健康一口メモNo305
「洗口液と液体歯磨き」

ひかり歯科医院（白石市東大畑） 院長　後藤拡樹 先生

　洗口液とは、デンタルリンスやマウスウォッシュのことです。洗口液と液体歯磨きはどちらも口に含んで20〜30秒、ブクブクうがいをするもので、同じものと思われがちですが、実は違うものです。
　洗口液は普通のブラッシングのあとに仕上げとして使用し、どうしても歯磨きできない場合にも使用できます。液体歯磨きは、うがいの後にブラッシングを行う研磨剤の入っていない歯磨き粉です。
　これらは、消毒と爽快感を求めるためにアルコールが含まれている商品が多いです。刺激が強すぎる場合やアルコール過敏の方は、アルコールの含まれていないものや低刺激のものをお勧めします。
　また、薬用成分を含まない 「化粧品」と薬用成分を含む「医薬部外品」がありますが効果に大きな違いはありません。味や香りでお好みのものを選びましょう。
　いずれにしても、虫歯や歯周病の原因となる歯垢は機械的にこする、つまりブラッシングしないと落ちませんので、液体だけではきれいになりません。時間が経過した歯垢は固くなって歯石となります。ブラッシングでは取れないので、かかりつけの歯科医院で定期的にクリーニングしましょう。
　白石歯科医師会では日曜、祝日に健康センター２階で休日診療を行っています。歯周病検診も行っていますのでご利用ください。

休日当番医（内科・外科・歯科）　11月1日〜12月6日