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健康を守る行事



健康一口メモNo335
私も飲んでます。ジェネリック医薬品!

大泉記念病院 医師 高橋 博人 先生

 慢性期を担当する内科医です。私も齢を重ね、いつの間にか高血圧となり現在降圧剤を2つ飲み、1年前よりジェネリックに変更しました。
 処方される薬は新薬とジェネリック医薬品に分けられます。新薬は多大な費用をかけて開発されるので、製薬会社は特許出願で一定期間薬を独占的に製造・販売する権利が与えられ、開発費に見合った価格が決められます。しかし特許が終わると他の会社も製造できるようになり、それがジェネリックです。新薬に比べ開発費や開発期間が少ないため、格段に安くなります。
 ジェネリックは安物で大丈夫?とよく聞かれます。基本的に同じものなので、効果も副作用も同じはず。ただ、薬の製造技術も年々進歩し各社の技術力も違うことは確かです。あそこの薬は?となることが無いとは言えません。やはり患者さんからの感想を主治医、薬剤師は敏感に捉え、疑念の薬は採用取り消しにしています。皆さんからの情報が大事なのです。
 それでも初めて新薬をジェネリックに変えたときに支払額が半分近く減ったのには僕も驚きました。また、自分の支出だけでなく国の支出も減らし社会に貢献してると考えると、少しいいことをしたと感じました。

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