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健康を守る行事



健康一口メモNo331
残薬について

白石薬局 管理薬剤師 石川 正和 先生

 医療機関から処方されたものの飲み忘れたり、飲み残したりして余ってしまった薬を「残薬」といいます。
 残薬があるといろいろな問題が起こります。医療費が無駄にかかってしまうことはもちろんですが、飲み残したり重複して飲んでしまったりすることで、症状が悪化したり副作用が強く出てしまったりすることもあります。また、薬を飲まなかったために症状が改善されず、さらに薬の処方が増えてしまうという場合もあります。医療費削減、そして治療の効果を上げるためにも、残薬はなくしていかなければなりません。
 残薬の原因としては、重複処方や飲み忘れなどがあります。重複処方については、「お薬手帳」を持参していただければ未然に防ぐことができます。また、かかりつけ薬局を決めている方であれば、もしお薬手帳を忘れてしまったとしても、その薬局では服用中の薬を記録してあるので飲み合わせや重複などについてすぐに確認ができます。
 どうしても飲み忘れてしまうときや飲みにくい薬がある場合は、1日3回から1日2回の薬への変更、飲みやすい形状の薬への変更などを検討することもできます。また、残薬がある場合は薬局に持参していただければ、計数し処方日数を調整してもらうこともできるので、お気軽に薬局でご相談ください。

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