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健康を守る行事



健康一口メモNo338
若くても注意!脳梗塞を知ろう
〜最近の治療とリスクの話〜

七ヶ宿町国民健康保険診療所 所長 千葉 哲矢 先生

 「脳梗塞が心配で来ました」と外来でもよく相談を受けます。では、脳梗塞の症状をご存知でしょうか。脳梗塞の主な症状には、@顔の片方が下がる、顔がゆがむ、A片方の手足に力が入らなくなる、Bろれつが回らない、言葉が出ないなどがあります。ここ数年、脳梗塞は、発症から4時間半まで投与可能な血栓を溶かす薬や、カテーテルで詰まっている血栓を取り除く治療が行われるようになりました。これら治療のおかげで、ほぼ後遺症がなく回復される方もいます。脳梗塞が起きてから早ければ早いほど、これらの治療の効果があるとされていますので、前述の症状があったらすぐに病院を受診しましょう。
 脳梗塞を起こさないようにするには、何に気をつけたら良いでしょうか。脳梗塞は一般的に、糖尿病や高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病や喫煙がリスクとなり、動脈硬化がもとになって起きます。そのため高齢の方によく起きますが、脳梗塞患者さんの数%は50歳以下の若い方です。特に40歳以上から、生活習慣病や喫煙が原因と思われる脳梗塞が増えますので、若くても大丈夫と思わず、健康診断を積極的に受け、生活習慣を改善していくことが大切です。

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