんそこにはやはり専門知識、あるいは看護婦さん、いろんなスタッフでなければそこを支えることはできませんので。ただ、将来的にはそうしたところもしかりなのかなということで質問させていただいたところでありますので、こうしたところにどう結びつけていくかもやはり一つのあり方なのかなと、ちょっと首をかしげている人がありますが……。わかりました。まず、今後そうしたところについても……。答弁ですか。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(我妻 敦君) お答え申し上げます。
仙南中核病院については、町長からあったとおりでありますが、宮城県の中の計画の中でそういった体制になっております。さらには、仙南の地区の中においても在宅のホスピスケアという協議会が、連絡協議会でございますが、組織されております。これは在宅での療養を希望する患者さんなどの受入れ、そしてその相談に当たるということで、仙南地域の医師、それから看護師、薬剤師、福祉関係者、行政機関との連携ということで、こちらで今在宅看護ケアを推進しているところでございますので、こちらとの連携もしながら対処していきたいと考えております。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) わかりました。その辺については、どうつなげていくかも1つの課題なのかなと思っております。
次に、がん教育の推進ということで、これは25年度から県でスタートいたしまして、講演会を重ねて、翌年度に小学校10校、中学校が1校ということで、その中学校1校の中に円田中学校が入って、そうしたことを推進されたのかなと思っております。県でやっているのは出前講座ということで、どこまでの内容かよくわかりませんけれども、これは中学校が、先ほど教育長から答弁ございましたように、保健授業の中での一環の中でひとつやっていくんだというお話ございました。県全体、あるいは国全体としても、小中学校も含めた形で今後は推進していきたいような方針もあるわけでございますけれども、これは中学校で取り組まれてどのような子供たちの反響があったのか、あとは今後小学校を含めて取り組みがあるのかどうか、その辺についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育長。
○教育長(佐藤茂廣君) 議員さんの質問なんですけれども、これは25年度に中学校に来させていただきましたけれども、これは県教委というよりも宮城県の取り組みなんですね。それで円田中学校ということでやらせてもらいました。それで、子供の一人一人の声というのは、そのときは聞いていませんけれども、私はここに書いてあるとおり、やはりこの授業を通して、子供たちが健康に対する関心とか、理解とか、そういうのが芽生えるきっかけになっているのではないかなということで、私はとてもいい授業だったんじゃないかなと思っております。
これからについてはですけれども、大事だということで、私も強く校長会とかを通して働きかけていきたいと思いますし、またご存じのように国でもこういう検討会を設けて、その結論を報告を27年3月に出しております。お読みになっていると思いますけれども、それを踏まえますと、27年、28年度、全国で国が中心になって、モデル校というんですか、それを指定して、今がん教育に対してどういう学年にどういう内容で、どんな方法でやったほうがやはり効果があるのかということで今研究を重ねているんですね。そして、29年度からがん教育についてさらに力を入れて展開していきたいということを文書を通して私も読んでおりますので、そんなことを頭に入れながら検討を加えながら進めていきたいという意味もそんなところにあります。
当分の間は、今こういう保健学習、教科書があるんですよ。ここに書いてありますけれども、これは中学生用ですけれども、やはりがんについては生活習慣病との関連とか、喫煙との関連で何ですけれども、この教科書には、我が町で採用している教科書ですけれども、これぐらいなんですね、短い部分ちょっとこういうふうにして載せているぐらいですので、このがん教育についてどう進めたらいいかとかやはり本当に取り組んでいかなければならない課題だなと私も思っております。以上です。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) ありがとうございます。子供たちを取り巻く環境というのは年々変わってきまして、体型も変わってきたりとか、いろんな生活習慣病ですか、そうしたところもまあまあちょっと見受けられるのかなと思ってきておりますので、その中に県の事業を入れてなり、あるいは看護師さんなり、あるいはがんの経験者なり、いろんな形のそうした取り組みの授業なんかもあり得るのかなと思っておりますので、その辺については今後しっかり検討していただいて、進めていただければよろしいのかなと思っております。
最後のウィッグ、これは小児用と若年者用と書いてしまったんですけれども、これは山形県のほうで最初に事業が始まりまして、それが各市町村に始まっていったといういきさつがありまして、上限としては1万ということで、半分が県、半分が各市町村ということで、山形市さんでは昨年の7月から始まって、利用者が、子供さんが1人、あと大人が44人ということで、その中でも特に若い女性の方が利用されるということで、やはり仕事に戻るにはやはり自毛といいますか、そうしたウィッグをしたいということもあって、その中間的な中でやはり役割を果たすということで、金額的には非常に幅のある製品ではありますけれども、こうしたところについてもやはり今後再就職、あるいはそうしたことを後押しするような形のものになるのではないかなと思っておりますので、その辺について改めて今後の取り組みについてご答弁をいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 医療用のウィッグでありますが、簡単にいうとかつらであります。このかつらですね、山形の場合だと1万円、だけれども本来のかつらというのは20万だとか、30万円くらいするんですね、その中で本当に1万円が、これは全国初であれなんですが、本当に喜ばれるのかなとクエスチョンマークをつけざるを得ないようなところもありますけれども、ただ市町村でやっていくことも必要なんでしょうけれども、やはり県全体の中で、やはり宮城県がそういうことに積極的に取り組みながらしてもらいたいなと私も思っております。特に愛子に宮城県の県立こども病院がありますが、そこに行くと本当にそういう子供たちがたくさんいます。そういったところをやはり現状を見ながら、県がやはり打ち出して考えていくべきではないかと思っております。
実は私そこに何度か顔を出してみていますので、そういう実態がわかるのであってですが、県議会の先生方にも今回のお話を申し上げながら、県で考えていくように私からいきたいと思います。松ア議員さんもひとつ秋の県議選へ向けてこれをやはり。そして1万円では全然私は取りかかってこないと思いますよ。もう少しやはり、負担のかかる小児だけでもいいと思うんですね。小児がんの子供たちに対して県がしっかりやっていく。そういう病院を設けているわけですから。小児がん専門の子ども病院が愛子にあるわけですから。すばらしい病院をつくったんです。そういったところで宮城県から考えていくことをぜひひとつ公明党の県議団の皆さんにも、ぜひひとつ私も自民党の県議団の皆さんにお話し申し上げていきたいと思います。
そういうことで、町村会の会長という立場でお願いをしてまいりたいと思いますので、よろしくどうぞご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 最初の答弁から少しバックしたような形になりましたけれども、やはりこういった形については後押しになりますので、ぜひ取り組んでいただきたい。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君に申し上げます。時間が超過していますので。
○15番(松ア良一君) 終わります。(拍手)
○議長(佐藤長成君) 以上で本日予定された一般質問を終わります。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
あす16日は3名の一般質問を行います。
本日は、これをもって散会いたします。
大変お疲れさまでございました。
午後3時26分 散会